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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4647号】教区コラム 北支区

2008年4月4日
みんなちがって、みんないい 亀岡 顕 東京教区に於いて信仰理解、教会の姿勢、宣教のあり方が激しく対立し合った70年代以降、北支区は一貫して、「伝道を教会形成と結びつけると同時に、教会の社会に対する預言者的責任を視野に入れた」宣教活動を重視しています。支区内にはこの姿勢に対する異論もあります。これからも宣教理解について開かれたかたちで論議を重ねていきます。その際、従前の通り、常に自らを相対化しようと努め、「キリストにならい、違いをよろこび、受け入れ合」っ(讃美歌21・416⑤)て、お互いに育てられていくことを大切にしていきたいと願っています。 合同教会である日本キリスト教団にはいろんな理解や考え方が流れ込んでいます。それらの多様性・豊かさを宣教の諸課題への取組に活用すべきではないでしょうか。 今、北支区内にある五三の教会・伝道所の信徒、教師たちに求められているのは、それぞれの……

【4647号】「三国間協議会」開催準備 スイス協約・韓国協約合同委員会

第35総会期第三回スイス協約委員会が、二〇〇八年二月七日、教団会議室で開催された。後半は再び韓国協約委員会との合同委員会となり、日本で開催予定の次回「スイス・韓国・日本 三国間協議会」を中心に話し合いがなされた。 そのさいスイス側の記録が次回協議会を「第三回」と表記していることが分かり、今後は本委員会もそれに合わせることにした。 韓国協約委員会には、およそ以下のような経緯と展望を説明して、次回協議会の共催を再びお願いした。 スイス協約委員会が一九八八年に設置された背景には、京都にスイス・プロテスタント教会関係の施設が二つあって教区と関係が深いこと、また一九八〇年代、スイス東亜伝道会の紹介で、教団から日本人牧師が協力牧師として当地で働いたことなどがある。 協約関係の実質化として開催された第二回協議会(一九九七年、チューリヒ)にはスイス在住の韓国人牧師も陪席し、将来は三国間協議会を開催……

【4647号】「全国交流会」開催に向け募金 第3回障害者差別問題小委員会

二月十九、二〇日、教団会議室に於いて第三回障害者差別問題小委員会が開催された。 主な議事の第一は、ホームページの内容充実に関する件である。これは、すでに昨年十月に開催された委員会を受け、開設した当委員会のホームページに関する件である。 このホームページ(http://sky.geocities.jp/uccjshogai/)を通して、障がいを持つ方々や諸教会の対応に役立つ情報発信ができるように願っている。このため、さらなる内容の充実、特に心の病に関する情報と聴覚障がいに関する情報の内容を協議した。 第二は、「第1回『障がい』を考える全国交流会」開催に関する件についてである。これは、すでに各教区へ案内・申込書が送付されたが、戸山サンライズ(東京)を会場にして二〇〇八年六月十七、十八日に開催する予定である。この交流会は次の二つの目的を持って開催する予定である。 ①障がいの苦しみの根底に……

【4647号】再建はじまる募金の推進を 第4回「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会

第四回「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会(以下、委員会という)が、二月六日に、教団会議室で開催された。 委員会は、前回(第三回)委員会記録を確認後、陪席した高橋潤中部教区議長及び小宮山剛中部教区能登半島地震被災教会再建委員長より、前回の委員会以降の中部教区の取り組みの経過及び現況についての報告を受けた。その中で、一月二六日、奥能登を震源とする能登半島地震の余震と思われる震度5弱の地震が輪島市で発生した。関係者への大きな被害の報告はされていないが輪島教会の礼拝堂のひびが大きくなったとの報告があった。 一方、教会会堂等の再建については、七尾教会の牧師館改築、七尾幼稚園の園舎改修、魚津教会の会堂改修が完了したこと及び二〇 〇八年度の再建計画についての報告がなされた。 次に教団事務局より二月五日現在の再建支援募金の募金状況についての報告・説明、及びクリスマスにむけて募金協力呼びか……

【4647号】教師検定試験公告

二〇〇八年秋季教師検定試験を左記の要領で行います。 一、受験要綱と受験願書の提出期限 受験要綱と教団指定の願書用紙は一六〇円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。 ①教区締切 二〇〇八年六月六日(金)(教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください。) ②教団締切 二〇〇八年七月三日(木)(各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です。) * 受験料は正教師一万三千円、補教師一万円。 二、正教師「説教」「釈義」の課題テキスト ①旧約 ヨブ記 十九章二十三節~二十七節 ②新約 ヘブライ人への手紙 十二章一節~三節 三、正教師の「神学論文」の課題 『今日における宣教の課題』「特に~をめぐって」という副題をつけ、ご……

【4647号】07年度第2次補正予算なる 「教団50年データ」発表 予算決算委員会

第35総会期第四回予算決算委員会は二月七日~八日開かれ、二〇〇七年度第二次補正予算、負担金算定等について審議された。 二〇〇七年度第二次補正予算の骨子は、予備費三一九〇万円の処理を、経常・収益事業両会計で行ったこと、新に設置された伝道一五〇年委員会に予算五〇万円など、教団の動きに対応する補正を決め、常議員会に提出することとした。 また、社会委員会が、これまで管理してきた「保育園貸出金」及び「同貸出資金」会計の債権及び資金を、元来帰属していた日本キリスト教保育所同盟に、同団体が自主活動団体に承認されたことに伴い移管したとの報告を受け、内容及び財務諸表中の異同を確認した。 二〇〇六年度法人税、消費税配賦額等に関し、栁澤享公認会計士から各センターの計算概要・配賦計算過程等について説明を受けた。これにより、各センターの課題も明らかとなった。 負担金算定方式について、二〇〇九年度は現行通りと……

【4647号】「新任教師オリエンテーション」協議 隠退教師を巡る問題で発題 教師委員会

二月十二日~十三日に教団会議室において、第35総会期第四回教師委員会が開かれた。 委員長・事務局報告では、教師委員会が神学校との教団の窓口であることから、教師検定委員会とAコース受験資格を持つ各神学校との話し合いの労をとったことが報告された。 神学校がおこなっている教師のセミナーへの参加費を補助する「教師継続教育研修費援助」については、開催されるセミナーがおもに教師を対象としたものであること、そして教区を通して申し込まれるものであることを確認した。 また、研修費援助金が底をついたため、教師継続教育基金より百万円を繰り入れることを決めた。 昨年十月と十一月におこなった各神学校の問安報告では、問安を振り返りつつ神学教育の現状を把握し、問題点を整理した。 今年六月二三日~二五日に伊豆の天城山荘で開かれる「新任教師オリエンテーション」について各プログラムの担当者等を協議した。今年はすでに……

【4647号】書籍出版意志決定の曖昧さ指摘 出版局の在り方巡る協議を深める 信仰職制委員会

第35総会期第四回信仰職制委員会が二月十四日に教団会議室で行われた。 式文改訂小委員会に対して当委員会からの問、「新しい式文作成に当たっては、礼拝指針の作成を要請したはずだが、『試用版』では不十分ではないか」に対する岡本知之式文改訂小委員長よりの報告を聞いた。同小委員会は一九九八年の設置以来、式文の作成と共に、その詳しい解説を作成する方向で作業してきた。十全な意味での「礼拝指針」の作成はむしろ信仰職制委員会の課題であると理解している。既に出版された式文は「試用版」であるから、これに対する諸意見を受けて、解説の部分も含めて今後検討し、教団の教会性が表される式文を作成していきたい、と表明された。 前回、総幹事より『信じる気持ち-はじめてのキリスト教』についての検討を要請する諮問があった。これは教団内任意団体からの要請を総幹事が受けとめて当委員会に諮問したものであるが、その後、同団体よりの要……

【4647号】荒野の声

▼説教テープを再生したら、前後の讃美歌も入っていた。久し振りに自分の讃美歌を聞き、滅入ってしまった。昔に比べて大分上達したと自惚れていたが、思い込みだったらしい。▼「君の歌は犬吠埼のネギだ」と揶揄されたことがある。その意味は、「銚子(調子)の外れ、(ネギには)ふしがない」。「礼拝のテープが楽しみです」と言ってくれる会員もあるが、もしかして、下手な漫才よりも笑えるという意味かも。▼次の週、しかし、歌わないわけにはいかない。一歩下がり小さい声で歌ったら、余計に歌えない。下手だからこそ、ちょっとでもやり方を変えると具合が悪い。開き直って、普段通り大声で、銚子の外れで…何とも。▼「信仰なくし て信仰を学ぶことは、節のない歌をうたうようなものだ。…『言の葉の木』、ル・グゥイン」。讃美歌は勘弁して貰うしかないとして、信仰なくして福音を語っても、伝道は出来ない。教団の伝道が奮わないについては、教団が、教……

【4647号】イースターメッセージ わたしたちは皆、主の復活の証人

使徒言行録2章22~32節 西原 明 今日、全世界の教会が「主はよみがえられた」と讃美の声をあげています。 しかし、最初、主イエスの十字架の死に直面し、主から切り離された弟子たちは、主の復活を信じることができず、死の怖れに覆われて沈黙していたのです。 だが、弟子たちそれぞれの情況に応じて現れてくださった復活の主ご自身が、彼らの実存を根底から揺り動かし、新しい命へと再創造されたことは、その後の使徒たちの言行が証ししています。聖霊降臨の日、使徒たちは「あなた方が十字架につけて殺したイエスを、神は死の苦しみから解放して、復活させられました。わたしたちは皆、そのことの証人です」と宣教し始めたのです。 *主がともにおられる ユダの後継者を選出するとき、ペトロは「主イエスがわたしたちと共に生活されていた間…いつも一緒にいた者の中からだれか一人が、わたしたちに加わって、主の復活の証……
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