インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4817号】荒野の声

2015年3月21日
 「聖書があれば、何時でも、何処でも話せる」。洗礼を授けくれた師がよく言っていた言葉である。事実、師は自転車であちらこちらを訪ねて聖書の話を語って聞かせた。▼しかし、神学生の頃、ほんとうにそうだろうか、聖書のことを話すのはなかなか難しいのではないか、と思えた。聖書さえあれば、と心が定まるまで少し時間を要した。確かに、かの師も神学校で四苦八苦しながら聖書に取組んだことをよく話してくれた。その困難と取組みがあっての「何時でも、何処でも」の言葉だったのだ、と思う。▼先日、幼稚園の園児に呼び止められ、神さまはどこにいるのか、と実にまっすぐな質問を受けた。聖書の話、礼拝の話をよく聞いている子だった。神さまは、目に見えないので心配になったのだ、と言う。言葉をいくつかやりとりして、最後に、神さまは、あなたと、いつでも、どこにでもいっしょにいてくださるよ、と告げた。後日、母親から、その子が家に帰って、神さ……

【4817号】▼伝道委員会▲ 機構上考え得る役割・使命について議論

 第39総会期の第1回委員会が、2月16~17日に教団事務局B会議室にて行われた。  招集者の成田いうしの奨励で開会礼拝がもたれ、初めて顔を合わせた委員たちが挨拶を交わした。長崎哲夫教団総幹事、竹澤知代志教団出版局長も挨拶に訪れ、伝道委員会に対する思いや意見を伝えられた。  委員会組織として、委員長に成田、書記に飯田敏勝が選出された。その他の担当者は以下の通り。宣教委員会=成田、「こころの友」「信徒の友」編集員=田中かおる・水沼昭子(てるこ)、農村伝道担当者=熊江秀一・成田、刑務所伝道担当=飯田・二神一人、伝道推進室派遣委員=山畑謙。  大三島義孝幹事より、業務報告及び会計報告、常議員会報告、東日本大震災救援対策本部報告を受けた。また、山畑委員より伝道推進室委員会報告を受けた。2014年度後期分貸出金申請については、すべて申請通りに承認した(中村町教会、大磯教会、大塚平安……

【4817号】▼伝道推進室▲ 「室」として教団内位置付けを確認

 第39総会期伝道推進室は、第1回委員会を12月2日、第2回委員会を2月9日、教団会議室で開催した。  今期の委員は、石橋秀雄(室長)、北紀吉、岩田昌路(書記)、小林克哉(会計)、伝道委員会派遣委員の山畑謙(広報)の5名。  以下に、第1回・第2回委員会の主な協議内容を記載する。 1.教団内の位置付け  伝道推進室は、教規第49条で主語となる常設専門委員会である伝道委員会でなく、常議員会が設置した委員会であるため、教規第48条により設置された特設委員会と見なすべきである。但し、設置期間が明記されていないため、総会期を超えて廃止されるまで活動し続ける「室」であり、総会期毎の継続議案を必要としない。以上を確認した。 2.今総会期のスローガン  「伝道推進室基本方針」を読み合わせ、その内容を確認した。諸教会にアピールする今総会期スローガンとして、「伝道に燃える教団『伝道す……

【4817号】東京神学大学 「内地留学制度」ご案内

 日本基督教団の伝道に神学的バックボーンを提供したい。教団との信頼関係を回復して2年、「教団立東京神学大学」として、宗教改革の改革精神に相応しい大学の自律を確保しつつ、教団の伝道ためにどのような貢献ができるかを考えて来ました。  その中でまずは、「内地留学制度」というものを整備することとし、教団常議員会でも学長が説明しつつ、学内の検討を重ね、2015年度から実施するため、このたび要項を発表しました。  制度の趣旨は、主として日本基督教団教師が、本学において学位ならびに卒業資格の取得を目的とせずに半年間の神学研修をする制度です。  神学校で既に学んだことでも、伝道者として教会や学校に遣わされてようやく納得することがたくさんあります。あるいは信徒や求道者と対面していてわからなくなってしまう場面があります。一旦立ち止まる必要を感じる。もう一度学び直したい。これは伝道者が一度は経……

【4817号】消息

中嶋 剛氏(無任所教師)  15年1月17日逝去、82歳。滋賀県に生まれる。57年に同志社大学大学院を卒業、同年より王寺(現西大和)教会を経て、教団事務局に勤務し、ニューヨーク日本語教会牧会後、97年から00年まで安中教会を牧会。  遺族は姉・太田結子さん。 赤堀とし子氏(無任所教師)  14年12月11日逝去、64歳。静岡県生まれ。75年に東京聖書学校を卒業、77年より78年まで脇本教会を牧会。  遺族は父・赤堀弥一さん。

【4817号】宣教師からの声 名古屋に女子教育の種を蒔き、 金城学院大学の基礎を築く 学校法人金城学院「金城学院大学ものがたり」より

 アニー・プリスキラ・エドガー・ランドルフは、1827年9月14日、現ウエスト・バージニア州生まれ、約 30年間にわたりアラバマ州、ジョージア州、ケンタッキー州で学校の教師を務めていました。1871年に外国伝道局 に宣教師を志願すると翌年の1872年に中国派遣宣教師の任を受け、中国杭州に渡ったランドルフは寄宿女学校長に就任し、女子教育に従事してきました。  1888年、ランドルフは健康を害して強制帰国を命じられ、帰路につきます。その途中のこと、元中国宣教師の親友ミセス・ランバスに会うため神戸に立ち寄り、しばらく滞在。日本の気候が自分の身体に良いことを知ったランド ルフは、米国南長老教会宣教師マカルピンの誘いを受けて名古屋に移住し、日本基督名古屋一致教会(現日本基督教団名古屋教会)牧師、阪野嘉一が館長だった男子英語塾「冀望館(きぼうかん)」の英語教師を務めることとなりました。  ……

【4817号】人ひととき 廣中 佳実さん 中国語・台湾語通訳で活躍

 廣中佳実さんは、宇都宮市で生まれ、高校まで宇都宮で過ごした。西東京教区・東京台湾教会会員の両親は、「一番早く教会に来て、一番遅く帰る」一家として、教会で知らない人はいない。  佳実さんは0歳の時から、両親に連れられて、東京・南荻窪の教会に通い、「朝7時半に家を出て、夜10時に帰る」という日曜日を過ごした。  東京台湾教会は、今年創立90周年を迎える歴史ある教会で、留学生が多数派を占めている。台湾教会の数は限られているので、栃木県から通う廣中一家や茨城県から通う人もいる。台湾で生まれ、30数年前、来日した佳実さんの両親は、日本に帰化する道を選び、双方の姓を勘案して廣中姓を創出した。  国際基督教大学(ICU)に進んだ佳実さんは、中国語(北京語)、台湾語、英語を使いこなす様になってから、いろいろな所で用いられるようになり、昨年3月、仙台での東日本大震災国際会議では、中国語通……

【4817号】「主任牧師」はキリスト

 教師(牧師、伝道師)が担う教務は、礼拝・伝道および信徒の信仰指導、聖礼典の執行(牧師の場合)、結婚式・葬式その他の儀式である(教規第104条)。その他教会に関わる事務があり(同105条)、教会総会・役員会の議長の務めを担う(同96条、101条)。付帯施設をもつ教会ではその責任を担うこともある。  さらに、教会堂・牧師館の管理も加わる。小規模の教会の場合、さまざまなことが教師とその家族の負担になっていることがある。この冬も、秋田県の豪雪地域の教会に仕える教師のお連れ合いが、除雪をがんばりすぎて手首が腱鞘炎になったと聞いた。会員の高齢化により、教師やその家族が教会にとって必要不可欠な「労働力」として、教会の土地・建物の維持管理を担っているという現実もある。  それらに加えて、教勢・財政力の低下により全体的に暗くなりがちな教会の中で、つとめて明るい笑顔でいて、ダジャレや冗談を言った……

【4816号】第39総会期 第2回(臨時)常議員会

2015年3月7日
伝道資金交付、会館工事費用支出を決定  第39総会期第2回(臨時)常議員会が、2月10日、日本福音ルーテル東京教会会議室にて、常議員29名出席(1名欠席)で開催された。  39総会では伝道資金規則制定、運用開始が決定したため、第1回常議員会を直ちに昨年11月に開催、伝道資金小委員会を組織し交付申請受付を開始した。交付決定を常議員会で行なうことになったため2月の常議員会開催となった。陪席は、議題が限定されているため各教区議長(沖縄教区欠席)、議事関連の委員会委員長に限られた。  本常議員会は臨時であるため、伝道資金交付決定だけが議題となると思われたが、緊急を要する案件として、他3件、日本キリスト教会館耐震改修工事、常任常議員選任、東日本大震災救援対策に関して審議された。  会議冒頭、石橋秀雄議長は、シリアで武装勢力に拘束された日本人解放のための祈祷会を2月29日に開催した……

【4816号】▼教団将来構想検討委員会▲ 10年先の教団のグランドデザインを

 教団将来構想検討委員会は、1月26日に教団会議室において第1回委員会を開催した。招集者である佐々木美知夫副議長は、ヨエル書3章1〜5節を朗読し祈祷をしたのち、ただちに組織会を宣言した。意見交換を経て、委員長に佐々木副議長を、書記に井田昌之常議員を選出した。委員構成は、常議員会で定められた北紀吉常議員、岡本知之常議員、望月克仁常議員と上記2名を合わせた計5名。  この委員会に与えられた使命は、⑴日本基督教団のこれまでの歩みを振り返り、これからのあるべき姿を描き出すために必要な資料の調査、整理に関する事項、⑵伝道推進のために必要な教団組織及び制度の整備に関する事項、⑶日本伝道推進のために日本基督教団のはたすべき使命ならびに、他教団・キリスト教関係諸団体との関係に関する事項、の3つについて、それぞれ提言をまとめ常議員会に提出することとされている。  これらの課題は、どれをとっても教……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan