兵庫教区では二年に一回 信徒大会を開催しています。この信徒大会は立案から準備、実施はすべて信徒で実行委員会を組織して行っています。参加は信徒も教師もなごやかにやっています。
今回は十一月二三日(金・勤労感謝の日)に兵庫県北部の但馬の地で開催しました。参加者は五三教会・伝道所・センター、二百六名でした。
テーマは「つながりあおう! ささえあおう! パートⅢ」です。パートⅢですから三回このテーマでやっていることになりますが、それだけ今、必要で大切な課題なのです。
プログラムは午前は「出会いの時」です。朝早くから阪神、神戸、姫路から六台のバスで分れて五つの教会、三つの伝道所にむけて出かけ、各々そこで共に礼拝をし、教会・伝道所の歴史や働きの状況を身近に感じ、認識しつつ、出会いと交わりの時を持ちました。
午後は各教会・伝道所から但馬の中心都市豊岡に集って全体の集まりです。
開会の集いで、み……
主イエス・キリストを崇める
ルツ・ウェーラー
(スイスバプテスト教会からの派遣宣教師・魚津教会牧師)
1974年に来日してから34年間、日本で主イエス・キリストの御業を見ることができ、本当に感謝しています。
私はスイスに生まれ、日本への主の招きに応答したのが1958年のクリスマスでした。10年後にスイスを旅行された故小出忍先生と出会い、1973年に招請を受けて翌年に来日しました。日本語もほとんどわからない状態の中、横浜を中心に関係教会で奉仕をさせていただくなかで日本と日本の教会の様子を段々と知っていきました。
1979年になり交わりがあったカナダ人の宣教師を一年間助けるために富山に来てから、主の道が富山でずっと開かれています。最初富山湾に面した漁港の町四方(よかた)で一軒の家を借り、小さな町に突然外人が来たと大変めずらしがられながらも人々のご好意で聖書センターと銘うった集会を……
☆2007年度宣教方策会議/時=3月10~11日/所=富士見町教会/主題=日本基督教団の伝道・その協力のために-プロテスタント伝道150年をふまえて/主題講演=内藤留幸教団総幹事、東京神学大学・山口隆康教授/申込み・締切り=自主参加者は教区を通して2月25日まで(1教区2名以内)/主催・問合せ=日本基督教団宣教委員会(℡03-3202-0544)
田島正人氏(隠退教師)
十月九日、逝去。九五歳。栃木県に生まれる。一九三八年青山学院神学部卒業後、日本メソヂスト教会中央会堂に赴任。その後横浜本牧、岩見沢栄光、岩見沢、名古屋中央、岩倉、読谷各教会を牧会し、八一年から八八年まで田原吉胡教会牧師を務め隠退した。遺族は娘の西村牧子さん。
露木昌一氏(隠退教師)
十二月五日、逝去。七八歳。神奈川県に生まれる。一九五二年日本聖書神学校卒業後登美丘教会に赴任。その後初芝、鶴見、各教会を牧会し、七九から九四年まで上田新参町教会、坂城教会牧師を務め隠退した。遺族は妻の靖子さん。
信頼に基く互助・連帯
川上 盾
「教師制度問題」「『合同のとらえなおし』の問題」「自然災害の中での教会の課題」…兵庫教区が提起し続けてきた宣教の課題がある。しかし兵庫教区が直面するもうひとつの課題として、他の多くの教区とも共通する「教会の互助・連帯」の課題が挙げられる。
兵庫教区は一県一教区、一一〇の教会・伝道所があるが、地域性は多岐にわたっている。阪神・神戸・播州・但馬の四地区に分かれており、このうち播州と但馬の両地区は地区活動が盛んであるが、阪神・神戸のいわゆる「都市部」では地区活動がなかなか進展しない(なお、神戸地区に含まれる淡路島の諸教会では密な連帯が保たれている)。これは互助・連帯の必要な地域と、連帯なしに単独で存立可能な地域との「意識の温度差」によるものだが、教区全体の互助・連帯を進めるためには、回り道のように思えても、これら都市部での諸教会のつながりの回復を目指すこ……
二〇〇七年十二月五日(水)午前十一時より、第四回宣教師人事委員会が開かれた。
世界宣教委員会に所属する他の委員会の報告を受けた後、個々の受け入れ宣教師の人事事項を検討した。その後で、今後の宣教師受け入れの方針なども含めた話し合いがなされた。
当面の課題は、すべての受け入れ宣教師の人事手続きを統一し、任期中のサポートのあり方なども再検討することが最重要と考えられている。
まず、「受け入れ宣教師人事手続きに関する件」について、これまでCoC(宣教協力協議会)と教団の宣教師受け入れ手続が異なっており、人事評価はCoCのみが行ってきた。そのため、人事評価制度を再構築するに至り、現在は作業部会を組織して継続的に検討している。その過程で、今回具体案が提出された。この制度は全ての宣教師に適用される。また、評価という表現の誤解を避けるために、例えば宣教師本人からの「成果」報告書というふうに、積極的な……
第35総会期第二回台湾協約委員会が十二月十二日正午から、教団会議室で開催された。
村山盛芳委員長の祈祷により開会。前回記録承認の後、担当幹事より以下の主な報告を受けた。
世界宣教委員会に関する報告では、今年四月に教団主催で在米の退任宣教師訪問が計画されており、準備が始められていることが報告された。
また大阪台湾教会に関する報告では、宣教師を迎える手続きが進められているとの報告を受けた。
議事では、最初に第11回教会協議会に関する件が扱われた。十一月初旬に台湾で行われた教団と台湾基督長老教会(PCT)との協議会を振り返り、またPCTの徐信得幹事(世界宣教担当)が共同声明の内容の具体化を図るために十一月二六日に教団事務局を訪問されたのを受けて協議。PCTは青年交流が継続していることを高く評価し、加えて高齢者・女性の交流を求めていることに対して、小規模での交流を前提に、①PCTの松年大学……
この委員会は、第35総会期第三回常議員会において、「日本伝道一五○年記念行事を開催する件」(提案者/小林貞夫)が可決されたことによって、常議員会の下に設置されたものである。委員構成は三役一任となり、小林貞夫(招集者)、北紀吉、金刺一雄、高橋潤、藤掛順一が指名された。
第一回委員会は十二月十日(月)~十一日(火)に教団会議室において開催され、委員長に小林貞夫、書記に藤掛順一が選任された。
この委員会の課題は、二○○九年に日本伝道一五○年を迎えることを覚えて日本基督教団が行うべき行事を検討し、常議員会に答申することである。第一回委員会において先ず確認されたのは、二○○九年を「日本伝道一五○年」の年とすることの根拠である。以下の四点が指摘された。
①「日本基督教団成立の沿革」において、一八五九年を、わが国における福音主義キリスト教の伝道開始年としている。②それ以前のべッテルハイムの沖縄伝道……
*力による一致では悲しすぎる 後宮敬爾
今回の乱暴な「退任勧告」には、主イエスの愛をまったく感じることができない。数と権力による「排除」は教会として、あまりに悲しい姿だ。
たしかに一九四六年に教団教憲教規が定められたとき、世界の多くの教会は、聖餐は洗礼を受けたものに配餐されるという「前提」に立っていただろう。
しかし、二十世紀に入ってからの世界的なエキュメニカル運動の中で、聖餐理解の特徴と違いについて研究がなされ、さらに一致を求めるという数十年の歴史を経て、一九八二年に世界キリスト教協議会信仰職制委員会は『リマ文書』を満場一致で採択した。リマ文書で世界の教会が新たに確認したことは、聖餐の持つ多様な意味とその豊かさであった。こうした過程を経て、教会は聖餐の重要性を再確認してきた。
そしてその作業の中で、「陪餐資格」が課題となり、具体的には「知的ハンディを持つ人の陪餐」「幼児洗礼者……
教団連帯の証し
二〇〇四年十月の中越地震で損壊した二教会の再建が成り、一月十四日、見附教会会堂・牧師館の献堂式と十日町教会牧師館の完成感謝記念礼拝が行われた。全国諸教会の祈りと支えによって伝道拠点は再建され、新会堂を埋めた出席者から、「主は生きておられる」「教団連帯の証し」の声が溢れた。
*各地の災害に協力を
夜来の音もなく降り積もった雪も上がった一月十四日午前十一時、十日町教会牧師館完成感謝記念礼拝が始まった。
新井純牧師は説教を「忘れ得ぬ光景があります」と切り出して新潟地区、関東教区総会の議事に触れ、「関東教区が全国募金額の半分、七五〇〇万円を募金する議案を上程し、張り詰めた静けさの中で、圧倒的多数で教区の決意が表明されたのを見た瞬間」と語った新井牧師はここで絶句し、数分後にこう続けた。
「こらえていたものが溢れ出てどうしようもなかった。総会後、皆から祝福され、励……