●新刊から
『グループスタディ12章 マルコによる福音書』 大澤秀夫=著・四六判・一〇五〇円 グループで聖書を読むための、やさしいシリーズ。マルコの読み方の学び通して、イエスからの招きの意味と、グループ「共に読む」ことの力を再認識。
『新約聖書の礼拝─シナゴーグから教会へ』 山田 耕太=著・四六判・二五二五〇円 礼拝の議論が盛んな今、福音書、パウロ書簡、使徒教父文書などの資料分析を第一に、新約聖書学の立場から最初期の礼拝のかたちと神学を洗い出す。
『ボンヘッファーとキング─抵抗に生きたキリスト者』J・ディオティス・ロバーツ=著 島田由紀=訳・A5判・四四一〇円 ナチズム、人種差別に抵抗し、ともに39歳の若さで斃れた二人。その共通点と相違点を本格的に比較・考察した唯一・最新の研究書。
『現代教会建築の息吹─児島昭雄写真集』児島 昭雄=写真・A4判・一八九〇〇円 礼拝改革と建築技術の進……
私たちの相談活動も既に20数年経ちましたが、一向にカルト宗教の被害は終息せず、ますます深刻になってきています。そこで、改めて、今日の統一協会の活動による被害状況についてご理解をいただき、取り組みの輪を広げたいと願い、下記のような学習会及び一日相談体験会を開催することとなりました。教職、特に若い先生 方、関心のある方々のご参加をお願いします。
◎日時 2009年1月30日(金)午前9時45分~午後3時
◎場所 日本キリスト教会館4階会議室(新宿区西早稲田2-3-18)
◎プログラム
第一部 午前9時45分?12時
『統一協会の現状--霊感商法の実体』 山口 広弁護士(全国霊感商法対策弁連事務局長)
『被害救済の具体的取組から』 荻上守生弁護士(全国霊感商法対策弁連)
『統一原理問題の相談に関わって』 佐原光児 牧師(霊南坂教会)
『カウンセリングの秘訣』 ……
自分のできることを一生懸命やりなさい
秋山 星子(上尾合同教会員)
しっかりとした自覚がほとんどないまま、二〇年間の幼児教育者を育てる学校の教師生活から、一転して牧師のパートナーになりました。四二歳からの出発でした。なぜか、不安も気負いもなく歩み出せたことはいろんな要因があったにせよやはり主がお備えくださった道であったと感謝しています。
その背後には、クリスチャン一世の母の祈りがあったと思います。伝道師になりたくて、大正の初期に西宮にあるランバス女学院神学部に入学しましたが、志半ばに中断したのです。母はすべてに積極的で、前向きに進む人でしたが、翻ってわたしはすべて正反対。何時間黙っていても平気なところがあります。ただ、確かに言え ることは、神さまの御用のために用いられる人になってほしい、という両親の祈りに応えてくださって、長い独身生活の後に、図らずも牧師と結婚することになりました。
……
岡崎千代子氏(隠退教師)
9月21日、逝去。101歳。神奈川県に生まれる。1928年救世軍士官学校卒業。41年按手礼受領後、50年、横田相愛教会に赴任。その後、安来教会、65年から76年まで下松愛隣教会牧師を務め、隠退した。遺族は弟の太田基義さん。
松本美枝氏(隠退教師)
10月2日、逝去。82歳。栃木県に生まれる。1945年日本基督教女子神学専門学校卒業後、51年南大阪教会に赴任。その後、宮崎、高石、阿倍野各教会牧師を務め、63年から2002年まで貝塚教会を牧会し、隠退した。遺族は義妹の眞理子さん。
フィリピン・バナナ園 青年インターン
◎開催時期/2008年8月末より17日間
◎参加費用/16万円
◎応募期限/2月末
◎問合せ先/NCC富田(電話 03-3203-0372)
北村慈郎常議員提案の「日米軍事再編に関し北米教会との共働を開始する件」が二日目午後に審議された。
北村常議員は、横須賀基地の原子力空母配備を中心とする米軍の軍事再編により起る諸問題は、神奈川固有のことではなく、奥羽(三沢)、西中国(岩国)、九州(佐世保)、沖縄と言った全国的な広がりを持つものであることを述べた。この日本の基地状況を北米諸教会に伝え共働、情報共有、研究を開始するため常議員会が窓 口となることを提案した。北村常議員は、07年三月に発表された「日米宣教フォーラム─共同声明」に基づき、「覚書」にあるアクション・プランに実効性を持たすことを提案理由とした。
また、柴田もゆる西中国教区議長は、先の36教団総会にて、教区提案の米軍再編抗議、基地撤去声明議案が廃案となったことを受けて、提案趣旨を生かすことを模索する中、今回、北村常議員に協力を求めて提案となったことを述べた。
日米軍事……
二日目午前の最後に、議案二五号「幹事任用に関する件」が扱われた。これは、前教団総会副議長の小林眞氏を二〇〇九年三月末日まで非常勤の嘱託幹事として任用する案である。日本基督教団が09年度、「『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議」(同宗連)の議長教団となり小林氏が議長に就くことが内定しており、事務局 を設置したり、事務部門を担当する等の必要があり、その働きを教団としてサポートするための措置である。この議案に対して、基本的に反対する意見はなかったが、教団の予算との関連や教団として承認、支持する意味などを巡る議論があった。
まず、向井希夫常議員から、予算措置を示すこと、また給料や交通費等の概算、さらに給与規定を示すこと等が次々求められたが、内藤留幸総幹事は、「出勤の頻度や仕事の内容については今後話を進めないと分からない。予算内で規定に従って支出するとしか言えない。同宗連の仕事量がどの程度あるの……
年金運用・教区活動連帯金・各種委員選任
総幹事報告に関する質疑の中で、後宮敬爾常議員は教団年金の運用状況について質問した。橋豊年金局長は、前常議員会以降の状況について、「07年三月末の含み損八千万だったものが、前常議員会一億四千万になり、今は二億五千万になっている」と数字を上げて具体的に説明した。また、「厳しい状況下だが、基金の三分の 二と、元本保証されているものへの投資比率が大きいので、損失の比率は多くの企業の平均に比べて半分程で、比較的打撃は少ないが暫く忍耐の時が続く」と述べた。
宮﨑達雄東中国教区議長が教区活動連帯金について質問し、また、その必要性を説く意見を述べたことから、東京教区が07年度分千五百万円の拠出を保留していること、東海教区が昨年度から、中部教区が今年度から、この制度を脱退していることを巡って大きな議論となった。
保留・脱退などは教区間の信頼が壊れたことに起因す……
伝道所での洗礼執行についての信仰職制委員会答申を巡って、第36回教団総会で「撤回を求める件」が提出されました。また各教区からも伝道所の現状にあって様々な意見が出されました。この件の重大さに鑑み、常議員会は「伝道所の内容と位置づけに関する検討委員会」を発足させることを決定しました。
同委員会からの報告をもとに教規との整合性、乖離を埋める作業を進めて参りたいと決意しています。
その成果がでるまで、これまで通り伝道所の働きを重く受け止め、諸手続においては現在までの取り扱いを続けていきます。
各伝道所の働きを覚えて、神の祝福を祈りつつ、共に協働できることを感謝します。
2008年12月10日
第36総会期第1回常議員会
常議員会二日目の十日午前、山北宣久議長より、「日本基督教団に於ける『伝道所』の内容と位置づけについて検討し、教団的理解の一致を図るため、常議員会の下に検討委員会を設置する」との第二〇号議案が提案された。
委員数は五名、設置期間は第36総会期。
山北議長は議案書に基づき、次のように、詳細に提案理由を述べた。
「第36回教団総会に議案五八号『日本基督教団信仰職制委員会による答申「伝道所での洗礼執行について」(二〇〇八年七月四日付)の撤回を求める件』が提出され、常議員会付託となった。またここに記されている信仰職制委員会の答申については複数の教区から諮問や要望が提出され、第35総会期第六回常議員会には九月付同 委員会答申を含んだ形で『差し戻し議案』が提出されている。この件の背景には、信仰職制委員会自らが示しているように『伝道所についての教規の規定と実態との間に乖離があること』と『今後検討され……