8月12日から14日にかけて伝道推進室主催・教師委員会後援の「第5回夏期研修会(合同開催第8回Cコースの会)」が東京神学大学を会場にして開催された。参加者は26名。スタッフを含め総勢44名であった。
今回は主題を「信徒訓練~役員会形成」とし、牧会の中で危機に直面し易い役員会をどのように形成していけばよいかを学ぶものであった。
この主題を巡って、教憲教規から役員会の働きと在り方を学ぶために、岡本知之牧師(西宮)に「教憲教規を土台とした役員会形成」と題しての講演をしてもらった。また、旧教派の伝統も大いに役員会を特色づけることから、ホーリネスの伝統から大友英樹牧師(赤羽)、組合教会(会衆派)の伝統から菅原力牧師(弓町本郷)、長老教会の伝統から藤掛順一牧師(横浜指路)、メソジストの伝統から長山信夫牧師(銀座)にそれぞれ講演してもらった。参加者が牧会する教会を旧教派の伝統から現状を……
加藤武紀氏(無任所教師)
12年10月5日逝去、72歳。鳥取県に生まれる。66年東京神学大学大学院を卒業。同年より済美保育専門学校(現、岐阜済美学院)、済美女子高等学校に01年まで務めた。
遺族は妻・加藤和子さん。
松田平太郎氏(隠退教師)
07年10月24日逝去、80歳。京都府に生まれる。57年同志社大学大学院を卒業。同年北見北斗伝道所(当時)に赴任し、東札幌教会を牧会し、その間北星学園高校に務め、99年に隠退。
遺族は妻・松田芙美子さん。
山倉芳治氏(隠退教師)
14年7月30日逝去、84歳。東京都に生まれる。56年東京神学大学大学院を卒業。同年岡崎教会に赴任し、富山総曲輪、富山二番町、和歌山、愛隣教会を牧会し、97年隠退。98年復帰後04年まで横浜中田教会を牧会し、隠退。
遺族は妻・山倉廸子さん。
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父が転勤族だったため、私が通った小学校は6校を数えます。その後、高校時代にカチカチの福音派で救われ、途中聖霊派の影響も受け、最後は教団の牧師になりました。韓国とアメリカの神学校で学んだ時には、ソウルとミシガンの日本人伝道に携わりました。今振り返ると、神様は最初から私を超教派の海外日本人伝道で用いるために準備しておられたことが分かります。
札幌で牧会していた時、主は不思議な方法で私たちを東南アジアへと召されました。妻と2人の息子を連れ、アブラハムのごとく行き先を知らずして出発した私たちがたどり着いたのはジャカルタでした。無牧のジャカルタ日本語キリスト教会を2ヶ月間お手伝いするという約束で始まりましたが、その後、正式な招聘を受け、専任牧師として就任しました。
スラバヤやバリの日本語集会のコーディネーターもさせていただきながら、徐々にこの時代におけるディアスポラ宣教の重要性に目……
オラフ・トヴェイトWCC総幹事一行7名は、2014年8月1日から約一週間の予定で日本各地を公式訪問する予定であったが、トヴェイト総幹事の緊急入院により、首相官邸訪問を除きすべての訪日スケジュールが延期となった。首相官邸訪問の目的は、今年7月にWCC中央委員会で採択された「核から解放された世界に向けて」、「日本国憲法第9条再解釈について」の2声明を菅義偉官房長官に直接手渡し、WCCに連なる140ヶ国の教会、5億人のキリスト者を代表して、2声明の語るところを伝えることにあった。ジュネーブの本部は、このタイミングで声明を伝えることの重要性を考慮し、チャン・サン・アジア地区議長とキム・ドンソン幹事の訪日を決定した。
首相官邸を8月4日訪問したのは、チャン・サンWCCアジア地区議長、西原廉太WCC中央委員、加藤誠教団世界宣教幹事、上田博子前NCC総幹事代行事務取扱、野口陽一・庭野平和財団専……
本年4月、総務幹事に就任して最初の大仕事は、教団事務局の移転だった。
7月上旬、移転したが、これまでの3フロアが1フロアとなり、以前に比べ6割の面積で手狭となった。会議室は小さな2室だけで、常議員会、財務委員長会議など大型会議は、近隣の教会の一室を借りて行うことになる。
だが、「3局70人の職員がいつも顔を見合わせ、教団が一つになっているという新たな認識が生まれた」と道家紀一総務幹事はいう。
1970年、日本キリスト教会館に事務局を移して以来、44年ぶりの引っ越しだったが、「必要最低限の資料を持参しただけで、大半の文書は会館に置いて来た。膨大な資料、紙文化にどう対処するか。今後の検討テーマになる」。
石橋秀雄教団総会議長の「伝道する教団」との掛け声に、道家総務幹事は、「内実を整えて行く」ことで応えようとしている。「何よりも各個教会が元気になること。東日本大……
この度、秋南教会(秋田県横手市)から百周年記念誌の原稿を依頼された。私自身はその隣の横手教会の出身であるが、喜んで、40年程前のとても盛んであった地区青年会の交わりのことを書いた。
当時の地区青年会では、年に一度、泊まりがけで修養会をもっていた。皆、夜遅くまで、信仰のこと、仕事のことなどを熱心に話し合った。求道者であった私などは、「この人たちはお酒も飲まないでよくこれだけ話しができるものだなぁ…」と思ったほどであった。
その後私は、礼拝において召命を受け、その青年会の交わりによって献身の志を強められた。そして、将来、このような交わりを形成したいとのビジョンを与えられた。私にとって教会は、自分が所属している教会だけではなく、そのような近隣の諸教会と共にあってこその教会であった。
全国においてさまざまな伝道協力がなされている。教区においても伝道協力態勢構築のための工夫……
会館問題、伝道資金案に時間をかけ議論
7月7日、8日、第38総会期第6回常議員会が開催された。今回は、2日目の終了時間を通常より2時間長くして午後5時閉会とした。教団三局一時移転に伴い、会場は新築の成った富士見町教会となった。常議員30名中28名が出席し、陪席者である教区議長は、沖縄教区を除く16教区から議長または代理者が出席した。
長崎哲夫総幹事は、総幹事報告にて「東日本大震災救援国内募金は8億8千万円に達している。台湾基督長老教会(PCT)からのボランティア派遣を本日より受入れている。東日本大震災国際会議は70名を超える海外参加者を得て開催、大会宣言を発信した。教団三局は7月7日より新宿・大久保に一時移転し業務を開始している。教区総会を三役、総幹事で分担し問安した。問安使への質疑では、改訂宣教基礎理論、伝道資金規則制定、沖縄教区、戒規が大きく取り上げられた。部落解放全国活動……
伝道資金案二分割、教団総会に提案
今常議員会中最も議論に時間が割かれたのが「伝道資金規則制定に関する件」であった。議案は「教区活動連帯金を廃止する件」と共に上程された。議案提案者は、共に教区活動連帯金検討委員会である。
提案理由として、教区活動連帯金の廃止については、「この制度は当初より規定がなく、教団総会においても、会計報告や活動報告がないこと等が厳しく追求されることがあり、また、機構改正当初に決議された全教区拠出が行われたことはない。連帯が崩壊し連帯金脱退、搬出留保、受け入れ辞退等の状況が生まれたことから、各教区の主体性、自主性を尊重しつつ、教会間、教区間の相互信頼に基づいた新制度をつくるため教区活動連帯金を廃止する」としている。
伝道資金制度規則については、提案理由の中で要点として「本制度は伝道を大目的とし、教規第153条に基づく負担金として全教区が納付する。納付……
教区伝道委員長会議が6月23〜24日に大阪教区大和キリスト教会にて開催された。
「伝道推進室の働き〜青年伝道を巡って~」との主題のもと1日目には伝道推進室の設置に至る経緯と、約2年の歩みの報告、今後のヴィジョンについて石橋秀雄伝道推進室室長と、岩田昌路伝道推進室書記からの講演を聞いた。
休憩を挟んで引き続き行われた各教区報告においては、情報の共有を願い、特に今回は伝道推進室の働きに対する意見と、各地で行われている青年伝道への取り組みを聞くことにテーマを絞った。中には厳しい意見もあったが、今回の会議の狙いは、そのような意見を受け止めることでもあったことからすると、概ね評価ができるものとなった。従来のように様々な意見を聞く機会とはならなかったが、話し合いの中心的事柄が散漫にならなかったという点は評価できるかと思う。以上のように1日目は全体教会としての日本基督教団の伝道と、各教……
2014年6月30日~7月1日に日本キリスト教会館6階会議室で、第5回教団教育委員会を行った。委員出席6名。
1日目は前委員会の記録の承認をし、ドイツ・アメリカユースミッションに関する報告、クリスマス小委員会報告、キリスト教教育主事認定試験小委員会報告、教師の友編集委員会報告、全国教会幼稚園連絡会報告、教会学校応援セットの教会訪問報告を受けた。
続いて協議事項について話し合った。クリスマス献金に関する件では、「みんなで生きよう」誌特別号を2千部発行し、ゆるキャラ作品の当選者を発表する。特賞・佳作の方にプレゼントを送ることを決めた。2013年度クリスマス献金送付先と献金額は、南インド合同教会に300万円、東北教区放射能問題支援対策室いずみ、奥羽教区、関東教区(のこどもたちのために)各100万円献金することにした。2014年度のクリスマス献金の送付先は、シリア難民・レバノンの……