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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4645号】荒野の声

2008年3月1日
▼A牧師は、遠隔地に移り住んだ教会員親子のために、毎週土曜日の夜になると、週報と説教原稿をFAXで送った。二人は、日曜日の朝、この週報に従って、二人だけの礼拝を守った。▼擬似礼拝になってしまい、新しい土地での教会生活を却って妨げるのではないかという迷いがつきまとったが、数年後、この親子は、車椅子で出席出来る教会に連なり、FAXも止んだ。…邪魔でも無駄でもなかった。▼全く同様のことをB牧師は、PDF版で行っている。物理的に礼拝に出られない事情を抱えている会員が三人、これに与っている。▼『教団新報』今号一面記事は、特定の会社の製品を宣伝するものではない。このシステムを奨励するためのものでさえない。テレビ電話、インターネット通信等、他にも、いろいろ手立てがあるだろう。何でも良いが、何かしらの具体的な手立てが必要だ。▼手立てを尽くした上でなければ、「印刷物や電話、映像は、本物の礼拝ではない」と言っ……

【4645号】礼拝・牧会を切実に求める高齢者に、電話回線を通し福音を

礼拝に与るためには何かしら具体的手立てが 枯れた谷に鹿が水を求めるように かつて社会問題になった「ダイヤルQ2」というものがある。「099」で始まる電話番号にかけると、いろいろなメッセージが聞ける。同じ番号に何人がかけても、いつでも繋がる。いかがわしいメッセージを聞くために中高生が盛んに電話をかけ、高額の支払いに親が仰天したというようなことが連日報道された。インターネットや携帯が普及する前の話だ。 このシステムが今でも活用されている所がある。タカコムの「多回線音声応答装置・サービスホン」というシステムで、受信専用の複数回線を所持できる。普通回線よりも基本使用料が安く、月額二七〇〇円。受信専用なので通話料はかからない。一度に複数が着信できる利点が牧会に有効だという判断から、いくつかの教会が、このシステムを導入している。 *電話回線を通して礼拝に集う 事例1 中渋谷教会 ……

【4644号】2・11メッセージ

2008年2月9日
国民の祝日に関する法律(以下、祝日法と記す)では、二月一一日は『建国記念の日』として「建国をしのび、国を愛する心を養う」となっていますが、そもそもこの日は、日本神話に登場する神武天皇の即位の日『紀元節』に由来しています。 つまり、日本の国は天皇によって建国され、その国を愛する心を養う、というのが『建国記念の日』なのです。 祝日法の改定によって二〇〇七年からは四月二九日が『昭和の日』と制定されました。『海の日』は明治天皇に由来し、『春分の日』『秋分の日』『文化の日』『勤労感謝の日』『天皇誕生日』等、国民の祝日には天皇や皇族と関連して定められているのがあります。天皇制が一般市民の日常生活から切り離されないよう浸透させているのです。 こうした市民生活であからさまに強制的に押しつけてきたのが『日の丸・君が代』です。ここには憲法で保障された「思想・良心の自由」(一九条)、「信教の自由」(二〇条……

【4644号】人ひととき 大江 浩さん

使用済み切手の 有効利用を訴える アジア・アフリカに医療従事者を送り込む日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)が設立されて四七年。ネパールで十八年間働いた故岩村昇医師を始め、これまで十一カ国に六〇名の医師、看護師、助産師、理学療法士を派遣して来た。 現在、カンボジア、バングラデシュ、ネパール、パキスタン、タンザニアの五カ国に六名(うち医師三名)を送り込み、一〇六名の保健医療従事者に奨学金を支給している。設立以来、独立性と自由を守るため「国の補助と企業の寄付は受けない」ことをモットーにしてきただけに、草の根の献金で支える運営は、決して容易ではない。 二六年間のYMCA勤務後、06年春JOCS総主事に就任した大江浩さんは、「いま三つの課題がある」という。第一は会員の減少。九〇年ころ、八五〇〇人を超えた会員が五五〇〇人弱人に落ち込んだ。三億円近かった年間予算が、07年度一億七千万円……

【4644号】互助・連帯を但馬で語り合おう 兵庫教区信徒大会2007を開催 

兵庫教区では二年に一回 信徒大会を開催しています。この信徒大会は立案から準備、実施はすべて信徒で実行委員会を組織して行っています。参加は信徒も教師もなごやかにやっています。 今回は十一月二三日(金・勤労感謝の日)に兵庫県北部の但馬の地で開催しました。参加者は五三教会・伝道所・センター、二百六名でした。 テーマは「つながりあおう! ささえあおう! パートⅢ」です。パートⅢですから三回このテーマでやっていることになりますが、それだけ今、必要で大切な課題なのです。 プログラムは午前は「出会いの時」です。朝早くから阪神、神戸、姫路から六台のバスで分れて五つの教会、三つの伝道所にむけて出かけ、各々そこで共に礼拝をし、教会・伝道所の歴史や働きの状況を身近に感じ、認識しつつ、出会いと交わりの時を持ちました。 午後は各教会・伝道所から但馬の中心都市豊岡に集って全体の集まりです。 開会の集いで、み……

【4644号】宣教師からの声

主イエス・キリストを崇める ルツ・ウェーラー (スイスバプテスト教会からの派遣宣教師・魚津教会牧師) 1974年に来日してから34年間、日本で主イエス・キリストの御業を見ることができ、本当に感謝しています。 私はスイスに生まれ、日本への主の招きに応答したのが1958年のクリスマスでした。10年後にスイスを旅行された故小出忍先生と出会い、1973年に招請を受けて翌年に来日しました。日本語もほとんどわからない状態の中、横浜を中心に関係教会で奉仕をさせていただくなかで日本と日本の教会の様子を段々と知っていきました。 1979年になり交わりがあったカナダ人の宣教師を一年間助けるために富山に来てから、主の道が富山でずっと開かれています。最初富山湾に面した漁港の町四方(よかた)で一軒の家を借り、小さな町に突然外人が来たと大変めずらしがられながらも人々のご好意で聖書センターと銘うった集会を……

【4644号】お知らせ

☆2007年度宣教方策会議/時=3月10~11日/所=富士見町教会/主題=日本基督教団の伝道・その協力のために-プロテスタント伝道150年をふまえて/主題講演=内藤留幸教団総幹事、東京神学大学・山口隆康教授/申込み・締切り=自主参加者は教区を通して2月25日まで(1教区2名以内)/主催・問合せ=日本基督教団宣教委員会(℡03-3202-0544)

【4644号】消息

田島正人氏(隠退教師) 十月九日、逝去。九五歳。栃木県に生まれる。一九三八年青山学院神学部卒業後、日本メソヂスト教会中央会堂に赴任。その後横浜本牧、岩見沢栄光、岩見沢、名古屋中央、岩倉、読谷各教会を牧会し、八一年から八八年まで田原吉胡教会牧師を務め隠退した。遺族は娘の西村牧子さん。 露木昌一氏(隠退教師) 十二月五日、逝去。七八歳。神奈川県に生まれる。一九五二年日本聖書神学校卒業後登美丘教会に赴任。その後初芝、鶴見、各教会を牧会し、七九から九四年まで上田新参町教会、坂城教会牧師を務め隠退した。遺族は妻の靖子さん。

【4644号】教区コラム 兵庫教区

信頼に基く互助・連帯 川上 盾 「教師制度問題」「『合同のとらえなおし』の問題」「自然災害の中での教会の課題」…兵庫教区が提起し続けてきた宣教の課題がある。しかし兵庫教区が直面するもうひとつの課題として、他の多くの教区とも共通する「教会の互助・連帯」の課題が挙げられる。 兵庫教区は一県一教区、一一〇の教会・伝道所があるが、地域性は多岐にわたっている。阪神・神戸・播州・但馬の四地区に分かれており、このうち播州と但馬の両地区は地区活動が盛んであるが、阪神・神戸のいわゆる「都市部」では地区活動がなかなか進展しない(なお、神戸地区に含まれる淡路島の諸教会では密な連帯が保たれている)。これは互助・連帯の必要な地域と、連帯なしに単独で存立可能な地域との「意識の温度差」によるものだが、教区全体の互助・連帯を進めるためには、回り道のように思えても、これら都市部での諸教会のつながりの回復を目指すこ……

【4644号】曲がり角にある宣教師受け入れ 第4回宣教師人事委員会

二〇〇七年十二月五日(水)午前十一時より、第四回宣教師人事委員会が開かれた。 世界宣教委員会に所属する他の委員会の報告を受けた後、個々の受け入れ宣教師の人事事項を検討した。その後で、今後の宣教師受け入れの方針なども含めた話し合いがなされた。 当面の課題は、すべての受け入れ宣教師の人事手続きを統一し、任期中のサポートのあり方なども再検討することが最重要と考えられている。 まず、「受け入れ宣教師人事手続きに関する件」について、これまでCoC(宣教協力協議会)と教団の宣教師受け入れ手続が異なっており、人事評価はCoCのみが行ってきた。そのため、人事評価制度を再構築するに至り、現在は作業部会を組織して継続的に検討している。その過程で、今回具体案が提出された。この制度は全ての宣教師に適用される。また、評価という表現の誤解を避けるために、例えば宣教師本人からの「成果」報告書というふうに、積極的な……
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