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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4668号】感謝と奮起 伝道200年に繋ぐ 日本伝道150年記念初週祈祷会

2009年2月14日
「キリストこそ我が救い」 日本伝道150年記念初週祈祷会 二〇〇九年一月五日(月)~十日(土)、銀座教会を初日として、日本伝道150年記念初週祈祷会が一週間連続してもたれた。六教会に延べ五〇〇名、十二教派の信徒が祈りを一つにした。 一五〇年前、キリシタン禁制の日本に宣教師が渡来、御言葉の種が播かれた。 神奈川に上陸した宣教師たちが共に祈った最初の初週祈祷会を覚え、二〇〇年の祈祷会に繋ぐべく一五〇年目の信徒たちが準備した。 東京信徒会の呼びかけで各教会の信徒により、「プロテスタント日本伝道150年初週祈祷会実行委員会」(委員長岩澤嵩・銀座)を組織、各教会の教師、信徒一体となって進められた。 東京・西東京三五〇教会を始め、ミッション系学校、教団以外の教派にも呼びかけた。初期の日本宣教が超教派でなされたことに倣うものである。 祈祷会は各教会に備えられた賜物を活かしながら、共同主……

【4668号】みんなで生きる キリスト教医療ミッションの現場から②

日本キリスト教海外医療協力会  大江 浩(JOCS総主事)     パキスタン サラーム(平安を) 『守れるはずの命』を守る 二〇〇八年のクリスマスはパキスタン・ファイザラバードで過ごしました。二〇〇七年一〇月に現地赴任をした青木盛ワーカー(新生児・小児科医)の活動現場を訪れるためです。 派遣先である聖ラファエル病院(一九四八年設立)は、パキスタン独立時の難民救済を契機にできたカトリック系の産科を中心とした病院で、助産婦学校(一九五七年設立)も運営しています。 設立当初から、長年にわたり無私の働きをされたSr./Dr.Elizabeth(ベルギー人)というクリスチャンドクターは「パキスタンのマザーテレサ」と称され、イスラム教徒からも尊敬を集めました(二年前に召天されました)。 同病院では年間約一八〇〇件の出産がありますが、常勤の小児科医がいない状態で……

【4668号】荒野の声

▼突然の腰痛で、三日程は身動ぎもならなかった。十数年前の肝臓、五年前の心臓に続いて今度は腰、「これで肝心要、全部そろった」と冗談を言ったら、ビリビリと激痛が走った。▼立ち上がるにも座るにも、支えが要(!)る。障子の桟でも良い。親指と人差し指で桟をつまむだけで、全然違う。桟を支えに立ち上がって も、桟は壊れたりしない。支えは僅かであっても十分に役立つのだ。▼「さん」の漢字が書けなくて、広辞苑を引いたら、一番最初に「かけはし」と、その意味が記されていた。小さな支えでも、決定的なかけはしの役割を果たすことが出来るかも知れない。病そして痛みが、教えてくれた。▼『聖書の絵師...新潮社』に登場する「 ノリッジのマザー・ジュリアン...幻視体験を綴った『神の愛の啓示』で知られる一四世紀イギリスの修道女」は、主の十字架の苦しみを体現するために、「病を与え給え」と祈る。▼聖ジュリアンに倣うことなどはできな……

【4668号】496人の参加で初の信徒大会 東京・西南支区

496人の参加で初の信徒大会 東京・西南支区「教会フェスティバル」 東京教区西南支区の信徒大会「教会フェスティバル」が一月十二日、青山学院大学ガウチャー記念礼拝堂で開催された。支区としては初の信徒大会に、支区四四教会中四一教会から四九六人が出席した。 開会礼拝で説教に立った岸俊彦支区長(経堂北)は、「結ばれている私たち」と題する説教で、「この礼拝堂での大学礼拝で説教した時、礼拝後、一人の見知らぬ女子大生が話しかけてくれた。ある中学で聖書を教えた生徒の一人だった」というエピソードから切り出し、「福音の種はいつ、いかなる形で実を結ぶかわからない」 。 「日本のキリスト教人口は1%だから、キリスト教世界は狭い、といわれるが、主の御名によって結ばれている私たちが、出会い、スタートする時、思いがけない広さを持つ」と励まし、「私たちは、『主にある兄弟姉妹のネットワーク』によって結ばれている……

【4668号】「それ行け! 伝道」の主題を掲げて

新しい試みのもと、第17回千葉県信徒大会 一月十二日、西千葉教会において、東京教区千葉支区主催による第十七回千葉県信徒大会が開催された。大会が「千葉県」と銘打つのは、信徒大会の目的が謳うように、「千葉支区内諸教会の信徒が一堂に会し」て伝道地である千葉県全体を覚えるためである。 今回は、「それ行け! 伝道」との主題を掲げて、プロテスタント教会日本伝道150周年を記念する大会として開催された。山北宣久教団議長を説教者として迎えて礼拝が献げられ、その後、それぞれのプログラムが進められた。 「それ行け! 伝道」は著書名であるだけでなく、山北議長が一貫して訴えてきた伝道する教会論を象徴する合言葉でもある。説教者紹介の中で岸憲秀副支区長(千葉本町)は、「プロテスタント教会日本伝道150年について教団内に様々な理解があるのは承知しているが、大会実行委員会は150年記念の年をしっかりと受け止めた……

【4667号】御言葉の中を歩む

2009年1月31日
 大晦日の夜、午後十一時半から教会の除夜元旦礼拝が始まった。賛美があり、祈りがあり、ちょうど説教の途中で新年を迎えるのである。誰も時計を見ていないし、年が移る瞬間を気にしてもいない。ただ語られる神の言葉に聴き入っている。普段の主日礼拝では決められた時の中に御言葉が語られている感覚を持つのだが、ここ には御言葉が語られる中で時が過ぎているという感覚があった。これは幸いな経験である。 信仰生活に於いて自分の生きる時と場に御言葉を聴くことは私共にとって大きな恵みである。そして神の言葉が語られる中に自分の人生が過ぎているという事実は本当に素晴らしい恵みである。今頃そんなことを言っているのかと思われるかもしれない。しかし天に帰られた多くの先達の信仰の言葉、その病床で聞かされた信仰の 喜びが自分の中にも染み込むようで嬉しいのである。 新しい年が与えられた。この年も教会は命の御言葉を語り続けるの……

【4667号】人ひととき 田中 顕さん

   主にまかせよ 主にまかせよ 汝が身を 主はよろこび 助けまさん 大学四年になる時、学びに意欲を失い、一年間休学し、大学のあった北海道から帰省して京都の実家で過ごした。 生きる目的が見いだせなかった『自分病』のただなかにいる時、信仰の先輩が、この讃美歌を歌い祈ってくれた。自分中心の思いと甘えを諭され、神様に心を向ける必要を教えられた。 家業を手伝う中で復学への思いを固めていったが、心の闇は消えることがなかった。 そんな中出席した無教会の聖書研究会の中で、自分の罪深い歩みを告白し、主の十字架の贖いと赦し無しに歩めないことに気付かされた。その経験を通し、信仰を持つ両親と祈りを合わせ、礼拝にも出席するようになった。 復学、卒業後も無教会の集会や教団の教会の礼拝に出席していたが、職場は日曜日も交代で日直があり、自分の趣味にも心奪われ徐々に神様から遠のいてしまっ……

【4667号】隠退教師を支える運動 東海教区・西静分区推進座談会

 二〇〇八年十月三一日(金)十一時三〇分から一四時三〇分まで、「隠退教師を支える運動・一〇〇円献金」の東海教区・西静分区推進座談会を遠州教会で開催しました。 開会礼拝で中遠教会・兵藤辰也牧師からテモテへの手紙一6章13?19節を通して「私たちに福音を宣べ伝え、信仰に導き、指導して下さって、隠退された先生方に感謝し、すべてのことが神様の御恵みの内に行われていることを信じます」とのメッセージを受けました。 昼食を共にしながら、各出席者の自己紹介があり推進座談会に入りました。 「隠退教師を支える運動」多田信一委員長から日頃の「一〇〇円献金」に協力下さっていることの感謝の意をこめて挨拶を、櫻井淳子年金局業務室長からも挨拶がありました。 折りしも、十一月二三日(日)が「謝恩日」であることから謝恩日献金のことも説明をいたしました。 質疑応答の中では、年金制度の具体的な事柄、例えば給付に関して……

【4667号】牧師のパートナー

思いがけないところで... 片岡 輝美 (若松栄町教会員) 私の両親が牧会する若松栄町教会に夫が牧師として赴任してから二四年。四人の息子たちが成長し、昨年三月に四男が私の母校K小学校を卒業。私の六年間+子どもたちの十七年間=二三年間と人生のほぼ半分を通いました。PTAとしての関わりもあったため、母校との別れに寂しさを覚えた昨年の春でしたが、秋には喜びにあ ふれた経験をしました。 会津若松市企画調整課男女共同参画推進事業の一環「子ども人生講座」の講師としての依頼を受け、市立六小学校十九クラスの授業を担当したのです。テーマは「男女平等を考える」。 会津若松は県内でも早い時期に女性の権利のための運動が立ち上がり、今でも活躍する女性たちは多いのですが、現在、会津若松市による男女共同参画推進は「自分らしく生きる」を謳っています。 授業ではクイズやグラフを多用し、事前アンケートの発表や質問……

【4667号】消息

丸尾俊介氏(隠退教師) 九月二六日、逝去。八一歳。兵庫県に生まれる。一九五五年関西学院大学大学院修了後、伏見教会に赴任。その後、五九年から二〇〇〇年まで下落合教会牧師を務め、隠退した。遺族は妻の美津穂さん。 土居通昭氏(武蔵野緑教会牧師) 十一月十二日、逝去。六七歳。愛媛県に生まれる。一九六六年関西学院大学大学院修了後、神戸栄光教会に赴任。その後、萩、福岡女学院、芦屋山手各教会牧師を務め、二〇〇六年から武蔵野緑教会を牧会した。遺族は妻の比呂美さん。 藤代泰三氏(無任所教師) 十二月五日、逝去。九一歳。東京都に生まれる。一九四〇年青山学院神学部卒業後、同志社大学文学部神学科で学び、五二年から八七年まで同志社大学神学部神学教師として奉職した。遺族は妻の幸さん。
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