選挙方法を巡り議論
第71回東京教区総会は5月29日と30日、東京山手教会において、正議員505名中、開会時310名が出席して開催された。
選挙方法の改正を求める議員提案が2件出され、活発な議論が交わされた。
教区常置委員選挙一部改正については、現行の1人5票の完全連記制から、1人3票の制限連記制に改める提案で、347名中賛成110名で否決された。反対意見として、制限連記は党派制で考えることになる、各教会総会では全数の選挙が行われている、全数を選ぶ権利がある、などがあった。
教区選出教団総会議員選挙の一部改正については、第1選挙で定数のうち30名を各支区(同数)で選出された候補者から総会議員を選び、第2選挙で東京教区総会議員全員から残数を選出する提案で、330名中賛成83名で否決された。反対意見として、支区連合が教区ではない、などがあった。
「第71回東京教区総会議事録を総会……
信徒伝道者による聖礼典執行で前議長引責辞任
第61回東中国教区総会が、5月28~29日、米子教会を会場に、開会時正議員95名中71名の出席を得て開催された。
先ず、宇野稔前総会議長の任期途中による辞任と、後任選挙について記さなければならない。辞任に至る経緯は、常置委員会報告に詳細に記された。
約めて言えば、他教団で教師として働いていた人物が、身分上は信徒伝道者として迎えられたが、実質牧師としての働きを担っており、この人物は任務全うのために必要と考え、聖礼典を執行した。教区はこれを諫め、執行を中止するように勧告したことで、事は収拾したと判断したが、執行は続き、6名に洗礼を授けていた事実が、後に判明した。宇野前議長は、当該教会の代務者だったこともあり、責任を取り辞任した。
この経緯説明と事実関係の把握を巡り、長い質疑となった。宇野前議長が、この事実を承知し容認していたのでは……
立川開拓伝道推進決議
西東京教区第26回定期総会は、5月27~28日、阿佐ヶ谷教会を会場に開催された。開会時出席正議員は209名中126名。組織会の後、准允に関する件を承認した。
開会礼拝では岩田昌路牧師(狛江教会)が「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。」と題して説教、続いて大村栄議長司式により准允式が執行された。また今総会の開会礼拝においては、教区設立以来初めてとなる聖餐式が執り行われ、記念すべきときとなった。
第1日目その後の議事では、諸報告および決算について取り扱われた。議事と並行して、常置委員選挙(半数改選)ならびに教団総会議員選挙が行われた。選挙方法に関して、常置委員会提案の全数連記に対し、常置委員選挙では予備選の実施、教団総会議員選挙については少数連記と立候補による所信表明を実施との提案が議場からなされた。提案理由での「顔が見えない」との意見に対し、「聖餐式が……
常陸大宮伝道所開設承認
第62回関東教区総会は5月29~30日、大宮ソニックシティ・小ホールを会場に、開会時正議員268名中202名の出席で開催された。総会礼拝の中で4名の准允式が執行された。
また、「『日本基督教団常陸大宮伝道所』開設に関する件」が承認され、伝道所開設の喜びを分かち合うひとときとなった。
その後、教団問安使・石橋秀雄教団議長による挨拶を受け、質疑応答は主に「東日本大震災救援募金関連」、「NCC関連」、「戒規関連」の3点についてなされた。石橋教団議長は、「震災救援募金会計支出は会計監査をもって詳細の報告をする」、「NCCは新議長により『伝道に熱くなる』NCCを目指している」、「戒規は教団の訓練規定、北村氏は未受洗者陪餐をやめて帰って来てほしい」と述べた。
「議長報告」で、秋山徹教区議長は「教団募金に集中して協力する体制をとっているが、そのために、教区としてもこれ……
新庄三教会、山形南北地区合同
第67回東北教区総会が5月29日~30日、仙台青葉荘教会と東北教区センター「エマオ」を会場に、開会時正議員153名中130名の出席を得て開催された。
最も関心を集めた議案は「新庄教会と新庄本町教会と新庄新生教会合同に関する件」と「東北教区山形南地区・山形北地区合同に伴う教区規則第45条①改定に関する件」。審議は、一日目、開会礼拝と准允式執行の後、「第38回教団総会議員選挙に関する件」の予備投票の直後に、法定議案より先に行われた。
多勢眞議員(新庄教会主任)より経過説明がなされた後、「三教会が合同したが、名称はどのように決めたのか」「会堂の使い方など今後の展望は」など幾つかの質問が出された。多勢議員は、「名称は最後まで審議した。計50回の合同委員会はその結果である」「礼拝は旧新庄教会で、祈祷会は旧新庄新生教会で行っている」と答えた。最後に高橋和人教区議長は……
伝道所信徒議員資格を巡り議論沸騰
第69回沖縄教区総会は、5月27日から2日間、沖縄キリスト教センターで開催され、開会時、正議員44人中38人が出席した。
沖縄教区は、03年以来、連続10年、教団問安使を拒否したが、沖縄訪問中の石橋秀雄教団総会議長は、昨年に引き続き、総会を傍聴した。
午後4時30分からの開会礼拝終了後、組織会に入る直前、「昨年の教区総会で可決した教区規則改正にのっとり、何故、伝道所信徒議員が正議員として招集されなかったか」の質問から長い論議が始まった。
竹花和成議長は、「本年1月、信仰職制委員会から規則変更不承認との通知、2月、総会議長名で『常議員会で否決されたので不承認』との通知を受け取った。合同の経緯に何ら反省、配慮しないやり方には、教団にますます距離を置き続けざるを得ない」との議長総括報告を読み上げ、「三役は、今総会までの任期なので、新三役の下で検討して……
[主催】 青山学院
【場所】 間島記念館(青学キャンパス内、2階展示室)
【内容】
本多庸一(青山学院日本人初の院長1848~1912)の召天100周年を記念し、聖書の一説を記した直筆の書や絶筆書簡(複製)、写真、肖像画など、ゆかりの品々を豊富に展示、明治期キリスト教界の中心人物としての足跡を追う。
【期日】 ~2012年11月30日(金)
*7月末までは、毎週月・火・水(休日、祝日を除く)に開館しています。
8月以降の公開日程については、下記問合わせ先までお尋ね下さい。
【時間】 10:00~16:00
*上記以外の日時をご希望の場合、電話にてご相談下さい。
【問合わせ先】
青山学院資料センター
(℡ 03-3409-6742)
「ハンセン病を正しく理解する講演会」2012年
【主催】社団法人 好善社
《関西・講演会》
◎日時 6月30日(土) 午後2時~4時30分
◎会場 日本キリスト教会 西宮中央教会
◎講演 「明日に向かって」-これからの人生をありのままに-
◎講師 宮良正吉さん(元国立療養所沖縄愛楽園入所者、ハンセン病関西退所者「いちょうの会」会長)
◎関西連絡先 川崎正明、長尾文雄
《関東・講演会》
◎日時 7月7日(土) 午後2時~4時30分
◎会場 日本基督教団 新栄教会
◎講演 「わたしの歩んできた道」-キリスト者として本名を名乗る-
◎講師 福仲 功さん(国立療養所星塚敬愛園入所者、園内単立キリスト教会恵生教会代表)
◎協賛 日本基督教団東京教区南支区社会部
【問合せ先】 社団法人 好善社
*聴講無料*
岸和田生まれ岸和田育ち、だんじり祭りをこよなく愛するコテコテの岸和田っ子である。
家族にクリスチャンはいなかったが、幼少期よりクリスチャンである叔母に連れられて、習い事感覚で教会に通っていた。以来、岸和田教会一筋である。その教会生活は、常にクリスチャンホームへの憧れと共にあった。
いつからかその思いは、牧師と結婚してクリスチャンホームを築きたいという思いに変えられていく。しかし、人の思いと神の思いは必ずしも一致するものではなく、示された伴侶は信仰を持たない男性であった。
ここからクリスチャンホームへの強い思いは、自分の子供と一緒に教会へ通い、子供と夫ともども信仰が与えられることによってクリスチャンホームは完成する、という思いへ変えられる。しかし、子供を与えられることはなかった。
同様に、人間の思いと、神の思いの違いを心底実感する教会生活を歩んでいる。人間の思いと神の思いの……
「子どもたちが外で遊ぶ姿に親も癒され」
第3回こひつじキャンプは、GWを利用した4月28日(土)~4月30日(月・祝)までの3日間、9家族31人の参加者が与えられ、東京YMCA山中湖センターのキャンプ場で行われた。
天候にも恵まれ新緑の輝くなか、野外炊事やキャンプファイヤー、ボートやカヌー体験、ハイキングなど、今まで以上に、よりキャンプらしいプログラム内容になった。
今回は、三菱商事のリフレッシュ・キャンプと連動した内容になっており、山中湖センターには期間中約80名の福島の親子が短期保養のために滞在した。
郡山を経由し会津放射能情報センターを出発した参加者たちは、大型連休中にも関わらず不思議に渋滞も無く、バスの中でも子どもたちを飽きさせない東京YMCAの巧みなバスプログラムを楽しみながら、約6時間かけて山中湖に到着した。
湖畔では「約1年ぶりのお砂場あそびです」という幼少のお……