インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4781号】次世代の教会に繋がっている I Love Taiwan Mission参加報告

2013年9月14日
私は6月26日〜7月13日の18日間、台湾基督長老教会(以下PCT)の主催する「I Love Taiwan Mission」(以下ILT)に参加した。 2002年に始まり今年で12回目を迎えたこの会は、台湾中のPCTの教会の青年と、PCTと関わりのある世界の教会の青年が台湾の地に集まり、共に主を賛美し、学び合うというものだ。参加者は3日間の全体会の後、4~5名のグループで台湾各地の教会に派遣され、そこで12日間の奉仕を行う。最後の3日間はまた全体で集まり、報告会を行う。 今年は台湾から73名、海外から12カ国84名の青年が参加した。非常に規模が大きく完成度の高い会であるが、企画・運営は学生を初めとする青年が主体となって行われる。 この会は、海外からの参加者にとっての学びも勿論大きいのだが、私はILTを通した台湾人青年の成長という部分を多く発見し、印象的だった。このILTという活動が……

【4781号】それぞれの賜物を発揮して大会に参加 PCUSA青年大会》 参加報告

3年に一度のアメリカ合衆国長老教会(PCUSA)青年大会(Presbyterian Youth Triennium/PYT)が、7月16日から20日にかけて開催された。主題は「I am」。約5300名の高校生の年代の若者たちが全米また世界中からインディアナ州のパデュー大学に集まり、忘れられない5日間を過ごす。参加者は大学の寮で寝起きし、音楽と踊りと演劇に満ちた全体礼拝を中心に、分団での活動、ピクニックやダンスパーティーなどの多彩なプログラムの中で活動する。 この度、PCUSAからグローバルパートナーとして招待を受け、国際関係委員会が高校生を募集・選考し、エデフォスはんなさん(静岡英和女学院高等学校)と髙野夢さん(山梨英和高等学校)の両名を派遣した。引率は、望月麻生国際関係委員と高田輝樹職員。 7月中旬に海外の研修旅行へ出かけることは、日本の高校生にとっては試験や学校行事との関係で決して……

【4779・80号】生命倫理の課題の共有を願う

2013年8月17日
教団としてぜひ継続して取り組んでほしいと願う課題は多い。その一つが生命倫理の分野、特に医療現場における遺伝子研究に関わる課題ではないかと思っている。 かつて、キリスト教界においても「脳死と臓器移植」の問題が大きく取り上げられ、議論されたことがあった。しかし、最近のiPS細胞を使った再生医療の研究に関する倫理的な問題や、遺伝子検査による特定の病気の診断とその予防的対応(米国の女優が乳がんのリスクを減らすために予防的乳房切除を行った例など)といったことについては、事柄についての議論よりも、実際の研究の方がかなり進んでしまっているというのが現状である。 日本においては、これらの研究が進められる際には、各医療機関が設置している倫理委員会での審査を受けることが定められている。私は市立秋田総合病院で10年以上にわたって治験審査委員および倫理委員を務め、現在は秋田大学医学部倫理委員(外部委員)の一人……

【4779・80号】人ひととき 島田 創さん 被災者支援ボランティアに参加して

島田さんは現在大学3年生。高校1年生のクリスマスに洗礼を受け、キリストの枝に連なる一人とされた。そして自身の信仰と同時に伝道についても考えていた。しかし「伝道って難しいよな」と思いつつ年月だけが過ぎていた。 本年の2月11~18日、東北教区被災者支援ボランティアに参加した。奉仕の心を持って活動に臨んだが、被災された方々と接し、一緒にワークをして親しくなり、食事などでむしろ自分たちがもてなされ、しだいに被災者の方々との関係は家族のように身近で大切な存在となっていった。 被災の跡が残る地域に案内されたフィールドワークでは、一人一人が五感で感じ、祈るときとなった。案内された単立教会の跡地では、十字架が立っていた基礎だけが残り、そこに新たな柱と十字架を立てた場所があった。その基礎部分には、コリントの信徒への手紙一13章13節の御言葉、「信仰と希望と愛、この三つはいつまでも残る」と刻まれていた。……

【4779・80号】部落解放九州教区キャラバン2013

「部落解放九州教区キャラバン2013」を6月20日から7月3日まで、日本基督教団九州教区と部落解放センターの共催(主催・同実行委員会)で開催しました。キャラバン隊は小林明(部落解放センター主事・隊長)、隊員に応募してきた金耿昊(キムキョンホ)さん(在日大韓基督教会横須賀教会執事・大学院生)、大川祈さん(同志社大学神学部生)、前回の関東キャラバンにも参加した桝田翔希さん(同志社大学神学部生)の4名。部落差別がなくなることを願い、解放運動への熱い思いを伝えるために、また九州教区の各地の教会・伝道所で取り組んでいる方々との出会い、さらに新たな出会いを求めて九州教区を駆け巡りました。 九州キリスト教会館北九州分室で行われた出発式で各隊員は決意表明をし、梅崎浩二九州教区議長から力強い励ましと祝福をいただき、九州教区の方々の熱い祈りをもってキャラバン隊は送り出されました。その後、北九州、大分、宮崎、……

【4779・80号】消息

菅原栄三氏(隠退教師) 13年6月3日逝去、81歳。愛媛県に生まれる。'57年同志社大学大学院を修了。同年沼田教会に赴任、'63年より'97年まで馬込教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・菅原牧子さん。 髙田 弘氏(隠退教師) 13年6月15日逝去、73歳。北海道に生まれる。'69年農村伝道神学校を卒業。'72年置戸教会に赴任、01年まで牧会し、04年に隠退した。遺族は妻・髙田聖子さん。 加山宏路氏(隠退教師) 13年6月18日逝去、83歳。大阪府に生まれる。'69年プリンストン神学大学を卒業。'64年河内長野教会に赴任、大和郡山教会を経て、'76年より01年まで梅花学園女子大学に務め、隠退した。遺族は妻・加山従子(よりこ)さん。 新垣武夫氏(隠退教師) 11年11月6日逝去、78歳。'59年東京神学大学大学院を修了。'63年与那原教会に赴任、'69年ボストン大学神学……

【4779・80号】委員会コラム 社会委員会 

様々な思いに信仰の光を当てて 釜土 達雄 社会委員会は宣教委員会のもとにある常設専門委員会の一つです。その扱うべき課題は教規によって定められています。 その中でも特に、「社会福祉事業団体との協力および連絡」に関しては、日本キリスト教社会事業同盟と日本キリスト教保育所同盟との関係を、特に大切にしています。社会委員会からそれぞれの団体に理事をおくり、日本キリスト教社会事業同盟からは社会委員を迎えています。 また「その他社会問題に関する事項」では、命に関わる諸問題が、継続的に取り組まれてきた課題です。今後も社会委員会として継続的に取り組んでいきたいと願っています。 社会的な課題は、多岐にわたります。普遍的な価値として啓発が必要な課題もあれば、様々な立場を尊重するが故に、論争となる課題もあります。具体的な課題を担うが故に、継続的な活動が必要な課題がありますし、継続的な支援が必要な課題もあ……

【4779・80号】教区活動連帯金配分検討委員会 14年度現行制度の継続を確認

第38総会期第2回教区活動連帯金配分検討委員会が、7月2日に開催された。 今年度の教区総会で教区議長の変更があったことにより4名の委員のうち次の3名が交替して新しく委員となった。真壁巌(西東京、委員長)、平良愛香(神奈川)、梅崎浩二(九州、書記)。委員長、書記は、教区で継承している。邑原宗男(奥羽教区)委員は継続。梅崎委員は欠席であった。 教区活動連帯金制度についての検討が、同検討委員会により進められているが、その結論が出るまで現行制度は続くことを確認し、2013年度教区活動連帯金配分協議会を10月1日に開催することを決定し、2014年度拠出額、受入額についての検討を行った。 同年度の拠出・受入額は、従来の計算方法により算出される額を提案することとした。 しかし、計算値では受入教区となっているにもかかわらず、「増減は前年度の額の10%以内とする」という取り決めにより計算上は受入教区……

【4779・80号】伝道推進室 推進室設置から1年を経過

教団常議員会決議により伝道委員会のもとに伝道推進室が設置されて1年が経過した。38総会期第2回常議員会で承認された主な内容と伝道推進室の近況を報告したい。 まず常議員会で承認された主な内容2点を記したい。第1に、すべての伝道推進室の基盤となる「伝道推進室基本方針」(本文と経緯)である。本文のみ以下に掲載する。 「日本基督教団は、聖なる公同の教会に連なる福音主義合同教会である。本教団は、簡易信条と公会主義の伝統を継承しつつ、十字架と復活の主のご委託に応えて、日本伝道の幻に仕える。伝道推進室は、伝道委員会のもとに設置された機関であり、『日本基督教団信仰告白』と『日本基督教団教憲教規』に基づく信仰の一致をもって、さらには将来の『伝道局』構想を視野に入れつつ、教団全体における伝道の実践と研究に取り組み、教団内諸教会、諸団体における伝道の推進に仕えるために活動する」。 第2に、「伝道礼拝・伝道……

【4779・80号】教区活動連帯金検討委員会 規則に連帯金廃止明記を検討

第3回教区活動連帯金検討委員会は6月20日教団総幹事室において開かれた。 今回は、小林克哉伝道委員長に陪席を求め、関連事項を確認しながら協議した。 協議は多岐に亘って行われたが、中心は「伝道資金規則」の整備にあった。 一つ目は、「伝道資金規則案」の冒頭に、教区活動連帯金制度を廃止し、新たに「伝道資金」制度を設置する、と明記することについて詳細な検討、つまり、廃止に至る分かりやすい説明が必要であろうというもの。 二つ目は、新制度「伝道資金規則」の具体的執行に当たって、各教区、常議員会、予算決算委員会、伝道委員会等との関連についての協議である。 規則冒頭の「廃止」についてのポイントを挙げれば、「教区活動連帯金」が設置された当初の理念がその通りに受け継がれてこなかったことがある。更に名称が表明している「連帯」が自明のものでなくなったことなど、教団全体が抱える問題と接するものであった。 ……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan