第二回教団教育委員会が、六月十一日(月)、十二日(火)の両日、教団会議室において開催された。主な協議事項は、教会教育プログラムとクリスマス献金についてであった。実務委員会である教育委員会は、委員が分担して小委員会を形成している。その一つであるプログラム委員会より、二〇〇八年度から二〇一〇年度までの「教師の友」の総主題と三ヶ月毎の単元のテーマの報告を受け、協議の後、承認した。総主題は前期プログラムと同じ「『いのち』を共に生きる」に決定した。「教師の友」は教団教育委員会が立案する三年サイクルの教会教育プログラムに則って編集されている。教育委員会と「教師の友」編集部、両者の働きのためにお祈り頂けると感謝である。クリスマス小委員会からは、二〇〇六年度の全国の教会学校よりささげられた献金の報告を受けた。学校や幼稚園、保育園からの献金も合わせた総額は11、233、414円(二〇〇七年三月末現在)であっ……
第35総会期第二回予算決算委員会は六月七日~八日開かれ、教団二〇〇六年度決算が確定した。
今委員会で特筆すべきことは、本部事務局の年度予算決算にあわせて、出版局、部落解放センターの決算が、本予算決算委員会での詳細な審議を経たところにある。
両者の決算は、教規で予決委員会を経て常議員会で承認を求めるよう定められており、この点でのこれまでの不徹底さが、今回改善された。また、これは、教団会計全体を統合的に把握する必要性を求める教団会計監査の方針及び機構検討特設委員会の趣旨に添うものである。
教団事務局会計〇六年度決算では、支出が前年度比約六%縮小の302、331、212円となり、収支差額5、021、581円を以って常議員会に報告されることになった。教団財政改善と健全化への努力の結果が〇六年度も見える形で表れていると言えよう。
二〇〇七年度補正予算は前年と横並び、303、415、508円で……
六月二三日、第一一八回神奈川教区総会が、清水ヶ丘教会を会場に開催された。まず、川又志朗牧師の司式により、逝去教師を覚えつつ開会礼拝が行われた。来賓の紹介の後、正議員二二八名中一五七名の出席が確認され、総会が成立した。組織会と議事日程の承認の後、高柳竜二議長により「神奈川教区形成基本方針」が朗読され、議事に入った。
議案第一号は補教師の准允執行に関する件。三名の准允受領志願者が所信を表明、質疑を経て、議長は次のように議場に問うた。「この准允受領志願者が受験した教師検定試験が、神奈川教区から見て不当であるとまでは言えないと思われる方の挙手を求めます」。これは、教師検定試験に問題提起をしてきた神奈川教区独特の手続きであり、教区総会における准允、按手礼の場合の他、常置委員会での志願者面接の際にもその都度行われている。この問いについて多数の挙手を確認した上で議案は可決、直ちに高柳議長の司式により准……
米国ニューヨーク郊外ユニオン日本語教会主任牧師
◎ニューヨーク在住日本人への特別牧会も兼任
◎資格/日本基督教団正教師
◎締め切り/2007年9月14日(金)
◎資料請求/世界宣教部
TEL03-3202-0544
去る六月十二日(火)、第二回世界宣教委員会が開催された。前回委嘱中であった委員が加わり七名全員そろった委員会となり、当委員会の下にある諸委員会の委員長らの陪席も含め合計一〇名という大きな組織となった。
まず、台湾の高雄日本語教会付属めぐみ園で、去る三月末日まで奉仕された高久華子宣教師の帰国報告を受け、慰労を兼ねた昼食会を催した後、委員会報告と協議に移った。
第一回委員会では委嘱中の委員が出席できなかったため、第二回の委員会では前回議事録(案)を丁寧に検討した上で承認する運びとなった。
今委員会は、改組に伴い委員会運営のあり方についての協議が大半となった。以下に報告する。
①二〇〇六年度会計決算と二〇〇七年度予算について協議され承認されたが、一方で、組織改変に伴い、会計収支が複雑になるのを防ぐため、会計のあり方の工夫を求める意見が出された。
②北米教会との関係継続のためアメリカ改革……
古都・奈良、平城京の一角・かんぽの宿に、教団の教誨師二七名が結集した。二〇〇七年六月四~五日、今回の教区代表者会は日本キリスト教団・教誨事業協力会にとっては、歴史的一頁になると、代表幹事生野隆彦師(三崎教会/横浜刑務所・横須賀支所)が挨拶。藤崎信師の開会メッセージに始まり、後宮俊夫師の閉会説教で締めくくられた。
さて「教誨師の課題と展望」を主題、=教誨事業協力会のあり方=を副題に、井上喜雄師(金沢八景教会牧師/横浜刑務所、今年度財団法人全国教誨師連盟の理事に就任)が発題。
一九六八年の機構改正以来、教誨事業は「刑務所伝道委員会」が廃止となり「日本キリスト教団教誨事業協力会」として任意団体になった歴史的経過を振り返りながら、この働きは、おもに①有志の団体、②募金の団体、③研修実行の団体であると分析された。そして今後、この団体が個人を主体とするあり方(任意団体)から脱皮し「日本キリスト教団……
去る五月三〇日(水)、宣教協力協議会(CoC)全体会議において正式にCoCの解散が決議され、今後北米の宣教師受け入れについては、日本基督教団が引き継ぐことも併せて決議された。
このCoC解散に伴い、第35総会期世界宣教委員会は、北米宣教師受け入れに関する責任を担うため、世界宣教委員会の下に宣教師人事委員会を新しく設置した。このことは、第一回世界宣教委員会開催の報告(教団新報四六二二号)ですでに触れたが、六月四日(月)、第二回の宣教師人事委員会で正式に委員会組織が決定し、いよいよ動き出した。委員長は木下宣世教師(世界宣教委員会委員長、西千葉教会)、書記は上内鏡子教師(世界宣教委員会書記、神戸イエス団教会)、委員三名は岡村恒教師(大阪教会)、田中弘志氏(女子学院院長、宣教協力学校協議会)、棟居勇教師(好善社理事長)、陪席者がウェイン・ジャンセン宣教師(東京神学大学)である。
この委員会は宣……
第35総会期第一回スイス協約委員会が、二〇〇七年六月七日、教団会議室で開催された。今期委員は伊藤瑞男(静岡教会)、廣石望(フェリス女学院大学)、ダーヴィト・ヴィダー(関西学院大学)の三名である。互選により委員長に伊藤氏を、書記に廣石を選出した。
報告としては、去る二〇〇六年十一月十六日から二〇日、スイス国バーゼルおよびベルンで「God's
Migrating People」を総合主題に開催された「スイス・韓国・日本三国間教会協議会」の実施報告がなされた。
日本側の代表団には本委員会より廣石望、ダーヴィト・ヴィダー、上田博子(教団担当幹事)の三氏に加えて、大津恵子(前「女性の家HELP」ディレクター)および土井桂子(前在日韓国朝鮮人・日韓連帯特別委員会委員)の両氏の計五名が参加した。スイス側はスイス・プロテスタント教会連合(SEK)とミッション21が、韓国側では韓国基督長老教会(PRO……
▼これは、敬愛する先輩牧師から聞いた実際の話。狭い境内地に教会、幼稚園、牧師館がある。彼はそれぞれの入り口で一旦立ち止まり…彼の言葉によれば、お面を整える。そうしないと、牧師、園長、そして夫・父、それぞれのあるべき顔を、うっかり間違えることがあるそうだ。間違えると、とんでもない面倒が起こる。▼入り口で、一旦立ち止まり…仮面かどうかはともかく、姿勢を整えることは、確かに要求される。現代人は、勿論、牧師も例外ではなく、複雑な社会の複雑な局面で、複雑多様な対応を要求される。忙しく仮面を付け替えるとさえ言えよう。▼だからこそ、確固として、自分の素顔を持っていなくてはならない。あまりの忙しさに、自分の素顔を忘れてしまうことも、ままあるらしい。多忙の忙とは、素顔を失うの謂かも知れない。▼映画「マスク」はⅠ・Ⅱとも愉快だった。プロンジーニの同名小説もある。超ベストセラー作家の隠れた名作だ。少し古いが、ツ……
教団の教師として宣教を共に担う
出身校等の違いを超えた同労者
二〇〇七年度の新任教師オリエンテーションが、六月二五日(月)から二七日(水)まで静岡県伊豆市の天城山荘にて開催された。主題は「教団の教師として宣教を共に担う」。新任教師が六一名、関係者を含めると計八一名が参加した。新任教師となって三カ月、それぞれの働きの場から離れて、歩みを振り返ると共に、出身神学校等を超えた同労者としての新しい出会いと励ましの時ともなった三日間であった。
毎年行われているこのオリエンテーションは、次の三つの課題を掲げている。①日本基督教団の「教師」像を探ること。②日本基督教団の「宣教」の内容を探ること。③宣教を「共に」担う協力体制を探ること。
今回の日程の概略は次のようなものであった。第一日目には、松井睦教師委員長による開会礼拝に続いて、「教団の過去・現在・将来」として山北宣久教団議長の講演……