▽日 時 2012年5月12日(土)10時~17時
▽会 場 教文館・ウエンライトホール
▽入場料
大人1、000円
中学生以下500円
▽目 的 聖書に関係するマンガ、絵本、アニメビデオを通し青少年に福音を伝える。
▽内 容 マンガ聖書等の展示・ミニライブ・パネルディスカッション・メッセージ
▽詳 細 実行委員・内野正(047-349-1530、日本基督教団清水教会員)まで。
北久保勝也氏(隠退教師) 12年3月14日逝去、87歳。東京都に生まれる。'53年日本基督教神学専門学校を卒業、同年京都丸太町教会に赴任、和戸教会、熊谷教会、長崎古町教会を経て'95年まで洗足教会を牧会した。遺族は娘・巖崎悦子さん。
春季の試験では、正教師は再受験者のみで、神学校を卒業・修了した補教師の受験者が多くなります。
それだけに、面接試験において、伝道者として召され、遣わされる者としての覚悟を厳しく問う場面が、多々ありました。
学科の試験はできていても、神の召しについて、また宣べ伝えるべき福音の内容について、言葉が整わない受験者もありました。
改めて、神に召された者として立てられ、遣わされていく事実を、厳粛に受けとめていただきたいと思います。
補教師として教会・学校に仕える日々の営みが、そのまま正教師試験受験の準備になります。御言葉を説くことに全力を注ぎ、説教者としてたゆみなく成長して行かれることを望みます。
また神の民の歴史を振り返りながら、私たちが生きる今という時を神から捉え返していくセンスを磨いてください。祝福を祈ります。
第37総会期教師検定委員長
東野尚志
教憲教規および諸規則・宗教法人法(60分)
(A,B,CⅢ)
次の2題に答えてください。
1.「教憲教規および諸規則」が示す教団の教師とは何であるかを述べてください。
2.あなたが4月から赴任された教会に於いて、『教会規則』を変更することになりました。そのために為さなければならない必要な手続きを「教憲教規および諸規則」と「宗教法人法」の規定に沿って、その発議から完了に至るまでのすべての手続きを順序正しく(=時間系列に沿って)述べてください。
旧約聖書神学(60分)(B,CⅢ)
次の2題に答えてください。
1.旧約聖書におけるキリスト証言について、述べてください。
2.エレミヤ書の内容と思想について、述べてください。
新約聖書神学(60分)(B,CⅢ)
次の2題に答えてください。
1.共観福音書におけるキリスト論的称号を2つ以上挙げ、テキストを示しつつ論じてくだ……
個人面接を試験と位置づけて
2012年春季教師検定試験が2月28日~3月1日、東京会場(教団会議室4階、6階)において実施された。1日目は開会礼拝の後に学科試験、2日目と3日目は全体会の後に個人面接試験という日程であった。
今回初めて、教師検定規則改正第4条3号(36総会期常議員会で可決)に基づいて試験が実施された。従来、大学神学部を経ないで教団立および認可神学校大学院に入学し卒業予定の補教師志願者も、Aコース受験(学科試験は教憲教規および諸規則・宗教法人法の一科目、提出課題は説教一編を課す)が認められていた。しかし正教師検定受験時に基礎学力不足が露見するケースが相次ぎ、問題が指摘されていた。規則改正により、在学中に履修した学部科目を教師検定委員会が認定し、未履修科目を受験科目に加えて試験が行われることとなった。
今回の受験志願者総数は67名。内訳は補教師が57名、正教師9名、転……
日本キリスト教協議会(NCC)第38回総会が、3月26~27日、日本聖公会聖アンデレ教会を会場に、70名の議員が出席し開催された。
冒頭から、会議の成立要件を巡って議論が紛糾するなど、波乱の幕開けであった。
過去10年以上にもわたり、NCCの活動全般、特に社会問題への取り組みの姿勢、教団の分担金査定について、教団とNCCには、少なからぬ意見の不一致があった。
最近には、現行の常議員制度から、参加団体から一名ずつの理事を得ての運営に、機構を改革するという案についても、負担金との絡みで議論があった。
しかし、今総会においては、現行の常議員制度が継続されることとなり、新執行部が組織された。
教団から、議長に小橋孝一牧師(新島教会)、総幹事に網中彰子牧師(ベテル教会)が選出され、東日本大震災への対応、機構改革と重大な局面で、重い責任を担うこととなった。
主題講演Ⅱ「伝道と伝道協力」は、1日目夜、夕食休憩後の午後7時より行われた。
講師は平井章氏(社会福祉法人十字の園理事長、日本キリスト教社会事業同盟総監事)。
1時間あまりの講演は、後の夫人に「クリスチャンでない人と結婚する気持ちはない」と言われたことが、教会・信仰との出会いに繋がったという、氏の結婚の逸話から始められた。「そのような者が、キリスト教福祉の施設長として働き、社会事業同盟総監事として、この場に立っていることに不思議を感じる」と述懐した。このことは、単に興味深いエピソードであるにとどまらず、講演全体の背景色となっていた。
十字の園に属する特養老人ホームの一つに、ノンクリスチャンの施設長を採用した。この人の夫人はお寺の住職の娘、本人も得度し、お坊さんの資格を持っており、施設長として既に10年勤めている。その中で、「キリスト教精神でなければ福祉は出来ない」と確信するに至り、つ……
第2日目、午前には4つの発題、昼食を挟んで8つの分団での協議、午後には分団報告を含む全体協議を行なった。
発題は「伝道協力について」のテーマで宣教協力学校協議会、伝道方策検討委員会、東北教区、四国教区から各15分ずつ行なった。
宣教協力学校協議会から本田栄一氏(桜美林中学高校)は、「伝道協力-キリスト教学校の役割と課題」と題して、北陸学院、女子学院、そして桜美林中学高校とキリスト教学校に勤めてきた者として宣教協力について一緒に考えたいとした。まず、ユニセフ「先進国の幸福度調査」(2007年)、日本青少年研究所調査(2008年)、東京都教育委員会調査(2009年)によって、日本の子どもたちの孤独感、中高生の自己能力に対する不安、自己否定の感情が高いといった調査結果を紹介した。このような子どもたちを取り巻く状況からキリスト教学校はどのような教育を行い子どもを育てるかという課題として、「ひと……
伝道と伝道協力、共通理解と協働を求めて
六本木にほど近い鳥居坂教会を会場に、宣教方策会議が開催された。張田眞牧師によれば、六本木は最先端で高級イメージの都市再開発地域、経済成長期に発展した朝まで続く喧噪地域、そこは人種の坩堝、昔の良き時代を偲ばせる緑の残る教育・文化ゾーン、それらが織りなす光と闇とが交差する街。この地で、伝道の業に派遣されることの意味が問われ、学びと共に、盛んな議論が交わされた。
主の証し人として地の果てまで
開会礼拝、来賓挨拶、主催者挨拶
2011年度宣教方策会議が3月5~6日、鳥居坂教会を会場に、「伝道と伝道協力、共通理解と協働を求めて」の主題のもとに行われた。開会時で85名の出席があった。
開会礼拝で、石橋秀雄教団議長はマタイによる福音書27章61節より「ともに座る」と題して説教、会議主題のもと、教団の伝道協力における一致と再建の進路を示した。主旨は……
3月11日には、東日本大震災から一年を覚えての礼拝や集会が各地でもたれた。特別な集まりをもたなかったところでも、同日の礼拝においてそのことを覚えて祈りがささげられたことと思う。奥羽教区では同日午後に教区内6箇所で礼拝がもたれ、合計480名の出席があった。東北教区、関東教区においても同様の集会がもたれた。被災地(教会)でもたれた礼拝と、被災地から遠く離れた地でもたれた礼拝では、集った方たちの置かれている状況の違いはあるが、それぞれにひたすらにみ言葉に聴き、祈りを合わせることができた。
震災以後、教会においてはもちろんのことであるが、普段教会とは関わりをもっていない方たちの中でも、「祈りたい…」、「祈りをささげたい…」との思いをもっている方が多くおられることを感じている。昨年のクリスマスの集会などには、日本各地においてそのような思いの方たちが教会に足を運んだのではないだろうか。祈りこそはその……