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【能登半島災害支援ボランティア募集】
日本基督教団は、能登半島災害支援ボランティアを継続しております。
7月は7月8日(火)〜11日(金)
8月は8月12日(火)〜15日(金)を予定しております。
詳細とお申し込みは教団ホームページから。
引き続き皆様のご支援とお祈りをお願い申し上げます。
https://uccj.org/news/51128.html
#能登半島 #能登半島地震 #解体 #教会 #日本基督教団#ボランティア#能登
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インレー湖地域です。ミャンマーでも有名な景勝地です。地震で湖上家屋が倒壊しました。
カレンバプテストのグループが、5軒分の湖上家屋建築をしています。アトゥトゥミャンマーからの献金を使っていただいています。被災された方たちはこの地域のバプテスト教会のメンバーで、地震直後からポーカレンバプテスト神学校が支援していました。
引き続き、ミャンマー地震の被災者の方々への支援をお願いします!
#日本基督教団 #日本キリスト教団 #uccj #ミャンマー地震 #ミャンマー #バプテスト #支援 #インレー湖 #インレー #アトゥトゥミャンマー
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締め切り迫る🇹🇼🇯🇵
「台湾ユースミッション2025」参加者募集!
日時:2025年8月19日(火)〜26日(火)
場所:広島(集合)、長崎、福岡(解散)
人数:7名 選考あり
応募資格:
・18〜35歳で教会の礼拝に出席している青年(求道者可・高校生不可)
・所属(出席)教会牧師の推薦状のある人
・日常英会話ができること
・事前オリエンテーションへの参加(交通費 委員会負担)
参加費:1万円(現地までの交通費、宿泊費、食事代、施設入場料等を含む)
申込締切:2025年6月12日(木)
結果:2025年6月23日(月)までにご連絡
詳細と申込は教団HPより↓
https://uccj.org/news/51171.html
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犠牲を喜ばない神
――誰かを犠牲や生贄にすることを必要としない世界――
19神の犠牲は砕かれた霊。
砕かれ、悔いた心を、
神よ、あなたは見下さない。
(詩編51編19節[私訳])
詩編51編は自らの罪を悔いる詩人の祈りが詠われています。引用した詩編51編19節はその祈りの中心とされる言葉であり、詩人の切なる願いが綴られています。
19節冒頭の「神の犠牲」(神の生贄/神の供犠)は「神に対して捧げる犠牲」の意ですが、直前の18節を考慮に入れると、「神が喜ぶ犠牲」を意味すると考えられます。古代ユダヤ教は神殿において動物を犠牲として神に捧げる祭儀を中心に置く宗教でした。にもかかわらず、この詩編の詩人は「神が喜ぶ犠牲」は動物を犠牲として捧げることではないというのです。これは神殿祭儀に対する明らかな批判であり、その批判の先に詩人は「神が喜ぶ犠牲」とは「砕かれた霊」や「砕かれ、悔いた心」であるとの理解を示しています。そして、神が「砕かれた霊」や「砕かれ、悔いた心」を「見下さない」と述べることによって、この詩人は真に大切なのは個々の人間が罪を自覚し、その罪を悔い、神に赦されることだと訴えているのです。
詩編51編を読み、特にそのクライマックスである19節の意味を再読すると、ここには罪意識の内面化と個人化という新たな事態が生じているように感じられます。ここで問題となっている神殿祭儀の儀礼とは、一定の集団の罪を犠牲の動物に代償させることで、その集団の贖罪とする供犠を表します。そこにある罪意識はあくまでも集団の罪意識であり、しかもそこで代償となる動物に罪を背負わせるゆえに、個々人の罪意識は曖昧になり、動物犠牲の祭儀そのものが形骸化してしまう危険性を孕んでいます。しかし、詩編の詩人は罪意識を内面化することによって、動物犠牲という代償による儀礼的・集団的な贖罪信仰から罪の悔い改めによる内面的・個人的な救済信仰という新たな次元に踏み出しているのです。
伝統的な解釈に従えば、詩編51編が示す信仰は贖宥券(免罪符)に象徴されるローマ・カトリックの形骸化を批判するなかから生まれたプロテスタントの信仰と通底すると説明することができます。典型的な悔い改めの詩と言われる詩編51編がプロテスタント教会において大切にされてきたのもどこか頷けると言えるでしょうか。今月の聖書テクストは担当者が若い人に「好きな聖書箇所はどこか」と尋ねてみて決まったとのことですが、そこで詩編51編があげられるというのは、プロテスタンティズムが継承されている証しと言えるのかもしれません。もっとも、担当者が今月の聖書テクストとして詩編51編19節を選んだのは、プロテスタンティズムの継承を目論んでのことではなく、そこに刻まれている「犠牲=生贄」という「生々しい言葉」や「打ち砕かれる」という「痛々しさ」に引き裂かれるような思いに駆られたからのようです。
続きはHPをご覧ください→https://uccj.org/kobeya
#日本基督教団 #日本キリスト教団 #uccj #宗利淳一デザイン #小林昭博
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YouTube更新しました。
毎月お届けしている「今月のメッセージ」
2025年6月は『仮面の下のあなたを』のタイトルで、東奥義塾中学校・高等学校 宗教主事 岩住 賢 先生からのメッセージをお届けしています。
https://youtu.be/rJG1H-UY_-U
https://uccj.org/message/51573.html
YouTubeはストーリーもしくはプロフィールのリンクツリーからどうぞ。
#阿倍野教会 #日本基督教団 #日本キリスト教団 #基督教 #キリスト教 #uccj #イエス #キリスト #メッセージ #動画 #説教 #マタイによる福音書
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能登半島地震ボランティア、5月第2次派遣が行われています。
今回も天候に恵まれて活動が守られています。地元小学校と地域の交流ブログラム(田んぼアート)のお手伝いにて、田植えをしました。
事故や怪我がなく終われますようにお祈りください。
尚、6月は6/17-20を予定しています。詳細はホームページをご覧ください。
https://uccj.org/news/51128.html
#能登半島 #能登半島地震 #解体 #教会 #日本基督教団#ボランティア#能登
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ミャンマー地震被災者救援募金のお願いとアトゥトゥミャンマー活動報告
日本基督教団社会委員会ではアトゥトゥミャンマー(ミャンマーのキリスト教生活支援団体)の呼びかけに応えて募金を行っております。
引き続きご協力をお願いいたします。
写真1~3枚目:5/7に送金が完了した団体がこれまでに購入した物資の様子
写真4枚目:倒壊した家屋では住めなくなっている人々が、礼拝堂で寝泊まりを続けている。
写真5-7枚目:地面の上に板を置いてそこで雑魚寝になっていたが、少しでもプライバシーも守れ、尊厳が守られるようにと間仕切りのあるシェルターが建設されている。
写真8枚目:アトゥトゥランチ再開。鶏の炒め物、白ごはん、スープ
アトゥトゥミャンマーホームページには随時、救援報告が掲載されております。(写真抜粋)ぜひこちらも合わせて御覧ください。
アトゥトゥミャンマーホームページ
https://atutumyanmar.org/
アトゥトゥミャンマー支援状況・活動記録
http://note.com/atutu_myanmar
#ミャンマー大地震 #ミャンマー #myanmar #christian #church #earthquake #atutu #教会 #アトゥトゥ
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今夜から来週の水曜日くらいまでは涼しいという予報を見て、能登再建募金の返礼品であるキャンドルサシェを発送しました。
教団事務局はサシェのいい匂いで包まれています。
お手元に届きましたら、開封して玄関等に飾ってみてくださいね。
(本日は約50の教会等に発送しました。手作業のため一度に多くの製作・発送ができません。今回お手元に届かなくても気長にお待ちいただけますと幸いです。これから暑くなるため、次の発送は秋以降を予定しています)
近日中に2024年能登半島地震被災教会会堂等再建支援委員会の宮本義弘委員長のサシェ製作動画を更新予定です。
お楽しみに!
#日本基督教団 #日本キリスト教団 #キャンドルサシェ #能登半島地震 #能登を覚えて #能登再建 #能登再建募金 #uccj
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【公募期間延長】
「台湾ユースミッション2025」参加者募集!
台湾ユースミッションは日本基督教団と台湾基督長老教会の宣教協約に基づき、2年に1度、日本と台湾とで交互に実施しています。双方の国や教会の歴史を学び合い、祈り合い、交流によってキリストにある友情を養い、双方の教会のよき協力関係を築くためのプログラムです。
前回2023年は台湾で開催され、日本基督教団の青年7名を派遣しました。
今回、日本での開催は2016年以来となります。コロナにより2020年日本での開催は中止となりました。しかし2021年2月にオンラインで開催し、台湾の青年との交流を続けてきました。2025年は戦後80年。
広島・長崎で台湾の青年7名をお迎えします。
様々な交わり中で、いつも私たちと共にいてくださる神さまの存在を深く再確認し、そこから神の家族として、平和を創る者としての歩みを祈り、考え分かち合うことを目指しています。意欲ある青年の皆さんの積極的なご応募をお待ちしています。
【日程】2025年8月19日(火)〜26日(火)
(7泊8日)
【開催地】広島(集合)、長崎、福岡(解散)
【募集人数】7名
(書類・Zoom等審査を行い選考します)
【応募資格】
・18〜35歳で教会の礼拝に出席している青年(求道者可・高校生不可)
・所属(出席)教会牧師の推薦状のある人
・日常英会話ができること
・事前オリエンテーションへの参加(交通費 委員会負担)
*日程は調整中です
会場:日本基督教団会議室(新宿区西早稲田)
オンライン参加要相談
【費用】参加費1万円(現地までの交通費、宿泊費、食事代、施設入場料等を含む)
【必要書類】
1.参加申込書(日本基督教団HPからダウンロードまたは事務局にご請求下さい)
2.参加志望理由書(形式自由、A4用紙1枚程度)
3.日本基督教団(所属教会)牧師の推薦状1通(形式自由、A4用紙1枚程度、和文)
【申込方法】必要書類を「台湾ユースミッション2025」実行委員会宛てに、郵送またはFAX、Eメールにてお送りください。
【申込締切】2025年6月12日(木)まで延長します
【結果】2025年6月23日(月)までにご連絡します
【主催】日本基督教団・台湾基督長老教会
【後援】学生キリスト教友愛会(SCF)
【参加申込・問い合わせ先】
日本基督教団教育委員会内「台湾ユースミッション2025」実行委員会
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
電話:03-3202-0544
ファックス:03-3207-3918
Eメール:kyouiku-c☆uccj.org
☆を@にかえてください
申込用紙は教団HPからダウンロード可能です。
→ https://uccj.org/news/51171.html
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宣教協力学校協議会(MSC)から講演会のお知らせ
宣教協力学校協議会では5月10日(土)に講演会を開きます。
講演は協議会の総会内で行われますが、ぜひご関心がある方に広く参加いただきたく、ご案内いたします。
日時:5月10日(土)14時15分―15時15分(講演40分、質疑応答20分)
発題者:関口 淳 先生(大阪女学院中学校・高等学校 副校長)
講演題:「専任教員クリスチャン率100パーセントの学校に遣わされて - その実情と課題」
申込方法:以下のGoogleフォームよりご記入ください。
後日、宣教協力学校協議会事務局からZoom URLをお送りいたします。
https://forms.gle/M6iQFPRBfx5z1vv46
登録締め切り日:5月10日(土)12:00まで
お問い合わせ:宣教協力学校協議会(MSC)事務局 csccm☆uccj.org(☆を@に変える)
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能登半島地震ボランティア、5月第一次派遣が行われています。天候に恵まれて活動が守られています。事故や怪我がなく終われますようにお祈りください。
尚、5月二次派遣は5/27-30、6月は6/3-6、6/17-20を予定しています。詳細はホームページをご覧ください。
#能登半島 #能登半島地震 #解体 #教会 #日本基督教団#ボランティア#能登
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5月のYouTubeメッセージは特別編!
ラッパー・詩人のFUNIさんです。
タイトルは
『歩くようにラップ 生きるネバギバ』
ワンカット、且つリテイクなしだからこそ、伝わるFUNIさんの情熱溢れるラップをぜひお聞きください。
最初の部分だけこちらで公開!全編は教団YouTubeからご覧ください。
https://youtu.be/DUditg3Tpks
#日本基督教団 #日本キリスト教団 #基督教 #キリスト教 #uccj #イエス #キリスト #教会#church#メッセージ #動画 #FUNI #KCCJ #川崎 #ラップ#RAP#kawasaki
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虚しく風を追うように
――単純さと複雑さの狭間――
7人間の労苦の全てはその口のため。そして、その魂は満たされない。8実際に、賢者は愚者よりも何か益があるか。生者たちの前に歩むのを知る貧者に何か〔益があるか〕。9目が見ることは魂が去り行くよりは良い。だが、これもまた空であり、風を追うこと。
(コヘレトの言葉6章7-9節[私訳])
29見よ、これだけがわたしの見定めたこと。神は人間をまっすぐ〔な者〕に創造した。だが、彼ら〔=人間〕は数多の謀略を追い求めた。
(コヘレトの言葉7章29節[私訳])
コヘレト書はニヒリズム(虚無主義)やペシミズム(厭世主義)の祖と言える文書です。コヘレトに共鳴すると、労苦してヘブライ語でコヘレト書を読んでみたところで、それがいったい何になるのかと嘆きたくもなります。とはいえ、ユダヤ教がコヘレト書を聖書に組み入れてくれたことによって、宗教や信仰が希望に満ちた夢物語だけで成り立っているわけではなく、辛酸に満ちたこの世界の現実を覚めた感覚で見つめるものでもあることを悟らせてくれているように思えます。
コヘレト書6章7-9節はあらゆる人間が死に定められた運命にあることを伝えています。7節は人間が働いた結果として得られるのはその時々の「口」(食欲)を満たすだけでしかなく、人間はまたすぐに空腹になり、その「食欲」――「魂」と訳したנֶפֶשׁ(ネフェシュ)は「食欲」を含めた「欲求」の意味をも持ちます――は満たされることなく、死ぬまで同じことが繰り返される定めにあるというのです。8節前半はこの世界の価値基準とされる「賢者」と「愚者」という二項対立図式を無効化しています。8節後半の「貧者」はここでは「賢者」の言い換えであり、いかに現世の人生を敬虔に――この場合の「貧者」とは神の前に「敬虔な者=信仰深い者」ないし「苦しみに耐える者」の意――生きようとも、その最後は貪欲に生きる「愚者」と同じ死が待ち構えているという諦念が露わになっています。9節冒頭の「目が見ること」は「現世を生きていること」を意味します。したがって、9節前半は生きている方が死ぬよりはマシだと述べているわけですが、9節後半で言われているように、それもまたやがて死に行く定めにある人間にとっては虚しく風を追うようなものでしかないというのです。
コヘレト書7章29節は「神は人間をまっすぐ〔な者〕に創造した」にもかかわらず、人間は神から離反して「数多の謀略を追い求めた」と伝えています。この背後には創世記3章のアダムとエヴァの楽園追放の物語があり――コヘレト書7章25-29節のミソジニー(女性嫌悪)はエヴァに堕罪の責任を押しつける男性中心主義(アンドロセントリズム)に由来します――、天地創造の初めに神は人間を「まっすぐ〔な者〕に」、すなわち「素直〔な者〕に」ないし「単純素朴〔な者〕に」創造したはずなのですが、楽園追放時のアダムとエヴァが互いに責任をなすりつけたように、人間は相互に「謀略」を働かせて騙し合うことを追い求めるようになってしまったと言われています。
全文はホームページをご覧ください。
https://uccj.org/kobeya
#日本基督教団 #日本キリスト教団 #uccj #コヘレトの言葉 #宗利淳一 #宗利淳一デザイン #小林昭博
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YouTube更新しました。
毎月お届けしている「今月のメッセージ」
2025年5月は『歩くようにラップ 生きるネバギバ』のタイトルで、ラッパー・詩人のFUNIさんからのメッセージをお届けしています。
YouTubeはストーリーもしくはプロフィールのリンクツリーからどうぞ。
https://youtu.be/DUditg3Tpks
https://uccj.org/message/51397.html
#日本基督教団 #日本キリスト教団 #基督教 #キリスト教 #uccj #イエス #キリスト #教会#church#メッセージ #動画 #FUNI #KCCJ #川崎 #ラップ#RAP#kawasaki
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2024年能登半島地震教会等再建支援募金(略称:能登再建募金)の返礼品として、リサイクルキャンドルに能登のクスノキのウッドチップを入れたキャンドルサシェを作っています。
このサシェを通じて、能登のことを感じていただきたいと思っています。
キャンドルサシェの材料であるクスノキのウッドチップは羽咋教会から、リサイクルキャンドルは沼津教会、霊南坂教会、ひばりが丘教会から、アロマオイルはLa Estrellaの髙橋志保さん(shiho_estrellaroma)から献品していただきました。
キャンドルサシェは能登再建募金に献金していただいた教会・団体・個人の方に暑い時期を避けて随時発送予定です。
(既に暑い日が続いているため、多くは秋以降の発送になる予定です)
引き続き、能登を覚えてお祈りください。
#日本基督教団 #uccj #能登半島地震 #キャンドルサシェ #サシェ #アロマオイル #ウッドチップ #アロマオイル
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【マイノリティー宣教センターよりお知らせ】
毎月初めの月曜日はマイノリティ宣教センターのつきいちひろばが開かれています。
5月5日(月)は、3月28日に起こったミャンマー大地震の被災地救援をスタートしているアトゥトゥミャンマーから渡邊さゆりさんがお話を担当してくださいます。
参加は申し込み不要。直接、zoomでご参加ください。
※日本基督教団社会委員会はアトゥトゥミャンマー(ミャンマーのキリスト教生活支援団体)の呼びかけに応えて募金を行っております。
#ミャンマー大地震 #ミャンマー #myanmar #christian #church #earthquake #atutu #教会 #アトゥトゥ
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ミャンマー地震被災者救援募金のお願いとアトゥトゥミャンマー活動報告
日本基督教団社会委員会ではアトゥトゥミャンマー(ミャンマーのキリスト教生活支援団体)の呼びかけに応えて募金を行っております。
引き続きご協力をお願いいたします。
アトゥトゥミャンマーホームページには随時、救援報告が掲載されております。(写真抜粋)ぜひこちらも合わせて御覧ください。
アトゥトゥミャンマーホームページ
https://atutumyanmar.org/
アトゥトゥミャンマー支援状況・活動記録
http://note.com/atutu_myanmar
#ミャンマー大地震 #ミャンマー #myanmar #christian #church #earthquake #atutu #教会 #アトゥトゥ
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シスターフッドの物語
――女たちの経験と歴史――
16すると、ルツは言った、「わたしに無理強いしないでください。あなた〔=ナオミ〕を棄て去ったり、あなたに背を向けて帰ったりするのを。あなたが赴くところにわたしは赴き、あなたが宿るところにわたしは宿るからです。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神だからです。17あなたが亡くなるところでわたしは亡くなり、そこにわたしは葬られたいのです」。
(ルツ記1章16−17節a[私訳])
ルツ記は異邦の地モアブで夫とふたりの息子を亡くしたユダヤ人ナオミが、亡き息子の妻であったモアブ人ルツを伴って郷里のベツレヘムに赴き、そこで苦労しつつも、やがてルツが――ナオミの遠縁である――町の有力者ボアズと結ばれて幸せになるシンデレラストーリーとして理解されます。ナオミとルツは夫を失った寡婦(やもめ)であり、家父長制社会において貧困の底に沈み、とりわけルツが異邦人であったことも相俟って、その苦労の様子はミレーの「落穂拾い」からも広く知られているのではないでしょうか。
ルツ記の内容に関してはいくつもの見解が呈せられています。伝統的な理解としては、ルツ記は夫や息子を失ったナオミとルツが失った以上のものを再び受け取って神から祝福される回復の物語であると説明されます。特に、家族(夫と息子)を失ったふたりが再び家族(夫と息子)を回復する物語として編まれていると言われてもいます。確かに、ルツ記には女たちの自由や独立を阻む家父長制が厳然と横たわっており、結局は家父長制に従って生きざるをえない女たちの桎梏をシンデレラストーリーとして描くことで肯定している――あるいは誤魔化している――ということかもしれません。
また、異邦人であるルツがユダヤ人であるボアズとの間に生んだ男子がダビデ王の祖父であるというストーリーに着目し、ルツ記がユダヤ教の民族主義や排外主義を批判しているとの解釈も示されています。この解釈に立脚すると、ヘブライ語聖書(旧約聖書)にはユダヤ教の選民思想を批判し、ユダヤ人と異邦人の二項対立図式を脱構築する思想が息づいているということが分かります。
しかしながら、担当者がルツ記1章16−17節aのテクストを選んだのは、現代の日本社会において物価の上昇等によって母子家庭が厳しい状況に追い込まれている現状に思いを馳せ、男社会の上から目線のお恵みで生き延びている女たちの状況が古代から現代までずっと続いていることをルツ記から読み取り、暮らしに困窮する者を助けるシステムである「落穂拾い」によって何とか命をつなぐルツとナオミという「女の連帯」に望みを託し、ナオミについていきたいと懇願するルツの姿から、独りよりふたりがいいとの思いを持ったからとのことです。
続きは教団HPをご覧ください。
https://uccj.org/kobeya
#日本基督教団 #日本キリスト教団 #uccj #シスターフッド #ルツ記 #ナオミ #ルツ #歴史 #落穂拾い #ミレー #家父長制 #キリスト教の小部屋 #宗利淳一 #宗利淳一デザイン #小林昭博
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ミャンマー地震被災者救援募金のお願い
https://uccj.org/news/51244.html
去る3月28日、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の大きな地震が発生いたしました。
隣国タイを含めて、多数の死者と行方不明者、被災者が出ています。
日本基督教団社会委員会では、すでに支援活動を始めたアトゥトゥミャンマー(ミャンマーのキリスト教生活支援団体)の呼びかけに応えて募金を始めます。
ご協力をお願いいたします。
アトゥトゥミャンマーホームページ
https://atutumyanmar.org/
アトゥトゥミャンマー支援状況・活動記録
http://note.com/atutu_myanmar
2025年4月4日
日本基督教団
第43総会期社会委員長 真壁 巌
#ミャンマー大地震 #ミャンマー #myanmar #christian #church #earthquake #atutu #教会 #アトゥトゥ
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3月26日ベルリン宣教局(Berliner Missionwerk)の皆様が教団事務局をご訪問され、両教会の宣教状況を共有しました🌸
#uccj#berlinermissionswerk #Church#Ecumenical #日本基督教団#ベルリン宣教局