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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4671号】荒野の声

2009年3月28日

▼新報を一号発行するごとに、十人もの関係者が、延べ数十回もの校正をしているのだが、それでも間違いはなくならない。▼漫然と読んでいては駄目で、例えば人の名前を間違えていないかという一点に絞って探らないと発見できない。同様に「用語の不統一はないか」「不快を与える表現は」と何通りにも網を下ろす。引き上げても、大抵何もかからない。これを何度も繰り返しても、なお編み目(オット!)を潜り抜けるものがある。「粗探しは苦手だ。お人好しには無理だ」と叫ぶ編集委員もいる。▼粗探しの対義語は何だろうと考えている時に、『ヘブンアイズ…デイヴッド・アーモンド著、金原瑞人訳、河出書房新社』に出会った。「すごくいい子だねだね」「かわいいんだねだね」と、ちょっと言葉遣いがおかしくて、「あらゆるものの中に天国をみつけることのできる目」、「世の中のあらゆる苦しみの中に天国をみいだすことのできる目」を持ち、手に水かきがある女の子・ヘブンアイズが登場する。ヘブンアイズこそ、粗探しの対義語か。▼ヘブンアイズでない限りは、何度も、何通りにも網を下ろすしかない。一回ごとにテーマを持って。粗探しする程の熱心、執着を持って臨めば、どんな出来事の中にも、どんな人間の中にも、良いものを発見することができるかも知れない。

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