第1回全国財務委員長会議が、9月28日~29日に教団会議室にて開催された。
第1日目の会議の冒頭、長崎哲夫総幹事より挨拶がなされ、挨拶の中で、耐震工事が行われている日本キリスト教会館の引き渡しは、来年2月になること等の報告があった。この後、各教区からの財務状況報告の時間が持たれ、多くの教区が、現住陪餐会員減少に伴う厳しい財務状況が続いていることを報告した。これに関連して、教区互助制度についても、厳しい財務状況に伴い、その運営に苦慮していることが多くの教区より報告された。また、負担金未納教会問題や、伝道資金について述べる教区もあった。
そして、2016年度予算案と負担金割賦について、愛澤豊重予決委員長より詳細な説明が行われた。特に、次年度の予算案編成関して、多くの支出科目で10%の削減を行い、各教区に割賦する負担金の総額は、昨年度予算と比較して、2%減になっていること等が説……
第2回宣教師人事・支援委員会が9月24日、教団会議室で開催された。
開会祈祷、前回議事録の承認後、⑴新しい宣教師の承認の件、⑵北米宣教師に関する件、⑶韓国宣教師受入れ正式ルート確立のための協議会開催について、⑷宣教師の成果報告の様式の簡略化について、協議された。
⑵の北米宣教師に関しては、ウィットマー宣教師夫妻の北海教区での40年以上に亘る奉仕からの引退、新任宣教師の就任等の承認を行った。また⑶の韓国人宣教師受入れについては、招聘性との関連もあるが、これまでは個人や任意団体によって各個教会に「宣教師」が紹介されるケースが散見され、人事委員会としての機能が十分に発揮されてこなかったとの認識を共有し、これは教団全体の議論が不可欠との判断から常議員会での場で十分に議論を尽くされるべきと指摘された。それを踏まえた上で韓国3教団との「準備のための協議会」を開催することを承認した。
……
第3回世界宣教委員会が9月18日教団会議室において行われた。
ブラジル・ペルナンブコ州オリンダのアルト・ダ・ボンダーデ教会に遣わされていた小井沼眞樹子宣教師による帰国報告会が持たれた。
小井沼宣教師は、現在のブラジル社会が抱える問題をあげ、アルト・ダ・ボンダーデ教会が立っている地域も、さまざまな問題、課題に直面していることを話した上で、教会がこの地域にあってどのように宣教してきたか、そして今どのようなことに取り組んでいるかなどを熱く、また丁寧に報告した。小井沼宣教師はそこでの働きを終えて、新たにバイア州サルバドールの教会で宣教師としての働きを続けることになっており、同宣教師の働きが祝福されるようにと一同で祈りを合わせた。
また、今回の委員会では、現代の若者たちに有効なメディアを使ったコミュニケーションを考える時期であろうとのことから、世界宣教部としてフェイス・ブッ……
東日本大震災は多くの子どもたちとその家族とに不安を与えている。一つは地震と津波とによる幼児施設の建物被害に始まる困難と子どもたちとその家族の被災である。もう一点は原発事故による今なお続く放射能汚染による不安である。そこで、教団では、対策本部の下に被災幼児施設担当者会を設置して、この課題に向き合っている。
同担当者会は今まで、建物のこと、また、避難園児保育料補助、一時避難児受入施設への支援、除染費用の補助、被災職員への見舞金などを援助した。また、幼児施設ゆえに公的援助についての助言も行ってきた。そしてまた、幾たびも諸施設を問安し、現状把握に努めてきた。
去る9月16~17日にも東北教区のいくつかの施設を訪問した。担当者会としてはじめて「いずみ」(東北教区放射能問題支援対策室)を訪れ、「いずみ」の取り組みについて特に子どもたちに関わることについて話を聞いた。福島のみならず宮城……
第3回委員会が9月15~16日に行われた。会場は1日目が安行教会、2日目が武蔵豊岡教会であった。いずれも関東教区埼玉地区の教会で、かつて開拓伝道援助を行った問安を兼ねて訪問した。実際に現地を訪ね、いずれの教会でも教会員と共に祈祷会を持つことにしている。
今回の委員会は、甚大な被害をもたらした関東・東北豪雨の翌週に行われた。開会礼拝は、関東教区副議長でもある熊江秀一委員の奨励であった。茨城県常総市にある水海道教会における会堂、牧師館、付属施設の浸水の被害の報告を受けた。また、ボランティアセンターが開かれ、教区としての支援体制を築いているとのことである。関東教区内で度重なる自然災害の被害を受けているが、祈りを大きくする機会ともなっている。主にある救いへとすなどるために網を打つように、様々な教区の連帯を実現させる活動がなされていることが伝えられた。それを受け、皆で祈りを合わせた。
……
9月12日から15日にかけ、伝道推進室主催の福島伝道キャラバンが行われた。教職7名、神学生4名のキャラバンが福島に到着すると、現地の牧師に迎えられ、早速奉仕。二手に分かれ、一つは大平伝道所の礼拝、もう一つは保原教会近隣でのトラクト配布をなした。
翌13日は信夫教会の早朝礼拝に出席した後、各教会に分かれて主日礼拝の奉仕であった。福島地区は保原教会、福島教会、福島新町教会、信夫教会、川俣教会、飯坂教会(午後)、福島荒井教会、福島伊達教会、また伝道応援の講師派遣として磐城教会、郡山教会と土曜日の礼拝も合わせて11教会・伝道所の礼拝で奉仕した。午後は福島地区の卓球大会が福島伊達教会を会場に行われ、各教会より参加者が集まり、教団総会議長杯と銘打って熱い戦いが繰り広げられた。バーベキューを挟んで福島地区合同夕礼拝がなされた。
14日、キャラバンは二手に分かれ、一つは聖光学院中学高等学……
予算決算委員会は第39総会期3回の委員会と9月28日から29日に全国財務委員長会議を行いました。
予算決算委員会の本務は教団の予算案、決算案の作成とその執行にあります。その予算の収入は基本的に教会員の献金です。このことは決して忘れてはいけないことだと心がけています。大きな数字だけ見つめていると、そのことをつい忘れがちになってしまいます。いつも自戒していることです。
現在課題となっている2016年度予算編成に当たっては、そのことにどれだけ留意することが出来るのかが問われました。昨年度は負担金総額を上げないということで予算を組ませていただきました。しかし、教会員数も献金総額も減少する中では、上げないと言われても実質的には上がっているとの声が寄せられました。
確かにそうです。2008年度から2013年度(これが2016年度の負担金を算定する基礎数字になっています)までの……
9月10日までに北関東を中心に降り続いた大雨は、鬼怒川の堤防の決壊とそれに続く幾つかの河川の氾濫をもたらした。
10日の夜、茨城・水海道教会に電話で安否確認をした際には、加藤久幸牧師からも無事を確認していたが、11日未明から徐々に水が上がりはじめ、結果的には会堂が床上30〜40㎝、牧師館は床上50㎝まで浸水した。
この浸水によって、会堂・牧師館の生活用品・電化製品などはほとんど使用不能となり、自家用車も2台廃車にせざるを得なかった。やっと9月27日から、礼拝堂にて礼拝が守られるようになった。浸水被害は会堂・牧師館にとどまらず、隣接する「認定こども園双葉こども園」にも大きく及んだ。5年ほど前に新築した「育ちサポートセンター」、また現在建設途中の保育施設に代わって使用している仮園舎もすべて使用不能となり、園バス3台も廃車となった。
教会の信徒宅も甚大な被害を受けている……
高橋定男氏(無任所教師)
14年5月2日逝去、88歳。54年関西学院大学大学院を卒業、同年大阪津田伝道所に赴任。大阪大道、前原教会を牧会。
高橋幸一氏(隠退教師)
15年9月6日逝去、76歳。東京都生まれ。72年東京聖書学校卒業。同年より泉町、下総旭町、下田、野田教会を牧会し、96年に隠退。
遺族は妻・高橋久世さん。
木村勝則氏(幕張教会主任担任教師)
15年9月17日逝去、61歳。茨城県生まれ。79年農村伝道神学校卒業。同年より小平学園、付知、日野原記念上尾栄光、幕張教会を牧会。
遺族は妻・木村清子さん。
鎮西学院は、1881年(明治14年)10月、長崎の東山手に北米メソジスト教団の宣教師C・S・ロング夫妻によって創設されたカブリー・セミナリーを前身としている。日本語では、『加伯利英和学校』と表記された。ロング宣教師は、当時、長崎で発行されていた『西海新聞』や『鎮西日報』に盛んに生徒募集の広告を出している。英語速習の方法を教授するというものである。
外国人2名、助教1名と日本人教師をスタッフとしており、週5日の夜学も開講している。夜学の謝金は、毎夜2銭だった。昼間部は、英語のほかにも漢文も教授しており、8時30分~12時、 午後は、1時~3時 が授業時間となっており、謝金は、3ヶ月で1円であった。寄宿舎もあり、1ヶ月食費3円50銭とある。
多くはカブリ学校シー・エス・ロングの名前で広告が出されたが、中にはカブリフ学校シー・エス・ロングの名前でも広告が書かれており、明治時代の……