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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4835号】2・11メッセージ

2016年2月20日
 2月11日は、日本の建国記念日とされる。しかし、主イエスと共に歩む我らにとって、「建国」とは、取りも直さず、「神の国建設」を意識させられる。「先ず神の国とその義を求めよ、あとは添えて与えられる」とされる故に、先ずは、神の国を目指して進まねばならない。  この世の「国家」、すべての権力は、神の国の下に成立する。神の赦しと許しがあってこその「建国」である。人間の歩み、しかも正しく聖書の神と向き合わないこの世の建国は、甚だ未熟であり、的外れな罪深いものとなる。実際、我が国のみならず、キリスト教国と言われる世界の多くの国々さえも、同様に失敗と間違いの繰り返しがある。  その「この世」と「真の神の国」との狭間にあって我らのなすべきことは、執りなしの祈りと悔い改めの歩み、更に「この世」に絶望せずに関わることである。国を導く政治家が道を踏み外さぬよう祈り、間違いがあれば悔い改めるよう祈り、……

【4835号】消息

宮谷宣史氏(関西学院大学神学部神学教師)  15年10月15日逝去、79歳。大分県生まれ。64年青山学院大学大学院卒業、66年より青山学院高等部を経て、73年より関西学院大学神学部に務める。  遺族は妻・宮谷則子さん。   阿部丑治氏(無任所教師)  15年12月6日逝去、90歳。南満州生まれ。53年日本聖書神学校卒業。同年より柚木、本荘、磐城、玉出、御所、森小路、東舞鶴教会を経て87年に隠退。  遺族は妻・阿部良子さん。   篠原 満氏(無任所教師)  15年12月6日逝去、82歳。東京都生まれ。60年東京神学大学大学院卒業。同年より聖和、下関、下関東、小月教会を経て15年に隠退。  遺族は妹・竹本和子さん。   山田富稔氏(佐久教会主任担任教師)  16年1月2日逝去、82歳。茨城県生まれ。08年受允、09……

【4835号】宣教師からの声 番外編 ゲーンス先生-教師、教育者、宣教師 そして広島女学院の創設者として ロナルド・クライン (広島女学院元教授)

 1886年に布教を始めたアメリカ南メソジスト監督教会(MECS)は、日本で比較的遅く布教活動を始めたキリスト教団体ではありましたが、日本の数多くの若者の教育と精神生活に大きな影響を与えました。このような影響を与えることができたのは、祖国での安全で安心な生活を捨て、遠く離れた日本にやってきた宣教師たちの献身的な布教と教育活動によるものです。  ウォルター・ラッセル・ランバスは、布教と医療活動を行っていた彼の父親、ジェイムス・ウィリアム・ランバスとともに、1886年に中国から日本にやってきました。その直後、ウォルター・ラッセル・ランバスは、故郷の広島で女性の教育を始めていた若き牧師砂本貞吉から宣教師派遣の要請を受け取ります。ランバス牧師を通じて話を聞いたMECSは、1887年に当時27才だったナニー・ゲーンスを日本に送ることを決めます。それから45年、ゲーンス先生は校長、名誉校長として……

【4835号】人ひととき 伊藤多恵子さん 礼拝奏楽にささげる生

 日本では何人ものオルガニストのいる大教会がある一方で、奏楽者ゼロの小さな教会も少なくない。オルガニスト・ゼロの小さな教会を励まし、後継者を育てるのが自分の使命だ、と伊藤さんは語る。1か月の内、福島、千葉、大阪の教会の礼拝奉仕へと出かけて行く。  伊藤さんは、父三井勇牧師と母夏野さんの間に4人兄妹の長女として生まれた。幼少時は虚弱体質で引っ込み思案、ただピアノを弾くことが楽しみの少女だった。父は、伊藤さんのピアノ演奏をだれよりも喜び、応援した。戦後、皆食べることに精いっぱいで楽器を勉強する余裕などない時代。特に、父が仕えていた銀座教会では毎日の正午礼拝、その他の集会でオルガニストが払底しており、高校生の時には公同礼拝の奏楽を奉仕した。父が50歳で急逝したことは、一家にとって大きな試練となる。  伊藤義清牧師と結婚し、子どもを授かると、だれより健康的で積極的な女性に変貌した。母校……

【4835号】自宅出産その理由が面白い

 1月の教会付属幼稚園父母の会役員会の会長挨拶で、「家族が見守る中での赤ちゃん誕生」の話を嬉しそうに話したのを聞いた。  昨年12月18日年長組ページェント礼拝に出た母親は翌日自宅で赤ちゃんを産んだ。上の2人は病院で生まれたが、3番目の子は自宅で出産したい、その理由は母親がページェント礼拝に出ることを何より大事と考えたからだ。  「予定日がページェント礼拝に近く、病院で出産したらページェント礼拝に出れない。ページェント礼拝に妻の気合が入っていた。だから妻の希望を聞いて自宅出産にした」と父母の会会長が話してくれた。  幼稚園では、待降節から毎日ページェント礼拝を重ねる生活をする。練習はしない、毎日が本番だ。役は子どもたちが自由に選び、いろいろな役をする。この礼拝で子どもたちの成長を見た親は感動し涙を流す。保護者たちが楽しみに迎える礼拝。この礼拝を捧げた喜びの中で翌日、赤ちゃ……

【4834号】新春 メッセージ 神の栄光を見た 石橋秀雄

2016年1月30日
言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。いまだかつて、神を見た者はいない。父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。 《ヨハネによる福音書1章14〜18節》 言は肉となって、わたしたちの間に宿られた  言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た」(14節)との御言葉が、新しい年の最初の越……

【4834号】東日本大震災 被災地のクリスマス 

小学生のための支援活動 エマオ石巻  12月24日、25日、いしのまきっこ広場のクリスマス会を開きました。いしのまきっこ広場は、エマオ石巻近隣の被災した小学生のために遊び場をつくろうと始められた支援活動です。今年度に入ってからは小学校の長期休みに開いています。今回は新たな試みとして、震災直後から高校生ボランティアチームを派遣し、まきっこにも関わり続けている明治学院東村山高校のOB3名が中心となり、企画から当日の進行まで行ってもらいました。  24日は、午前中冬休みの宿題をする時間を持ち、お昼には子どもたちがサンドイッチの具(タマゴ、ツナ、ハムチーズきゅうり)を作り、デザートでプチケーキにデコレーションをして皆で美味しく食べました。午後は科学実験でバスボム(入浴剤)を作りました。重曹、クエン酸、塩、食紅に水を少し加え混ぜたものを様々な型に入れて固めました。まず作り方を教えてもらい、そ……

【4834号】▼教師委員会▲教師養成委託6神学校を問安

 教師委員会は教規第43条⑴により、「教師養成機関に関する事項」を担っている。具体的には、隔年で教規第133条により教師養成を委託している教団立東京神学大学および認可神学校への問安を実施している。今年度は次のように神学校への問安を実施した。  10月5日、関西学院大学神学部、10月6日、同志社大学神学部への問安。伝道者コースとキリスト教文化コースの設置、一神教研究という特色あるカリキュラムなど総合大学における神学部の取り組みを聞いた(この関西方面の問安の中で、第4回教師委員会を関西学院教会で開催した)。  11月17日、東京神学大学、農村伝道神学校への問安。東京神学大学のこれまでの伝道者養成の取り組みと共に、教団教師の継続教育の一環として内地留学制度を開始したことを聞いた。また、農村伝道神学校では2016年度より新たなコース編成を実施することなどを聞いた。  11月30日……

【4834号】▼宗教改革500周年記念事業準備委員会▲諸事業の具体的立案・準備を開始

 12月2日、教団会議室において第6回宗教改革500周年記念事業準備委員会が開かれた。  今回は、委員4名と総幹事、総務幹事、世界宣教幹事に加えて、教育委員会及び伝道委員会の新旧委員長と「教会中高生・青年大会2014」実行委員長に陪席を求めて開催した。  10月に開催された第4回教団常議員会において本委員会提案の「宗教改革500周年記念事業基本方針」が承認されたことを受けて、ようやく温めてきた諸事業の具体的立案及び実行準備を開始することとなった。  まず、各委員会及びそれぞれの委員会を通して教団と関わりのある諸団体に「基本方針」を送って諸行事への協力依頼する。  また、本委員会の下に「中高生・青年大会実行委員会」を組織し、具体的な計画立案・準備を開始することを決定した。このプログラムは「基本方針」に基づいて、参加者が信仰の土台を確認し、それぞれの中で新たな宗教改革が……

【4834号】委員会コラム 社会委員会 教会らしく社会問題を扱う 芳澤 信

 多くの社会的課題・問題・宿題が山積中であります。 災害、基地、貧困、人権等…。関わるからにはそこには「責任」と「継続」が大切です。事柄への真摯な態度と同時に、後に続く者へのバトンタッチは関わり続ける我々の務めです。  しかし、最も忘れてならないことは、「神の民」として、 「主イエスの弟子として」種々の課題に取り組む姿勢です。それが即ち、「教会らしく」社会問題を取り扱う、ということでしょう。昨今、世界は、怒り・憎しみ・報復などの原理で動かされる傾向にあります。それに、「私利私欲」的に関わる国や個人も多くあります。教会人として問題を考える時、その原理で動いていい筈がない、と思わされます。中心は、「神がそれを喜ばれるのか」ということでしょう。それは、神の福音に生かされている教会人の為すべき生き方でしょう。ならば、聖書の中心メッセージは何かということが委員会を動かす原動力とも言えます。 ……
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