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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4823号】2015年度教区総会報告(3)震災支援・伝道資金巡り議論

2015年7月4日
震災、今後の課題を見据える 東北教区  第70回東北教区総会は、5月26日~27日、仙台青葉荘教会で開催された。正議員154名中115名出席。  総会全体を通して、放射能問題への関心が随所に寄せられ、東日本大震災からの歩みと、今後の課題を見据えることが重要視された総会であった。  小西望議長は、議長挨拶の中で、大規模改修を余儀なくされた19の教会の工事完了、14教会約1億5600万円の貸付が返済に向かうこと、放射能汚染により小高・浪江両伝道所の平常活動が再開できないことなどを報告した。特に2017年3月まで、教会救援復興委員会・被災者支援センター・放射能問題支援対策室への、教団や海外教会の継続支援が約束されているが、その後も被災地の課題がなくなるわけではないことを確認した。  教団問安使挨拶において長崎哲夫総幹事は、「主は、震災を通して、辛いことだけではなく、東北教区……

【4823号】荒野の声

 ぶどうの実を採るのは紫色になってから」。園児たちがまだ色づいていない実を採ってしまったことに教師が一生懸命教えている。だが我慢できない。▼小欄、子供たちの話題が続き恐縮だが、仕える教会に幼稚園があり生き生きとした話題に富んでいる。子供たちの間に起こることを思い巡らしてみると、信仰的、神学的に考えるべきことが多くあるように思う。主は、幼子のようにならなければ天の国に入ることはできない、と言われた。▼まだ言葉が十分ではない子、言葉よりも先に手が出てしまう子もいる。言葉が彼らのものとなり行動を導くには、もう少し時間がかかる。しかし、教師は言葉を重んじる。咄嗟に手を出さなくてはならないような事でない限り、教師は言葉で伝えようと努力する。どんな子にも言葉が通じると信じ忍耐をもって繰り返し伝える。「ぶどうは色づいてから」。▼1教区を残して教区総会取材を終えた。当方から取材に赴くことのできた教区もあれ……

【4823号】▼教育委員会▲ 青年担当者会・教育担当者会・セミナー日程を決定

 6月8日~9日に教団会議室で第39総会期第2回教育委員会を行った。委員の出席は6名。前回議事録承認の後、諸報告を受けた。事務局報告、「教師の友」編集委員会報告、全国教会幼稚園連絡会報告、宣教協力学校協議会報告、宣教委員会報告、常議員会報告、東日本大震災救援対策本部報告を受けた。その他、教会学校応援セットを送った教会を訪問した委員から報告がなされた。  その後、協議事項について話し合った。2014年度決算を承認した。第5回教区青年担当者会は9月7日~8日に神戸栄光教会で行う。プログラムと役割分担、案内文などについて話し合った。全国キリスト教教育主事の会へ活動援助金として2万円支出する。教区教育担当者会と教会教育セミナーは2016年2月1日~2日に高知教会で行う。2日目に清和学園中高を訪問する。教会教育セミナーの講師は筧伸子委員でペンテコステの楽しい祝い方について話してもらう。 ……

【4823号】▼教師養成制度検討委員会▲ 10年目の教師研修について検討

 第39総会期第3回の教師養成制度検討委員会が4月20日、教団会議室で行われた。前回の委員会で確認された当委員会の3つの課題についてさらに検討した。すなわち、⑴神学校との協議、⑵教師検定、⑶生涯教育。⑵の教師検定に関しては、答申書にある教師検定に関する提言をさらに具体的に検討するため、教師検定委員会の委員長、書記に当委員会に陪席してもらい、協議を進めることとした。⑶の生涯教育についてはすでに各教区、支区、地区、神学校などで研修会、継続教育等は行われているが、教団としての継続教育の必要性について、検討した。現在教団では新任教師オリエンテーションが実施されているが、新任後10年研修の可能性について教師委員会に検討を依頼することとした。⑴の神学校との協議に関しては当日委員会後、東京神学大学の教師4名と、委員会主催の懇談会の時を持った。  第4回の委員会は、6月5日ルーテル東京教会において行……

【4823号】委員会コラム 宣教委員会 伝道協力の実質化のために 米倉美佐男

 宣教委員会の働きは教規第41条に記されている。⑴宣教基本方策と⑵宣教の総合活動に関する事項、⑶教区の宣教関係委員会との協力及び連絡、そのために宣教方策会議を開催(原則、各総会期教団総会のない年)するのが主たる働きである。さらに、その他宣教に関する重要な事項とある。構成は委員7名と常設専門委員会の伝道・教育・社会の各委員長、担当幹事、自主活動団体の全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会、日本キリスト教保育所同盟の代表者である。  今総会期委員会に与えられた課題は大きいと感じている。石橋秀雄議長は伝道に情熱を注ぎ、「信仰の一致と教会の一致」にもとづく伝道協力を第39総会で訴えられた。当委員会はこれを支持し、全教団的にこれを実質化して行きたいと願っている。単なるスローガン、アドバルーンを上げて終わりにしてはならない。宣教方策会議のテーマも決定ではないが「日本基督教団は伝道をどう考えてい……

【4823号】♦あつまろう 全国信徒会再結成第1回大会♦ 全国信徒会、半世紀ぶり再結成

 6月9日午後1時30分から、富士見町教会において開催された。信徒、教師212名が出席、祝福に満ちた大会となった。  この日に至るまでの経緯を紹介しよう。全国信徒会は1941年日本基督教団創立の年の秋に組織、戦後再出発、活動途上にあって教団紛争によりその実体を失った。  以来半世紀、先人たちの祈りを受け継ぎ、39回教団総会において開催された「再結成発起人会」は再結成を決議、第1回大会開催を東京信徒会に委託した。  東京信徒会は、本大会の歴史的意義を復活とペンテコステに重ね合わせ、聖餐の恵みに与りたいと願った。伝道推進室は大会の後援を決め、藤盛勇紀牧師を礼拝式・聖餐式執行に派遣することを決めた。  プログラムは充実した内容となった。 【礼拝・聖餐】藤盛勇紀牧師(富士見町)【挨拶】望月克仁会長【来賓祝辞】石橋秀雄教団議長、山北宣久前教団議長【記念講演】阿久戸光晴牧師(……

【4823号】消息

上野 淳氏(隠退教師)  15年4月7日逝去、88歳。京都府に生まれる。54年同志社大学大学院卒業。同年より幌泉、稚内、江別教会を経て96年に隠退。  遺族は妻・上野宏子さん。 大野かをる氏(隠退教師)  15年4月5日逝去、91歳。広島県に生まれる。60年関西学院大学大学院卒業。同年より関西学院、活水学院で務め、三原、香貫教会を経て93年に隠退。  遺族は息・大野幸さん。 井上良彦氏(隠退教師)  15年5月25日逝去、86歳。大阪府に生まれる。53年日本基督教神学専門学校卒業、翌年より尾張一宮、若草、桜木教会を牧会し、活水学院に勤務。95年より河内長野教会を牧会した後、北陸学院短期大学に務め、07年に隠退。  遺族は妻・井上頴子さん。 扇田幹夫氏(隠退教師)  15年4月22日逝去、77歳。秋田県に生まれる。63年同志社大学大学院卒業。同年より平安教会を……

【4823号】第14回アジアキリスト教協議会 総会報告

 第14回アジアキリスト教協議会(CCA)の総会がインドネシアのジャカルタで5月20日~27日に亘り開催された。参加教会はインドからオーストラリアまでおよそ100教会。約20の関連団体を合わせた正議員は約350名。メディア担当やスチュワード等合わせると700名ほどの規模の会議であった。  主題は「神の家族として共に生きる」。プログラムは非常に良く準備されたものであった。礼拝は様々な楽器が用いられ豊かな讃美がささげられた。朝は小グループに分かれてバイブルスタディーから始まるが、発表は丁寧に準備されていた。本会議ではアジアの多様性を示す意見が続出した。例えばISIL、人身売買、中国の軍事的脅威、HIV/エイズなどである。  これらの課題はインドネシア語で「サラセアム」(ディスカッションの意味)と名付けられた14の小グループ会議でテーマ別に議論され、本会議でのレポーターによる発表を経……

【4823号】人ひととき 福岡 恒忠さん キリストへのホットライン

 世の人々の中に通信士と呼ばれる人々がいる。通信士こそ、おのずからの中に信仰生活の素養を備えさせられる仕事は少ない。神と人とを結ぶ唯一本の線、それはイエス・キリストでもある。しかもその線は極めて細い。線の彼方から送られてくる符号、それは神と人との間に約束された御言葉であって、その一言一言を全く信じるのでなかったならば、彼方の世界のことは何一つ知ることは得ない。そこにはただ、『僕聞く、主よ語り給え』という柔順な、そして真剣な僕の姿あるのみ。やがて聞き取った御言葉は、内に保留のなし得ない伝道へと進み、しかもその御言葉に、誤謬は許されないのである」。若き日の福岡さんは、語る。〔1950年当初の教会報〕  福岡恒忠さんは終戦の年、逓信省の講習所へ入所、翌年からトンツーの通信士として郵便局に勤務。その後、40年間NTTに勤続した。若き青年の頃、戦後の精神的空虚感から求道、北陸学院におけるキリス……

【4823号】伝道-宣教協力、互助 

 4月下旬から5月下旬にかけて、四国教区、西中国教区、東海教区、西東京教区の各教区総会を問安させていただいた。  例年のことではあるが、それぞれの教区が、教区内の教会・伝道所、関係学校・施設・団体等の現状を把握しつつ、実に丁寧に、また地道に宣教活動を推進している様子を拝見し、大変励まされた。  もちろん、少子高齢化や、教会における財政力低下等々の大きな課題はある。けれども、それらに対して、例えば、教区内の互助体制の充実を目指したり、教区機構の見直しを検討したり、あるいは、他の教区との宣教協力を推進するなどして、さまざまな取り組みが進められている。それらの取り組みは、全体教会である教団において、最も教会らしい姿であると言える。  いろいろと励まされることが多くあった。四国教区総会では、協議会において、この度始まった伝道資金について、四国教区としての姿勢を明確にする協議が進め……
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