第37回教団総会議員選挙について 山本 裕司
私たちは今年度の北支区総会において第37回教団総会議員支区推薦者8名を選挙しました。これは「第2回教団総会議員選挙」のためであり、東京教区総会ではこれを参考に、各支区4名ずつ計20名を選挙し、第1回選挙と合わせて計54名の教団総会議員を選出するのです。ところが西南支区などに広く配布された「2010年東京教区選挙推薦状」なる多数派工作ペーパーは、常置委員選挙、第1回選挙だけでなく、この第2回選挙に対する指示も行いました。そこには「東、西南、千葉各支区はそれぞれの参考候補の上位2名」と指図すると同時に、北支区に関しては北支区が推薦した者以外の4名の名が記されてありました。その結果、第2回選挙において北支区総会で選ばれた者の内当選したのは1名に過ぎません。しかもその当選者も僅か1票差であり、ほぼそのペーパ……
第36総会期第3回宣教師支援委員会が、10月7日(木)14時30分、教団会議室において開催された。
出席者は、荒川朋子(アジア学院)、杉森耀子(小田原十字町教会)、ネイサン・ブラウネル(アメリカ改革派教会宣教師)、永嶺雄三(女子学院)の各委員、および事務局の加藤誠幹事(今橋朗委員長は病気加療のため欠席)。
宣教師支援委員会は教会やキリスト教主義学校に働く宣教師の個人的問題を受け止め、側面からサポートし、日本での活動が円滑にいくように支援することを使命としており、本委員会が担当している次の3項目を中心に協議をおこなった。
①宣教師訪問=今年5月から8月の間、北海・奥羽・九州教区を中心に加藤幹事が宣教師をお訪ねしたとの報告があった。
また永らく訪問が叶わなかった洪伊杓宣教師と新規赴任されたハシモト宣教師には新任宣教師オリエンテーションを行った。
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2・11は、国民の祝日に関する法律(以下、祝日法と記す)で、『建国記念の日』とし「建国を偲び、国を愛する心を養う」と規定されています。この日は神話上の人物である神武天皇が紀元前660年2月11日に橿原に宮を建て即位した日とされる日で、1874年以来『紀元節』として守られてきたものです。それを、1967年に『建国記念の日』とし、祝日とされました。
けれども、所詮神話です。紀元前660年2月11日が建国の日と考える人は、少なくとも古代の歴史の専門家の中ではいないでしょう。紀元前660年2月11日に、奈良の橿原に、強力な統一国家が建国され、天皇という祭祀と政治を司る大王が存在したと考えることはできないからです。統一国家の形成、天皇制の確立、天皇という名称の使用は、紀元645年(一巳の変)から712年(日本書紀成立)の間に行われたと考えるのが一般的。紀元前660年2月11……
第36総会期最後の第6回世界宣教委員会が10月4日、教団会議室で開かれた。いつものように、傘下の各委員会の報告のほか、派遣宣教師の活動状況、国内各地にいる海外からの受け入れ宣教師の消息、海外からの訪問者、エキュメニカルな会議出席報告等、多くの報告と協議に時間を費やした。主な協議事項は、
1.派遣宣教師の任期延長、辞任の承認◎三浦照男宣教師(インド・サムヒギンボトム農業技術大学の働きを2013年9月30日まで、◎岡田則子宣教師(スリランカ・ランカ神学大学)2011年7月まで、延長することを承認。◎林田義行宣教師(台湾・高尾日本語教会)の任期延長については条件を満たすまで保留とした。◎アメリカ・パイン合同メソジスト教会の藤浪敦子宣教師は任期を満了し10月3日に帰国。同宣教師の辞任を承認。◎アメリカ・ハワイ・ウエスレー合同メソジスト教会日本語部上田創宣教師、12月末をも……
初のアジア地区開催
聖書協会世界連盟(the United Bible Societies=UBS)の2010年世界総会が、9月20日(月)から24日(金)まで韓国ソウルの江南地区にあるCOEX会議センターにおいて開催された。
聖書協会は1804年に設立された英国聖書協会(British and Foreign Bible
Society)に始まり、爾来世界各国に設立され、戦後世界連盟を結成して、現在150の各国聖書協会を擁し、聖書の翻訳、出版、頒布にあたっている。 2004年に創立200年を記念して、発祥の地ウェールズで世界総会が開催されたが、今回はアジア太平洋地区で初めて開催される総会となり、約400名の代議員が出席した。
日本聖書協会からは、理事長大宮溥、総主事渡部信夫妻、アジア太平洋地区理事のベランド・エミが出席した。
総会の主題は「神……
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▼やや混雑したホームで目撃した。30歳くらいの女性が、階段を駆け上がってきた。掲示板を見るためだろうか、突然立ち止まり、振り返った。その女性の肩には、大きめのバック。意図せずも、バッグを振り回した格好になって、ホームの最前列にいた老人の背中をたたいた。老人は少しよろけ、半歩前に出たが、それ以上のことは避けられた。▼老人は何事かと振り向いたが、周囲に何の反応もない。その女性は、おそらく、自分のしたことに全く気づきもせず、人混みに紛れてしまった。電車が通過していったのは、何十秒も後のことではない。大惨劇と紙一重の出来事だった。このことを人に話したら、似たような目撃例を持つ者が少なくなかった。紙一重の出来事が日常的に繰り返されているのではと思うと、恐ろしい。▼人は背中に荷物を背負って生きている。しかも、それを自覚しないことが多い。車内アナウンスにあるように、荷物は胸に抱える方が、その自覚を持ち、……
ルカによる福音書12章49~53節
血肉の絆を超える絆がある 岡本知之
火 と 洗 礼
「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである」と主は言われる。キリストの到来を平和の到来と考えたいわれわれを、この言葉は十分に狼狽させる。さて、ここに言われる火とは一体何のことか。
この言葉の直後に「その火が燃えていたら」と言うのであるから、イエスが来られたとき、この燃えていてほしいと願った火は燃えていなかったことになる。だから、主イエスは洗礼を受けなければならないと言う。この「洗礼」が何を指すかについては色々議論があるのであるが、私としては大方の理解と同じく、これが主の十字架を指すことはほぼ間違いのないところであると思う。
とすれば、イエスが燃えていてほしいと願った火とは、主の十字架によってのみ担われ得るところの、人々の罪を清めるための火であったと言えるのでは……
2011年8月7日に創立60周年を迎えた日本盲人キリスト教伝道協議会(略称:盲伝)の記念礼拝・感謝会が、11月29日午後2時から、戸山サンライズ(全国身体障害者総合福祉センター)において行われた。100名近い出席者が与えられた。
第一部・礼拝では、大村栄牧師(日本基督教団阿佐ヶ谷教会)が、ルカによる福音書13章1~9節から、「わすれない」という題で説教した。
大村牧師の父、大村善永牧師は1975年から4年間、盲伝の議長を務めた。その父に連れられて、子供のころ盲伝の集会、修養会などにも参加していたこと、会場に懐かしい顔をみることができて嬉しく思う、と、盲伝との深い関わりが明らかにされた。そして、話を進める中で、最近夫を亡くした、教会のある夫人の言葉が紹介された。「わたしは未亡人(夫は死んだのに未だに死なない人)ではなく、未忘人(未だ夫のことを忘れない人)でありたい」。
そこから、先に召……
(1)誕生年
(2)出身地
(3)受洗(年、教会、牧師)
(4)趣味
(5)愛唱聖句(聖書箇所)・讃美歌
(6)抱負
◎順不同
江本義一 大阪教区・茨木東教会
(1)1935年
(2)山口県岩国市
(3)1960年・新居浜西部教会・藤川武治牧師
(4)散歩。毎日ではないが、かなり遠くまで3~4時間かけて散歩する。健康のためでもあるが色々なことを考えたり、風景を楽しんだりする。
(5)ローマの信徒への手紙13章12節
21・57番
(6)教団の教勢低下は目を覆うばかりである。教団の問題は山積みしているが改善は遅々として進まない。何とかしなければならないと思っている。
鈴木功男 東京教区・目白教会
(1)1934年
(2)名古屋
(3)1961年・目白教会・篠原金蔵牧師
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