【5040号】クリスマスメッセージ(1面)
【5040号】お知らせ(1面)・お詫び・訂正(3面)
【5040号】台湾ユースミッション2025(2面)
【5040号】教師委員会・教区事務担当者研修会(3面)
【5040号】社会事業奨励日メッセージ(3面)
【5040号】事務局報(3面)
【5040号】『日本基督教団年鑑2026』 刊行のお知らせ(3面)
【5040号】伝道のともしび(4面)
【5040号】「隠退教師を支える運動」 全教区推進協議会(4面)
【5040号】人ひととき(4面)
【5040号】舌読(ぜつどく)(4面)
……
10月7〜9日、奥羽教区(青森県、岩手県、秋田県)で初めて開催された部落解放全国会議に参加した。北東北の地における部落差別の歴史を掘り下げた、充実した内容であった。
会議の一日目の会場は、青森にあるハンセン病国立療養所松丘保養園であった。奥羽教区および近隣の教会は、長年、同保養園内にある単立キリスト教松丘聖生会と共に歩んでいる。
私は47年前、神学生時代に、同保養園で開催されたワークキャンプに参加した。内容は、園内整備作業と入所されている方々との交流であった。そこで衝撃的な出会いを与えられた。
私がお訪ねしたKさんは病気のために失明し、点字で聖書を読んでいたが、指先の感覚も麻痺してしまい、舌で点字を読んでいた。「舌読(ぜつどく)」であった。私が、「つばは出ないのですか?」と聞いたところ、Kさんは、「最初は点字の聖書がべとべとになったが、今は食事の時はつばが出るが、点字を読む時……
みんなのいばしょ
相模原教会員
武田恵さん
北海道でキリスト者の両親の下で育ち、高校2年生の時に受洗。短大のピアノ科、大学の英文科で学び、卒業後は塾講師とピアノ教師をし、結婚して神奈川に転居してからは、教会の付属幼稚園でピアノを教えた。母の介護で8年程離れた後、再びピアノ教師をしようと考えたが、コロナにより叶わなかった。この時期に、子どもが自由に集まれる広場の必要性を感じ、友人と共に「みんなのいばしょポプケ」を開始。「ポプケ」とはアイヌ語で「あたたかい」。近年、子どもが大人を信じられない状況が生まれていることに心を痛め、「社会は温かいもの」ということを伝えたいと思ったという。
生協の施設を借り、放課後の3時間、自由に時間を過ごす「いばしょ」を開設。地域の学校でも案内してもらい、40名程の子どもが集まっている。大人と子どもが一緒になって、ゲーム、卓球、工作等、思い思い……
祈りによる一致の下で
「隠退教師を支える運動」全教区推進協議会が10月17日、教団会議室にて対面22名、オンライン4名で開催された。テーマは昨年に引き続き「運動の輪を広げよう」とした。開会礼拝において網中彰子総幹事よりマタイによる福音書25章31〜40節のみ言葉を通して「その一人に」と題する説教をいただき協議会へ移った。
初めに出席者、新年度から就任される推進委員の紹介、続いて雲然俊美教団総会議長からの協議会へのメッセージが鈴木秀信委員長により朗読された。雲然議長のご配慮に心より感謝を申し上げたい。その後、山田昌人事務局長より2024年度事業並びに決算報告、2025年度計画額を含む活動案の報告がなされた。また中川義幸教団年金局理事長より教団年金の状況を伺い、質疑応答をもって午前のプログラムを終えた。
昼食休憩後、2名の推進員の発題がなされた。一つはこの運動が「信徒運動である」と……
「あと1人が加えられるように」
伝道推進室より応援した教会・伝道所
栃尾教会・巻祝福教会牧師(兼務)
野澤 幸宏
巻祝福教会は新潟市西蒲区、旧巻町にあります。矢川という小川のほとり、春には桜並木が美しく咲く土手沿いの信徒宅にて、毎週日曜日の午後3時から、4名の信徒と牧師とで礼拝をささげています。そのような小規模でありながら伝道所ではなく「教会」です。このことにも表れている通り、巻祝福教会は複雑な歩みを辿ってきました。
巻祝福教会は、巻クリスチャンセンターを前身としています。ハーベスト・タイム・ミニストリーズの中川健一牧師を迎えての集会でした。礼拝ではなく祈り会を中心とした交わりで、30名から多い時には50名が集まる集会だったと聞いています。しかし、1997年頃、中川師が集会を去ったことがきっかけで、集会の中心メンバーの自宅で、高砂教会の手束正昭牧師を迎えての礼拝がささげら……
日本基督教団年鑑2026年版(第76巻)が発行されましたので、是非お買い求め下さい(定価2,500円+税)。
また、是非アンケート葉書にお答えいただき、当年鑑についてのご感想やご意見をいただければ幸いです。来年4月発行予定の追録をお送りします。
なお、直接お買い求めの場合は事務局総務部までご連絡ください。
Tel 03-3202-0541、Fax 03-3207-3918
e-mail〈somu-b☆uccj.org〉
※☆を@にかえてください
事務局報
石川深香子(隠退教師)
24年12月4日逝去、93歳。新潟県生まれ。81年東京聖書学校卒業、同年より成田、仙台愛泉、宮城野愛泉、天門教会を牧会し、06年隠退。 遺族は弟・石川仁さん。
妻鹿勝年(無任所教師)
25年11月10日逝去、99歳。兵庫県生まれ。60年受允、63年より67年まで吹田教会を牧会。
遺族は子・妻鹿里美さん。
髙橋真人(会津坂下教会主任担任教師)
25年11月14日逝去、62歳。福島県生まれ。93年東京神学大学卒業、同年より会津坂下教会を牧会。
遺族は妻・髙橋容子さん。
教師異動
福岡社家町 辞(主)牧村元太郎
〃 就(代)長谷川渉
教師改姓
白砂誠一→萩原誠一
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基督教社会福祉事業のワーカーと、その活動のためにお祈りください
キリスト教を基本精神として社会福祉の実践を担う社会福祉法人にとって、共通課題は何だろうか?私自身は、「キリストの愛が法人全体に溢れている」ことを願い、そのために努めているので、この、いわば、永遠の課題に少しでも近づくことができるよう、皆様にご加祷をお願いしたい。
一方、新しい課題も生じており、主の導きと助けを祈って頂きたい。例えば、①人材確保の困難。特にクリスチャンリーダーの減少、②「聖書に耳を傾ける時」を最善の形で開きたい、③行政から委託の「相談支援事業」で働く有資格職員が疲弊しがち(原因の把握と適切な対応)、④DXや生産性向上の理解と有意義な活用等である。紙面の都合上②の関連事項のみ伝えたい。
牧ノ原やまばと学園は、55年前の創設当時は、(ご利用者は、自分の意志によってではなく行政の措置によって入居させられた……
無任所教師の実態を聞く
教師委員会
11月11日、教団会議室にて第5回教師委員会が開催された。午前中に東京神学大学を問安した後に、西早稲田へと場所を移して会議を開催した。
この日扱った議事としては、まず8月25〜27日に関西セミナーハウスを会場に行った教師継続研修会のアンケート結果を共有した。参加者の多くがこの時期の開催がちょうど良いと答え、またどの参加者も体面開催を望んでいることがわかった。開催地については熱海や、京都などがあげられるがアクセスの良いところを望む参加者が多い。またプログラムについては「説教と牧会」について今後も学びたいとの意見が多くあった。これらアンケート結果を次年度の開催に生かして行きたい。
また本委員会で、無任所教師の実態に関する報告を受けた。教規128条⑤に基づいて、無任所教師のうち今後別帳に移行する基礎資料を整えていかねばならない。現在、教団ではおよ……
「声なき声」を聴き取って
台湾ユースミッション2025
▶ 8月19〜26日 ◀︎
台湾ユースミッションは、日本基督教団と台湾基督長老教会の間で2年に1回行われる青年交流です。
コロナでのオンライン交流を経て日本での開催は9年ぶりとなりました。今年が敗戦後80年であることから、開催地に広島と長崎を選び、8月19〜26日に実施しました。台湾青年7名と日本側青年7名が参加しました。今回日本側メンバーの中に中国籍の神学生とトーゴ(アフリカ)出身のアジア学院研修生の宣教師がおり、四か国の青年交流となりました。
初日は日本側青年が一足先に広島流川教会に集合して、台湾青年をお迎えしました。向井希夫牧師による開会礼拝のあと、レセプションと会食の時間では、西中国教区の先生方も加わって温かく楽しい時間を過ごしました。
二日目以降は平和の学びとして、広島平和記念資料館を見学し、被爆証言……