2014年度の統一原理問題全国連絡会が6月26日と27日の両日、札幌の北海道クリスチャンセンターで開催された。韓国イエス教長老会(P C K)異端似非対策委員会の方々、自主参加者等を含め、50名の参加者を得た。
会は、連絡会代表世話人の張田眞委員長の挨拶と参加者の紹介、開会祈祷、PCK代表リム・ジョンシク氏の挨拶で始められた。
第1日目は北海道マインドコントロール研究所のパスカル・ズイヴィ氏、グ・チョンソ氏、北海道「青春を返せ裁判」の郷路征記弁護士の講演がなされた。
パスカル氏は自身の活動での韓国との関わりを紹介し、関わったケースを引用して被害の実態を紹介した。フランス人という立場から「従軍慰安婦」問題を取り上げ、日本の教育で教えられないこの問題を統一協会がいかに利用して献金させているかを語った。韓国と日本では被害の状況が違うため、日本での統一協会の被害について理……
「た~た」こと石塚猛さんが、青年伝道のために、妻の初子さん(「はっぴい」)と共に、家庭を開放し、集会を始めたのは2004年のことだった。月1回、午後6時30分から9時30分まで、8〜10名程の青年が集まっているそうだ。
集会では、食事を共にし、御言葉を黙想し、それぞれが得たことを分かち合う。3つのルール(①もらさない、②裁かない、③しきらない)がある他、ニックネームで呼び合うそうだ。自らの悩みや課題を、時に涙しながら包み隠さず語り合い、祈り合う。気付いてみると、予定の時間をはるかに過ぎ、日をまたぐこともしばしばだという。
「はっぴい」は、ある集会の時、一人の青年が、「ただいま」と言って、入って来たことが心に残っているという。お二人の信仰から生まれるホスピタビリティが、青年たちの心を開くのだろう。この10年間、114回の集会が開かれ、のべ94名の青年が会に参加し、7名が受洗……
7月2〜8日ジュネーブで開催されたWCC(世界教会協議会)中央委員会が声明文「核無き世界へ向かって」を採択したとの知らせが届いた。
この知らせは、原発についての国際会議を今年3月に仙台で開催した我々がひそかに待ち望んでいたものであった。というのは、昨年11月に釜山で行われたWCC第10回総会で、右記表題の声明文は総会に上程されたが、時間切れにより、中央委員会に付託されていたからである。
ただし、この声明文原案は、その後修正されて英文A4版6ページにわたる長いものになった。この修正に関わった人々の中に、カナダのM・L・ハーレイ氏、ドイツのU・シュミットヘッセ氏、ニュージーランドのJ・ホーキー氏の名がある。この3人は、仙台の国際会議に参加し、多大の貢献をしてくださった方々である。
また、声明文の後に参考文書が挙げられているが、その冒頭に、我々の国際会議の声明文が明記し……
議員資格を巡り冒頭にて議論
神奈川教区
第132回神奈川教区総会は、6月28日、清水ヶ丘教会で正議員235名中178名出席で開催された。
会議冒頭において、北村慈郎氏の議員資格を問い質す発言があり、「緊急で常置委員会を招集し、北村氏の議員推薦を取り消したものを議場に提出。あるいは、推薦を保留とし、教区総会開始後に議論したい」との提言がなされた。平良愛香教区総会議長は、「北村氏の議員資格を問い、推薦議員から外すことを求める緊急動議」として受け止め、議場から意見を求め、採決することを判断。「教規第143条に抵触するため認められない」、「神奈川教区総会での決議では、北村氏への戒規という教団の判断は間違っているとの立場にある。この立場にありながら、北村氏を議員と認めないことはできない。規則を軽んじるわけではないが、我々は規則のもとにではなく、神の義のもとにいるのである」との賛成反対の……
6月16~18日、天城山荘(伊豆市)にて、2014年度新任教師オリエンテーションが開催された。出席者は70名(そのうち新任教師44名)であった。主題は「教団の教師として宣教を共に担う」であった。教師委員会としては、このオリエンテーションが、教団における宣教の働きの学びと共に、教団教師として、新しい出会いと交わりの恵み(同期の者が集まる唯一の機会)を味わうことを願って準備に当たった。
《日本基督教団の伝道》
1日目、小宮山剛委員長による開会礼拝説教では、委員長自身が新任教師として輪島教会に遣わされた時に、伝道の困難さを突きつけられた出来事を通して語られた。暗澹たる思いに支配された中で、伝道の主体が誰なのかを示され、その主体は自分ではなく、復活のイエス・キリストであることを示された。自分に力がなくとも、復活の主に力があり、神の栄光は主の福音によって現されることを力強く語られた。
……
6月16日〜17日、第38総会期全国社会委員長会議が教団会議室にて開催された。
前回に引き続き今回も東日本大震災関連の取り組みの共有をおもな目的とし、「原発事故 そしてこれから-東日本大震災から3年を経て」と主題を掲げた。
第1日目には2つの講演が行われた。伊藤瑞男教団副議長からは、過日開催された東日本大震災国際会議について、その準備段階から実施に至る実務的な内容を含む報告を受けた。会場からは、同会議中採択された「東日本大震災国際会議宣言文」を評価する声と、報告者に対して同会議後の教団の取り組みについての言及を求める声が聞かれた。
続いて片岡輝美会津放射能情報センター代表からは、日々刻々と変化する東日本大震災被災地、殊に原子力発電所事故による影響を受けている地域の現実が語られた。その中、会津放射能情報センターの続ける情報の収集と発信の実践、学習会などによる相互ケア……
免 職
日本基督教団正教師 宮原 亨
右の者、教規第一四一条並びに戒規施行細則第四条第二号及び第四号に基づき、『免職』に附す。
2014年6月18日
日本基督教団教師委員会
委員長 小宮山 剛
戒規執行にいたる経過
2014年2月18日付で、張田眞宣教委員会委員長、他を申立人とし、統一協会(世界基督教統一神霊協会)に関与している旨の理由をもって、宮原亨教師への戒規発動の要請がなされた。当委員会はこれを受理し、委員会内に調査委員会を設置し、申立て内容の事実関係等について調査を開始し、宮原教師とも面会して弁明を聞く機会を持った。
その調査委員会の報告を受けて、慎重に検討した結果、同教師が統一協会の活動に協力している事実を認定するに至った。同教師の行動は、当教団が統一協会の活動に対して早い段階より懸念を抱き、その反社会的性格を明らかにするとと……
第4回部落解放全国活動者会議in会津は、6月9〜11日の三日間、会津若松市の若松栄町教会を会場に、約180名の出席を得て行われた。主題は「『原発』という差別〜フクシマの声に聴く」。
第1日目は、小西望東北教区総会議長による開会礼拝、東谷誠部落解放センター運営委員長の基調報告、片岡輝美会津放射能情報センター代表の記念講演、僧侶の立場から田中徳雲さんの証言、強制避難者の立場から古川好子さんの証言。
第2日目は、布田秀治さん(いずみ愛泉教会)によるガラテヤ3・26〜29の聖書研究、自主避難者の立場からAさんの証言、農業従事者の立場から「赤べこの母」さんの証言、柳原敏夫弁護士による「ふくしま集団疎開裁判」の報告、山崎知行医師による「子ども健康相談」の報告、全体会での分かち合い、夕食・交流会。
第3日目は、病床から駆けつけてくださった会津放射能情報センターメンバーの渡邉規雄……
安藤 肇氏(隠退教師)
14年5月27日逝去、87歳。東京都に生まれる。50年日本基督教神学専門学校を卒業、51年石動教会に赴任。長崎平和記念、保田、新津田沼教会を牧会し、02年隠退。
遺族は妻・安藤愛子さん。
【経過説明】
2009年7月に「北村慈郎教師への戒規適用申立書」が信徒常議員7名によって提出され、2010年1月に免職処分が決定しました。北村氏は常議員会に上告するも、審判委員会は教師委員会が下した免職(教憲1条2条に抵触する)の戒規を適正と判断し、免職が確定しました。
北村慈郎氏は、2010年11月25日、日本基督教団代表役員石橋秀雄を債務者とする「地位確認等仮処分命令申立」を東京地裁に提起し、本件は始まった。北村氏が裁判所に求めたのは、⑴免職処分の無効と、⑵正教師の地位確認であった。この申立に対して教団は島林樹弁護士を訴訟代理人として全面的に反論し、「本件申立は法律上の争訟になり得ない」と一貫して主張した。
仮処分申立事件は、北村氏側からの「取下書」提出によって終結するかにみえたが、北村氏は本訴に進み、一審(東京地裁)は、教団側の主張を全面的に受け入れ、原告の北村氏……