「とても無理ではないか」「しかしなんとしてでもやり遂げなければ」。
1億5千万円の目標を掲げてスタートした「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援募金。困難な中で更に期間を延ばし、目標も3千万円アップ。しかし、達成できました。3月末で募金は終了いたします。皆さまのご協力を心から感謝し、ご報告いたします。
「新潟県中越地震」被災教会会堂等
再建支援委員会
第三回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が二月四日、教団会議室で開催された。
まず、十一月二〇日に施行された外国人生体情報採取制度について同日、総会議長及び当委員長名で出された「改正入管法の施行に対する声明」、旧日本軍「慰安婦」支援募金献金取組終了についての幹事会の認識、および一月十七日~十八日に西南KCCで開催された第二二回外キ協全国協議会の報告を受けた。
その後、外キ協と教団との関係の在り方、教団と在日大韓基督教会との宣教協約に基づく今後の取組、「外国人住民基本法(案)」の条文などについて若干意見交換し、次の事柄を決定した。
◎次の会合に委員を派遣する。教団宣教方策会議(3/10〜11)、在日大韓基督教会〈宣教100周年〉第14回人権シンポジウム(4/20〜22)、第13回外登法問題国際シンポジウム(6/30〜7/2)、第19回全国キリスト教学校人権セミナー(8/7〜9)。
◎「外国……
二月七日~八日、第35総会期第四回社会委員会が遠州栄光教会(浜松市)を会場に開催された。
今回は社会事業同盟関係の研修を兼ねた委員会であり、礼拝奨励も日本キリスト教社会事業同盟からの選出委員である長沢道子委員が担当した。
礼拝後、社会福祉法人聖隷福祉事業団の諸施設見学に移り、遠州栄光教会の森田恭一郎牧師より聖隷クリストファー大学構内の聖隷歴史資料館にて聖隷事業の歴史や基本理念、教会との関わりを伺った。その後、聖隷三方原福祉タウンにて知的障害児施設小羊学園や聖隷三方原病院ホスピス礼拝堂を見学した。翌日は特別養護老人ホーム十字の園にて共に朝礼拝に出席し、同施設の見学も行った。
総じて聖隷事業団の業は、キリスト教精神に基づく「隣人愛」を医療、保健、福祉、介護サービス等で実践している事が強く感じられるものであり、また懇談することのできた前聖隷福祉事業団理事長長谷川力氏、小羊学園理事長稲松義人……
第35総会期・第四回伝道委員会が二月四~五日、岡山教会で開催された。
今回の主な議案は六つ。一つ目は、教区伝道委員長会に関する件。今年六月十一~十二日に、「高齢者の課題と伝道」との主題の下、岡本知之牧師(西宮教会)を講師に開催される予定の同会について、会場を大阪教会とし、そのプログラムを協議・決定した。
二つ目は〇八年度開拓伝道援助金申請に関する件。土佐嶺南教会(三〇〇万円)、西宮名塩伝道所(二〇〇万円)、宮城野愛泉教会(三〇〇万円)の申請があり、協議の結果、前二者は申請通りの援助額を決定。後者は書類不備につき保留。後日、委員長、書記の判断に一任となった。
三つ目は、〇七年度後期分会堂貸出金申請に関する件。宮城野愛泉教会から三〇〇万円の申請が出されていたが、右の理由で決定を保留した。
四つ目は、同教会からの〇八年度分エクロフ基金貸付金申請五〇〇万円。この件も同扱いで、エクロフ委員会……
「母は出産を控えて重病にかかり、母子共に危険だからと医者に妊娠中絶を勧められた。しかし自分が死んでもと、周囲の反対をはねのけ私を生んでくれた。母が自分の体を第一にしていたら、私はここにいない」「これを知った村のお母さん方が、毎晩お乳を下さった。このお母さん方は、被差別部落の人々であり、私もそうだった」。
二月四日(月)、岡山教会を会場に開催された教団伝道委員会主催の「伝道講演会」で、東岡山冶牧師(上下教会)は、内容的には大変に重い、時に辛いエピソードの数々を、笑みを見せながら淡々と語った。否、涙も見たし、怒りの表情も見た。しかし講演は明るく、赦し・希望が基調であった。
大学三年時、神学部に編入したため勘当され、絶望のあまり線路を枕に電車を待ったが、終電が過ぎていた。その時、不思議に「我キリストと偕に十字架につけられたり。最早われ生くるにあらず。キリストが我が内に在りて生くるなり」という……
去る2月10日、沖縄県北谷町で起こった米軍海兵隊員による14歳の女子中学生への暴行事件について大きな衝撃を受けています。まことに慚愧にたえません。
再発防止の声も虚しく繰り返される暴行事件に憤りを感じ、強い抗議を米軍はじめ関係者に送ります。
被害を受けた中学生の癒しを祈ると共に、根にある基地の撤去のために、沖縄に住む人々と力を合わせていくことをもって痛みの共有と致します。
2008年2月18日
日本基督教団総会議長
山北宣久
前回の常議員会で「日本伝道150年記念行事を開催する件」が可決され、常議員会の下に設置された。委員構成は三役に一任され、今回の常議員会において小林貞夫委員長より報告がなされた。
まず委員会の役割は、「二〇〇九年に迎える日本伝道150年を記念する行事を日本基督教団が行う委員会である。教団として行う行事を検討し、常議員会に答申することが求められている。また、他の教派、団体の情報を集め、連携を協議することも求められる」とされ、二〇〇七年度の予算は五〇万円とされる。
行事を行う基本理念については「記念行事全体の標題を『キリストこそわが救い』とし、聖句をコリントの信徒への手紙一第1章18~25節とすることを決定した」とされ、また二〇〇九年を「日本伝道150年」の年として記念する理由については、①「『日本基督教団成立の沿革』において、一八五九年をわが国における福音主義のキリスト教伝道開始の年として……
出版局理事会報告では、小島誠志出版局理事長が、秋山徹出版局長の辞任について報告した。
昨年十二月十二日、小島理事長に秋山出版局長より、山北宣久教団議長宛て辞表を提出した旨、報告があった。辞任の理由について、理事長、理事会とも十分に認識、把握しておらず突然の申し出であった。連絡を受け一月十一日、緊急の理事会を開催し事態の把握と今後の対応について話し合いを持った。理事会では局長辞任に至る経緯、問題点について結論を見ていないので本常議員会に報告することができないこと、速やかに後任の局長を選出して業務に停滞を来すことなく、また辞任に至った問題点について明らかにし早急に結論を得たいことを確認した。辞表は十二月十八日に議長により受理をされている。
この理事会報告を受けて意見が述べられたが、「報告が書面なしに口頭であることはおかしい」、「辞任理由が明らかではない」など報告に疑義が述べられた一方、「現……
知花正勝沖縄教区議長は、「伝道150年」及び「合同のとらえなおし」に関連して、常議員会の直前に起こった沖縄駐留米軍兵士による女子中学生暴行事件を取り上げ、その背景にある基地問題を初めとする沖縄の現状、そこに日常を送る人々の心情を、強い思い入れを込めて詳細に説明し、彼の地の苦境を切々と訴えた。
またこの中で、「合同のとらえなおし」については沿革の加筆等、既に総会議決を経ている事柄があるのに、具体的な作業が何故少しも進展しないのか、「何かを要求するとか、迫るとかということではなく、ここで聞いたことを沖縄に持ち帰るだけだ」と、厳しい糾弾の言葉ではないが、かえって容易ならぬ覚悟を示すように問いを投げかけた。
これを受けた格好で、山北宣久教団議長は、「今、姿勢を問われたからではなく、抗議の声明を出す予定であった」と述べ、結果、別記のような抗議声明案を提案した。
質疑の中で、「米軍海兵隊員の氏名……
常議員会一日目午後の機構検討特設委員会報告で、佐々木美知夫委員長は十三頁に及ぶ長文の答申を行った。
答申の前文で「06年度までの四年間に、現住陪餐会員三一二六名、月定献金総額二億三〇〇〇万円の減少と、教団全体の体力が落ちている」現状を踏まえ、宣教研究所の研究機関への立ち帰りと宣教委員会の廃止、経営最高責任者としての出版局長と理事会の廃止、教団総会議員を一〇〇人減員し三〇〇人にするなど「痛みと困難を伴う」重要かつ具体的提言となっている。
[宣教研究所]
研究機関としての研究所が、宣教委員会の設置により議決機関、執行機関の役割を持つようになり、教団紛争後は宣教基本方策、社会活動基本方針の見直しや資料の収集、整理の実務的活動に終始して来た。
本来の福音把握と宣教理解の重要課題を神学的・教会的に研究する機関とし、成果を常議員会・諸委員会に報告する。研究所委員は七名とし、常議員二名、信仰職制……