「教師退任勧告」巡り鋭く対立
今常議員会は「教師退任勧告を行う件」が焦点になるものと予想されていた。案の定、鋭い対立を見せ、激しい議論が交わされた。一方で、待ったなしの抜本的機構改革案が提示され、出版局長の交替があり、更には、「合同のとらえなおし」等継続的に議論されてきた重要課題が山積し、今後の展開はいっそう複雑・深刻化を免れない様相。春の各教区総会、秋の教団総会まで、濃密な議論が続くか。
*「中越」終了、募金の重点は「能登」へ
第35総会期第四回常議員会は、二月十八日から二日間、教団会議室で三〇人全員が出席して開催された。
まず議事日程に関して、「出版局長選任の議題だけでなく、辞任議題もあるべき」「辞任勧告のような重要案件は三分の二賛成で決すべきだ。議事の進め方について前回、明確な答弁がないまま、議長は教団新報で答弁を行った」などの意見が相次いだ。
山北宣久議長は、……
「明日、成人式があります」と少年は言った。少年院で迎える二〇歳を複雑な思いで受け止めているようである。おめでとう、と言いながら涙をぬぐった。「生まれつき目の涙腺に障害があってね、出てくる涙をいつも拭いているの」と彼には説明してある。
定期便のように出てくる涙を拭きながら生きてきた。
一番困るのは、今涙をぬぐうのはまずいということである。教区議長時代、議長席におり、議事の進行の中で涙をぬぐうことがある。議長が泣いている、と言われる。提案した議事が否決されたとき、こんなときに涙をぬぐってはまずいと思うのであるが、出てくる涙は抑えられないのである。しかし、逆に都合の良いときもある。葬儀の司式をしながら、しきりに涙をぬぐうこと、もちろん悲しみを持ちつつ葬儀に臨んでいるのであるが。
少年院では篤志面接委員を担っている。月に一度、少年達と面接を行い、更生の指導をしつつ少年達の気持ちを聞いてあげる……
主が備えられたレール
佐々木さんが施設長を務める「秋田婦人ホーム」は、一九三三年に事業を開始した母子生活支援施設である。
婦人ホーム開設の前史は、秋田県が全国で四番目に公娼廃止県となることに尽力した早川かい氏と、彼女が支部長を務めた矯風会秋田支部の活動に依っている。公娼廃止により自由廃業した女性とその子供の生活を保護し、援助する活動がホーム開設に結実してゆく。開設当初の目的には、さらに広く母親と子供の養育支援を行なってゆくことが謳われている。この開設の理念は、「城南園」、「ひばりクラブ」といった乳幼児、児童施設の併設に至り、子供たちの養育を通し母親支援を行なう事業となる。後に母子生活支援施設となってゆく施設の多くが戦争により父親を失った母子支援を目的として戦後に開設されたが、秋田婦人ホームが大正末期からの廃娼運動との繋がりで生み出されたことはめずらしい。
佐々木さんは、短大卒業後……
「隠退教師を支える運動・西東京教区推進座談会」が二〇〇八年一月十一日(金)午後二時から、吉祥寺教会で開催された。昨年一月十二日に次いで第二回目である。
先ず、西村佳子推進委員の司会で開会礼拝を行なった。吉祥寺教会・吉岡光人牧師からマタイによる福音書7章1節~12節より「神様の前に生かされている自分を見つめて謙虚になりましょう」とのメッセージを受けた。
座談会は滝川英子書記の司会で、出席者の自己紹介。続いて主催者として、多田信一委員長および髙橋豊・教団教師退職年金局理事長の挨拶があった。
いよいよ本題に入り、多田委員長より三五年前に、北海教区、旭川豊岡教会で始まった「隠退教師を支える運動・100円献金運動」が北海教区の運動となり、やがて教団総会で決議され、教団全体の運動となって今年は三〇年になる。その間、信徒運動として活動を続けている歴史と経緯、そして集められた献金の使用目的など、配布……
主我を愛す。主は強ければ、
我弱くとも、恐れはあらじ。
浅井 重郎 (タイキリスト教会<CCT>宣教師)
一月、タイ王国はチェンマイも、今が冬です。高さ30メートルもあるカポックの樹に大きな赤い花が沢山咲いて、巨大な花束のように青い晴天に映えています。この季節は、三月、四月の一年中で一番暑い季節になる前の、樹木の落ち葉が、沢山出来る時季です。
信徒で宣教師、農業教師として私は、タイキリスト教会(CCT)の事業の一つ、マケーン・リハビリテーション・センターの付属農場で助言者として働いています。敷地60haの森に出来る落ち葉を焼き捨てずに、活用して有機農業をやろうとセンターの人々に呼びかけて、24年が経ちました。神様が下さる落ち葉が、足首の深さにまで積もる幸いを感謝して、これを集めて完熟堆肥を作り、有機農業の基にしようという企画です。また、農場内を測量して、果樹園の灌がい排水の改良……
「主にあって一つ」の祈りの下、多くの方々より目標額1,000万円をはるかに超える
22,345,218円のご献金をいただき、心から感謝いたします。
被災教会・地域の復興のために引き続きお祈りいたしましょう。
2008年2月8日
日本基督教団社会委員会
委員長 張田 眞
一月二二日(火)開催された理事会で、二〇〇八年度年金局財務計画額(謝恩金、退職年金勘定)が承認され、常議員会に議案として提出することとなった。
承認決議の前に、髙橋豊理事長は二〇〇八年度の謝恩日献金の計画額は二〇〇七年度同様一億一千万円を計上し、この計画を遂行できるよう各教区総会議長宛に理事長名で依頼文書を送り、謝恩日献金増額計画の二年目になる二〇〇八年度は各教区の更なる強力な献金協力により、この教団年金の財政健全化を実現していきたいと説明した。
教区議長宛の依頼文書は一月二四日付けで出状された。
金井愛明氏(釜ヶ崎伝道所・〔兼〕西成教会牧師)
昨年十一月十二日、逝去。七六歳。長野県に生まれる。一九五八年同志社大学大学院修了後、三津屋教会に赴任。その後淀川善隣館教会牧師を務め、六三年から釜ヶ崎伝道所を牧会し、七七年から西成教会兼務牧師を務めた。遺族は妻の千施子さん。
佐々木正實氏(隠退教師)
昨年十二月二二日、逝去。八五歳。福島県に生まれる。一九五一年東京聖書神学院卒業後、名古屋西教会に赴任。その後五五年から二〇〇七年まで大和教会牧師を務め隠退した。遺族は妻の久美子さん。
小林 宏氏(無任所教師)
一月十四日、逝去。八三歳。東京都に生まれる。一九五〇年日本基督教神学専門学校卒業後、名古屋中央教会に赴任。その後千歳船橋教会を牧会し、横須賀学院教務教師、小平学園教会牧師、関西学院教務教師、九三年から二〇〇七年まで横浜共立学園中学・高校教務教師として奉職した。遺族は妻の由……
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企画・製作 日本聖書神学校図書館
〒161-0033 東京都新宿区下落合3-14-16
TEL03-3951-1101 FAX03-3951-3044
《台湾基督長老教会の青年と日本基督教団の青年との交流会》
◎テーマ:「主にあって共に歩む」(「在基督牽手同行」)
◎日 時:2008年7月31日~8月8日
◎場 所:主な場所は、東京の韓国Y・神戸の六甲Y
◎応募条件:
1.募集人数7名(7名を超える場合は教団教育委員会で選考させていただきます)。
2. 18歳以上で教会の礼拝に出席している青年(求道者でも可)。
3.所属教会の牧師の推薦状のある方
4.全日程参加できる方
◎参加費:1万円(交通費、全額補助)
◎募集締め切り日:2008年5月10日
申し込み希望者は日本基督教団教育委員会まで、封書で牧師の推薦状を添えて申し込んでください。
◎宛 先:〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2丁目3-18
◎連絡先:℡03-3320-0544 (教育委員会)
Mail Address nomura-sec@ucc……