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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4752号】主の召しに応えて 都城城南教会牧師 山口 元気

2012年7月21日
あなたの出番です 新燃岳を擁する霧島連山の裾野に広がる、宮崎県都城市。地方都市の雛型のような町だ。 その地に立つ私どもの教会もまた、現代日本の教会の「雛型」のような教会かもしれない。戦後の50年代から60年代に受洗した、現在70~80代前後の兄弟姉妹が教会員の大半を占める。 そのような教会で、孫のような牧師は、エステルの養父モルデカイよろしく言い続けている。 「皆さんが召し出されたのは、今、この時のためだったのです」。 かの時代、多くの受洗者があった。しかしその後に教会を離れた者も、既に召された者も少なくない。にもかかわらず、今もって教会を支え続けている人々。「選り抜きの精鋭」としか言いようがない。 主は今日のためにこそ、この人々を残しておかれたのだ。受洗者が礼拝堂に並びきれなかった光景が、日曜学校に子どもが溢れかえった有り様が、脳裡に焼き付いている人々。何のために主はその……

【4752号】消息

杉本常雄氏(無任所教師)  12年4月29日逝去、62歳。大阪府に生まれる。'87年同志社大学神学部を卒業、同年阿倍野教会に赴任、11年まで淀川教会を牧会した。遺族は妻・杉本美由紀さん(無任所教師)。

【4752号】第6回部落解放センター運営委員会

常議員会からの修正意見を受け入れ 部落解放センター規約変更へ 第12回部落解放全国会議に引き続き、6月13日(水)~14日(木)、東梅田教会において第6回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は陪席者をあわせ延べ27名。 開会礼拝のあと、「部落解放センター運営委員の役割」「全国水平社宣言」の朗読にはじまった今委員会では、報告や議事の他に東谷誠運営委員長による解放理論のための内部学習会が行われた。全国会議での基調報告をさらに踏み込んだ内容で、センターは部落差別問題を無くすために教団に対してもの申すことが出来る立場にあること、ここぞという時には動く必要があるとの力強いメッセージが語られた。 今委員会でも充実した報告がなされたが、全国会議については報告と共に振り返りが行われた。常任運営委員会、みなおし委員会については、第38総会期第1回運営委員会までを任期とすることが了承された……

【4752号】第12回部落解放全国会議報告 「第12回部落解放全国会議わたしの中の差別・被差別、~来て、見て、知って、解放へ~

「第12回部落解放全国会議(わたしの中の差別・被差別、~来て、見て、知って、解放へ~)」を2012年6月11日(月)~13日(水)に日本基督教団東梅田教会を主会場として参加者200名で開催する事ができました。神様の導きを感謝します。 「差別は現場で起きている」ことを感じる全国会議となったか 全国会議実行委員長・大阪教区総会議長 向井希夫 教団部落解放センター開所30周年の年に、沖縄から北海道まで全国から200名近くの仲間が解放センターのある大阪教区に集い、全国会議を開催できたこと、主催者としては感謝の気持ちでいっぱいです。 今回の準備を進めるにあたって大切だと考えたことは、2日目のフィールドワークでした。振り返りの時間を入れて8時間取りましたが、それでも「短い」という意見が出るほど充実したものとなりました。一つ一つの現場にある差別の歴史、その差別との闘いの歴史に加え、現在の取り……

【4752号】荒野の声

▼日帰り温泉に出掛けた時のこと。特急券を求め、乗車口に近い席に座った。間もなく、切符売りの初老の駅員が電車に乗り込み、話しかけて来る。▼何か手違いでもあったかと訝っていると、駅員が言う。「その席だと、せっかくの景色が見えません。空席がありますから移って下さい」。勿論、直ぐに席を替えた。そうして、箱根を堪能することが出来た。▼出だしでご機嫌になったせいか、その日の短い旅を満喫出来た。バスに乗り換えて着いた日帰り温泉宿は、広告とは大違いで、みすぼらしいほどに小さく、近くには、お昼をいただく店もない。はるばるやって来て、昼食はなんと自販機のあんパン。▼常だったら、不満と後悔で夫婦喧嘩になっていたかも知れない。しかし、駅員から貰った心の余裕がある。宿は粗末でも、お湯は同じ、相客がない分だけラッキーかも知れない、と思うことにした。結果、十分に楽しんだ。▼復路では、70歳代の、同級会帰りのご婦人たちと……

【4752号】教会学校応援セット送付先を訪問 第6回教育委員会

 6月11日から12日、教団会議室にて37総会期第6回教育委員会が開催された。今回は両日の間、11日の晩に宣教師との懇談会も開催された。  委員会ではまず教会学校応援セットを送付した教会・伝道所への訪問報告がなされた。天白伝道所、くまの伝道所、北本教会、茅ヶ崎堤伝道所、津久見教会、東広島教会への訪問がなされ、教会学校応援セットを通して教団とのつながりを覚えている諸教会の様子を聞いた。  また2011年度のクリスマス献金の最終報告がなされた。第5回委員会での決定に従って、奥羽、東北、関東の3つの被災教区に子どもたちを覚えて用いて貰うためにそれぞれ200万円を、また残りを震災対策本部への献金とした。   なお2012年度のクリスマス献金も、震災からの復興を念頭に献金先を計画していくこととした。  2012年ユースミッションの詳細も検討した。8月18日から24日の日程で台湾からの青年を迎……

【4752号】復旧再建支援いよいよ具体的に 教団救援対策本部第12回会議

 5月31日、教団会議室にて、教団救援対策本部第12回会議を開催した。  最初に5月30日現在での国内募金総額が3億6、999万316円、海外からの献金は2億1、044万705円と報告された。  続いて、救援対策室会議報告として、仙台エマオのボランティア登録者数等の活動報告、各部署の会計報告、および海外教会向け募金趣意書の報告がなされた。  各被災教区からの報告として、奥羽教区からは、宮古教会が礼拝堂の応急処置として床の張替えをしたこと、千厩教会では会堂・牧師館建築に向けての資金繰りを検討中であることなどが報告された。  また、東北教区からは岩沼教会が建物補修工事を完了したこと、「原発事故に起因する放射能問題支援対策室(仮称)」設置の検討を進めてほしいとの要望が出されていること、そして、関東教区からは、5月に韓国基督教長老会からの訪問団と一緒に被災教会を訪問したことなどが報告された……

【4752号】在日大韓基督教会との宣教協力委員会 宣教課題と宣教協力を主題に

6月4~5日、ニューウェルシティ湯河原にて、第46回在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が、「両教会の宣教課題と宣教協力-日本における伝道-」を巡ってのテーマのもとに開催された。 在日大韓基督教会からは、金武士総会長、趙重來副総会長、朴太元副書記、洪性完総幹事・歴史共同研究委員、崔栄信宣教委員長、金健歴史共同研究委員、曺泳石幹事、許伯基幹事、そして、2日目の発題者である金鐘賢牧師(浪速教会)が出席した。 また、日本基督教団からは、石橋秀雄議長、雲然俊美書記、内藤留幸総幹事、小橋孝一在日韓国朝鮮人連帯特設委員長・歴史共同研究委員、張田眞宣教委員長・歴史共同研究委員、佐藤飛文歴史共同研究委員、加藤誠幹事、大三島義孝幹事、高田輝樹職員、宮本恩恵職員、そして、1日目の発題者である近藤勝彦東京神学大学長が出席した。 1日目は、石橋議長の説教による開会礼拝の後、近藤氏が「現代日本にお……

【4752号】教団問安使を受け入れず 教団新報取材もかなわず-京都教区-

京都教区総会が、5月3日~4日、京都丸太町教会を会場に開催された。 教団問安使の石橋秀雄教団総会議長は、当日会場教会を訪れたものの、会場の礼拝堂に入ることが許されず「応接室」に案内され、総会にも礼拝にも与ることが出来なかった。 また、教団新報の取材については、昨年度に引き続き、陪席も傍聴も許可されなかった。やむを得ず、公表された選挙結果のみを以下に記す。 教団総会議員選挙結果 【教職】井上勇一(洛南)、入治彦(京都)、横田明典(近江金田)、望月修治(同志社)、韓守信(長岡京)、川上信(八日市)、谷村徳幸(水口)、山田真理(上鳥羽)、大澤宣(紫野) 【信徒】原田潔(大津東)、川上穣(錦林)、平田眞貴子(平安)、谷口ひとみ(八幡ぶどうの木)、造田弘司(水口)、押本年眞(常置委員会推薦)、中井正子(常置委員会推薦)、菅恒敏(常置委員会推薦)、西井義(近江金田) (新報編集部報)

【4752号】各教区総会を終えて 教団総幹事 内藤留幸

 4月末の北海教区、四国教区を皮切りに始まった2012年度の各教区総会は6月30日の神奈川教区をもって終了した。いま、17教区の総会をふりかえって、まず導きたもうた主に感謝すると共に、気づかされた点をいくつか記しておきたいと思う。  各教区総会において第38回教団総会議員が選出された。けれども沖縄教区だけは今回も未選出。それなりの言い分があるのであろうが、教団に属する教区であるかぎり、教規に従って選出してほしかった。  異なった意見であっても教団総会の場で正々堂々発言するのが本筋ではないか。  教区総会は教団問安使と各教区内の議員たちとの貴重な話し合いの機会である。多少の差異はあったが東日本大震災救援についての教団の取り組みをめぐって話し合いがなされた。独自に救援活動をすることに熱心だった教区もいくつかあったが、募金に関しては教団ルート一本に絞ってすることが望ましいし、今後もその線で……
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