教団が世界で孤立せず、世界教会の一員としての召しに応え、それを実質化していくのは、他教派、教団との宣教協約に基づく。この協約関係によって、相互の教会はそれぞれの性格を理解し、宣教協力をしていく。その意味で当委員会は具体的な働きに参与する委員会である。
委員会冒頭で、村山盛芳合同委員会委員長は、台湾の国際日語教会を問安したことを報告した。主日の奉仕など、よい交わりをなした。過日、夫が逝去したうすきみどり宣教師を問安した。
事務局からは、高雄日本語教会の林田義行宣教師が、台湾内政部から優績宗教者の表彰を受けたことが報告された。世界宣教の日を前に、派遣宣教師を覚えるときとして有意義な報告を聞いた。
また、2名の青年が派遣された「I Love Taiwan mission 2015」の報告がなされた。特にこれについては、新報4827号にも参加者の感想が載せられ、10月16日にはSCF(学生キリスト教友愛会)で報告会が開かれる。
台湾については、特に8月の台風13号でタイヤル族の多く住む北東部が被災したことを受け、既に教団から見舞金が送られているが、協約委員会としても見舞うべきとの意見が出され、10月にタイヤル中会の数名が来日するのに合わせて渡すこととした。
懸案である韓国3教団(イエス教長老会統合派、基督長老教会、基督教大韓監理会)との協議会の開催については、3教団の代表が11月に来日する際に協議会の準備会を開催することとした。
現在、韓国の3教団から教団に派遣されている宣教師は14名、日本から韓国に派遣された宣教師は2名である。協議会が開催され、相互の理解を深めることは必要不可欠なものである。ぜひ、今総会期中に開催すべく準備したいものである。
その他、日本・韓国・スイスの三国間協議会が2016年スイスで行われることなどが確認された。(岸 憲秀報)