インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4718号】十日町教会 「利雪・克雪」の地で

2011年3月5日
  思いを寄せ合い、祈り合い   秋に出された長期予報通り全国的に大雪となった今冬、十日町教会周辺は積雪が3メートルを超えました。過去10年で3回目ともなれば驚くほどのことではなくなりましたが、日課とは言え、毎日数時間にも及ぶ除雪作業は楽ではありません。 6年前の晩秋、新潟県中越地震の被災地となったこの地域は、まもなく訪れる本格的な降雪の季節に怯えていました。震災で傷ついた建物の補修は間に合うのか? 傷ついた家が豪雪に耐えられるのか? そんな不安が人々の心を支配していました。そもそも震災によって傷ついたのは目に見える建築物ばかりではなく、何よりも人々の心でした。ですから、皆が心に思うこと、考えること、想像する内容、それらがことごとく弱気な方向に向かっていること自体に恐れを抱きました。 そのような中、キリストを力強く証しする信徒の姿もありました。マイナ……

【4718号】荒野の声

  ▼学校新聞を編集発行する高校生男女は、ふとしたことから、郷土史の暗部とも言うべき出来事を調べ、探り出す。それは、物語の全編を通じて繰り返し現れるブレイクハートヒルの地名の由来。奴隷売買を含む市を盛り上げるために、黒人奴隷が出場する徒競走が行われた。丘の頂上に最初に駆け上がった者、一人だけに賞品が授与される。奴隷は二人三脚のように、二人ずつ足が繋がれているにもかかわらずだ。ルールはない。どんなに汚い手で競争相手を退けてもかまわない。賞品は自由。しかも当人ではなく、彼の末子の自由。▼奴隷たちは、子どもの自由と未来という崇高な目的のために、己の命も名誉も信仰も魂も、全てを犠牲として戦う。美しい目的のために、我が身を汚辱に染める。▼トマス.H.クックの『夏草の記憶...文春文庫』に描かれる一つのエピソードに過ぎないが、これが物語の全体の基調となっている。原題は、Breakhea……

【4718号】北村慈郎氏による「地位保全仮処分命令申立事件」

  「取下書」提出により審尋終結 免職無効を訴えるも   このほど、免職処分中にある北村慈郎氏が、免職処分の無効と正教師の地位の確認を東京地方裁判所に求めた(「地位確認等仮処分命令申立」)。結果は、第5回の審尋において北村氏側が裁判所に「取下書」を提出したことにより、この事件については終結となった。   免職に至る経緯   まず、これまでの経緯を簡単に振り返る。 2007年10月の常議員会において「北村慈郎氏に対し教師退任勧告を行う件」が可決され、山北宣久教団議長は北村氏宛に「勧告書」「再勧告書」を送付した。 北村氏がこれらの勧告を受け入れなかったことから、2008年7月の常議員会では「北村慈郎氏に対する戒規申立を行う件」が可決された。また、同年10月の第36回教団総会では、退任勧告の撤回・取消し要求関連の3議案が否決される一……

【4717号】恵まれます、この一言が

2011年2月19日
  越谷教会役員会で「教団議長」ということで協議会を開いた。「教会や付属幼稚園に牧師・園長の不在が多くなるのでは」と不安や反対の意見を述べる役員もいた。当然なことだ。この反対の思いを抱く役員の心を和らげたのは、「恵まれます」という一言だった。 教団総会の次の週に国分寺教会から祈祷会出席者の寄せ書きが届いた。同教会の望月麻生牧師は、かつて、静岡英和女学院時代の中学一年修養会で出会った。現在も同修養会の講師に呼ばれ続けているが、その生徒だった。 クリスマスには母教会(大宮教会)から疋田國磨呂牧師を始め76名の寄せ書きのクリスマス・カードが届いた。 1月4日には東京の朝祷会で、「教団議長のために、越谷教会のために」祈ってくださるということで出かけて行った。 「恵まれますよ」の一言が、何であるかを実感させられている。 1月の役員会では「越谷教会の牧会伝……

【4717号】人ひととき 峯田 敏幸さん

  キリストの香りをイラストにのせて 職業はイラストレーター。一般のイラスト、デザインを手がける他、教師の友のイラスト、聖書を題材とした絵本のイラスト、聖句カード、伝道集会のチラシなど、聖書の世界をイラストで表現している。幼いころから漫画が大好きで、小学4年生頃から、兄と二人三脚で本格的に漫画を描き始める。もちろん将来の夢は漫画家だった。 時は過ぎ、漫画家になるという夢を脇に置き、大学でフランス語を学んだ。教会に初めて足を運んだのは大学卒業直前。進路に悩む中で、自分の生活を支える中心的なものを求める思いから、教会の門をくぐった。自らの中途半端な性格を良く分かっていた故、洗礼を受ける前提がなければ教会生活を長続きさせることは不可能だとの思いが強くあり、結果、2ヵ月後に洗礼を受けることになる。 教会には言葉が満ち溢れていた。言語を学んだ経験を持つ自分にとって、……

【4717号】出版局ニュース

  http://www.bp.uccj.or.jp ★新刊から 『サウロ--キリスト教回心以前のパウロ』M・ヘンゲル:著 梅本直人:訳 キリスト者以前のパウロの出自、教育、迫害者としての姿などを、ユダヤ教やヘレニズム資料を駆使して考察する。2、520円 『古代末期に生きた最初の現代人?アウグスティヌスに聴く』茂泉昭男:著 「正義の戦争」はあり得るのか?......。現代の問題を1600年前に考察していた思想家の叡智をやさしく紹介する。1、260円 『改訂新版旧約聖書に強くなる本』浅見定雄:著 旧約各書の内容と構成を徹底解説。定評の入門書を「聖書 新共同訳」準拠に全面改定。1、890円 『シンボルで綴る聖書』今橋朗:著 著者が書き起こした180点に及ぶシンボルを通して、神の救いの歴史を展開する。〔CD?ROM付〕1、680円 『すべての……

【4717号】教団ニューズレター(KNL)のご紹介「KNLって、ご存知?」

  教団ニューズレター(KNL)は2011年2月号が通算361号となる英文広報紙である。1965年創刊当初はKyodanという名称で、海外及び在日宣教師向けに教団のニュースを年10回発信していた。やがてKyodan  Newsletterとなり、発行責任者である総幹事のもと、現在はKNL編集委員会が年5回発行している。読者対象は、国内の宣教師、在外宣教師と退任宣教師、海外の関係教会及び団体、国内の希望者等で発行部数は550部。A4版6~8頁である。内容は教団からの報告の他、教団新報、教区報支区報や信徒の友誌、教団関係団体・学校等の機関誌から幅広く選択された記事を扱い、オリジナル記事も企画している。新報4709号に掲載された「宣教師からの声番外編ブゼル先生の働き。東義也氏」はKNL記事の日本語原稿である。KNLでは「宣教初期の女性宣教師の働き」というテーマでシリーズ化されてい……

【4717号】在日コリアンの人権に関わる課題を担う 第1回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会

    第37総会期第1回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が、1月26日(水)教団会議室で開催された。委員5名全員出席のもと議題に先立って本委員会委員就任に当たってそれぞれの抱負を語り合った。1967年の「韓国三教会との協約」、1984年の「在日大韓基督教会との協約」と進められてきた交わりは、深められ、広げられていることを実感した。 議事1、組織会では、招集者の小橋孝一を前総会期に引き続き委員長に、長山信夫を書記に選任した。 議事2では、今期委員会の方針として小橋委員長は、前総会期の委員会報告を提示し、「在日大韓基督教会と教団との宣教協約に基づき、常議員会のもとに設置され、全員常議員からなる委員会であること、同宣教協約に掲げられた諸課題のうち、在日コリアンの人権に関わる課題を、同教会と教団との宣教協力委員会の協議と方針に従って、担うことを主たる任務とする」こと……

【4717号】東京信徒会主催 講演会のお知らせ

  50年前に作成された教団宣教基礎理論を読み解く鍵... マタイによる福音書5章13節「あなたがたは地の塩である」という御言葉をどのように読まれるでしょうか。主イエスは、「地の塩になれ」と言われたのでしょうか? ここに50年前に作成された教団宣教基本方策と宣教基礎理論を読み解く鍵があるように思います。 伝道に燃える教団 宣教基礎理論 ― その問題点と見直しをめぐって ― 講師:宮本義弘先生 (日本基督教団宣教研究所委員長) 入場無料 ◎日時 2011年3月5日(土) 午後2時~4時半 ◎会場 日本基督教団 鳥居坂教会 2階集会室 (港区六本木5-6-15、℡03-3401-8704) ☆どなたでもご参加ください。 参加ご希望の方はメール又はFAXで 連絡先:電話・FAX 044-969-2024……

【4717号】消息

  小林利夫氏(隠退教師) 10年12月23日、逝去。79歳。福島県に生まれる。'57年日本聖書神学校を卒業、同年角田教会に赴任、'68年より'98年まで横須賀小川町教会を牧会し、03年まで神奈川教区巡回教師を務め、隠退した。遺族は妻・小林二三江さん。 山田 暎氏(隠退教師) 10年12月29日、逝去。74歳。静岡県に生まれる。'59年農村伝道神学校を卒業、同年木造教会に赴任、久万教会、高知教会、佐川教会、丸岡教会を経て、'94年より07年まで唐津教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・山田成子さん。  ……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan