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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4597号】人ひととき 佐竹順子さん

2006年2月25日
礼拝で養われた奉仕のフットワーク 「朝まだきチラシ束ねて足早に十五軒巡れりと水飲みつの妻」これは、県議会議員を務めた今は天にあるお連れ合いが詠まれた歌である。 毎月第四木曜日に家庭集会を開いている。その都度、週報に家庭集会の案内が記されているので赤線を引き配って歩く。朝早く、一時間半ほど歩いては配るのである。電話をかけて案内をするより、教会の週報を見ていただきたいとの願いもある。そのお陰で健脚になったと言われる。現在では全国を歩いているかのようである。時には自分で案内書を作ることもある。配布し、声をかける。「伝道は声かけです」と熱意を語る。遡ること一九七〇年からであり、三六年続けている。 一九六二年に結婚。それは知的障害者と共に歩む始まりであった。家でもあり施設でもあるところから二分の距離に大塚平安教会があった。すぐに東京山手教会から転入する。まもなく役員となり、婦人会を立ち上げ……

【4597号】出版局ニュース

●新刊から 『キリスト教礼拝・礼拝学事典』(今橋朗・竹内謙太郎・越川弘英=監修)プロテスタント、聖公会、カトリックなど日本のキリスト教界が総力を結集して完成した、日本初の本格的事典。礼拝関連の全ての分野を網羅する四〇〇余の項目は全て書き下ろし。礼拝の歴史に学び、明日の礼拝を切り拓くための最新の事典。牧師と信徒が礼拝を知るために。 *A5判・五三〇頁・特価八九二五円(本年六月末迄) ●書評再録 『キング牧師フォト・ドキュメント 私には夢がある』 アメリカの人種差別撤廃運動を指導したキング牧師の生涯をたどる写真集。三〇万枚以上の写真から選んだ決定的な三六五枚。「キングは、非暴力のガンジー哲学を米国で実現し、二〇世紀に貢献した」。七年前、インタビューしたコレッタ夫人の声がよみがえった。(朝日新聞=〇五年一二月八日)*B4判・八九二五円

【4597号】催し

★岩村昇感謝記念会 「みんなで生きる」~岩村昇医師から受け継ぐもの~ /時=3月11日(土)13時半~16時(予定)/所= 日本基督教団信濃町教会/参加費= 五百円(当日受付にて)/内容=記念礼拝とパネルディスカッション/主催・問合せ= (社)日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)TEL03-3208-2416 ★神学校新卒者エキュメニズム研修会 時=3月15日(水)10時~16時半/所=AVACOおよびキリスト教会館/午前、講演(「現場から見たエキュメニカル運動-共に生きる社会を目指して」李清一さん)、午後、「交わりとキリスト教団体の働きを学ぶツアーなど」/対象=本年度神学校卒業予定の方(教派を問いません)。また、日本基督教団教師検定試験C3受験生の方および合格後一年以内の方/参加費=無料/締切=3月6日(月)/主催・問合せ=NCC教育部(TEL・FAX03-3203-0731……

【4597号】お知らせ

◇ 宣教師公募 任地=台湾・台北・台湾基督長老教会国際日語教会/任務=牧師/任期=2006年9月~2009年3月(2年7ヶ月)/条件=教団正教師/応募締切=2006年5月31日/他詳細はお問い合わせ下さい。世界宣教協力委員会・TEL03-3202-0544

【4597号】伝道のともしび

「子どもバザール」 下谷教会 下谷教会は、昨年一二月創立一二六周年を迎える。一八七五年、カナダメソヂスト教会によって創設され、その後メソヂスト三派が合同して日本メソヂスト教会となり、その後に日本基督教団下谷教会となった。現在、辻秀治牧師、順子牧師が牧会している。 二〇〇二年四月から新会堂は、美しい鐘の音と共に上野の新しいシンボルとして親しまれている。東京下町ならではの家庭的性格を生かし、福音伝道を展開してきたと、教会員は口々に語る。毎年行われる「子ども会」もその雰囲気を活かして、地域の子どもたちやその家族を家庭的であたたかい教会へと迎え、「主イエス・キリストとの素晴らしい出会いの場」となることを目指している。今年の会を訪れた。 一月二九日の主日、午後一時半から「子ども会」が三部に分けて行われた。受付には名札と地域通貨ならぬ教会通貨の手作りデナリが用意され、参加者は「教会学校……

【4597号】消息

田中道宣氏(隠退教師) 一月二日、逝去。八六歳。長崎県に生まれる。一九四一年関西学院神学部卒業後、久留米東町教会に赴任、八八年まで牧会し、隠退した。遺族は妻の政子さん。 加藤俊三氏(隠退教師) 一月六日、逝去。一〇一歳。愛知県に生まれる。一九三〇年私立中央神学校卒業後、日本基督撫養教会、三春教会に赴任。三七年から四四年まで福山延広教会、五四年まで久万教会、その後七五年まで篠山教会を牧会し、隠退した。遺族は長男の和久さん。

【4597号】教区コラム 神奈川教区

教区設立40周年事業への取組み 高柳竜二 神奈川教区は一九六五年四月一日に東京教区より分離し設立された。昨年二〇〇五年が教区設立四〇周年であった。 遅ればせながら、今年一月の常置委員会において教区設立四〇周年を記念した事業について話し合われた。そこでは、「伝道説教を教区内より公募し選定して説教集を出したらどうか」とか「教区内百七教会伝道所すべてから礼拝説教を出してもらって説教集を出したらいい」などいろいろな意見があった。常置委員および陪席者から「そんなことには反対だ」との意見は誰からもなかった。 話し合いとしては、教区内すべての教会伝道所から礼拝説教を出してもらって説教集を作るということに好意的な意見が多かった。このことが実現できるならば教団一七教区の中でも初めてのことではないだろうか? 日ごろから、諸教会伝道所が主から託された宣教・伝道の業に励み、その中でみ言葉の説き明かし……

【4597号】速水優前日銀総裁を講師に 西東京教区 キリスト教講演会

西東京教区では年一回、壮年委員会主催による「キリスト教講演会」が行われている。社会福祉、キリスト教教育、老いなどの現代社会、そして現代の教会に於ける諸課題を取り上げ、講演を伺い、教区内壮年会の親睦の時ともなっている。六回目となる今回は、一月二二日、「職業観について-コーリングへの応答」と題して、キリスト者経済人である速水優氏(前日本銀行総裁・聖学院名誉理事長・阿佐ヶ谷教会員)を講師として、阿佐ヶ谷教会に於いて開催され、教区内外二五教会より約一〇〇名の参加があった。 速水氏は、自らの戦中・戦後体験、経済界での経験はもちろんのこと、教会での経験、海外での体験や理事などで関わってきたキリスト教主義学校での経験を通して、「職業観」をどう考えるか、その思いを語られた。 速水氏の「職業観」は、大塚久雄氏のマックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』解釈に影響を受け、コリントの……

【4597号】宣教課題としての外国人住民基本法 第20回外キ協全国協議会・全国集会

二〇〇六年一月一九~二一日、広島を会場に「第20回外キ協全国協議会」「同全国集会」が開催された。協議会では〈宣教課題としての外国人住民基本法-戦争と排外の時代に「外国人住民基本法」制定運動を展望する〉を主題として、三日間にわたり熱心な討議が交わされたが、これに先立ち今回も現場研修が設定された。広島YMCAの皆さんの案内により平和公園、広島城跡にある旧大本営跡などを巡ったが、特に朝鮮人原爆犠牲者慰霊碑については、協議会で証言された在日大韓基督教会広島教会の金信煥名誉牧師のお話とも直接結びついて心を揺さぶられた。大本営跡、護国神社ではまさに軍都「廣島」が記憶から蘇るようで、平和都市「ヒロシマ」の背後にあるおぞましさに触れ、背筋が寒くなった。 協議会は在日大韓基督教会広島教会の中江洋一牧師の力のこもった説教で始まり、夜の公開講座では古屋哲さんから「新たな入管指紋制度」についてみっちり学んだ。外……

【4597号】概要説明盛る補正予算案作成へ 第四回予算決算委員会

第34総会期第四回予算決算委員会は一月二三日・二四日の両日、教団会議室で開催された。 竹前昇総幹事および計良祐時財務担当幹事より、当委員会に関わる事項の報告を受けた。 二月に開催される常議員会への報告事項について、二〇〇五年度補正予算案について、教団監査委員からの要望について、事務局・出版局・年金局の連結決算を目指すことについての課題、等の報告があった。 ついで二〇〇五年度補正予算の協議では、それぞれの補正項目について財務担当幹事より説明を受け、協議の結果、表に数字で表した予算案だけでなく、より判りやすく、くわしい概要説明を盛り込んだ、補正予算案を作成することになった。 かねて不用になっていた教団小金井住宅の処分については、処分金を運転資金とすることを承認した。 二〇〇七年度教団負担金については、現在の負担金賦課方式と、教規一五四条とのずれについて協議を行ない、規定を一部変更する……
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