【4670号】人ひととき 網中彰子さん

正しいみ言葉を求めて
 「み言葉が正しく宣べ伝えられていない」。平和の世紀への希望が文字通り音を立てて崩れていったあの「九・一一」。神の名が騙(かた)られ、人が殺されていくあの事件を目の当たりにしながら、網中さんは、み言葉の無さを見た。「取り次ぐ者がいなければ」。
小中高を過ごした東洋英和女学院時代、「命はどこから来たんだろう(そしてどこへ)」という問いから、中学三年の時に神様を求めて聖ヶ丘教会へ。半年あまり後に受洗。高校時代は牧師になろうと、真面目に伝道のことを考えた。当時の宗教主任の先生に、「牧師になるためには何が必要ですか」と尋ねたところ、「召命感で す」と返され、「そうか、それでは神様が必要としてくださる時が来るまで待とう」と決心したという。高校三年の時である。
時を待ちつつ立教大学のキリスト教学科で学び、外の世界を見るためにテレビ番組の制作の仕事に携わった。そこでも、意外なキリスト者との出会いもあって、「囲まれている」と実感(覚悟)した。
「神様が必要としてくださる時」は、意外な時に意外なかたちで、九・一一と共にやってきた。しかし、み言葉を正しく宣べ伝える者が必要だという思い、自分がそのために召されているという確信が固められた。
すでにその年には教団総幹事秘書の仕事を始めていた。教団での勤めを通して、実に多くの牧師や信徒たちと接し、改めて異なる信仰に驚かされる。しかし今から顧みれば、それによってかえって、「正しいみ言葉」への求めと「礼拝への集中」へと導かれたのだと思う。
仕事の都合上、神学校に行くことはできず、いわゆるCコースで教師試験を受験。制度的な課題を感じながらも楽しく激しく勉強に打ち込み、正教師試験に合格した時は泣けた。「いま、本当に信徒に祈られて牧師として立っています」。今日もみ言葉を正しく宣べ伝える務めの嬉しさを味わっている。

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