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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4731号】韓国側50名余、日本側20名余が参加、講演や活発な意見交換 韓日連合異端対策セミナーを開催

2011年9月10日
大韓イエス教長老会(PCK)と日本基督教団による「第96回韓日連合異端対策セミナー」が6月23日、韓国の大田儒成(デジョン・ユソン)教会を会場に開かれた。 韓国側からPCK異端似而非対策委員会関係者や弁護士等50名余、日本側から教団宣教委員会委員長、宣教幹事、統一協会問題全国連絡会関係者および統一協会問題キリスト教連絡会関係者、全国霊感商法対策弁護士連絡会の弁護士など20名余が参加し、講演や活発な意見交換が行われた。 最後にPCK側より合同祝福で韓国に渡った日本人女性救出のため日本側の連絡窓口設置の要請があり、宣教委員会委員長より「日本に持ち帰って前向きに検討する」旨の返答がなされた。 セミナー冒頭、PCKのユ・ハンギィ牧師(異端対策委員長)より東日本大震災で苦しみの中にある日本国民と日本基督教団およびキリスト教関係者に対し慰めと励ましの言葉が述べられた。 第一講演「韓国キリスト教……

【4731号】諮問2件いずれも継続審議に 第2回信仰職制委員会

第37総会期の第2回信仰職制員会が6月27日(月)~28日(火)に、委員6名出席(1名欠席)のもと教団会議室で行われた。 前回の委員会から継続となっていたセンター北伝道所(神奈川教区)からの諮問「伝道所における聖礼典の執行について」は、継続となった。 また、今回内藤留幸総幹事から諮問された「教団と教区の関係について」と「信徒の戒規における常置委員会の審判の効力について」の2つについても継続となった。 本委員会は、現在、主に諮問に対して答申を出すというあり方で職務を遂行している。しかし、教規44条に定められている本委員会の職務は実に広い。これを積極的に遂行しようとする場合、ステートメントや教憲・教規の基本的な理解を示す解釈集のようなものを提示していく必要があるのではないか、という意見が出された。 (小堀康彦報)

【4731号】「伝道資金機構」の創設へ向けて大きく転換 第3回教区活動連帯金検討委員会

第3回委員会は2011年6月27日(月)教団会議室において開かれた。 本委員会の主題である教区活動連帯金に関する諸問題は、前回委員会までに集約されており、どう具体化するかに絞られていた。 問題点の整理は、第2回委員会報告でも記したとおりであるが、最も根源的な問題は、「連帯」をどう修復するかにかかっていた。 つまり、自己復元機能を失った船をどう救うかと譬えてもよいもので、「教区活動連帯金配分協議会」自体が、既に主体的解決不能に陥っていることにどう対処できるかが焦点となっていた。 一歩退いて、教区活動連帯金の性格と方向性の選択について上げるならば、現状維持のために経済的助けを必要とする教会を支援、現状の教区活動を維持するための教区への経済的支援、伝道活動活性化のための支援 以上の3点に要約できるが、第3の「伝道活動活性化のために支援する」を主要命題として、それが実現できる制度を構……

【4731号】荒野の声

▼教会学校のキャンプを終えて、教会に帰り、感謝のお祈りをした。「無事に帰ってくることが出来たことを感謝します」。翌日の祈祷会でも、出席の皆さんが「無事に守られて…」何回となく、無事を感謝する。▼「無事」、何事もなく。考えて見ると奇妙な言葉だ。無事を感謝する。何事もなかったことを感謝する。だったら、初めっからキャンプに行かなければ良かったことになりはしないか。▼無事とは、何事も無かったことではない。病気やけがや不測の事態が何も無かったということだ。順調に予定していたプログラムを消化し、楽しく過ごしたということだ。無事とは、何も無いことを言うのではなく、当たり前のものが当たり前にあるということだ。▼山や森に出かけると、決まって言う。「空気がおいしい」。本当だろうか。どんな味がするのか。だったら、おいしい空気の素を製造して、部屋の空気に混ぜたらどうだろう。▼実際は、「空気がおいしい」とは、何か特……

【4731号】宣教師一人ひとりの活躍を祈り 第1回宣教師人事委員会

第37総会期第1回宣教師人事委員会が、7月27日(木)、教団会議室において開催された。 委員会の組織がなされ、委員長に田村博、書記に山田謙を選出した。さらに潮義男、田中弘志、吉岡光人の5名で委員会を構成する。田中委員は宣教協力学校協議会からの選出であり、W・ジャンセン宣教師には、従来どおりに常時陪席してもらう。 この委員会は、世界宣教委員会のもとにある小委員会の一つであり、日本基督教団の宣教師として働くことを希望する教職信徒を海外の諸教会から受け入れるための人事を扱う。 今回の委員会では、前期までの案件や協議事項などの申し送り事項を確認し、各地で働く宣教師の動向を受け止め、前回の委員会(2011年1月)以降に新たに宣教師となって来日することを希望している人たちの申請について協議した。 宣教師になることを希望する多くの人が、海外の教会(教派)において研修を受け、精密な評価がなされて詳……

【4731号】救援募金目標達成のために具体的な取り組み 教団救援対策本部 第4回会議開催

8月5日、東京山手教会会議室にて、教団救援対策本部第4回会議が開催された。 開会の後、震災関係の募金の状況として、東日本大震災緊急救援募金(6月末で1066件、9441万8359円)、東日本大震災救援募金(8月2日現在で61件、727万594円)、海外からの献金(7月25日現在で1億302万8183円および35万ユーロ)の報告がなされた。 活動としては、日本キリスト教会館1階の11号室に、教団救援対策本部事務局開設の準備を進めていること、東北教区被災者支援センター(エマオ)における主にボランティア関連の活動、石巻築山におけるワーク拠点立ち上げの準備状況、遠野における自殺防止センター活動拠点立ち上げの準備状況等が報告された。 なお、これらの活動報告については、活動全体の計画を示す工程表を提示すべきであるとの意見が出された。 続いて、日本キリスト教社会事業同盟における被災地へのスタッフ……

【4731号】「宣教」「伝道」の定義を求め篤い議論 第2回宣教委員会

第37総会期第2回宣教委員会は6月29日(水)~30日(木)、教団会議室にて開催された。 常議員会での「救援対策本部」の設置、「海外献金プロジェクト」の可決が報告された。他、常設専門委員会、自主活動団体からの諸報告を受けた。その中で「伝道方策検討委員会」設置経緯が詳しく説明され、特に次のように報告された。 「委員会は、今のところ『伝道局』設置を将来に見据えて、教団内伝道団体との協働を模索しつつ具体的な伝道事例を研究している。」 その後、2012年3月に開催予定の「宣教方策会議」について協議がなされた。活発な議論を促すべく、先ず張田眞委員長から宣教方策会議の主題に関して提案・発題があった。 張田委員長は、「宣教基礎理論」(1963年)、「社会活動基本方針」(1966年)を振り返り、さらに1969年に勃発した教団紛争が教団の「宣教論」にどのような影響を与えて来たかを次のように語った。 ……

【4731号】9月11日2時46分 祈りと礼拝の時を大船渡で 《 911246  この日とこの時間に共に祈りを 》

あの未曾有の大震災から6か月になろうとしています。夥しい数の命が奪われ、壊滅的被害とそれに伴う精神的ダメージは計り知れません。 大船渡教会の牧師から、捜索により明らかに大震災以後とみられる遺体が発見されることがあると、また大船渡教会にも犠牲者があり、大船渡教会を支えてきた医師は検視中に倒れ脳死状態にあるとお聞きしました。 主の慰めと助けを求める祈りと礼拝の時を、日本基督教団主催で大船渡教会で開きます。大震災で愛する者を失って絶望的悲しみの中にある方々を覚え、家を流され生活の基盤を失って明日への希望を見いだせない方々を覚え、また、懸命に復興の為に働いている方々を覚え、ボランティア等被災した方々を懸命に支援している方々を覚え、大船渡教会での祈りと礼拝に全国の日本基督教団の教会の祈りを合わせていただくことをお願いします。 911246(9月11日2時46分)この時を覚えて祈り合いましょう。……

【4731号】キリストと教会に仕える 北海道で夏の青年修養会

求道・信仰について濃密な語りあい 8月11~13日、北海道・北広島教会を会場として「キリストと教会に仕える」有志の会主催、青年夏の修養会が開催された。遡ること30年以上前より、札幌周辺にある複数教会が合同の青年プログラムを行ってきた。その交わりをふまえた上で、今回はより広く道内全域の教会へ呼びかけ、修養会開催の運びとなった。また一昨年、プロテスタント日本伝道150年記念大会・献身修養会に北海道からも参加者があり、ぜひ北日本の地でも献身修養会を開催したいとの願いと幻が、教会青年と教職の間に起こされ、今回の開催へと至ったものである。日本基督教団内の有志伝道団体である日本伝道会(小島誠志代表)と全国教会青年同盟(林田秀彦理事長)も計画に賛同し、協力した。 帰るべき場所をもつ人生 講師として、小林克哉牧師(西中国教区・呉平安教会、教団伝道委員)が招かれた。師は北海道出身の伝道者で……

【4729・4730号】放射線の恐怖が襲う福島中通りの諸教会を訪ねて

2011年8月13日
放射線の恐怖の中で、礼拝を守り、子どもたちを守る《福島県中通り地方の諸教会伝道所》(以下教会と略)を6月28~29日、教団関係者一行4人で訪問した。全ての教会を訪ねることは日程的に無理があった。スケジュール調整は不可能と判断し、幾つかの重点取材教会には事前の連絡を入れたものの、他は、いきなり訪ねた。東北教区福島地区、いわき・郡山地区25教会の内、20が中通り地方にある。その内、11教会と他に教会関係施設で、現況を見聞きすること、聖書を朗読し祈ることが許された。 それぞれの町の被害程度も性格も違うし、地震に遭遇した教会員一人ひとりの生活も性格も違うのだから当然、教会毎に状況は多様だ。一方で、この地に住む人々は、《放射能汚染への危機感を、共有させられ》ている。これも所によって放射線数値が異なるし、自ずと危機感にも程度差がある。しかし、或る教会員が漏らしたように、一見平穏な日常が続いているようで……
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