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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4631号】359名が参加して 東海教区婦人研修会

2007年7月21日
二〇〇七年度の東海教区婦人研修会は、六月五日(火)~六日(水)、河口湖畔にある富士レークホテルを会場にして開催された。 この研修会は大きく二つの特徴がある。第一は実務担当が、六つある分区婦人部の持ち回りである事である。故に会場も各分区持ち回りである。第二は聖書のテキストは変わっても主題は変わらない事である。今年も「教会の肢として明日の宣教を担う」の主題の下、二回の講演が講師によって行われた。講演Ⅰのテーマは「大胆に恵みの座に近づこう」講演Ⅱのテーマは「証人の群れに囲まれて」であった。副題は「ヘブライ人への手紙を学びつつ」であった。 講師の高橋真美先生(教団隠退教師)の話は自己紹介から始まった。牧師になるつもりも牧師の妻になるつもりも無く神学校を受験したのに、その両方になってしまったいきさつ。長年仕えて来られた若松栄町教会は野口英世が受洗した教会だが、彼は借金を残して出て行ったので町では……

【4631号】伝道のともしび

常に立ち続けるために 輪島教会信徒伝道者 五十嵐(いからし)成見 三月二五日九時四二分、東京の安藤記念教会でCS教師会を行っている最中だった。知り合いの方から、「輪島に地震があって大変なことになっている」という連絡をもらい、すぐさま輪島教会に電話をかけたがつながらない。その日は神学生としての最後の奉仕日。教会では私のための送り出し会を企画してくださっていた。しかし、その背後に地震で被災されている方のことを思うと、喜びに浸ることの出来ない複雑な日であった。 地震発生から四日後、輪島に着く。教会堂の隣の家は、縦に貫く亀裂が走っており、立ち入り禁止の紙が貼られていた。牧師館の裏の家屋は半壊し、屋根や横壁が激しく歪んでいた。教会堂は、木枠の窓の損傷、モルタル部分の亀裂等、改修が必要な箇所は生じているが、構造上の問題は生じていない。問題は牧師館だ。土台部分にひびが入っており、家屋が若干……

【4631号】消息

白川鄭二氏(隠退教師) 六月四日、逝去。九二歳。大阪府に生まれる。一九四一年同志社大学神学部卒業後久世教会に赴任。その後桜美林教会を経て、五〇年から八六年まで函館千歳教会を牧会し隠退した。遺族は妻の恵美子さん。

【4631号】教区コラム 奥羽教区

今こそ祈りを集めなければ 邑原宗男 第62回奥羽教区総会は、一つの決意をすることとなった。勿論常置委員会において検討し、教区教師宣教セミナーや宣教会議、さらに各地区総会においても報告を繰り返し、協議する時を持ち、総会へと提案した議案である。それは「『謝恩日献金』の増額に取り組む件」である。 それは第34教団総会で賛成を得られず、その後の教団年金局理事会や常議員会での検討のもとに、第35教団総会で教団年金局財務計画額が可決された。この可決はけっして人ごとではない。教団全体で「謝恩日献金」を増額分と以前からの献金目標をあわせると一億一千万円となる。 何しろ、奥羽教区全体で謝恩日献金への協力は過去数年、毎年協力教会は五五パーセント、献金額でも五〇万円をわずかに上回る状況であった。それでは計画額への協力をどのように進めればいいのかについて財務委員会、さらに常置委員会と検討して議案として……

【4631号】「教師の友」総主題決定 第2回教育委員会

第二回教団教育委員会が、六月十一日(月)、十二日(火)の両日、教団会議室において開催された。主な協議事項は、教会教育プログラムとクリスマス献金についてであった。実務委員会である教育委員会は、委員が分担して小委員会を形成している。その一つであるプログラム委員会より、二〇〇八年度から二〇一〇年度までの「教師の友」の総主題と三ヶ月毎の単元のテーマの報告を受け、協議の後、承認した。総主題は前期プログラムと同じ「『いのち』を共に生きる」に決定した。「教師の友」は教団教育委員会が立案する三年サイクルの教会教育プログラムに則って編集されている。教育委員会と「教師の友」編集部、両者の働きのためにお祈り頂けると感謝である。クリスマス小委員会からは、二〇〇六年度の全国の教会学校よりささげられた献金の報告を受けた。学校や幼稚園、保育園からの献金も合わせた総額は11、233、414円(二〇〇七年三月末現在)であっ……

【4631号】出版局、部落解放センターの決算も審議 第2回予算決算委員会

第35総会期第二回予算決算委員会は六月七日~八日開かれ、教団二〇〇六年度決算が確定した。 今委員会で特筆すべきことは、本部事務局の年度予算決算にあわせて、出版局、部落解放センターの決算が、本予算決算委員会での詳細な審議を経たところにある。 両者の決算は、教規で予決委員会を経て常議員会で承認を求めるよう定められており、この点でのこれまでの不徹底さが、今回改善された。また、これは、教団会計全体を統合的に把握する必要性を求める教団会計監査の方針及び機構検討特設委員会の趣旨に添うものである。 教団事務局会計〇六年度決算では、支出が前年度比約六%縮小の302、331、212円となり、収支差額5、021、581円を以って常議員会に報告されることになった。教団財政改善と健全化への努力の結果が〇六年度も見える形で表れていると言えよう。 二〇〇七年度補正予算は前年と横並び、303、415、508円で……

【4631号】「戦責告白」40周年を巡る議員提案を可決 第一一八回神奈川教区総会

六月二三日、第一一八回神奈川教区総会が、清水ヶ丘教会を会場に開催された。まず、川又志朗牧師の司式により、逝去教師を覚えつつ開会礼拝が行われた。来賓の紹介の後、正議員二二八名中一五七名の出席が確認され、総会が成立した。組織会と議事日程の承認の後、高柳竜二議長により「神奈川教区形成基本方針」が朗読され、議事に入った。 議案第一号は補教師の准允執行に関する件。三名の准允受領志願者が所信を表明、質疑を経て、議長は次のように議場に問うた。「この准允受領志願者が受験した教師検定試験が、神奈川教区から見て不当であるとまでは言えないと思われる方の挙手を求めます」。これは、教師検定試験に問題提起をしてきた神奈川教区独特の手続きであり、教区総会における准允、按手礼の場合の他、常置委員会での志願者面接の際にもその都度行われている。この問いについて多数の挙手を確認した上で議案は可決、直ちに高柳議長の司式により准……

【4631号】宣教師公募

米国ニューヨーク郊外ユニオン日本語教会主任牧師 ◎ニューヨーク在住日本人への特別牧会も兼任 ◎資格/日本基督教団正教師 ◎締め切り/2007年9月14日(金) ◎資料請求/世界宣教部 TEL03-3202-0544

【4631号】組織改編に伴う委員会運営を協議 第2回世界宣教委員会開催

去る六月十二日(火)、第二回世界宣教委員会が開催された。前回委嘱中であった委員が加わり七名全員そろった委員会となり、当委員会の下にある諸委員会の委員長らの陪席も含め合計一〇名という大きな組織となった。 まず、台湾の高雄日本語教会付属めぐみ園で、去る三月末日まで奉仕された高久華子宣教師の帰国報告を受け、慰労を兼ねた昼食会を催した後、委員会報告と協議に移った。 第一回委員会では委嘱中の委員が出席できなかったため、第二回の委員会では前回議事録(案)を丁寧に検討した上で承認する運びとなった。 今委員会は、改組に伴い委員会運営のあり方についての協議が大半となった。以下に報告する。 ①二〇〇六年度会計決算と二〇〇七年度予算について協議され承認されたが、一方で、組織改変に伴い、会計収支が複雑になるのを防ぐため、会計のあり方の工夫を求める意見が出された。 ②北米教会との関係継続のためアメリカ改革……

【4631号】「教誨師の課題と展望」を主題に 教誨師、教区代表者会開催

古都・奈良、平城京の一角・かんぽの宿に、教団の教誨師二七名が結集した。二〇〇七年六月四~五日、今回の教区代表者会は日本キリスト教団・教誨事業協力会にとっては、歴史的一頁になると、代表幹事生野隆彦師(三崎教会/横浜刑務所・横須賀支所)が挨拶。藤崎信師の開会メッセージに始まり、後宮俊夫師の閉会説教で締めくくられた。 さて「教誨師の課題と展望」を主題、=教誨事業協力会のあり方=を副題に、井上喜雄師(金沢八景教会牧師/横浜刑務所、今年度財団法人全国教誨師連盟の理事に就任)が発題。 一九六八年の機構改正以来、教誨事業は「刑務所伝道委員会」が廃止となり「日本キリスト教団教誨事業協力会」として任意団体になった歴史的経過を振り返りながら、この働きは、おもに①有志の団体、②募金の団体、③研修実行の団体であると分析された。そして今後、この団体が個人を主体とするあり方(任意団体)から脱皮し「日本キリスト教団……
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