さて、使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。ところが、多くの人々は彼らが出かけて行くのを見て、それと気づき、すべての町からそこへ一斉に駆けつけ、彼らより先に着いた。イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て、飼い主のいない羊のような有様を深く憐れみ、いろいろと教え始められた。 そのうち、時もだいぶたったので、弟子たちがイエスのそばに来て言った。「ここは人里離れた所で、時間もだいぶたちました。人々を解散させてください。そうすれば、自分で周りの里や村へ、何か食べる物を買いに行くでしょう。」これに対してイエスは、「あなたがたが彼らに食べ物を与えな……
第133回神奈川教区総会は、2月28日、清水ヶ丘教会で正議員233名中158名出席で開催された。
会議冒頭、議事日程承認前に、「議事執行に先立って、教団信仰告白をしたい」との動議が提出された。この動議は、教団常議員会で教職を立てる時には教団信仰告白をするという議案の可決が背景にあったため、平良愛香議長は、「常議員会からは、今年になって通達され、常置委員会として対応を話し合っている。今回、議案として教区総会に提出することも話したが、あまりにも急であると判断した」と応答。賛成、反対意見が多数寄せられる中、160名中53名で、今総会での告白は否決された。
准允、按手礼執行議案に関しては、慣例として議長が議案可決前に行なってきた「教師検定試験が神奈川教区から見て不当であるとまでは言えない」との採決をしないでほしいとの動議が、志願者の所信表明への質疑応答途中で提出された。「この採決……
第39総会期第1回社会委員会が2月23日~24日、教団会議室で開催された。
開会礼拝の後、組織会を行い、互選により、委員長に芳澤信、書記に加藤孔二を選任。委員は押川幸男、勇文人、森下耕、高承和、原田史郎(日本キリスト教社会事業同盟より派遣)である。
諸報告がされ、特記すべきことは、ACTの要請に応え募っていたセルビア・ボスニア・ヘルツェゴビナ洪水被災者救援募金が送金されたこと、教団救援対策本部会議報告において、2015年3月31日で国内募金が終了、教団としての救援活動は2017年3月31日で終了することの2点である。
今期委員会の方針と計画が協議され、前期申し送り事項に基づいて、フィールドワークと作業のバランスをとりながら行うこと、社会的課題を委員一人ひとり学習することを確認した。
今年11月に在日大韓基督教会が主催で開催される「マイノリティー国際会議」の……
第39総会期第2回の教師養成制度検討委員会が、2月12日、教団会議室で行われた。当委員会は第39総会期第1回常議員会にて議長提案に基づき設置された委員会である。38総会期に議長の諮問に応えて教師養成制度検討会議より答申書が出され、常議員会での検討を経て、当委員会が設置された。委員長=石橋秀雄、書記=菅原力、委員=岡本知之、佐々木美知夫、東野尚志。
今回の委員会では、前回委員会で出された当委員会の担うべき事柄について協議検討した。今総会期、当委員会は大きく3つの課題を担う。
⑴神学校との協議。答申書が出され、今後はこれをもとに、東京神学大学をはじめ、教団の教師養成を担う認可神学校との意見交換がなされていく必要がある。また今後の神学校と教団の関係についても、協議を積み重ねていく必要がある。
⑵教師検定に関して。答申書には教師検定の現行制度の諸問題について提言がなされて……
「聖書があれば、何時でも、何処でも話せる」。洗礼を授けくれた師がよく言っていた言葉である。事実、師は自転車であちらこちらを訪ねて聖書の話を語って聞かせた。▼しかし、神学生の頃、ほんとうにそうだろうか、聖書のことを話すのはなかなか難しいのではないか、と思えた。聖書さえあれば、と心が定まるまで少し時間を要した。確かに、かの師も神学校で四苦八苦しながら聖書に取組んだことをよく話してくれた。その困難と取組みがあっての「何時でも、何処でも」の言葉だったのだ、と思う。▼先日、幼稚園の園児に呼び止められ、神さまはどこにいるのか、と実にまっすぐな質問を受けた。聖書の話、礼拝の話をよく聞いている子だった。神さまは、目に見えないので心配になったのだ、と言う。言葉をいくつかやりとりして、最後に、神さまは、あなたと、いつでも、どこにでもいっしょにいてくださるよ、と告げた。後日、母親から、その子が家に帰って、神さ……
第39総会期の第1回委員会が、2月16~17日に教団事務局B会議室にて行われた。
招集者の成田いうしの奨励で開会礼拝がもたれ、初めて顔を合わせた委員たちが挨拶を交わした。長崎哲夫教団総幹事、竹澤知代志教団出版局長も挨拶に訪れ、伝道委員会に対する思いや意見を伝えられた。
委員会組織として、委員長に成田、書記に飯田敏勝が選出された。その他の担当者は以下の通り。宣教委員会=成田、「こころの友」「信徒の友」編集員=田中かおる・水沼昭子(てるこ)、農村伝道担当者=熊江秀一・成田、刑務所伝道担当=飯田・二神一人、伝道推進室派遣委員=山畑謙。
大三島義孝幹事より、業務報告及び会計報告、常議員会報告、東日本大震災救援対策本部報告を受けた。また、山畑委員より伝道推進室委員会報告を受けた。2014年度後期分貸出金申請については、すべて申請通りに承認した(中村町教会、大磯教会、大塚平安……
第39総会期伝道推進室は、第1回委員会を12月2日、第2回委員会を2月9日、教団会議室で開催した。
今期の委員は、石橋秀雄(室長)、北紀吉、岩田昌路(書記)、小林克哉(会計)、伝道委員会派遣委員の山畑謙(広報)の5名。
以下に、第1回・第2回委員会の主な協議内容を記載する。
1.教団内の位置付け
伝道推進室は、教規第49条で主語となる常設専門委員会である伝道委員会でなく、常議員会が設置した委員会であるため、教規第48条により設置された特設委員会と見なすべきである。但し、設置期間が明記されていないため、総会期を超えて廃止されるまで活動し続ける「室」であり、総会期毎の継続議案を必要としない。以上を確認した。
2.今総会期のスローガン
「伝道推進室基本方針」を読み合わせ、その内容を確認した。諸教会にアピールする今総会期スローガンとして、「伝道に燃える教団『伝道す……
日本基督教団の伝道に神学的バックボーンを提供したい。教団との信頼関係を回復して2年、「教団立東京神学大学」として、宗教改革の改革精神に相応しい大学の自律を確保しつつ、教団の伝道ためにどのような貢献ができるかを考えて来ました。
その中でまずは、「内地留学制度」というものを整備することとし、教団常議員会でも学長が説明しつつ、学内の検討を重ね、2015年度から実施するため、このたび要項を発表しました。
制度の趣旨は、主として日本基督教団教師が、本学において学位ならびに卒業資格の取得を目的とせずに半年間の神学研修をする制度です。
神学校で既に学んだことでも、伝道者として教会や学校に遣わされてようやく納得することがたくさんあります。あるいは信徒や求道者と対面していてわからなくなってしまう場面があります。一旦立ち止まる必要を感じる。もう一度学び直したい。これは伝道者が一度は経……
中嶋 剛氏(無任所教師)
15年1月17日逝去、82歳。滋賀県に生まれる。57年に同志社大学大学院を卒業、同年より王寺(現西大和)教会を経て、教団事務局に勤務し、ニューヨーク日本語教会牧会後、97年から00年まで安中教会を牧会。
遺族は姉・太田結子さん。
赤堀とし子氏(無任所教師)
14年12月11日逝去、64歳。静岡県生まれ。75年に東京聖書学校を卒業、77年より78年まで脇本教会を牧会。
遺族は父・赤堀弥一さん。
アニー・プリスキラ・エドガー・ランドルフは、1827年9月14日、現ウエスト・バージニア州生まれ、約 30年間にわたりアラバマ州、ジョージア州、ケンタッキー州で学校の教師を務めていました。1871年に外国伝道局 に宣教師を志願すると翌年の1872年に中国派遣宣教師の任を受け、中国杭州に渡ったランドルフは寄宿女学校長に就任し、女子教育に従事してきました。
1888年、ランドルフは健康を害して強制帰国を命じられ、帰路につきます。その途中のこと、元中国宣教師の親友ミセス・ランバスに会うため神戸に立ち寄り、しばらく滞在。日本の気候が自分の身体に良いことを知ったランド ルフは、米国南長老教会宣教師マカルピンの誘いを受けて名古屋に移住し、日本基督名古屋一致教会(現日本基督教団名古屋教会)牧師、阪野嘉一が館長だった男子英語塾「冀望館(きぼうかん)」の英語教師を務めることとなりました。
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