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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4834号】東日本大震災 被災地のクリスマス 

2016年1月30日
小学生のための支援活動 エマオ石巻  12月24日、25日、いしのまきっこ広場のクリスマス会を開きました。いしのまきっこ広場は、エマオ石巻近隣の被災した小学生のために遊び場をつくろうと始められた支援活動です。今年度に入ってからは小学校の長期休みに開いています。今回は新たな試みとして、震災直後から高校生ボランティアチームを派遣し、まきっこにも関わり続けている明治学院東村山高校のOB3名が中心となり、企画から当日の進行まで行ってもらいました。  24日は、午前中冬休みの宿題をする時間を持ち、お昼には子どもたちがサンドイッチの具(タマゴ、ツナ、ハムチーズきゅうり)を作り、デザートでプチケーキにデコレーションをして皆で美味しく食べました。午後は科学実験でバスボム(入浴剤)を作りました。重曹、クエン酸、塩、食紅に水を少し加え混ぜたものを様々な型に入れて固めました。まず作り方を教えてもらい、そ……

【4834号】▼教師委員会▲教師養成委託6神学校を問安

 教師委員会は教規第43条⑴により、「教師養成機関に関する事項」を担っている。具体的には、隔年で教規第133条により教師養成を委託している教団立東京神学大学および認可神学校への問安を実施している。今年度は次のように神学校への問安を実施した。  10月5日、関西学院大学神学部、10月6日、同志社大学神学部への問安。伝道者コースとキリスト教文化コースの設置、一神教研究という特色あるカリキュラムなど総合大学における神学部の取り組みを聞いた(この関西方面の問安の中で、第4回教師委員会を関西学院教会で開催した)。  11月17日、東京神学大学、農村伝道神学校への問安。東京神学大学のこれまでの伝道者養成の取り組みと共に、教団教師の継続教育の一環として内地留学制度を開始したことを聞いた。また、農村伝道神学校では2016年度より新たなコース編成を実施することなどを聞いた。  11月30日……

【4834号】▼宗教改革500周年記念事業準備委員会▲諸事業の具体的立案・準備を開始

 12月2日、教団会議室において第6回宗教改革500周年記念事業準備委員会が開かれた。  今回は、委員4名と総幹事、総務幹事、世界宣教幹事に加えて、教育委員会及び伝道委員会の新旧委員長と「教会中高生・青年大会2014」実行委員長に陪席を求めて開催した。  10月に開催された第4回教団常議員会において本委員会提案の「宗教改革500周年記念事業基本方針」が承認されたことを受けて、ようやく温めてきた諸事業の具体的立案及び実行準備を開始することとなった。  まず、各委員会及びそれぞれの委員会を通して教団と関わりのある諸団体に「基本方針」を送って諸行事への協力依頼する。  また、本委員会の下に「中高生・青年大会実行委員会」を組織し、具体的な計画立案・準備を開始することを決定した。このプログラムは「基本方針」に基づいて、参加者が信仰の土台を確認し、それぞれの中で新たな宗教改革が……

【4834号】委員会コラム 社会委員会 教会らしく社会問題を扱う 芳澤 信

 多くの社会的課題・問題・宿題が山積中であります。 災害、基地、貧困、人権等…。関わるからにはそこには「責任」と「継続」が大切です。事柄への真摯な態度と同時に、後に続く者へのバトンタッチは関わり続ける我々の務めです。  しかし、最も忘れてならないことは、「神の民」として、 「主イエスの弟子として」種々の課題に取り組む姿勢です。それが即ち、「教会らしく」社会問題を取り扱う、ということでしょう。昨今、世界は、怒り・憎しみ・報復などの原理で動かされる傾向にあります。それに、「私利私欲」的に関わる国や個人も多くあります。教会人として問題を考える時、その原理で動いていい筈がない、と思わされます。中心は、「神がそれを喜ばれるのか」ということでしょう。それは、神の福音に生かされている教会人の為すべき生き方でしょう。ならば、聖書の中心メッセージは何かということが委員会を動かす原動力とも言えます。 ……

【4834号】日本基督教団・在日大韓基督教会 第17回 歴史共同研究委員会

 12月1日、第17回日本基督教団と在日大韓基督教会との歴史共同研究委員会が教団会議室で開かれた。両教団の宣教協力の一環として年3回開催されている本委員会では、毎回発題者を決め、互いの教団の歴史や日韓・日朝関係史を学び合い、人権問題や歴史教育問題、ヘイトスピーチの問題などについても論じ合ってきた。今回は山田貞夫委員(西方町)による「高麗博物館のはたらき」というテーマでの発題と討議がおこなわれた。  新宿区大久保にあるNPO法人高麗博物館は、市民がつくる日本・コリア交流の歴史博物館として、2001年に開館した。博物館の目的は、①日本とコリア(韓国・朝鮮)の間の長い豊かな交流の歴史を、見える形で表し、相互の歴史・文化を学び、理解して、友好を深めること、②秀吉の2度の侵略と近代の植民地支配の罪責を反省し、歴史の事実に真向い、日本とコリアの和解を目指すこと、③在日韓国・朝鮮人の生活と権利の確……

【4834号】♦日本基督教団と在日大韓基督教会との教職者人事に関する協議会♦

教師転入・宣教師受け入れの課題を協議  日本基督教団と在日大韓基督教会(以下KCCJ)とは、宣教協約を結んでいる。毎年6月には湯河原にて、両教団の代表者による協議会を開催し有意義な交流の場となっている。  今年の協議会で話された事柄の一つとして、(KCCJからの)「転入審査」があげられた。それを受けて、教団とKCCJとの間で「教職者人事に関する協議会」を設けることが決定された。  構成メンバーとして、教団からは、雲然俊美(教団書記)、長崎哲夫(総幹事)、加藤誠(世界宣教担当幹事)、道家紀一(教師・教師検定担当幹事)、KCCJからは、金性済(KCCJ名古屋教会牧師・総会長)、李根秀(KCCJ大垣教会牧師・機構改革委員長)、鄭然元(KCCJ大阪教会牧師・宣教委員長)、金柄鎬(KCCJ総幹事)を選出した。  第1回目の協議会は、9月8日、2回目は12月8日に行われた。2回にわ……

【4834号】消息

柳谷 明氏(隠退教師)  15年11月15日逝去、80歳。青森県生まれ。61年東京神学大学大学院卒業。同年より山形六日町、大船渡、八戸柏崎、山形六日町教会を経て、11年に隠退。  遺族は妻・柳谷迪子さん。

【4834号】宣教師からの声 番外編 ートルート・サラ・ビゲロー 豊田 滋 (梅光学院大学・学院資料室)

 ガートルート・サラ・ビゲローは、1860年5月17日、ニューヨーク州に生まれた。  1883年、ミス・ビゲローは、ハミルトン・レディース・セミナリーを卒業後、地元の学校に勤務していた。その頃、帰国した宣教師が日本伝道について話した後、「だれかこの中で東洋にキリスト教を伝えるために献身する方はいないでしょうか」と呼びかけた。この呼びかけに応えたのが若き日のミス・ビゲローである。日本に赴任するために1886年9月、ニューヨーク州の試験を受け、中等学校教師の免許状を取得。1887(明治20)年、来日。26歳であった。1888年、長老教会教育宣教師として新榮女学校に着任した。新榮女学校は、築地居留地六番地にB六番女学校、その後、居留地42番に移転し新榮女学校、その後、櫻井女学校と合併して女子学院として開校する。ミス・ビゲローは着任の1年後、新榮女学校長に昇任。1890年に辞任し、北陸女学校……

【4834号】人ひととき 清水 貴子さん

 清水さんは、日本基督教団のいくつもの教会に育てられた。母の胎内にいるときから弘前南教会に礼拝出席し、高校1年生から現在に至るまで5つの教会で奏楽奉仕を務めている。  大学入学後、長野本郷教会に礼拝出席し、大学4年生のイースターに洗礼を受けた。「受洗にあたり、聖書のことをもっと知らなければいけないと思ったが、牧師先生から『ここからがスタートだ』と言われて、これでいいのだ、一生、神様について行きたい、社会に出る前の不安の中、守っていただきたいと思った」という。  その後、東京の会社に就職すると共に野方町教会に転入会し、4年間、楽しい青年会時代を過ごした。  2000年3月、牧師の司式により、大学で出会った青年との結婚式を挙げた。  結婚後は、新居近くの滝野川教会に転入会、2005年の春から聖学院大学キリスト教センターに就職した。「主に用いていただいている感謝と共に、キ……

【4834号】教会一本での戦い

 晩秋の或る主日夕、東京・永福町に幼稚園の持続を断念して、その敷地を売却し、瀟洒な会堂・集会室・牧師館のみを新築をした永福町教会の献堂式に出席した。教会は、地域に次第に少数化する幼児の実情と教会幼稚園としての経費に徒ならぬもの有りと判断して廃園の決断をしたのだ。ところがそれに異を唱える保護者と卒園者ら3000余名の人々の猛烈な反対署名運動が起こった。それらの動きに呼応して教会を離れた信徒も数名はいた。教会に戦後都内から現在地に移転した経緯があり、合わせれば130年を越す重厚な教会史と格式を有しつつも現在地で70年近く継続させた幼稚園経営によって、地域は教会というよりも、「小羊幼稚園」の呼称で親しまれたのも確かだ。そのために、歴代の牧師・園長は相当の努力をもって必要な教育を些かも恥じることなく行った。わたしは、幼稚園付教会に赴任したことはないが、それらの報告を聞きながら、思うことが幾つかあっ……
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