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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4816号】▼教育委員会▲ 多岐にわたる担当を立て活動を開始

2015年3月7日
 2月2日~3日に教団会議室で第39総会期第1回教育委員会を行った。参加者は委員7名と担当幹事、担当職員。  まず自己紹介をした後、委員会を組織し、委員長に具志堅篤(読谷)、書記に有澤慎一(八尾東)を選んだ。委員会の2年間の日程、計6回分を決めた。  第38総会期第6回教育委員会議事録を承認した。前期委員会からの申し送り事項について確認した。2015年3月に予定していたキリスト教教育主事認定試験は志願者がなかったと事務局より報告を受けた。  その後、教育委員会の行うべき事項を確認しながら、以下の担当を決めた。教会教育プログラム小委員会、キリスト教教育主事認定試験小委員会、教師の友編集委員会担当、クリスマス小委員会(クリスマス献金)、青年担当、全国教会幼稚園連絡会担当、キリスト教学校担当。青年担当者会は9月7日~9日に第3回教育委員会と合わせて行う。教育担当者会は2016年……

【4816号】▶予算決算委員会◀ 連帯金廃止後、初の財務委員長会議を9月に開催

 第39総会期第1回予算決算委員会が、1月30日に教団B会議室にて行われた。今期委員並びに組織は以下の通りである。委員長・愛澤豊重(松沢)、書記・長谷川洋介(石岡記念)、宇田真(岩村田)、折原威男(八王子ベテル・信徒)、遠矢良男(富士見町・信徒)、長島恵子(鴨島兄弟・信徒)、森研四郎(鎌倉)、財務幹事・計良祐時。常任委員は委員長と書記が職責上選ばれ、折原委員が互選で選ばれた。  最初に財務幹事より東日本大震災救援対策本部の会計処理について、海外からの献金3億7千万円と国内献金9億3千万円(12月末)の処理は支障なく行われているとの報告がなされた。また第39回教団総会報告書にある予算決算委員会としての「次期委員会への申し送り事項」を全員で確認した。合わせての第38回と39回教団総会開会中に行われた財務審査委員会の報告を確認した。  今回の委員会で扱われた主な内容は以下の通り。 ……

【4816号】▼年金局理事会▲ 14年度運用益、計画額を上回る

 第39総会期第1回年金局理事会が、1月23日、教団会議室で開催され、教区代表理事、東京教区支区代表を含め27名が出席した。  理事長には召集者の籔田安晴理事が推薦され、満場一致で再選された。常任理事には池田浩二、川原正言、木下宣世、長崎哲夫(総幹事)、中林克彦の各理事が選任された。また、池田常任理事が書記に、中林常任理事が制度検討諮問委員長に、川原常任理事が資産運用諮問委員長に選任された。  資産運用に関しては以下の報告がなされた。①2014年度の資産運用益は計画額4100万円を上回る6000万円程度が見込まれる。②運用環境の好転と保有有価証券の内容改善の結果、2014年12月末の評価益は3億4千万円となった。③現金預金4割、有価証券6割の堅実な運用方針のもと、内外の経済情勢を検討しながら、有価証券の一部を外国債券や不動産投信でも運用している。  制度検討諮問委員会から……

【4816号】▼伝道資金小委員会▲ 14教区申請を審査、常議員会に提案

 第39回教団総会において、伝道資金設立に関する件が可決成立し、常議員会のもとに伝道資金小委員会が組織された。  委員は、佐々木美知夫(委員長・教団副議長)、高橋和人(書記・常議員)、鈴木功男(常議員)、高橋潤(常議員)、邑原宗男(奥羽教区議長)、井ノ川勝(中部教区議長)、木下宣世(東京教区議長)、成田いうし(伝道委員会)、米倉美佐男(宣教委員会)。  この制度は、各教区に全教会収入総額の0.5パーセントを教区現住陪餐会員数の比率により賦課した伝道資金負担金を、それぞれの教区からの申請に基づいて、①各教区への伝道活動と小規模教会援助を行う伝道交付金、②各教区の伝道方策に用いる伝道方策交付金、③土地取得のための貸付資金として交付するものである。  委員会の主な務めは、申請を審査し、常議員会に交付を提案することである。今回は制度の初年であり、新年度の交付に間に合うように、各教……

【4816号】▼部落解放センター運営委員会▲ 39総会期、委員会を組織

 2月2日〜3日、大阪クリスチャンセンター2階会議室において、今総会期第1回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は26名。運営委員長には東谷誠(大阪)さんが信任され、平井克也運営委員が書記に承認された。常任委員には、委員長、書記、新活動委員長の他、井殿準、宮田誉夫、横山順一委員が選任された。  活動委員選任では、岡本拓也前活動委員長より、第38総会期活動委員会で決議された推薦者名簿が配布され、推薦に至る経緯の説明をし、決議し選任された。センター主事任期については協議ののち、任期を延長した。各報告、各教区報告など様々な取り組みについての報告、2015年度予算、活動献金目標額の承認などが行われ、各議案について時間をかけて審議がなされた。  「沖縄キャラバン」について、東谷運営委員長をキャラバン隊長に任命し、日程を10月18日から31日の内の12日間程度、予算については14……

【4816号】北米諸教会訪問記

 長崎哲夫総幹事と加藤誠世界宣教幹事は、1月25日〜2月7日、旧JNAC(日北米宣教協力会)に関わった北米諸教団を公式訪問した。この きっかけは米国CGMB共同世界宣教局東アジア担当朱暁陵(シャオリン・ズー)幹事から1月29、30日にニューヨークにて開催の「アジア・太平洋フォー ラム」への参加を強く勧められたことであった。  2004年のJNAC解散以降、PCUSA(アメリカ合衆国長老教会)、RCA(アメリカ改革派教会)とは宣教協約を結びつつも北米諸教会との交流が希薄になっていた点を改善する良い機会であり、東日本大震災後の献金の御礼とキリスト教主義学校への宣教師(教育)派遣依頼を行うことが訪問の主な目的であった。  最初の訪問先はトロントにあるUCCanada(カナダ合同教会)の本部であった。カナダ長老教会代表者と在日大韓基督教会の金柄鎬(キム・ビョンホ)総幹事と許伯基(ホ・べ……

【4816号】消息

中山節子氏(隠退教師)  15年1月27日逝去、77歳。宮城県に生まれる。62年に東京神学大学大学院を卒業、同年より金沢、木更津、武蔵野、所沢武蔵野、三芳、桜新町教会を経て08年に隠退。  遺族は夫・中山弘隆さん。 丹羽清治氏(隠退教師)  15年1月28日逝去、82歳。東京都に生まれる。59年に受允、65年に受按、59年より青山学院、世田谷中原、水海道教会を経て98年に隠退。  遺族は妻・丹羽百代さん。

【4816号】宣教師からの声 番外編 福岡女学院創立者ジェニー・М・ギール 福岡女学院資料室  

 福岡女学院の歴史は、米国メソジスト監督教会の日本宣教にその源を発する。学院の創立は、「切支丹禁制」の高札が撤去された1873(明治6)年から、12年を経た1885(明治18)年のことである。  1873(明治6)年、米国メソジスト監督教会は、横浜、東京、函館、長崎に4人の宣教師を派遣し、長崎にはジョン・デヴィソンが派遣された。それらの地には教会が建てられ、キリスト教に基づく学校が設立されていった。特に理解に乏しかった我が国の女子のための学校創設は、こうしたキリスト教の宣教に負うところが大きく、日本の女子教育の先駆けとなった。  1884(明治17)年、福岡で最初の教会(福岡美以美教会)が設立されると、次第に女子の学校開設を望む声が強くなり、この声が、当時、米国メソジスト監督教会の九州地区の拠点であった長崎に伝えられた。  1885(明治18)年4月22日、当時、長崎の活……

【4816号】人ひととき 沈 行美さん 教会青年交流による神の国形成

 沈さんは京都で生まれ育った。沈さんの母親は結婚後、沈さんをお腹に宿している時期にキリストと出会った。結婚により始まった慣れない日本での生活で、信仰生活も同時に始めることとなった。子どもたちに聖書の絵本を読んでくれたり、一緒に祈ったりの日々であった。  幼い頃の沈さんは母親に連れられて教会学校に通った。沈さんは母親が熱心に教会生活をしないほうが、家庭の平和のためにはよいのではないかと繰り返し考えたこともあったという。しかし、母親は祈り続けていた。弟も妹も母と一緒に手を取り合って祈った。沈さんは共に祈る母親の姿によって神様を知り、信じる心が与えられていった。  大学進学にあたっては両親の祖国である韓国への留学を決意した。そのことは信仰生活が形作られる上で、大事な意味を持つことになった。韓国の「母なる教会」と呼ばれる、セムナン教会へ導かれ、神の愛を豊かに知らされた。そして2006年……

【4816号】信仰の厚み、その二

 聖霊によってイエス・キリストの命と救いが差し出され、信仰によってそれが受け取られる場、それが教会なのである」、以前、この「談話」を書かせて頂いた時の最後の一文である。これは聖餐に於ける恵みとそれを受け取る教会の信仰の厚みを記したものであった。あれから4年余りの間に35人の教会員を天に見送ることになった。先週も58歳の幹事が天に召され、教会は別れの悲しみの中で、しかし復活の主の約束に全てを委ねて、彼を見送った。これらの人々は皆それぞれに地上での歩みと信仰を通して貴い証を立て、主に栄光を帰したのである。そして何よりも私たちと共に礼拝を守り、共に聖餐に与った人々である。イエス・キリストの贖いを心とその身に繰り返し確認しながら神の恵みに生き、地上の命が終わっても教会と共に真の命に生き続けることを、“恵みの座”に着く度に、確信してきた存在である。  聖餐を受け取る教会の信仰は、時と共に育てら……
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