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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4807号】教団の希望 若手牧師の働き

2014年10月11日
 8月19日~21日まで日本基督教団は48年ぶりに中高生・青年大会を開催した。この大会は教団にとって歴史的大会となった。参加した中高青年の心に響く感銘深い大会となったことが大きな喜びだ。  367名の参加者を得たがその内、70名がスタッフとして奉仕した。  増田将平牧師を委員長に実行委員会が組織され、見事な準備と大会運営であった。  わたしにはツインの部屋が与えられ、仕事が出来ると喜んだ。  1日目の夕食後、スタッフの山元克之牧師から携帯電話が鳴った。「今日泊まるところがないから、部屋のドアを開けておいて欲しい」とのこと、私の部屋に同牧師が寝ることになった。午前1時頃、同牧師が部屋に入ってきた。すぐに小さないびきが聞こえた。驚いたのは朝のことだ。午前5時半に目が覚め、同45分に机に向って座ると、すぐに山元牧師は起きて大会本部に飛んで行った。次の日の朝も同じであった。……

【4806号】教会中高生・青年大会2014 イエス・キリストの名によって立ち上がり歩きなさい

2014年9月27日
教団主催による半世紀ぶりの開催  8月19日~21日の日程で、YMCAの施設である御殿場の国際青少年研修センター東山荘を会場にして「教会中高生・青年大会2014」が開催された。大会の主催は日本基督教団であり、特に、伝道委員会ならびに伝道推進室と、教育委員会の委員を中心として実行委員会が組織され、約2年前より準備が進められた大会である。教団は、2000年に開催された第32回教団総会において「日本基督教団は21世紀に向けて青年伝道の使命に力を注ぐ件」を可決したが、その実質化としての大会でもある。  大会の主題は「イエス・キリストの名によって立ち上がり歩きなさい」とされ、大会中のすべての礼拝(開会、早天、派遣)においてこの使徒言行録3章6節の御言葉が解き明かされた。  集められた参加者の総数は、ユースミッション関係のアメリカ、ドイツ、台湾、そして韓国からの参加者も含め、北は北海道、……

【4806号】荒野の声

 仕える教会では、9月に高齢者に配慮する礼拝を献げる。1時間を超える礼拝には出席が難しいという方や、長く礼拝に与っていない高齢の方々を、いろいろな手立を尽くして主日礼拝にお連れする。礼拝は聖餐を含めて1時間以内に終るよう工夫する。会衆の讃美と共同の祈り、そしてひとつ食卓を囲む幸いに与る喜びの声を聞くことができる。▼一方、仕える教会では幼稚園を営んでいることもあるが、子供たちの礼拝出席が比較的多い。幼子、子供たちへの伝道も教会学校の教師たちを中心に懸命だ。目下、教会学校から受洗者が誕生することが大きな祈りである。▼そして、青年たちはと言うと、1年毎に平均年齢が上がっていっている。教会学校で一緒に礼拝を献げてきた子たちが教会へと繋がるよう、また彼ら、彼女らが教会へと戻ってくることを祈り続けている。▼そのような青年会の中から、今年の「中高生・青年大会」に参加した青年たちは、若者たちの大きな集いに……

【4806号】教会中高生・青年大会2014 講演

中学生 青山学院大学准教授 塩谷直也 高校生 金城学院大学教授  深井智朗 青 年 東京神学大学学長  芳賀 力  教会中高生・青年大会において、中学生、高校生、青年と3名の講師が立てられ、1日目、2日目とそれぞれ2回の講演があった。  中学生講演では、塩谷直也氏(青山学院大学准教授)が講師として立てられた。  講演冒頭、ゲームをしながら、目を開けること、心を開けることの大切さに触れ、共に3日間を過ごす仲間を見出すよう促した。また、おでん屋を舞台にした人形劇によって、大きな荷物を背負った旅人とサラリーマンのやりとりを演じつつ、「信仰とは重荷がなくなることではなく、重荷を共に背負ってくださる方を知ること」だと語った。  2日目は、講師自ら描いた絵本が用いられた。「自分という楽器の演奏を誰にしてもらうのか」という問いかけがあり、洗礼を受け信仰者として歩むことは、親で……

【4806号】第14回台湾基督長老教会と日本基督教団との教会協議会 充実した協議を共同声明とする

 第14回台湾基督長老教会(PCT)と日本基督教団(UCCJ)との教会協議会が、8月25日から28日の期間、北海道クリスチャンセンターを会場にして開催された。主題は「荒れ野に道を、砂漠に河を」(イザヤ43・19)、参加者は台湾基督長老教会から18名、教団からは4役を含め28名であった。   開会礼拝は18時から行われ、李孟哲台湾協約委員が司式、羅仁貴台湾基督長老教会総会議長が説教を担当した。  19時からは田中文宏台湾協約委員長の司会で歓迎夕食会が開かれ、教団を代表して石橋秀雄総会議長が歓迎の挨拶を述べた。  2日目は「教会協議会」のタイトルに相応しく、充実した協議が行われた。  午前中はPCTと教団から派遣されている宣教師の宣教報告を聞き、質疑応答の時を持った。ディバン・スクルマン宣教師は台湾の原住民(ブヌン族)出身で、2005年に来日。北海教区内の諸教会の礼拝奉仕……

【4806号】I Love Taiwan Mission 今、この瞬間に大切な神様の子どもたち

 6月26日から7月12日の間、スタッフ50人、ボランティア4人、現地教会の青年32人、海外参加者69人、参加国23、総勢155人という大がかりな台湾基督長老教会(PCT)主催「I Love Taiwan Mission」(ILT)に日本人として参加する機会を与えられた。  学校があった私は、2日遅れの参加となったが、日本人の参加者が珍しかったらしく着いてすぐにみんなから大歓迎された。3日間のオリエンテーションを兼ねた全体会の後、グループに分けられ台湾各地の19の教会に派遣され、そこで奉仕を行った。  私が派遣されたのは彰化県にある竹塘教会。年齢性別国籍言語の異なった8人という大型グループで香港、マレーシア、韓国、ハンガリー(2)、台湾(2)、日本というチーム編成だった。教会での主な活動内容は教会の青年たちの運営による子どもたちを集めての「サマーキャンプ」の手伝い。まず教会の青……

【4806号】PCT・UCCJ青年交流プログラム 世界教会的な仲間となれた

 8月5日から17日、台湾基督長老教会(Presbyte-rian Church in Taiwan/PCT)と日本基督教団教育委員会の青年交流プログラム、ユースミッションに参加してきた。これは、基本的に2年に一度、開催地を両国交互にして開くが、今回は台湾で行われた。このプログラムを通して、多くを学び、青年たちと世界教会的な仲間となれた。感謝してここに報告させていただきたい。  今回のツアーは、主に台北、宣蘭、台東の3地域(長光、紅葉、新香蘭)、そして台南というように、台湾を北から南まで、東海岸沿いに縦断した。参加者は台湾から5名、日本から3名であった。その中には、前回から引き続いての参加者も私を含め3名いた。  台北ではPCT総会本部や、台湾伝道をしたマカイ博士からキリスト教について学んだ。また、台湾電力等を訪れて原発を考える日や、有機栽培農園でサトウキビを植えて自然環境を考……

【4806号】消息

梶原 壽氏(無任所教師)  14年5月6日逝去、81歳。山梨県に生まれる。66年東京神学大学大学院を卒業、同年西片町教会に赴任。名古屋学院大学、中部学院大学に務める。  遺族は、息・梶原順さん。 中山貴子氏(無任所教師)  14年7月29日逝去、69歳。新潟県に生まれる。69年関西学院大学大学院を卒業。同年より10年まで広島女学院に務めた。  遺族は、夫・岡崎仁史さん。

【4806号】宣教師からの声 アブラハムのごとく 齋藤 篤 (ケルン・ボン日本語キリスト教会牧師)

 1977年11月13日、ボン大学神学部学生寮の一室で、私たちの教会は第一回目の礼拝を行いました。創世記12章より取り次がれたアブラハムの旅立ちは、新しい教会のスタートを切るに最もふさわしい御言葉でした。こうして「ボン日本人聖書集会」は産声をあげました。  約2年のボン集会を経て、1980年より、ボンより約30㎞北にあるケルンに移転し、「ケルン・ボン日本人キリスト教会(のちに日本語キリスト教会)」と改称し、今日に至っています。その間、この地に遣わされた牧師は現任者である私を含めて11名。そのほとんどが日本基督教団からの派遣宣教師でした。  短期間に交代するという牧師側の環境と、短期間にこの地で暮らすメンバーが目まぐるしく変化する信徒側の環境が交差しながら、私たちの教会は歩んでまいりました。「じっくりと」「腰を据えて」教会形成に取り組むことが難しい状況の中で、どのようにキリストの……

【4806号】第17回 部落解放青年ゼミナール

 日本キリスト教団部落解放センター主催「第17回部落解放青年ゼミナール」は「人間(じんかん)に光あれ ~怒りから光へ」というテーマのもと、8月26日~29日広島県広島市・呉市・福山市にて開催された。開催地のみならず全国各地から他教派から、部分参加も含め50名近い参加者となった。  具体的な活動としては、部落解放の基礎を学ぶ入門講座や狭山事件についての発題、また被差別部落内で牛の育成から屠畜・精肉販売までを担ってきた一家のドキュメンタリー「ある精肉店のはなし」上映会、被差別部落を巡りその歩みを伺うフィールドワークなど、4日間の内に様々な課題が詰め込まれた。もちろん、これらをフォローするために毎夜話し合いが持たれ、活発な意見交換がなされた。  参加者は、長く部落解放へ向き合ってきた者から、全くの初心者まで様々であったが、自分自身の持てる言葉で今の思いを表現し、だれも疎外されるような……
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