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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4824号】▼社会委員会▲ 札幌にてフィールドワーク

2015年7月25日
 第39総会期第2回社会委員会が6月16日~17日、札幌教会を会場にして開催された。  会議の前の15日~16日にフィールドワークが行われ、札幌にある社会福祉法人神愛園を訪問する機会が与えられた。神愛園は、キリスト教社会事業同盟に加入している法人である。  始めに神愛園清田を訪ねた。そこでは、神愛園の歴史について、特別養護老人ホームについて、軽費老人ホームについて学び、現在の課題、さらには制度上の問題について学んだ後、施設見学をした。  次に神愛園手稲を訪ねた。現在神愛園手稲は、特別養護老人ホームの建て替えが行われていた。現在の建物は45年前に建てられたものであり、老朽化等の理由からである。移設新築に約13億円かかり、補助金がないため、7億円の自己資金と6億円の借入金で行われる。  神愛園は創立当初から、施設での礼拝を一日も欠かすことなく行っている。このような施設は……

【4824号】▼予算決算委員会▲ 教団総会会場費必要と判断

 第39総会期第2回予算決算委員会が6月12日に教団B会議室にて行われた。  2014年度の決算が今回の予算決算委員会で承認された。主な検討点として次の2点を報告する。  当年度には第39回教団総会が行われた。総会はここ最近、東京のホテルメトロポリタンで行われている。会場に関して、財政困難な折、利用料の高額なホテルを止めて、教会を会場にして行えば予算削減につながるという意見を多く聞く。この点を教団の財政規模の点から見たい。  2014年度負担金収入は2億6048万7000円、遡って2013年度負担金収入は2億6038万円である。これに献金や雑収入が加わって、教団の平均的な年間収入は約2億7000万円規模である。ホテルメトロポリタンの利用料金は1549万3766円であった。これを高いとみるかどうかである。  総会は2年に1回で、総会の無い年は積立を行う。従ってホテル利……

【4824号】▼「障がい」を考える小委員会▲ 16年度全国交流会開催を決定

 6月19日、第39回総会期「障がい」を考える小委員会を教団会議室にて開催した。今期委員の上竹裕子(磐城)、中村英之(熊本城東)、堀眞知子(瀬戸キリスト)、森田恭一郎(遠州栄光)、吉澤永(愛知)が出席し、開会礼拝後、委員長に堀委員、書記に上竹、ホームページ担当に中村委員を選任した。  前総会期からの申し送り事項として①病と障がいの理解を深めていくこと、②2年に一度の全国交流会を2016年度に開催できるように努め、そのための献金を継続すること、③2年ごとに障がい者交流会と牧会者交流会を交互(各4年ごと)に開催すること、④「障がい」に関する情報発信を継続することを確認した。  次に、第5回「障がい」を考える全国交流会の計画について協議した。全国交流会は、2016年10月3日~4日、戸山サンライズにて開催する。主題および講師については以下の意見交換の後、候補を挙げ、次回委員会にて決議……

【4824号】▼宣教師人事・支援合同委員会▲ 人事・支援、重なる課題を協議

 第39総会期第1回の宣教師人事・支援合同委員会が6月8日、教団会議室で行われた。  招集者・鍋谷憲一委員の開会祈祷のあと、まず事務局より今回の合同委員会開催の経緯について説明があった。つまり、海外から教団に派遣された受入れ宣教師に関する事項を扱う委員会は宣教師人事委員会と宣教師支援委員会の2つである。前者が人事上の決定、後者が支援活動、と管轄の違いがあるものの、これまで殆どの案件を両委員会が重複して取り扱ってきた。前総会期世界宣教委員会の決議を経て、今総会期はスリム化と効率化を図るために、2つの委員会を維持しつつ、会議は前半を合同で行い後半は案件に従って2つに分かれて執り行うこととした、とのことであった。  委員はこの説明を理解した上で、以下の通り役員を選出した。宣教師人事委員会委員長に鍋谷憲一(根津)、宣教師支援委員会委員長にルツ・エステル・ウェーラー(魚津)、合同委員会の……

【4824号】消息

齋藤信代氏(隠退教師)  15年5月31日逝去、84歳。東京都に生まれる。53年東京神学大学卒業、同年より福岡中部教会を牧会し、福岡女学院に務め、長崎銀屋町、長崎住吉(現長崎滑石)、長崎滑石教会を経て、社会福祉法人福音会に務め、91年に隠退。02年に福岡中部教会に復職し、06年に隠退。  遺族は、夫・齋藤正彦さん。   高倉雪江氏(隠退教師)  15年4月28日逝去、100歳。佐賀県に生まれる。40年横浜共立女子神学校卒業。同年より大貫、大連、柏木、荻窪教会を経て84年に隠退。  遺族は、娘・柴田静子さん。   小西美江氏(隠退教師)  15年3月19日逝去、99歳。東京都に生まれる。40年東京聖経女学院卒業、同年より福音大原(現上総大原)、愛泉、高円寺東教会を経て、80年に隠退。  遺族は、義娘・小西堯子さん。   ……

【4824号】▶部落解放センター運営委員会◀ 2014年度決算報告を承認

 6月8日〜9日、大阪クリスチャンセンター2階会議室において今総会期第2回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は長崎哲夫総幹事を含め25名(運営委員18名含む)。陪席として出席した小笠原純大阪教区議長の挨拶の後、谷本一広牧師に開会礼拝の説教をしていただいた。  鳥井新平新活動委員長より「人間に光あれ」英語翻訳の件など活動委員会報告がなされた。各報告、各教区報告など様々な取り組みについての報告、2014年度経常・特別会計報告、監査報告、活動献金報告がなされた。2014年度も多くの活動献金を捧げてくださり感謝であった。  「全国活動者会議in会津」の報告書について、常任運営委員会に報告書責任者の片岡謁也さんに入っていただき話し合うことが決議された。解放劇は次年度の教団総会で上演することを教団常議員会にお願いすることが承認され、脚本を募集することとなった。  9月25……

【4824号】人ひととき 野村 正宣さん 信仰告白的な生き方としてのNGO

 野村さんは、2000年夏、ACEF(アジアキリスト教教育基金)のスタディツアーでバングラデシュのキリスト教系NGO(非政府組織)の運営する寺子屋小学校の幾つかを訪れた。以来、教育の業に関わる召命観は、勤め先の東洋英和女学院における生徒たちにとどまらず、教育の機会に恵まれずにいる子どもたちにまで広がった。「学ぶことが嬉しい」と喜ぶ姿に、人格を涵養し可能性を開く「教育」の本来的意味を見続けている。  130年前にカナダからの女性宣教師や教会の人々の支援によって生まれた東洋英和女学院に学ぶ生徒たちには「今度は自分たちが教育を必要としている子どもたちのために祈りをもって支援する者になってほしい」と語る。スクールモットー「敬神奉仕」の具現化をもそこに見る。教会で役員・伝道委員長の働きに任じられ、社会的にはキリスト教学校教育同盟広報委員、ACEF理事、臼井学園ひなぎく幼稚園理事として奉仕しつつ……

【4824号】復興献堂式にて

 去る6月23日、東北教区相双・宮城南地区にある中村教会の献堂式に出席した。此処は東日本大震災会堂牧師館支援金支給教会で東北教区16教会の一つ。教区最後の復興献堂式だった。  この日、仙台回りで常磐線がつながる亘理駅まで行き、そこから国道6号線に沿う代行バスに乗り、相馬の町へ向かった。町に近づくにつれ、「大津波で浸水した地点」とあの日の様子を示す看板が立ち、緑のシートを被せて周囲の木々や田畑の風景にマッチさせてはいるが、その下に汚染土をいれたフレコンバックが道路わきに積み重ねられ、行き交う「防災林復興工事」等標識を出す大型ダンプの群れを見るにつけ、4年前のあの時から変わるものが何も無いことが胸に迫り、緊張が増した。  相馬は古い城下町。ややさびれたとは言え、落ちついたたたずまいがある。あの時此処でも何人かの人々が命を落としたと町の人が話してくれた。目指す中村教会は、当時仙台から……

【4823号】2015年度教区総会報告(3)震災支援・伝道資金巡り議論

2015年7月4日
震災、今後の課題を見据える 東北教区  第70回東北教区総会は、5月26日~27日、仙台青葉荘教会で開催された。正議員154名中115名出席。  総会全体を通して、放射能問題への関心が随所に寄せられ、東日本大震災からの歩みと、今後の課題を見据えることが重要視された総会であった。  小西望議長は、議長挨拶の中で、大規模改修を余儀なくされた19の教会の工事完了、14教会約1億5600万円の貸付が返済に向かうこと、放射能汚染により小高・浪江両伝道所の平常活動が再開できないことなどを報告した。特に2017年3月まで、教会救援復興委員会・被災者支援センター・放射能問題支援対策室への、教団や海外教会の継続支援が約束されているが、その後も被災地の課題がなくなるわけではないことを確認した。  教団問安使挨拶において長崎哲夫総幹事は、「主は、震災を通して、辛いことだけではなく、東北教区……

【4823号】荒野の声

 ぶどうの実を採るのは紫色になってから」。園児たちがまだ色づいていない実を採ってしまったことに教師が一生懸命教えている。だが我慢できない。▼小欄、子供たちの話題が続き恐縮だが、仕える教会に幼稚園があり生き生きとした話題に富んでいる。子供たちの間に起こることを思い巡らしてみると、信仰的、神学的に考えるべきことが多くあるように思う。主は、幼子のようにならなければ天の国に入ることはできない、と言われた。▼まだ言葉が十分ではない子、言葉よりも先に手が出てしまう子もいる。言葉が彼らのものとなり行動を導くには、もう少し時間がかかる。しかし、教師は言葉を重んじる。咄嗟に手を出さなくてはならないような事でない限り、教師は言葉で伝えようと努力する。どんな子にも言葉が通じると信じ忍耐をもって繰り返し伝える。「ぶどうは色づいてから」。▼1教区を残して教区総会取材を終えた。当方から取材に赴くことのできた教区もあれ……
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