戒規・免職反対関連決議3件可決
第128回神奈川教区総会が、6月30日、清水ヶ丘教会を会場に開催された。教団総会予備投票時には正議員236名中201名と、出席率が高かった。
冒頭、組織前に北村慈郎推薦議員の議員資格について、議員とすることは教区規則に違反しているのではないかとの意見が述べられ、説明が求められた。岩﨑隆議長は、教団の正規の手続きに従い教師正議員として扱うことはしなかった、一方で、事柄は教区で議論を積み重ねて来たことであり、また裁判で係争中でもあるので推薦議員とした、と答えた。
選挙時にも同趣旨の質疑がなされた。被選挙権はあるのかとの問に、岩﨑議長は、ないと答えた。
補教師の准允執行に関する件では、5名の志願者が一人ひとり所信を述べ、岩﨑議長が、通例のごとく、「教団教師検定試験は不当とまでは言えない」と認める承認を得た上で、一人ひとり個別にはかり執行を承認し、……
イースター礼拝後、「今日は身内の結婚式に、ただちに、式場に向かいます。それでは皆さん、さようならー」と言ったら、絶妙のタイミングで、礼拝当番の役員が、「先生、さようならー」と応えたので、礼拝出席者が、大笑いとなった。
次の日の月曜日、「みつばさ」(月報)編集委員会に出たら、「昨日のイースター愛餐会、楽しかったー」と口々に言ってくれた。主任牧師がいなかったので、開放されて、いつに無く楽しい会になったということだ。
イースターに続いて、ペンテコステ礼拝も不在となる。沖縄教区総会に行くことと、沖縄に来るならば「説教奉仕を」との依頼があったからだ。
副牧師は、昨年按手を受けて、ペンテコステ礼拝の説教と、最初の洗礼式を行うことになる。
受洗を決意した2人の青年の一人の父親(役員)は、「副牧師による最初の受洗者になる」と、喜んだ。
先に、イースターには受洗者はいなかった。今回は受洗者……
山口県、津和野で生まれ育つ。窯業を学んだ後、親元を離れ、萩の窯元に住み込みで働き始めた。窯元の夫人が熱心なクリスチャンで、教会に行くことを勧められた。当初、早く一人前になることが何よりの関心事で、その言葉を真剣には受け止めていなかった。しかし、一人になると、孤独の中で「これで良いのだろうか」との思いにとらわれ、虚しいものを感じていた。
そのような中で、萩教会に通うようになる。歌が好きだったために、クリスマスのキャロリングが家の玄関の前で歌う「きよしこの夜」を聞き、心が熱くなった。18歳の頃に受洗。「心の貧しい人々は幸いである」、「天に宝を積みなさい」との御言葉が、貧しさから抜け出し、豊かになることを求めてあくせくしている自らの歩みを顧みるきっかけとなった。また、主イエスの「父よ彼らをお赦し下さい、自分が何をしているか分からないのです」とのとりなしの祈りを知り、自らの罪深さを知ると共に、罪……
5月7日、教団A会議室にて、第37総会期第6回伝道方策検討委員会が開催された。
今回の委員会では、『伝道推進室設置に関する件』の素案をまとめて教団三役に提出することと、幼保一体化に関する研修会の準備を進める作業を行った。また合わせて、この委員会の最終的な報告(提言)について確認を行った。
『伝道推進室設置に関する件』は、教団の伝道体制を整えるために、伝道委員会のもとに伝道推進室を設けて具体的な伝道の取り組みを行う、という提案である。素案を整えて教団三役に提出したので、今後は教団三役が議案として整えて次の教団常議員会に提案することになると思われる。
幼保一体化に関する研修会を7月に開催するため、具体的な準備に関して協議した。教会幼稚園、保育園、認定こども園が直面している様々な課題について学ぶと共に、教会に託された幼児教育・保育を支えるための研修会として開催し、報告書を作成する予……
3月13日、頌栄教会において、加藤誠世界宣教部幹事の司式、清弘剛生世界宣教委員(頌栄教会牧師)の説教により、ベルトラン小川文子宣教師派遣式が執り行われた。
小川宣教師はフィリピン、ボホール・ゴスペル・サチュレーション・プロジェクト(ボホール南部バプテスト教会連合《BGSP》)に日本基督教団派遣宣教師として赴任した。
小川宣教師は、東京聖書学校を卒業し、日本基督教団秋鹿教会を牧会後、OMF(超教派の宣教師派遣団)を通してカンボジアに派遣され、教会開拓チームで奉仕をした。
そこで、フィリピンより伝道に来ていたガマリエル・ベルトランJr.宣教師と知り合い、結婚。OMFを辞し、この度、BGSPへの宣教師となった。
BGSPは、フィリピン、ボホール島全土に福音を広めるための教会開拓運動で、ガマリエル宣教師の両親によって2005年に始められ、現在まで12の教会が開拓された。2015年までにボ……
川端秀子氏(隠退教師)12年5月6日逝去、88歳。東京都に生まれる。'45年津田塾専門学校を卒業、'51年受允、'54年国府教会に赴任、'59年より('79年受按)'94年まで清瀬信愛教会を牧会し、同年隠退した。遺族は夫・川端由喜男(隠退教師)さん。
印具 徹氏(隠退教師)12年5月11日逝去、100歳。佐賀県に生まれる。関西学院神学部を卒業後、卯之町教会に赴任、'49年より'91年まで吹田教会を牧会し、隠退した。遺族は息・印具眞さん。
5月15日、教団会議室において第37総会期第2回国際関係委員会が開催された。前回委員会時にドイツにおけるEMSボランティアプログラムに参加中であった中川志織里さんの報告書をあらためて分かち合い、「生活の中にキリスト教が根ざしている体験を通して、信仰を積極的に捉えることが出来るようになった」との一文に、先方からの招きに応えて信仰者を送る働きの大切さを再認識した。
WCCステュワードプログラムにも参加希望者があり、職員が面接の上、クレタ島へと派遣する準備をしている。
当日の主要な協議事項でもあるエキュメニカル協力奨学金もまた、将来、海外と日本との懸け橋となる役割を担うであろう人々を支えるものである。
協議に先立ち、前年度支援した学生のうち、アジア学院の奨学生が提出した報告書に皆で目を通した。
農業における多くの学びはもちろんのこと、指導者としての育成プログラムでは、互いに意思疎通の困難……
4月27日、教団会議室にて、教団救援対策本部第11回会議を開催した。
まず、4月23日現在での国内募金総額が3億4、535万3、307円に達したとの報告があり、委員一同が大きな励ましを与えられ、全国の教会からの力強い祈りと支援に心から感謝をした。
また、海外からの献金は2億1、044万705円と報告された。
続いて、教団としての取り組みについて、救援対策室(11号室)から、海外献金プロジェクト関係(寄り添いボランティア講座開催、こひつじキャンプ開催、エマオ笹屋敷支援計画、ハートフル遠野「お花見」開催支援等)の報告が、詳細な報告資料に基づいてなされた。
また、奥羽・東北・関東の各教区から、被災教会の再建・復興計画の現状を中心に報告がなされた。
なお、各被災教区によって、自教区に直接寄せられた献金額に差があり、その取り扱いの方向性にも違いがあることが指摘された。
続いて、「東日本大……
選挙方法を巡り議論
第71回東京教区総会は5月29日と30日、東京山手教会において、正議員505名中、開会時310名が出席して開催された。
選挙方法の改正を求める議員提案が2件出され、活発な議論が交わされた。
教区常置委員選挙一部改正については、現行の1人5票の完全連記制から、1人3票の制限連記制に改める提案で、347名中賛成110名で否決された。反対意見として、制限連記は党派制で考えることになる、各教会総会では全数の選挙が行われている、全数を選ぶ権利がある、などがあった。
教区選出教団総会議員選挙の一部改正については、第1選挙で定数のうち30名を各支区(同数)で選出された候補者から総会議員を選び、第2選挙で東京教区総会議員全員から残数を選出する提案で、330名中賛成83名で否決された。反対意見として、支区連合が教区ではない、などがあった。
「第71回東京教区総会議事録を総会……
信徒伝道者による聖礼典執行で前議長引責辞任
第61回東中国教区総会が、5月28~29日、米子教会を会場に、開会時正議員95名中71名の出席を得て開催された。
先ず、宇野稔前総会議長の任期途中による辞任と、後任選挙について記さなければならない。辞任に至る経緯は、常置委員会報告に詳細に記された。
約めて言えば、他教団で教師として働いていた人物が、身分上は信徒伝道者として迎えられたが、実質牧師としての働きを担っており、この人物は任務全うのために必要と考え、聖礼典を執行した。教区はこれを諫め、執行を中止するように勧告したことで、事は収拾したと判断したが、執行は続き、6名に洗礼を授けていた事実が、後に判明した。宇野前議長は、当該教会の代務者だったこともあり、責任を取り辞任した。
この経緯説明と事実関係の把握を巡り、長い質疑となった。宇野前議長が、この事実を承知し容認していたのでは……