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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

第36回日本基督教団総会速報4

2008年10月23日
常議員決まる
 教団総会三日目午前、常議員選挙が行われ、次のように選出された。
【教 師】
投票者数361名、投票総数2527票、有効投票数2522票、無効投票数5票(内白票1票)
藤掛順一 195票
石橋秀雄 190票
長山信夫 189票
小橋孝一 187票
高橋 潤 184票
原田 謙 184票
北 紀吉 174票
後宮敬爾 166票
向井希夫 156票
北村慈郎 152票
佃 真人 148票
松村重雄 147票
梅崎浩二 142票
三浦 修 142票
以下補充員
木下宣世 22票
柴田もゆる 19票
柴田 彰 17票
小島誠志 14票
吉岡光人 12票
小林 眞 10票
野村忠規 9票
【信 徒】
投票者数361名、投票総数2527票、有効投票数2515票、無効投票数12票(内白票8票)
高橋 豊 196票
望月克仁 194票
大杉 弘 193票
鈴木功男 188票
小林貞夫 187票
江本義一 184票
岡田義信 184票
東谷 誠 158票
斎藤仁一 156票
難波幸矢 155票
和田献一 155票
伊東永子 149票
津村正敏 149票
以下補充員
島 敞史 146票
遠藤道雄 15票
滝川英子 15票
浅野直人 12票
川畑 馨 12票
鈴木優子 10票
谷口ひとみ 10票
聖餐礼拝
 総会第三日目、午前八時三〇分から藤掛順一牧師(横浜指路教会)の司式により、日本基督教団式文(試用版)を用いて、聖餐礼拝が持たれた。
 イザヤ書29章9?16節、コリントの信徒への手紙一1章18?25節に基づき、以下のように説教が語られた。「十字架につけられたキリストを宣べ伝えていく。それが代々の教会が受継ぐ使命。十字架の言葉は人間の目には愚かなこと、つまずきである。しかし神の知恵にかなっている。人間の知恵で神を知ることはできない。悔い改めが求められる。したがって人間の知恵による社会活動ではなく、十字架という宣教の愚かさによって、キリストを宣べ伝えていく」。
 その後「十字架の死と復活の恵みによって、私たちに救いの希望を与えて下さったキリストの御言葉と聖餐によって、日本基督教団の諸教会が福音を宣べ伝えていくことができるよう」祈祷した。
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suzuki.gif鈴木書記四選
 これまで皆様の熱い祈りと協力により書記の任を務めさせていただいたことを感謝する。
 また一期、引き続き、皆様の祈りと協力により務めていきたいと願う。
(就任の挨拶から)
議案44号僅差可決
 北村慈郎教師の未受洗者配餐執行に対する退任勧告関連議案は、第41?46号、計6議案が議題となった。第二日目夕方より議案の上程方法について議論され、退任勧告決議取り下げを求める議案(41、42、43号)、戒規申立に至る手続が違法であるとし決議無効を確認する議案(44号)、聖餐についての自由な議論の場を設ける議案(45、46号)、以上三つにわけて上程されることとなった。
 第三日目、常議員選挙予備選挙結果発表、本選挙投票後、引き続き、退任勧告決議関連議案が上程され、主旨説明、議案に対する賛否の討論を行った。
 退任勧告取り下げを求める3議案、第41号(355名中賛成161名)、第42号(354名中同167名)、第43号(356名中同161名)は少数否決された。
 下記の第44号議案は、無記名投票によって採決し326名中167名賛成により可決された。
 以下、関連議案。
第41号「日本基督教団第35回総会期第三回常議員会における『北村慈郎教師退任勧告決議』」に抗議し、取り消しを要望する件」(兵庫教区)、第42号「北村慈郎教師に対する常議員会決議教師退任勧告を撤回する件」(神奈川教区)、第43号「第35総会期第三回常議員会は、山北宣久議長からの提案『北村慈郎教師に対し教師退任勧告を行う件』を可決したが、『教師退任勧告』を取り下げ、全教団的に聖餐理解を深めるために取り組むことを求める件」(東中国教区)、第44号「教団第35総会期第五回常議員会における『北村慈郎教師に対する戒規申立を行う件』の決議の無効を確認する件」(柴田もゆる)、第45号「聖餐のあり方について慎重かつ十分に議論する場を教団内に設置する件」(神奈川教区)、第46号「聖餐について自由な協議の場を設定する件」(九州教区)。
解放劇 ?「荒れ野の40日」
 別府渉牧師は、教会員の水谷豊彦の息子の就職を助けようと知り合いの中島しおりに相談する。だが、そのやりとりの中で、彼は自分の差別意識を明らかにしてしまった。
 差別者だと罵られ、牧師を辞めようかと悩む別府。一方、教会の役員である斎藤真らは、教会の名誉を守ることを優先しようとする。苦悩の中で、別府は荒れ野でのイエスに思いをはせる。そして、自分の中にある差別心と向き合いながら、教会が差別問題に取り組むとはどういうことなのかに気づかされていく ... 案内チラシに紹介された【あらすじ】。
 教団総会の二日目に当たる10月22日夜、恒例の解放劇が200名を超える観客を得て上演された。

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 出来事の発端となる回想場面、教会員の子どもの就職斡旋に自ら一役買った牧師が、旧知の間柄である相手方会社の社員に、ためらいながらも、当事者の秘密を漏らす。「その人部落の人なんだ」。
 出来事も登場人物もデフォルメされている。芝居だから当然なのだろう。否、登場人物はともかく、出来事は現実をなぞっているのかも知れない。
 何故、この牧師はこのような言動に出るのだろうか、行為の賛否は別として、それが当人のためと口を噤んだのなら分かるし、関わりたくないというのも、共感するという意味ではなく分かる、しかし...。一種の違和感・抵抗を覚えながらも、次第に舞台上の出来事に捕らえられていった。
 第三場、牧師と父親(教会員)の話し合い。「部落の人だけど悪い人ではない」牧師が、推薦のつもりで言った言葉に潜む差別性が指摘される。
 事柄・主題からして当然と言えば当然なのだろうが、苦痛を覚える程に、救いがないと感じる程に、重く刺激的だ。
 とにかく、いろいろと考えさせられる劇ではあった。
PC(USA)RCA宣教協約合意書締結式
 議案第37号、38号の可決により、二二日午後五時半から「日本基督教団とアメリカ合衆国長老教会〈PC(USA)〉との宣教協約合意書」「日本基督教団とアメリカ改革派教会(RCA)との宣教協約合意書」の締結式が行われた。
 議案の152?163ページに記載されている合意書に双方の代表者が署名して交換した。
 また、日本基督教団からそれぞれの教派に七宝焼きの赤富士の額縁と署名に用いられた万年筆が記念品として贈られ、PC(USA)からは記念の書籍が贈られた。
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 PC(USA)との合意書の交換        署名する山北議長と内藤総幹事
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  RCAの署名がなされる          かたい握手が交わされる
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   教団からの記念品            関係者による記念写真
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