伝道資金、教規に基づく負担金として提案
前回、第2回常議員会より継続となった会館問題に関して、本常議員会では、耐震診断報告を受け会館問題特別委員会が設置された。また、検討が続けられてきた改訂宣教基礎理論第二次草案が宣教研究所から常議員会の取り扱いとなった。その他、伝道資金規則制定、原発問題等、重要事項が審議された。
第38回総会期第3回常議員会は、10月21、22日両日、教団会議室で30人全員が出席して開催された。篠浦千史常議員による開会礼拝後、陪席者の点呼に入り、沖縄教区を除く16教区議長、議長代理が陪席した。
総幹事報告で長崎哲夫総幹事は、まず、「台風26号による伊豆大島土石流災害で、大島元村教会の役員信徒女性1人が死去した。深く哀悼の意を表する」と述べ、総幹事報告を行った。
「第2回常任常議員会の議決に基づき、会館管理組合に会館の建て替えを含めた検討を申し……
「宣教基礎理論」常議員会で議案化へ
宣教研究所委員会より「改訂宣教基礎理論第二次草案」を含む委員会報告がなされた。第38総会期の委員会は、前総会期委員会が作成した「改訂宣教基礎理論第一次草案」に対して抜本的な変更の必要性はないと判断しながらも、常議員会、各委員会、各教区から寄せられた意見を検討し、更なる作業を加えて、第二次草案を作成した。常議員会1日目夜のセッションで、佐々木美知夫委員長より「改訂宣教基礎理論第二次草案」作成経緯の報告を受け、引き続き2日目最後のセッションで議論された。質疑応答はまず第二次草案をどのように取り扱うのかという手続きの事柄に集中した。
石橋秀雄議長は「37総会期から大事なこととして扱ってきた。意見をまとめた上で第二次草案が出てきた。何としてもこのことを常議員会で検討し、39総会に提案できれば良いと考える」と述べた。
佐々木委員長は「常議員会か……
9月30日午後から10月1日午前、第38総会期第1回全国財務委員長会議が教団会議室で開催された。
予算決算委員会の愛澤豊重委員長より2日間の日程が示された。⑴各教区の財務状況を互いに理解し共有する。⑵被災教区への支援について。負担金の減免措置が3年目の今年度で終わるため、減免を継続するか否かについて意見をうかがいたい。⑶教区活動連帯金検討委員会にて検討を進めている「伝道資金」に対する意見をうかがいたい。
第1日目の会議は、小平正宣委員の祈祷をもって開会した。
⑴各教区の財務状況の報告。教区へ教会からの負担金減額要請や教区財政の見直し、教師謝儀の減額など厳しい財務状況が報告された。
⑵被災教区への支援についての意見交換。奥羽、東北、関東教区から、多くの支援への感謝と具体的な意見・要望があった。①2014年度から3年間を予算額の4分の3、4分の2、4分の1と順……
第38総会期第3回予算決算委員会が9月30日から10月1日に教団小会議室において行われた。今回の2日間の委員会は間に全国財務委員長会議を挟む形で、また委員会後には教区活動連帯金配分協議会を控える中で行われた。
2014年度予算案に関する件については全国財務委員長会議を踏まえた上で、予算決算委員会としては原案の通りに承認し、今後は常議員会において扱われることになる。
先の教団総会において東京神学大学との関係回復がなされたことの具体化として、教団からの東神大交付金を1973年度以前の275万円と同額とする教師委員会からの提案を諒とし予算化した。
東日本大震災被災3教区の減免については全国財務委員長会議における意見を踏まえて次のような結論を出した。負担金減免は開始する際に3年間という期限を設けたので2013年度をもって一旦終了することとするが、その上で、被災教区の現状を……
10月1日、教団会議室に於いて教区活動連帯金配分協議会が開かれた。今期教区活動連帯金配分検討委員会委員長である真壁巌西東京教区議長の祈祷を以て開会、同氏が議長を担当した。前回に引き続き、東海教区の出席はなく、沖縄教区も欠席であった。
初めに長崎哲夫総幹事より挨拶がなされた。大要以下の通り。「本連帯金の配分について、過去、思い遣りによる協議がなされてきたが、それは感覚的でもあった。そこから客観性を求める声も起り、脱退や留保を見るに至った。然し、思い遣りの心は失ってはならぬと考える。今回も信頼感をもって協議して頂きたい。教団には互助の精神があり、それは決して失ってはならないものである」。
協議に入り、議事順序、前回議事録承認に次いで、第2回配分検討委員会からの提案2件が扱われた。これは、①計算上は「受入教区」となるに拘らず「増減は前年度の額の10%以内とする」との取決めによっ……
第6回教区活動連帯金検討委員会は10月8日教団会議室において開かれた。
今回は、10月1日に行われた全国財務委員長会議での本委員会よりの報告「伝道資金規則案」に対する反応、第3回常議員会への準備についてなど、若干の調整を主とする議題に絞られた。
同会議では、本委員会伊藤瑞男委員長による「規則案」についての説明の後、各教区議長から質疑・意見が出された。
概略以下のような内容に要約される。
⑴規則案の中に出てくる文言について。伝道方策とは何か。伝道資金交付とは何か。伝道についての定義。小教会をどのように理解するか。など。
⑵提案理由に関しての意見。提案理由に「打開策」とあるが、27総会の精神でただ交通整理を委託したに過ぎない。こんなに抜本的に変わる27総会の精神はどうなっているか。新たな負担金が課せられるということで負担金の変更だから、三分の二の総会の……
北古賀信彦氏(無任所教師)
13年4月1日逝去、57歳。'87年東京聖書学校を卒業。同年より'95年まで志木教会を牧会した。
遺族は妻・北古賀祐子さん。
大室 皐(こう)氏(隠退教師)
13年9月11日逝去、90歳。鹿児島県に生まれる。'85年受允、同年八街伝道所に赴任、'87年受按、05年までユーカリが丘教会を牧会し、隠退した。
遺族は妻・大室しげさん。
谷口繁一氏(隠退教師)
13年9月29日逝去、89歳。大阪府に生まれる。'58年農村伝道神学校を卒業。同年大野教会に赴任、'94年まで牧会し、隠退した。
遺族は妻・谷口百合子さん。
第2回「障がい」を考える小委員会が、9月12日教団会議室において開催された。
最初に、加藤幹夫委員長より宣教委員会の報告を受け、本委員会における「牧会者とその家族のメンタルケア」という課題への取り組みの必要性を確認した。この課題については、宣教委員会や教師委員会での取り扱いが議論されてきたが、教師ばかりでなく教師の家族の問題も含むなどの理由から本委員会が担ってきた経緯があり、今後も各委員会との連携のうちに取り組みを継続していく。
次に、牧会者と教会間のコミュニケーションの課題について、W・ジャンセン委員の発題「ハラスメント防止を考える」により学びを深めた。発題は、⑴ハラスメントを受ける教師、⑵ハラスメントを行う教師、⑶学生同士のハラスメントなどの諸事例を踏まえ、ハラスメントへの対応とわたしたちの応答について考える内容であった。教会におけるハラスメントは今や新しい問題ではな……
9月10日、第2回宣教師人事委員会が教団会議室で開かれた。この委員会では、まず参考として、日本より海外へ派遣されている宣教師の消息が分かち合われ、続いて本題として日本各地の教会や教育現場に遣わされている受入れ宣教師の状況と課題が報告される。その後、宣教師について、任期満了、あるいは任期延長・継続、在留延長のためのビザ更新などの承認が行われる。今回も北米宣教師、韓国宣教師など16件が取り扱われた。このように教団が身元保証を行うことによって受入れ宣教師が任地で順調に働きを全うすることが出来るように、丁寧な分かち合いがもたれている。
宣教師人事に関わる当委員会の喫緊の課題としてあげられるのは、宣教師紹介業務の周知と受入れ態勢の確立である。特に2007年に解散した旧CoC(宣教協力協議会)の全業務は教団が引き継いだのだが、これを知らぬが故に宗教主事や英語教師を独力で海外等から探し出す学校……
第38総会期第3回教師検定委員会が、秋季教師検定試験終了後の9月19日から翌日の20日まで、大阪クリスチャンセンター会議室において、委員7名全員の出席によって行われた。
聖書朗読と渡部和使委員長の祈祷をもって委員会は開始された。議題として、2013年秋季教師検定試験の合否に関する件が審議された。結果は新報において既に報告済みであるが、特に正教師の保留者、不合格者が多く、厳しいものとなった。それを踏まえつつ、感想が各委員から述べられた。その後、追試レポート課題の締め切り日や最終的な合否判定の日程等が協議され、承認された。
続けて、2014年春季教師検定試験について協議された。日程、会場について審議され、提出試験の課題となる釈義・説教の聖書箇所について話し合われた。特に2014年春季から、補教師の釈義・説教の提出試験が、旧約、新約各1編ずつ計2編となる。そのため、いつも以上に……