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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4824号】消息

2015年7月25日
齋藤信代氏(隠退教師)  15年5月31日逝去、84歳。東京都に生まれる。53年東京神学大学卒業、同年より福岡中部教会を牧会し、福岡女学院に務め、長崎銀屋町、長崎住吉(現長崎滑石)、長崎滑石教会を経て、社会福祉法人福音会に務め、91年に隠退。02年に福岡中部教会に復職し、06年に隠退。  遺族は、夫・齋藤正彦さん。   高倉雪江氏(隠退教師)  15年4月28日逝去、100歳。佐賀県に生まれる。40年横浜共立女子神学校卒業。同年より大貫、大連、柏木、荻窪教会を経て84年に隠退。  遺族は、娘・柴田静子さん。   小西美江氏(隠退教師)  15年3月19日逝去、99歳。東京都に生まれる。40年東京聖経女学院卒業、同年より福音大原(現上総大原)、愛泉、高円寺東教会を経て、80年に隠退。  遺族は、義娘・小西堯子さん。   ……

【4824号】▶部落解放センター運営委員会◀ 2014年度決算報告を承認

 6月8日〜9日、大阪クリスチャンセンター2階会議室において今総会期第2回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は長崎哲夫総幹事を含め25名(運営委員18名含む)。陪席として出席した小笠原純大阪教区議長の挨拶の後、谷本一広牧師に開会礼拝の説教をしていただいた。  鳥井新平新活動委員長より「人間に光あれ」英語翻訳の件など活動委員会報告がなされた。各報告、各教区報告など様々な取り組みについての報告、2014年度経常・特別会計報告、監査報告、活動献金報告がなされた。2014年度も多くの活動献金を捧げてくださり感謝であった。  「全国活動者会議in会津」の報告書について、常任運営委員会に報告書責任者の片岡謁也さんに入っていただき話し合うことが決議された。解放劇は次年度の教団総会で上演することを教団常議員会にお願いすることが承認され、脚本を募集することとなった。  9月25……

【4824号】人ひととき 野村 正宣さん 信仰告白的な生き方としてのNGO

 野村さんは、2000年夏、ACEF(アジアキリスト教教育基金)のスタディツアーでバングラデシュのキリスト教系NGO(非政府組織)の運営する寺子屋小学校の幾つかを訪れた。以来、教育の業に関わる召命観は、勤め先の東洋英和女学院における生徒たちにとどまらず、教育の機会に恵まれずにいる子どもたちにまで広がった。「学ぶことが嬉しい」と喜ぶ姿に、人格を涵養し可能性を開く「教育」の本来的意味を見続けている。  130年前にカナダからの女性宣教師や教会の人々の支援によって生まれた東洋英和女学院に学ぶ生徒たちには「今度は自分たちが教育を必要としている子どもたちのために祈りをもって支援する者になってほしい」と語る。スクールモットー「敬神奉仕」の具現化をもそこに見る。教会で役員・伝道委員長の働きに任じられ、社会的にはキリスト教学校教育同盟広報委員、ACEF理事、臼井学園ひなぎく幼稚園理事として奉仕しつつ……

【4824号】復興献堂式にて

 去る6月23日、東北教区相双・宮城南地区にある中村教会の献堂式に出席した。此処は東日本大震災会堂牧師館支援金支給教会で東北教区16教会の一つ。教区最後の復興献堂式だった。  この日、仙台回りで常磐線がつながる亘理駅まで行き、そこから国道6号線に沿う代行バスに乗り、相馬の町へ向かった。町に近づくにつれ、「大津波で浸水した地点」とあの日の様子を示す看板が立ち、緑のシートを被せて周囲の木々や田畑の風景にマッチさせてはいるが、その下に汚染土をいれたフレコンバックが道路わきに積み重ねられ、行き交う「防災林復興工事」等標識を出す大型ダンプの群れを見るにつけ、4年前のあの時から変わるものが何も無いことが胸に迫り、緊張が増した。  相馬は古い城下町。ややさびれたとは言え、落ちついたたたずまいがある。あの時此処でも何人かの人々が命を落としたと町の人が話してくれた。目指す中村教会は、当時仙台から……

【4823号】2015年度教区総会報告(3)震災支援・伝道資金巡り議論

2015年7月4日
震災、今後の課題を見据える 東北教区  第70回東北教区総会は、5月26日~27日、仙台青葉荘教会で開催された。正議員154名中115名出席。  総会全体を通して、放射能問題への関心が随所に寄せられ、東日本大震災からの歩みと、今後の課題を見据えることが重要視された総会であった。  小西望議長は、議長挨拶の中で、大規模改修を余儀なくされた19の教会の工事完了、14教会約1億5600万円の貸付が返済に向かうこと、放射能汚染により小高・浪江両伝道所の平常活動が再開できないことなどを報告した。特に2017年3月まで、教会救援復興委員会・被災者支援センター・放射能問題支援対策室への、教団や海外教会の継続支援が約束されているが、その後も被災地の課題がなくなるわけではないことを確認した。  教団問安使挨拶において長崎哲夫総幹事は、「主は、震災を通して、辛いことだけではなく、東北教区……

【4823号】荒野の声

 ぶどうの実を採るのは紫色になってから」。園児たちがまだ色づいていない実を採ってしまったことに教師が一生懸命教えている。だが我慢できない。▼小欄、子供たちの話題が続き恐縮だが、仕える教会に幼稚園があり生き生きとした話題に富んでいる。子供たちの間に起こることを思い巡らしてみると、信仰的、神学的に考えるべきことが多くあるように思う。主は、幼子のようにならなければ天の国に入ることはできない、と言われた。▼まだ言葉が十分ではない子、言葉よりも先に手が出てしまう子もいる。言葉が彼らのものとなり行動を導くには、もう少し時間がかかる。しかし、教師は言葉を重んじる。咄嗟に手を出さなくてはならないような事でない限り、教師は言葉で伝えようと努力する。どんな子にも言葉が通じると信じ忍耐をもって繰り返し伝える。「ぶどうは色づいてから」。▼1教区を残して教区総会取材を終えた。当方から取材に赴くことのできた教区もあれ……

【4823号】▼教育委員会▲ 青年担当者会・教育担当者会・セミナー日程を決定

 6月8日~9日に教団会議室で第39総会期第2回教育委員会を行った。委員の出席は6名。前回議事録承認の後、諸報告を受けた。事務局報告、「教師の友」編集委員会報告、全国教会幼稚園連絡会報告、宣教協力学校協議会報告、宣教委員会報告、常議員会報告、東日本大震災救援対策本部報告を受けた。その他、教会学校応援セットを送った教会を訪問した委員から報告がなされた。  その後、協議事項について話し合った。2014年度決算を承認した。第5回教区青年担当者会は9月7日~8日に神戸栄光教会で行う。プログラムと役割分担、案内文などについて話し合った。全国キリスト教教育主事の会へ活動援助金として2万円支出する。教区教育担当者会と教会教育セミナーは2016年2月1日~2日に高知教会で行う。2日目に清和学園中高を訪問する。教会教育セミナーの講師は筧伸子委員でペンテコステの楽しい祝い方について話してもらう。 ……

【4823号】▼教師養成制度検討委員会▲ 10年目の教師研修について検討

 第39総会期第3回の教師養成制度検討委員会が4月20日、教団会議室で行われた。前回の委員会で確認された当委員会の3つの課題についてさらに検討した。すなわち、⑴神学校との協議、⑵教師検定、⑶生涯教育。⑵の教師検定に関しては、答申書にある教師検定に関する提言をさらに具体的に検討するため、教師検定委員会の委員長、書記に当委員会に陪席してもらい、協議を進めることとした。⑶の生涯教育についてはすでに各教区、支区、地区、神学校などで研修会、継続教育等は行われているが、教団としての継続教育の必要性について、検討した。現在教団では新任教師オリエンテーションが実施されているが、新任後10年研修の可能性について教師委員会に検討を依頼することとした。⑴の神学校との協議に関しては当日委員会後、東京神学大学の教師4名と、委員会主催の懇談会の時を持った。  第4回の委員会は、6月5日ルーテル東京教会において行……

【4823号】委員会コラム 宣教委員会 伝道協力の実質化のために 米倉美佐男

 宣教委員会の働きは教規第41条に記されている。⑴宣教基本方策と⑵宣教の総合活動に関する事項、⑶教区の宣教関係委員会との協力及び連絡、そのために宣教方策会議を開催(原則、各総会期教団総会のない年)するのが主たる働きである。さらに、その他宣教に関する重要な事項とある。構成は委員7名と常設専門委員会の伝道・教育・社会の各委員長、担当幹事、自主活動団体の全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会、日本キリスト教保育所同盟の代表者である。  今総会期委員会に与えられた課題は大きいと感じている。石橋秀雄議長は伝道に情熱を注ぎ、「信仰の一致と教会の一致」にもとづく伝道協力を第39総会で訴えられた。当委員会はこれを支持し、全教団的にこれを実質化して行きたいと願っている。単なるスローガン、アドバルーンを上げて終わりにしてはならない。宣教方策会議のテーマも決定ではないが「日本基督教団は伝道をどう考えてい……

【4823号】♦あつまろう 全国信徒会再結成第1回大会♦ 全国信徒会、半世紀ぶり再結成

 6月9日午後1時30分から、富士見町教会において開催された。信徒、教師212名が出席、祝福に満ちた大会となった。  この日に至るまでの経緯を紹介しよう。全国信徒会は1941年日本基督教団創立の年の秋に組織、戦後再出発、活動途上にあって教団紛争によりその実体を失った。  以来半世紀、先人たちの祈りを受け継ぎ、39回教団総会において開催された「再結成発起人会」は再結成を決議、第1回大会開催を東京信徒会に委託した。  東京信徒会は、本大会の歴史的意義を復活とペンテコステに重ね合わせ、聖餐の恵みに与りたいと願った。伝道推進室は大会の後援を決め、藤盛勇紀牧師を礼拝式・聖餐式執行に派遣することを決めた。  プログラムは充実した内容となった。 【礼拝・聖餐】藤盛勇紀牧師(富士見町)【挨拶】望月克仁会長【来賓祝辞】石橋秀雄教団議長、山北宣久前教団議長【記念講演】阿久戸光晴牧師(……
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