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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4753号】消息

2012年8月4日
松原 茂氏(隠退教師) 12年4月28日逝去、83歳。大阪府に生まれる。'94年大阪キリスト教短期大学専攻科を卒業、同年いずみ教会に赴任、千里聖愛教会、大阪のぞみ教会を経て、河内長野みぎわ教会を05年まで牧会し、10年隠退した。遺族は、妻・松原幸子さん。 久保田純一氏(隠退教師)12年5月16日逝去、82歳。上海に生まれる。'56年東京神学大学大学院を修了、同年瀬戸永泉教会に赴任、二宮教会、聖光学院を経て、福岡女学院に'91年まで勤め、07年隠退した。遺族は、娘・秋本基子さん。 築山泰三氏(芦屋西教会主任担任教師)12年5月25日逝去、75歳。大阪府に生まれる。'67年関西学院大学大学院を修了、'64年蒲生教会に赴任、天王寺(現、喜連自由)教会を経て、芦屋西教会を牧会した。遺族は、妻・築山洋子さん。

【4753号】第5回伝道委員会 「伝道アイデアパンフレット」9月発行へ

 第37総会期第5回伝道委員会が6月26日~27日土気あすみが丘教会にて開催された。  25日より西千葉教会にて開催された教区伝道委員長会議を終えての委員会となった。  2009年に完成した光の漂う新会堂にて開会礼拝が捧げられ、岩田昌路書記がヨハネによる福音書15章1~17節から説教し伝道への勧めをなした。  委員会の冒頭において、教団宣教研究所の宮本義弘委員長、飯田敏勝委員の陪席を承認し、両委員から『改訂宣教基礎理論』の説明、第一次草案検討の要請を受けた。質疑応答後、各委員の応答を書記がまとめて、7月末までに教団宣教研究所に伝えることを確認した。  前回議事録の確認に続いて、業務報告、教団東日本大震災救援対策本部報告、伝道方策検討委員会報告、「信徒の友」「こころの友」編集委員会報告、教誨師教区代表者会報告が、各担当委員、担当幹事からなされ承認された。  以下に協議の内容を列挙す……

【4753号】第37総会期教区伝道委員長会議 『一つと成らんために』をテーマに

 第37総会期教区伝道委員長会議が「一つと成らんために」をテーマに、6月25日~26日、西千葉教会にて、教団伝道委員会主催で行われた。京都教区と沖縄教区を除く15教区より出席があった。  開会礼拝では、米倉美佐男伝道委員長により「一つの群れとなる」と題して説教がなされた。「教団成立から10年後に出版された、『一つと成らんために』が紹介され、当時の教会の指導者たちが教派の違いを超えて一つに成らんとした様子が偲ばれる、現在の教団が一つと成って伝道していくため何をしていけばいいのか、祈り求めたい」と語られた。  開会礼拝後、発題がなされた。まず伝道方策検討委員会の鈴木功男委員より、教団教区の教勢分析が報告された。  続いて北紀吉伝道方策検討委員長により、伝道方策検討委員会の報告がなされた。特に伝道推進室設置の必要性について説明がなされた。  最後に、教区活動連帯金検討委員会の伊藤瑞男委員……

【4753号】第7回教師委員会 健康診断(人間ドック)に多くの希望者

 第37総会期第7回教師委員会が、天城山荘にて6月18~20日に、新任教師オリエンテーションをはさんで行われた。  第6回委員会以降の委員長及び事務局報告(2011年度教師委員会会計報告・教師継続教育研修費援助報告も含めて)が資料に基づいて、小宮山剛委員長と道家紀一担当幹事より報告され、質疑応答がなされた。特に当委員会より提案した「被災教会・伝道所担任教師健診(人間ドック)」(対象者は教師と配偶者)について、奥羽・東北・関東の教区議長及び教師宛に文書を発送した結果として、70名くらいの希望者があり、すでに40名弱に対して送金(約225万)した旨、報告があった。  また「救援対策本部会議」の報告もあった。  さらに無任所教師に関する件、第38回総会「教師委員会報告」に関する件が取り扱われた。  第7回委員会の中心議題は新任教師オリエンテーションであり、18日の委員会では、主としてオリ……

【4753号】第7会信仰職制委員会 洗礼式が有効か無効かを答申

 第37総会期の第7回信仰職制員会が6月25~26日に、委員7名全員の出席のもと教団会議室で行われ、以下の二つの諮問に答申が出された。 ◎東中国教区からの諮問  教会役員会において承認され、父と子と聖霊の名によって執行された洗礼が、他教団で按手を受領している日本基督教団の信徒によって執行されたものである場合、その洗礼は、有効であるか無効であるか。  答申  その洗礼は有効です。(『教憲教規の解釈に関する答申集』(2010年12月・77参照)  ただし、教会役員会が「他教団で按手を受領している日本基督教団の信徒によって執行」される洗礼を承認したことは、教憲(第8条)・教規(第104条⑵)違反ですから、教会役員会はその議決が誤りであったことを認め、その上で、執行された洗礼それ自体は有効であり、その洗礼を授けられた者たちはその教会の信徒であることを確認すべきです。また今後このようなこと……

【4753号】第5回予算決算委員会

異例の臨時委員会、緊急課題に対応 6月5~6日に、今総会期の第5回予算決算委員会が開催された。 計良祐時財務幹事より2011年度経常会計第三次補正予算及び決算に関して報告を受け、確認した。 また、東日本大震災関係の会計報告等を受け、現況と今後の課題について検討した。しかし、様々な検討課題があり、臨時の委員会を開催して集中的に取り扱うこととした。 併せて、臨時委員会において、今後も長く課題となるであろう教団全体の支出の減額の可能性も検討する。 財政支出の圧縮は、教区負担金の減額のためにも必要な課題であるが、すぐに支出を減らす手立ては見当たらないという所が現実である。臨時に委員会を開催することは異例なことであるが、現在の教団の抱えている財政的課題が大きいということとして御理解いただきたい。 2012年度の第一次補正予算案が提示され検討し、承認した。一旦、減額されたNCC分担金が……

【4753号】第4回世界宣教委員会 深い痛手を負いながらも主の御用に

第37総会期第4回世界宣教委員会が6月25日、教団会議室で開かれた。 教団より世界各地に派遣された宣教師の消息や、ケルン・ボン日本語キリスト教会の齋藤篤宣教師の就任式、また、ロンドン、ウイーンの日本語礼拝からの宣教師派遣要請があり、調査のため加藤誠世界宣教担当幹事が現地を訪問したこと、オーストラリア合同教会、ニュージランド長老教会などからも新しく総会参加の要請があり、世界宣教の活動の新しい広がりを感じさせられた。 宣教師支援委員会などの傘下の委員会報告の後、今回は、特に、ケルン・ボン日本語キリスト教会の奉仕を終えて帰国された林原泰樹宣教師の帰国報告を昼食を共にしながら聞く機会を持った。同宣教師は在ドイツ期間中に長女玲羅さんを白血病で亡くし、深い痛手を負った。ラインラント州教会との関係や現地日本人教会の課題などを聞き、その労をねぎらった。 主な協議事項として、 ①小海光宣教師は米国オ……

【4753号】荒野の声

▼牧師がチャリティー晩餐会を開いた。最初の料理が並んだ時、牧師が言った。「今日の料理には5種類の肉が使われています。それを全部言い当てた人は、無料にしましょう。誰も分からなかったなら、皆さん倍額支払って下さい」。▼最初の皿。「これは子牛ですね」、直ぐに当てられた。次もたちまち、「ラムでしょう。癖がなく上品に調理されています」となかなか好評。三つ目の皿、考え込む。やっとグルメで知られる監事が「フランス料理では鳩も食べるし、迷いましたが、思い出しました。これはうずらですね。あれはイタリア旅行の時だったかな」。▼四つ目。全員、皿の上のものをひっくり返したり、付け合わせの野菜をかき回したり。そこには薄切りのパンがあるだけ。聖書に通じている一番若い役員が言う。「分かりましたよ。最初が子牛、次が羊、そしてうずら。聖書にこじつけているのでしょう。これはイエス様の体即ち肉、聖餐のパンでしょう」。牧師が、に……

【4753号】2012年度新任教師オリエンテーション

交流を深め、今後の働きの場へ  6月18~20日、天城山荘(伊豆市)にて、2012年度新任教師オリエンテーションが開催された。出席者は73名(そのうち新任教師48名)であった。主題は「教団の教師として宣教を共に担う」であった。教師委員会としては、このオリエンテーションが、教団における宣教の働きの学びと共に、教団教師として、新しい出会いと交わりの恵み(同期の者が集まる唯一の機会)を味わう機会となることを願って準備に当たった。 《日本基督教団の伝道》  1日目、小宮山剛委員長による開会礼拝説教では、最初の任地の経験から、「伝道者は生けるキリストに出会う恵みを、最も身近に見聞きする立場に置かれており、それが伝道者として歩み続けさせていただく源となっている」ことが語られた。  その後、石橋秀雄教団総会議長による講演「日本基督教団の伝道」がなされた。 教会が本来持っている命と力の回復……

【4752号】問安を終えて

2012年7月21日
 何れの教区においても、年一度の教区総会は精神的にも体力的にも、多くのエネルギーを必要とする事柄であろう。私もこれまで、自教区の総会に最後まで出席するだけで、十分な疲労を覚えてきた。  それが、教団三役になると手分けして4つ5つの教区総会に伺うことになる。正直、これが一番の恐怖であった。否、勝手に、負担になると思い込み恐れていたのである。  ところが実際に伺ってみると、全く別の感慨が湧いてきたことに我ながら驚きを覚えている。この体験をむしろ得がたい体験、まことに幸いな体験と思うようになったのである。  何が幸いなのかというと、自分の知らない地で、その地域の課題を担いつつ、どのように諸教会が伝道し、苦悩し、また喜びを共にしてその一年を歩んでこられたかを知ることが出来るからである。  これはまさに三役の特権であり、問安使ならではの体験であろう。あとは、このような者をも、教団問安使として……
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