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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4710・11号】「信仰の手引き」完成本を手に 第9回宣教研究所委員会

2010年11月6日
  第36総会期第9回宣教研究所委員会が9月27日に開催された。 今期最後の委員会であったが、これまで鋭意作成に力を注いできた「信仰の手引き『日本基督教団信仰告白・十戒・主の祈りを学ぶ』(宣教研究所編)」が完成し、その完成本を手にしながらの委員会であった。これまでの主のお導きに感謝するものである。 この「信仰の手引き」は誰でも一冊1、500円で書店を通して購入することができるので、是非受洗準備のために、また教会における学びのためにご活用願いたい。宣研では以下のように無料配布を行う。①教団の教会・伝道所に一冊、②教団総会出席者(傍聴者には冊数限定先着順)、③神学校・教団関係学校、④今期委員、⑤今後の新任教師オリエンテーション参加者(これについては次期委員会に申し送り、協力を願うことにしている)、である。 この「信仰の手引き」には教会が重んじてきた三要文が問答……

【4710・11号】福島県南の諸教会・施設を訪問 第6回宣教委員会

  第36回総会期、第6回宣教委員会が9月27日~29日、福島県南にある諸教会・施設で開催された。議事協議へ入る前に今回はいくつかの施設を訪問した。 先ず、牧人会『白河めぐみ学園・白河こひつじ学園』を訪ね、山下勝弘理事長から「牧人会の事業について、教会と社会福祉施設の共働について、教会施設を活用しての児童デイサービスの可能性」等を聞いた。その後、川谷保育園を運営する柴田彰牧師(川谷教会)から「子ども子育て応援センターを通じての地域宣教」の報告を聞いた。 2日目は、矢吹教会を訪ね、「認定子ども園・ポプラの木」を見学、その後、鏡石伝道所が運営する「認定子ども園・ぶどうの木」を見学。最後に須賀川教会の「栄光幼稚園、認定子ども園・オリーブの木」を見学した。そこで4教会(矢吹教会、川谷教会、鏡石伝道所、須賀川教会)伝道協力会における複数教会・複数施設の共働についての実践報……

【4710・11号】友情のくさりを繋ぐ アジアキリスト教教育基金(ACEF)20周年記念講演会

  アジアキリスト教教育基金(ACEF)20周年記念講演会が10月10日、聖ヶ丘教会を会場に開催された。 ACEFは「バングラデシュに寺子屋を贈ること」「アジアの諸問題に、積極的に取り組む青年を育成すること」を柱とする。その活動における特徴は、BDP(Basic Development Partners)との共働にある。 BDPはバングラデシュのキリスト教NGOで、就学困難な子どもたちへの寺子屋学校を運営、75小学校と2職業訓練校を擁する。BDPとACEFとは、キリスト教信仰で一つに結ばれ、基礎教育拡充の使命において共働する。 この関係をふまえて、BDP事務局長のアルバート・マラカール氏が「友情のくさりを繋ぐ」と題して講演した。 まず20年間で24万人の子どもたちに基礎教育を提供し得た実績が主への感謝と共に語られた。 その上で、今後の大きな課題……

【4710・11号】荒野の声

▼昔、親友が競馬に凝ったことがあった。どんなに諫めても止めないどころか、洗脳し、仲間に引きずり込もうとする。馬の血筋の研究は勿論のこと、彼の本棚、否、部屋全体が、競馬研究書と雑誌で埋まった。▼もっと驚くのは「出目」の研究。ご存じない向きに説明すると、サイコロであれ、宝くじであれ、当たり目には、一定の法則がある、その統計を取り、傾向を探ることで、次の出目を当てることが可能だという、殆ど信仰の世界だ。▼そんな異教は受け入れ難いが、しかし、リズムのようなものは存在するかも知れないと、しばしば思わされる。仕事がきつい時など、つい、気分転換にパソコンゲームをする。標準装備の簡単なものだ。忙しい時、気分が滅入っている時には勝てない。9分9厘勝利したはずがどんでん返しに会う。その理由は分からないが、誰もが体験する事実だ。▼先日、普段の勝率7割程度のゲームで、9連敗。しかも、理不尽な負け方が続く。もうパソ……

【4710・11号】にじのいえ信愛荘新棟献堂式 ...困難に耐え祈りを合わせた結果が...

  にじのいえ信愛荘に新装成ったB棟献堂式が9月27日、東京・青梅のにじのいえ信愛荘多目的ホールで、東京・西東京教区、全国教会婦人会連合の関係者など90人が出席して行われた。 献堂式は、午前11時から荘長の久山庫平牧師司式により始まり、「神が備えられた転機」と題して説教に立った内藤留幸教団総幹事は、「新しい歩みを始めるこの時に臨んで、感慨無量なものがある。先輩たちは、数十年、かなりの困難に耐えながら、祈りを合わせ協力してよい働きを積み重ねて来た。時代の趨勢の変化、高齢化などを考慮し、二つの教職隠退ホームを合併しようという決定は、素晴らしい決断だった。 創世記28章は、ヤコブが大きな転機にベテル(神の家)を経験した御言葉だが、転機は危機であると共にチャンスでもある。にじのいえ信愛荘は、生ける主が共にいて下さる場所、ベテル(神の家)であり、『天の門』である」と力強く……

【4710・11号】総幹事からの諮問答申は次期委員会へ 第7回信仰職制委員会

  第36総会期第7回信仰職制委員会が9月27日(月)、委員7名全員の出席のもと教団会議室で行われた。 今回、内藤留幸教団総幹事からの2つの諮問は、共に次期委員会へ申し送りされることとなった。 一つは伝道所における聖礼典の執行に関するものであるが、10月の教団総会において伝道所に関する教規の条文の変更案が議案として提出されるので、総会後の次期委員会において答申するのが適切であると判断したためである。 もう一つは、モルモン教からの転入会及び水の洗礼を行わない教派からの転入会に関するものであるが、事実確認や調査が必要な案件であるため、次期委員会に申し送ることとした。 前期委員会からの申し送りであった、出版局からの教会暦についての問い合わせについては、出版局内部の資料ということで作成したものを渡すこととした。 答申の少数意見の扱いについて、委員会とし……

【4710・11号】委員会の意義達成にはまだ遠いが 第6回靖国・天皇制問題小委員会

  第36回総会期第6回靖国・天皇制問題小委員会が、2010年10月4日(月)~5日(火)、日本キリスト教会館4階の教団会議室で開催された。 七條真明委員による開会礼拝の後、釜土達雄委員長による発題「まとめ~今までの学びを振り返って~」がなされ、委員による質疑応答がなされた。 わたしたちはどのような態度で靖国・天皇制の問題に向き合うのか。それは宗教学的な中立的立場でもなければ、やみくもに反対論のみに集中することでもない。わたしたちはキリスト者として、わたしたち自身の信仰の立場から他宗教と、そして靖国・天皇制問題と向き合うのであるということ。使徒言行録17・22~32の立場から諸宗教における原啓示について考えること。そのような姿勢の確認があらためて行われた。 そして2日目も引き続き、質疑応答を行った。 「原啓示」には、見えざる神への畏れがあるものだが、……

【4710・11号】秋季教師検定試験 正教師受験者15名が不合格に

  日常の働きを担いながら神学する 2010年秋季教師検定試験が9月14日(火)~16日(木)、大阪会場(大阪クリスチャンセンター)において行われた。 受験者総数は91名。試験直後に行われた検定委員会での学科試験判定の結果は次の通りである。 正教師試験は69名が受験し、合格者が41名、保留者が13名、不合格者が15名であった。また補教師試験は19名が受験し、合格者が5名、保留者が1名、継続者が10名、不合格者が3名であった。 保留者とは、学科試験の結果が合格点にわずかに及ばなかった受験者で、レポートが課せられ、後日そのレポートによる再判定を受ける者のことである。また継続者とは、主にCコースにおいて、複数年かけて補教師試験を受験する者の中で、次回以降も受験する必要がある者のことである。 今回はさらに、他教団からの教師転入の受験者があり、3名すべて……

【4709号】信仰の厚み

2010年10月23日
  以前、教会の会堂や備品を通してそこに積み重ねられてきた信仰生活の重みを味わうことができる幸いをお話したことがあった。破れかけた讃美歌に会員がカバーを着けてくれた喜びを記したが、更に今は聖書にもカバーが掛けられている。会堂にも備品にもその教会の歴史が刻まれて行くのは当然であるが、それは言葉を換えれば信仰の厚みが加えられていくことでもある。礼拝が繰り返され、信徒の信仰生活が積み重ねられていく場がそこにあり、活けるキリストの御体が指し示されている。 聖餐式の折り、ぶどう液のグラスが何種類か用いられていることに気付いた。この教会に来て間もない自分であるが、長い教会の歴史の中で聖餐が繰り返され、グラスもまた補充されてきたことをあらためて感じ取る時であった。そして聖餐に与る人々が、時を経たと思えるグラスを大切に持つ姿は実に印象的であった。もちろん大切なのはそのグラスに注がれて……

【4709号】人ひととき 島田 正彦さん

  礼拝-神の恵みを生きる 「キリスト教信仰の奥深さをもっと受け止めたい」と情熱的に語る正彦さんは83歳。現代史の激動の時代を歩んできた。 勤め先の北海道庁で、クリスチャン同僚の感化を受け、幾つかの教会を経て、月寒教会の礼拝へと通うようになった。 受洗への大きなきっかけは、結婚を考え始めたことだった。日本旧来の封建的な家理解とは訣別したい。新憲法による新しい夫婦像、その根底にあるキリスト教信仰を家庭の基盤にしたいと願った。将来を約束した二人で共に求道し、信仰を共有した家庭形成を祈った。1962年9月に結婚、クリスマスに揃って洗礼を受け、クリスチャン・ホームの出発となった。 信仰生活の第一歩を踏み出した頃、日本社会は「政治の季節」の只中で、大きく揺れ動いていた。信仰と社会生活の関係、両者の結びつきが日々の問いであった。大塚久雄氏や隅谷三喜男氏の著作から……
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