東日本大震災救援募金(国内分)が10億円の目標のところ、4億円に達しようとしています。教団事務局の壁に、毎週初め掲示される募金累計額を見ながら、祈りをこめて献げて下さる方々への感謝の思いを新たにしています。この献金が大地震や津波や原発事故による放射能汚染で苦しんでいる被災者の支援に活用され、立ち上がる勇気や希望を与えるために役立つことを切に望んでおります。
わたしたちは献金を「ささげる」と表現しますし、礼拝も「ささげる」といいます。両者は共に生ける神に「ささげる」のです。ローマの信徒への手紙12章1節には「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です」と記されています。献身こそ礼拝だというわけです。わたしたちは、自分の人生全体を生ける神に献げ、神の救いのみ業のために用いていただくことこそ信仰者の喜びだと信じているのです。
東日……
母から受けたものを、更に新しく生きる恵み
80歳を過ぎ、長い年月、主の恵みに支えられ生かされてきたことを心から感謝している。その間、いつも教会の交わりに生かされ、支えられてきた。
父を早くに亡くし、幼い頃から母と二人きりの生活だった。明治生まれの女性ながら、献身し、神学科で学んだ大変信仰深い人で、婦人伝道師として日本メソヂスト教会に仕えた。母が天に召されるまで、離れることなくその後姿を見て生きてきた。母の祈りによって、私がキリスト者として生きるべき道が備えられたことを思う。
3歳で日本メソヂスト高町教会(現在の浜松教会)で幼児洗礼を受けた。第二次大戦の時代を挟んで15年、浜松で教会生活を送った。共励会(青年会)の一員として戦後の教会を支えた。母と共に上京してからは、九段教会で信徒として過ごしてきた。もうすぐ60年になる。
母は、九段教会で幹事(役員)として、また、東京……
日本基督教団東日本大震災救援対策本部主催による北海道報告会が、7月14日(土)、札幌北光教会(後宮敬爾牧師)を会場に開催された。
開会礼拝では、北紀吉救援対策本部委員が、マルコ福音書5章の「ヤイロの娘とイエスの服に触れる女」の箇所に基づいて、次のように説教した。
35節、「お嬢さんは亡くなりました。もう、先生を煩わすには及ばないでしょう」。亡くなったから全ては終わった、後のことは無駄だ。人生は死の支配によって終わる。「先生を煩わすには及ばないでしょう」とは死の支配の前にはイエス様も無力だということだ。誰もがそう思った。しかし36節、「恐れることはない。ただ信じなさい」と、イエス様は言われた。人の望みが尽きた時にこそ、信仰が問われる。人の望みが尽きた所に、主はともにいて下さる。
39節、「子供は死んだのではない。眠っているのだ」。死の支配で全てが終わるのではない。今、この時、十……
作道至示氏(隠退教師)
12年6月9日逝去、84歳。東京都に生まれる。'56年東京神学大学を卒業、同年三崎町教会に赴任、姫路教会、再び三崎町教会を経て、日本医療伝道会に01年まで勤め、同年隠退した。
遺族は、妻・作道エイさん。
長橋晴子氏(日野原記念上尾栄光教会主任担任教師)
12年6月23日逝去、62歳。東京都に生まれる。11年東京聖書学校を卒業、同年日野原記念上尾栄光教会に赴任し、牧会した。
遺族は、夫・長橋和彦さん。
6月25日、知花スガ子宣教師派遣式が、世界宣教委員会・秋山徹書記の説教、木下宣世委員長の司式により、シロアム教会において、執り行われた。
知花氏は、南米のボリビア福音メソジスト教会ラ・グロリア教会(大熊豊子牧師)に、日本基督教団からの派遣宣教師として赴任する。
生徒26人が集まって行われた教会学校の礼拝からスタートしたこのラ・グロリア教会は、昨年5月に逝去した山畑勝美牧師と佳惠夫人によって1959年に開拓された。当時は飲料水の確保もままならない過酷な状況であった。現在は付属幼稚園があり、4、5歳児の2年保育を行っている。
ボリビアは日本の約3倍の広さを有するが、日本語の教会はサンタクルス県にあるこのラ・グロリア教会だけである。沖縄からの最初の入植者が1954年に開拓をした村にあり、現在「オキナワ村」として正式に認められており、日本人・日系人約800人が生活している(2011年……
第9回委員会が6月11日、教団会議室にて開催された。
今回の委員会は、これまで積み上げてきた委員会の検討を集約して、制度設置に向けて成案を作成し提案するための作業となった。
まず、伝道資金についてその目的と内容を確定した。
この資金の目的は伝道推進にある。そのために、教区の伝道を支援するための交付金、また教会、伝道所の設立のために必要な土地取得のために貸出資金を用意すること、さらに今後様々な展開が必要とされる伝道プログラムの資金として伝道に特化して用いられるものとなる。また伝道推進には地域格差是正の意味も込められることとなる。
原資については分担金と献金とした。分担金は各教会経常収入の0.5パーセントに当たる金額を全ての教区に賦課することとして賦課額を試算した。さらに、これまでの連帯金での負担額から減少する教区、具体的には東京教区と西東京教区には教区の決議による加算分担金をお願いす……
6月29日、教団会議室にて、教団救援対策本部第13回会議を開催した。
本会議より、宣教協力学校協議会から嶋田順好教師が委員として加わったほか、被災3教区の各教区議長も委員としての出席(これまでは陪席)となった。
先ず、6月29日現在の国内募金総額が3億8488万4403円、海外からの献金が2億1044万705円と報告された。
国内募金は伸びているが、海外からの献金はこのところ動きが無い状態である。
続いて、救援対策室会議報告として、石巻および仙台笹屋敷での地域の行事への支援を承認したこと、石巻エマオおよびハートフル遠野UCCJにおける専従者の選任について当該教区議長に協力を依頼したこと、NCCの災害対策室(JEDRO)との連携を協議する予定であることなどが報告されたほか、救援対策本部収支会計報告がなされた。
各被災教区からの報告として、奥羽教区からは各被災教会の現状報……
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第2日目最後に次の2件の議案が審議された。
「日本伝道の推進と教団の教師養成の重要性をふまえ、教団と東京神学大学との関係を回復する件」(提案者・議長)、「『信仰告白』と『教憲・教規』における洗礼と聖餐の〈一体性と秩序〉とを確認する件」(提案者・岡村恒常議員)。
「東京神学大学との関係回復」は、日本伝道を推進し、伝道する教団を建設するために教師養成は重要な課題で、特に教団立神学校である東京神学大学との関係を再構築するのが急務であるとし、同大学との関係を回復することを提案している。
提案理由の中で、第17、18教団総会において議決された東京神学大学に対する非難決議は適正を欠いたものであると認め、これらの諸決議ゆえに東京神学大学と教団の関係が現在に至るまで正常化できていないことを述べている。
また35教団総会における山北宣久議長報告「荒野の40年」で、東京神学大学の機動隊導入に……
教区活動連帯金検討委員会から、「従来の教区活動連帯金を廃止し、教区・教会の伝道を推進するための『伝道資金』を設ける」教規施工細則を新設することが提案された。
細則には以下のことが盛られている。伝道資金の原資は分担金および献金からなる。分担金は、全教会経常収入の0.5%を教区現住陪餐会員数の比率により算出し、各教区より拠出する。献金は、教区、教会、団体、個人から募る。その際、支出の用途を指定することが出来る。支出は、伝道交付金、教会土地取得のための貸付資金及びその他の伝道方策に対して行う。この内、伝道交付金は、分担金総額の5分の4を下回らない資金を当て、この資金の必要度の高い教区に申請によって交付される。その際に、これまでの教区活動連帯金における実績と新しい評価基準が考慮される。教会土地取得のための貸付資金は、分担金の5分の1を限度として積み立てる他、指定献金があれば、これも積み立てる……