【4857・58号】伝道のともしび 希望の光として  髙橋 良隆

 あれから6年、一関教会の周囲の環境は大きく様変わりしました。2011年3月11日の本震と同年4月7日の余震によって、会堂内部の漆喰壁が大きく崩落。その後、応急修理はしたものの、附属保育園の保育室を兼ねていた礼拝堂は、保育室としては使用を続けることはできない状況となりました。しかし礼拝堂を使用しなければ保育園としての設置基準を満たすことはできず、抜本的な耐震補強をするか、大幅な改築をしなければならないことになりました。

 もとより教会にそのような資金はなく、宗教法人には公的な補助もないことから、閉園するか、それともいわゆる社会福祉法人化するか、決断を迫られました。教会附属の睦保育園は1936年から今日まで80年余、地域の児童福祉に携わって来ました。幾度となく教会懇談会を重ねて話し合った結果、キリスト教保育を継続し、安全で最適な保育環境を園児に提供するために、社会福祉法人として再出発する決断をしました。

 2014年9月、一旦、現状の園舎で社会福祉法人を設立しましたが、その後園舎部分を会堂から切り離して解体し、園舎を新築することになりました。ところが、園舎部分にある台所とトイレを教会も共用していましたので、園舎を解体すれば教会のトイレと台所が無くなることになります。そのため園舎を解体する前に、会堂内にトイレと台所を設置するリフォームを行いました。併せて崩落した漆喰壁の復旧も行いました。このために教団救援対策本部と奥羽教区から多額の支援をいただくことができ、大変感謝でした。

 2015年6月、新園舎着工(起工式)、2016年2月末竣工、同年3月竣工感謝式を行い、4月から0歳児も受け入れて定員75名(旧定員60名)で新たな出発をしました。それまで会堂横に園舎が併設していたため、会堂は正面からしか見えませんでしたが、新園舎は道路から離れた奥に建築しましたので、会堂の側面も道路からよく見えるようになりました。社会福祉法人の名称は、教会と共に世の光となることを願って「希望の光」としました。

 一関教会は1905年、日本基督教会東北中会一関講義所として始まり、今年で創立112年を数えます。現在の教会堂は1929年に当時の宮古教会牧師・羽生義三郎師の設計により建築されました。2007年には国登録有形文化財に指定され、近くにも歴史的な建造物があるため、市の観光コースにも含まれています。会堂の外観自体は変わりませんが、周囲の様子は以前を知っている方が見れば、驚くほど様変わりしました。

 震災以降、このように一関教会は、建物環境が大きく変化し、落ち着く暇が無く駆け抜けてきました。この間11名の教会員が天に召されました。2月現在、現住陪餐会員41名、礼拝出席23名。昨年10月に受洗者1名が与えられました。建物は古くても、信仰は日々新しく、御言葉に養われ「希望の光」となる教会をこれからも目指して行きます。(奥羽教区・一関教会牧師)

  • 日本伝道の推進を祈る日

    「2021 日本基督教団教会・伝道所一覧」発行

    10

    新型コロナウイルス対策資料

    共に仕えるためにPDF

    牧会者とその家族のための相談電話

    International Youth Conference in Kyoto

    日本基督教団2019年度宣教方策会議

    公募・公告

    エキメニュカル協力奨学金 申込書類一式

    日本基督教団年鑑2020年版

    よろこび

    日本基督教団 伝道推進室

    東日本大震災救援対策本部ニュース

    にじのいえ信愛荘

    教団新報 archive

    教日本基督教団 文書・資料集 申請書等ダウンロードコーナー

    月間 こころの友