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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4667号】常設委員会等選考結果

2009年1月31日
★=招集者、○=信徒 【宣教委員会=七名】 ★小出 望(静岡草深)、小西 望(仙台北)、篠浦千史(さや)、平山正道(四條町)、○鈴木優子(小松川)、具志堅篤(読谷)、古屋治雄(福岡中部) 【教師委員会=七名】 ★松井 睦(聖徒)、雲然俊美(秋田桜)、西澤他喜衛(甲東)、森里信生(関西学院)、堀眞知子(瀬戸キリスト)、張田 眞(鳥居坂)、高橋敏通(下松) 【信仰職制委員会=七名】 ★岡本知之(西宮)、○須藤 繁(谷村)、○一條英俊(札幌北光)、岩橋常久(南大阪)、小友 聡(東京神学大学)、菅原 力(弓町本郷)、芦名弘道(近永) 【教師検定委員会=七名】 ★倉橋康夫(富士見町)、小峰 擁(前橋中部)、田中真希子(真駒内)、東野尚志(鎌倉雪ノ下)、渡部和使(名古屋北)、菅根信彦(神戸)、武田真治(広島) 【予算決算委員会=七名】 ★伊藤瑞男(静岡)、○長島恵子(鴨島兄弟)、○……

【4667号】教区コラム 南支区

教会の歴史的課題を思う 橋爪忠夫 南支区は、東京都内二三区の内、目黒、品川、大田、世田谷と港区の一部に広がる区域の三〇教会で構成されている。中でも百年の歴史を越える教会が五、八〇年を越えるものが六、逆に戦後に生まれた教会は八である。総じて長い歴史をもっている。一八七三年生まれの旧・東京公会、現・新栄教会もある。 従って、どの教会も直面している課題は、いかにそれぞれの教会の歴史を振り返り、その伝統をしっかり把握して、将来への展望を切り開くかである。その課題は大きい。私はこの教会の伝統について様々に考えさせられている。一つは、私たちの教会は圧倒的にアメリカの教会の影響を受けているということだ。教会というもの の発想も、実際の活動も敢えて言えばアメリカ型で、ヨーロッパ型のそれではない。宗教史家S・E・ミードは、アメリカの教会を一口で「自由教会」であるとし、その特徴を、非歴史性、自発に基……

【4667号】人権教育は神学校の大きな課題 第21回神学校等人権教育懇談会

第二一回神学校等人権教育懇談会が十一月十日(月)教団会議室で行なわれた。各神学校・大学、教会より一〇名が出席して共に懇談し、学びの時を深めた。 開会にあたり礼拝をささげ、大住雄一東京神学大学教授は、コリントの信徒への手紙第一より、「わたしどものクリスチャン生涯の一番根底にあるものは主イエスの十字架の贖いの恵みである。この贖いの恵みに応答してゆく中でこの地上生涯の証しの歩みがなされてゆく。その中で人権の教育は各神学校の大きな課題である」と 語り、祈りが捧げられた。 続いて谷本一廣部落解放センター活動委員会委員長が、自分の体験を通しつつ部落解放運動に立ち上がったいきさつなどを諄々と語った。 その中でも米国留学時の、マルチン・ルーサー・キング牧師の牧会した教会での交わりや、キング牧師暗殺後にコレッタ夫人の働きと実際に交流した貴重な体験等に触れ、「キリストの福音が世界中の人々に生きる喜び……

【4667号】「宣教師内規」最終段階へ 第6回世界宣教委員会

 去る一〇月七日(火)、第六回世界宣教委員会が開催された。 第35総会期の最後の委員会となったため、多くの議事をこなしながら、継続性のあるものは、次期総会期委員会および実務会へ申し送り事項とした。 まず、海外の受け入れ宣教師に関して「宣教師内規」の内容を概ね確定することができた。現在は最終段階にある。その手続きを次期委員会へ申し送った。 また、派遣宣教師の派遣体制も整備しつつある。現在検討中の宣教師派遣先は、北南米の四つの教会である。応募者への対応や手続きは、次期委員会へ継続とした。 その他には、今年度四月に実施した北米退任宣教師感謝ツアーが大変好評であったこともあり、二〇〇九年度にも、ドイツとカナダの退任宣教師感謝ツアーを実施することが決定され、準備委員会が組織された。 なお、委員会の当日に、台湾より帰国した服部真奈宣教師が出席した。帰国報告を受け、その労をねぎらった。 振り……

【4667号】2・11メッセージ

 二月十一日を「建国記念の日」として制定実施された一九六七年以来、私たち日本基督教団は、この日を「信教の自由を守る日」として、各地で2・11集会を開催し、「建国記念の日」の祝日に対して異議を訴え続けてきました。 それは、国民の祝日に関する法律(以下、祝日法と記す)では、2・11日を「建国記念の日」として「建国を偲び、国を愛する心を養う」と規定していますが、そもそもこの日は、神話上の人物とされる神武天皇が即位した日とされている日で、一八七四年に「紀元節」と決められて以来、「紀元節」として守られていた祝日であ り、敢えてこの日を「建国記念の日」と定めたからであります。つまり、日本の国は天皇によって建国され、その国を愛する心を養うというのが、「建国記念の日」制定の意図だからです。。 祝日法の改定によって二〇〇七年からは、四月二九日の昭和天皇誕生日が「昭和の日」と制定されました。「海の日」は明……

【4667号】みんなで生きる キリスト教医療ミッションの現場から①

祈りと働き  愛に生きる・愛を為すこと  大江浩 JOCSは、二〇〇七年度に、バングラデシュのマイメンシンにある、CCH(Community Center for the Handicapped)へ山内章子ワーカー(理学療法士)を派遣しました。  CCH(一九九七年設立)は、地域に根ざした障がい者コミュニティセンターで、超教派の男子修道会であるテゼのブラザーたちのサポートにより始められました。外来患者のリハビリ・地域巡回診療・職業訓練やグループ活動など多様な活動を行っています 。 山内ワーカーの役割は、CCHをベースとした巡回リハビリやスタッフの教育指導、テゼが運営に関わるラルシュ・コミュニティの知的ハンディのあるメンバー(後述)のリハビリなどで、他にもダッカや他の地域の障がいを持つ子どもたちのケアや、スタッフとなる人材の育成にも携わっております。 CCHは今、脳性まひの子ども七〇〇……

【4667号】荒野の声

▼CSの一場面。おふざけが過ぎる生徒に「こらーっ、○○、聞いているふりくらいはしろ、礼儀というものがあるだろう」「聞こえているよ」。「聞く気はないが聞こえているよ」の意味。「じゃあ、今の説教を話してみろ」。○○は、十分の説教をほぼ完全に復唱した。▼やはりCS礼拝。未だ三歳の男の子が、説教の直後、こ こに記したら三行にもなる長セリフを言い、「...って、どういうこと?」。全く意味が分からない言葉を三行分も暗記出来る。▼子どもの記憶力は素晴らしいという話ではない。聞いていないようでも、聞こえている。そして、効いていないようでも、効いている。これは決して駄洒落ではない。▼贅沢な鍋を食べて、「これは凄い 塩だ。何々産に違いない」と言う人は、多分、料理漫画の登場人物だけだ。誰も一顧だにしないが、塩味は効いている。決定的に、ものを言う。▼昔、コンビニもなかった時代の大晦日、教会員からいただいた豪勢な寿……

【4667号】平和メッセージ 主にある命と平安

マルコによる福音書10章17~31節  小林   眞 不安を見抜く中で 今の時代、間違いなく誰もが平安を願っている。ただ平安と言っても、その内容は、その人の生活の場の状況によっては多様だと思われる。 例えば、自分の個人的な魂の平安であったり、社会的な差別から解かれる正義であったり、具体的な戦争がなくなる平和などを願うのである。 従って、その内容に沿って自分なりの求め方をするのであるが、多様な平安とは別々のことだろうか。 主イエスのもとに一人の人がやって来て「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか(17節)」と尋ねた。 この「何をすれば」の中には「永遠の命は、自分の力や行いで受け得るもの」と考えていることが明確に出ていると言ってよい。 主イエスも、それを分かってであろうが「十戒」を示されると「そんなことはみな守っています」と自信を持って答えた。 ということ……

【4665・66号】列福式

2009年1月17日
十一月二四日、長崎Nスタジアムで三万人が集い、日本初の列福式が執り行われた。私は日本宗教連盟、日本キリスト教連合会を代表しての参加であった。 「ペトロ岐部と一八七人の殉教者」は山形の米沢から九州まで九つの地域で殉教したが、四人だけが司祭、あとは殆ど名もない信徒であった。 婦人が六二名、子どもが三一名といわれるから、両者でほぼ半数になる。 彼らは死よりも強い愛の絆、いのちより尊いものがあることを知り、従容として殉教していった。だから英雄的に殉教者を崇めるのではなく、キリストへの愛を貫いて日常的信仰を生き抜いた。その信仰を今に返して、何とか継承したいという思いが満ちていた。 時折降り注ぐ冷たい雨の中、身じろぎもせず三時間余のミサに列していた熱き信仰が印象的であった。四〇〇人の子どもたちの手によって運び込まれたご聖体を、全世界から集うた幾多の司祭の手により拝受する姿に、四〇〇年に亘る信仰……

【4665・66号】各教区の状況を詳細に分析 「グラフで見る日本基督教団」上映

十二月十日(火)、常議員会の議事終了後、教団予算決算委員会によって制作された「全教区版 教団50年データーグラフで見る日本基督教団」が上映された。 内容は「財務状況」「現陪会員」「教区民力」「教師謝儀」「年齢構成」「受洗数」「教会学校」「カトリック」「別帳会員」「提言」の十項目から構成されている。 各教区の状況が詳細に分析され、グラフで見ることができ、わかりやすい資料となっている。例えば、教会の経常収入を教区ごとにまとめたグラフでは「二〇〇〇年度と二〇〇七年度を比較した場合、教会経常収入が増えている教区はどこか」「一番減っている教区はどこか」などを一目で把握することができる。 現住陪餐会員数の変動についても著しく減少している教区がある一方、教勢をのばしている教区があることも把握できる。 興味を引かれるのは、各教区内の民力水準が分析され、その中で教会の現状と社会の現状は決して連動して……
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