第38総会期第4回教師検定委員会が、11月14日、教団会議室において、委員6名の出席(欠席者1名)によって行われた。
聖書朗読と渡部和使委員長の祈祷をもって委員会は開始された。
おもな議事は、2014年春季教師検定試験に向けたものとなった。
まず申請のあったコース認定・課目認定を行った。そののちに、教師検定規則第4条3号対象者の科目認定が時間をかけて行われた。
またこの委員会で、「教師検定試験受験の手引き」の改訂を終えることができた。特に大きな内容の追加や変更はないが、受験する者にとってより使いやすいものとなった。受験者はよく読み、試験に臨んでもらいたい。
また、「教師検定規則第6条⑥実施に関する件」も審議された。実施に際して、具体的にどのように行うか、その内容と日程が協議され、決定した。
2015年春季教師検定試験から実施されるので、神学……
2013年12月、震災より2年9ヶ月が過ぎた。現在もなお避難している人々の数は、28万人を数える。28万人という数字は、中核市(人口30万人以上)には及ばないものの、特例市(人口20万人以上)をはるかに上回る数字であり、東北6県の県庁所在地と比較すれば、山形市の住民(25万人)全体が避難するより多くの人々が仮設住宅等での生活を今も続けている現実を意味している。
教団救援対策本部では、昨年に続き今年も又、仙台、石巻、遠野の各センターが主催して被災地でのクリスマス集会を行った。以下、その報告である。
【エマオ仙台・エマオ石巻】
12月10日〜12日にかけて、七郷中央公園仮設、荒井7号仮設、荒井2号仮設でクリスマス昼食会を行った。参加者は、計31名であった。
さらに12月21日には、七郷中央公園仮設でクリスマス集会(25名参加)を行った。仮設自治会からの挨拶に続き、エ……
第3回韓国協約・スイス協約合同委員会が11月21日、教団会議室で開かれた。
11年7月に東京で開催の予定であった日本・韓国・スイスの三国間協議会は東日本大震災の発生で中止となったため、14年3月の東日本大震災国際会議に合流して開催することになり、韓国・スイス協約合同委員会はその準備にあたっている。国際会議の期間中に、これら3国による協議と交流の機会が設けられ、各2国間の協議も行う予定である。
11年の三国間協議会にはスタディツアーを予定していた関係で、この国際会議においても、3月14、15日の石巻・女川方面へのスタディツアーを、韓国・スイス協約合同委員会は現地実行委員会と連携協力しつつ、あわせて担当する。
特に参加者が東京に帰着した後の対応などについて具体的な検討を行った。(石田周介報)
東京教区・西東京教区教会幼稚園連合会は、旧東京教区時代から、年2回、研修会を行ってきた。
ここ数年は、夏に教師向けの研修会、秋ないし冬に園長・設置者向けの研修会を行っている。もともとは年2回、教師向けの研修会を行ってきたが、昨今の幼稚園を取り巻く状況の変化(具体的には子ども・子育て支援新制度)から必要に迫られ、園長・設置者、また教会役員などを対象にした研修を行うようになった。
去る1月13日、キリスト教会館会議室にて行われた園長・設置者研修会は、他教区からの幼稚園を含む25の教会幼稚園から38名の参加を得て、開催された。
講師は深井智朗氏(金城学院大学教授)、また、発題を久下彰氏(代田教会員・代田幼稚園園長補佐)が担当した。
深井氏は、金城学院大学の草創期を支えたエラ・ヒューストン宣教師の経験を通して、マシューズの教育論に触れつつ、「識別し、見分け、決断す……
泉 隆氏(隠退教師)
13年1月7日逝去、87歳。東京都に生まれる。51年日本基督教神学専門学校卒業、同年九十九里教会に赴任、木更津教会、大貫教会、明治学院高校を経て、87年より96年まで明治学院大学に務め、08年隠退した。
遺族は、妻・泉千代子さん。
田中保夫氏(隠退教師)
13年12月8日逝去、84歳。福島県に生まれる。59年日本聖書神学校を卒業、同年猪苗代教会に赴任、70年より10年まで清和伝道所を牧会し、隠退した。
遺族は、妻・田中偕恵さん。
1861年11月、神奈川に上陸した宣教師ジェームズ・H・バラは、7年間の横浜生活をする中で、女性の教育が充分になされていない現実や、日本女性と外国人との間に生まれた子どもたちが、周囲から軽蔑され疎外され、物乞いや放浪している哀れな姿を見た。そこでJ・バラは米国のキリスト教関係の団体に、子どもたちの救済と女子教育を強く訴えて、女性宣教師の日本派遣を熱心に要請した。
その要請に応じたのがWUMS(The Woman's Union Missionary Society of America for Heathen Lands 米国婦人一致外国伝道協会・女性のための女性のミッション)であり、3人の女性宣教師がその要請に応えたのだった。プラインは「キリストが私を呼んでいる(召命=calling)」、ピアソンは「我、もし死ぬべくば、死ぬべし」(エステル記4章16節)、クロスビーは「全身全霊……
飯田さつきさんは、両親の血筋から、それぞれ大きなものを継承している。
母方の曾祖父、丹羽源一郎牧師は、開拓伝道で能代教会を立ち上げ、祖母は、伝道師として牧師を助け、「いのちの電話」の創設に関わった。祖母の2人の弟、1人の姪が牧師となった。母は教会のオルガニストを務めている。当然のように、さつきさんは、物心つかないうちから、母に連れられて、阿佐谷東教会のCSで育ち、「神様によって変えられた同世代の子に出会って」恵泉女学園の高2の冬、受洗した。大学生になって以来、CS教師を務めている。
父方の祖父はベーシスト、父はジャズスクールの学院長で、父方の血筋で言えば、さつきさんは、ジャズ家系3代目に当たる。さつきさんは3歳から、ピアノ教師の母によりクラシック・ピアノを学んだが、音楽的には、父方のジャズに心を揺さぶられるようになった。14歳から本格的に、ジャズ・ヴォーカルを学び始め、大……
伝道キャラバンで用瀬教会を訪問した。「わたしたちは週4日教会に来ています。女性信徒がお昼を作ってくれて牧師館の台所で食事をしています」と話して下さり、牧師館を案内してくださった。
牧師館に上がるように言われて戸惑った。この教会の牧師は葉以潔先生で、中国出身の女性牧師だからだ。お昼に皆で食事をする台所のみならず、居間や寝室兼書斎まで案内されて驚いた。見事に整理されている。葉牧師が着任後、平屋の家付きの土地150坪を購入、この家が新牧師館として信徒たちの力で見事にリフォームがなされた。
葉牧師は中国上海の家の教会の出身だ。祖母は100歳で召された。伝道熱心で、葉牧師のために祈り続けられたが、天に召された。尊敬する祖母の教えは「清貧」。この教えを固く守る葉牧師の生き方に教会員のみならず地域社会でも感動と尊敬を集めていると聞かされた。「葉牧師が全てを献げて教会に仕えている。だから……
さて、ザカリアは自分の組が当番で、神の御前で祭司の務めをしていたとき、 祭司職のしきたりによってくじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった。 香をたいている間、大勢の民衆が皆外で祈っていた。すると、主の天使が現れ、香壇の右に立った。 ザカリアはそれを見て不安になり、恐怖の念に襲われた。 天使は言った。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリサベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。 《ルカによる福音書1章8〜13節》
予定通りにならない生活
教務教師になって思うことの一つは、牧師館の生活は予定が立たなかったということです。
牧師は仕事をたくさん抱えています。礼拝説教や聖書研究会、諸集会の準備があります。聖書を読み、注解書や関連する書物を調べます。一つ一つ心をこめて用意するには、かなり時間がかかります。他にも週報を作り、……
東アジアで初の総会開催
第10回WCC総会が10月30日~11月8日、韓国釜山のイベント会場BEXCOで開かれ、「命の神よ、正義と平和へと導いてください」をテーマに、世界のキリスト教界各派の代表が集まり、10日間の協議のときを持った。
発展の目覚しい釜山の開発地域の中核にある壮大な会場を、アフリカ、アジア、カリブ海、ヨーロッパ、南米、中東、北米、太平洋地域の各国の顔、色とりどりの服装が埋め尽くし、会議の中にも歌や踊りのパフォーマンスも随所にあり、壮観だった。
とりわけ、東アジアで開かれるはじめての総会とあって、韓国の国家と教会の力の入れようは大変なものだった。韓半島の分裂の問題など現在の韓国の状況を世界に知らせる機会が多く持たれた一方で、韓国の福音派の人々はWCC総会の開催に反対し、開会の前には1万人に及ぶ反対集会が行われたという。
今回のWCC総会は韓国だけで……