インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4712号】荒野の声

2010年12月4日
  ▼大学病院への献体を遺言して2年以上前に亡くなった教会員の火葬前式を、つい先日執り行った。炉に収める前に棺の扉を開けて顔を見ることは許されない。酷いことだ。▼大学の担当者が、こんな挨拶をした。「医学部の学生は、1年生の間は、一般教養を学びます。専門の勉強は、2年になってからです。医学生といっても、19歳20歳です。普通の若者と同じで、ちゃらちゃらしている者もいます。しかし、献体された遺体に向き合う時に、ちゃらちゃらしている者は一人もありません。皆、一様に、厳かな思いにさせられるのであります。献体された方は、医学生にとって、一番最初の、一番優れた指導教授であり、そして一番最初の患者です」。▼この人は、何回も何回も、同じ話をしているのかも知れないが、しかし、深い感銘を受けた。そして、故人のしたことが決して無駄ではないと知って、慰められた。▼教団総会は、私たち人間の思いをもっ……

【4712号】第37回教団総会 教団の一致はいずこに 御霊の導きを渇望しつつ

三役一新、常議員も新人13名  今総会の最大関心事は、北村慈郎氏に対する戒規・免職処分の是非であり、その議員資格の扱いであった。本来性格が異なるはずの案件でも、このことが繰り返し議論された。問題の根底には聖餐理解を巡る問題が存在し、健全な教団を形成するためには避けては通れない議論ではあったが、ために、緊急課題である教勢、伝道、財政等、重要事項が霞んでしまった。選挙方法といい、議論の入口で大渋滞の感あり。   議員資格巡り冒頭から白熱 第37回教団総会は、10月26日から3日間、東京・池袋のホテルで開催され、総会議員400人中、開会時364人が出席した。沖縄教区は34回総会以来、連続して議員10人を選出しなかったが、具志堅篤元教区副議長が准議員として出席した。 開会前の議員登録で、北村慈郎氏の登録を巡り、内藤留幸総幹事に多くの議員が詰め寄り、受付ロビーが騒然とし、登……

【4710・11号】最後に感謝を!

2010年11月6日
  このコラムへの寄稿もいよいよ最後となった。 思えば副議長を3期6年そして議長を4期8年、計14年も三役をつとめさせていただいたことになる。 この間のお支えを感謝してやまない。批判的な関わりを続けた人々に対してもである。 そして何よりもこの間、文句も言わず教団へと送り出しつづけてくれた聖ヶ丘教会に心からの御礼を述べる次第である。 500人を超える現住陪餐会員を抱える中、副牧師も伝道師もおかずに教会形成を続け、この間会堂建築を達成しえたのは一重に教会員の祈りによる支えがあればこそである。 そして全体教会のために貢献しうることは光栄なつとめと自覚し、熱き理解を注ぎつづけてくれたからに他ならない。 この度、教団総会議長のみならず、すべての教団の関わりから離れる。そして35年間も奉仕させていただいた聖ヶ丘教会をも辞する。 もう思い残すこと……

【4710・11号】人ひととき 角谷 多美子さん

伝道献身者たちの終の住まいのため 「『にじのいえ』をお願いね」。全国教会婦人会連合の先輩からの言葉が、角谷さんが「にじのいえ」運営を引き継ぐ力となってきた。婦人会連合が続けてきた「にじのいえ」運営の最後の委員長としての任務を全うした。そして、「信愛荘」との合併準備を経て、新たに発足した「にじのいえ信愛荘」の運営委員長に選挙され、務めを再び負うこととなった。 そもそも、「にじのいえ」のための奉仕をはじめたことから、婦人会連合との関わりがはじまった。「にじのいえ」のための奉仕は20年に及ぶ。合併後の新運営委員長として選出されたのは、これまでのこの経験を見込まれてのことである。 今回の合併に、連合内の合意形成が容易だったわけではない。千葉・館山での施設運営を終了し、合併の了解を得るため、特に自然災害罹災を回避することと財政的な改善を訴え努力してきた。これからも全国に説明がなお必要と考え……

【4710・11号】お知らせ

  《新刊紹介》 ★『信仰の手引き』=日本基督教団信仰告白・十戒・主の祈りを学ぶ=日本基督教団宣教研究所:編 この「信仰の手引き」は、キリスト教信仰の筋道を解り易く説いたものです。教団信仰告白をベースにし、信仰の遺産である三要文にも触れながら、「あなたにとって、無くてならないただ一つのものとは、何か」という問いに対して、「それは神の言葉です」と明確に答えられる信仰をめざして編まれています。1、500円 ★『わたしの伝道』 日本基督教団伝道委員会:編 経験豊かな4人の伝道者、伊藤瑞男牧師、東岡山治牧師、西原明牧師(2009年4月逝去)、石井錦一牧師による、2007年~2008年に開催された伝道委員会主催・連続伝道講演の記録です。1、000円(日本キリスト教団出版局刊、*金額は税別)……

【4710・11号】教団年鑑刊行のお知らせ

このたび、日本基督教団年鑑2011年版を刊行いたしました。前年版以降の新たな情報を満載しておりますので、是非お買い求め下さい(定価3、600円+税)。また、ご購入いただいた方には、是非アンケートハガキにお答えいただき、当年鑑についてのご感想やご批判をいただければ幸いです。来年3月に発行予定の追録をお送り致します。 なお、直接お買い求めの場合は、事務局総務部(℡03-3202-0541)にお電話ください。 2010年11月 日本基督教団事務局総務部

【4710・11号】WCC(世界教会協議会)青年スチュワードプログラム

「国際エキュメニカル平和会議」 日  時 2011年5月12日~26日 場  所 ジャマイカ 費  用 旅費(半額を教団負担) 問い合わせ 世界宣教委員会 (℡ 03-3202-0544) 締め切り 2010年11月23日(火)必着

【4710・11号】牧師のパートナー

最後の言葉 瀧山 勝子(福島新町教会牧師) 私は神学校を卒業し、3年間母教会で仕え、その後、浦和別所教会に遣わされた。女性教師としての大変さを思い、良きパートナーが与えられるようにと祈っていた。すると、神学校の時2学年下だった夫が与えられた。神学校では「型破りな人」と見られていた夫と「真面目な」私の結婚は、周囲を驚かせた。そして何より自分自身が驚いた。しかし、約24年の結婚生活を振り返ると、夫の寛容さに私は何度となく助けられたと思う。夫は私にとって本当にかけがえのないベストパートナーだった。お互い「神様が与えてくださった」という強い確信は生涯揺らぐことはなかった。  初めの任地で3年、そして今の福島新町教会では、夫と22年共に牧会伝道をさせていただいた。講壇で説教をするのは専ら夫の役割で、私は夫を支える側として、教会学校、訪問、文書伝道に励んできた。時に役員会で「勝子先生にも説教を……

【4710・11号】教区コラム 千葉支区

千葉北総伝道所献堂式 中村征一郎 10月11日(月・体育の日)千葉北総伝道所の献堂式に出席致しました。この伝道所は千葉支区62教会・伝道所の中で一番若い伝道所(2005年5月誕生)です。 この伝道所は千葉支区における従来の伝道の仕方とは大きな異なりの中で成長して来ました。と言うのは、この伝道所は初めから千葉支区内外20数個の教会・伝道所の緊密な協力の下、開拓の働きが押し進められて来たのです。 具体的には、この伝道所の伝道責任を担う教師の招聘、伝道所の経常経費の一部負担、伝道所の土地建物取得に対する協力などはこの20数個の親教会群の働きが中心でした。もちろんこの開拓伝道の働きの主体は、伝道所の主な責任を担った大串眞牧師と伝道所会員ですが、その周辺にはこのような厚い伝道協力の輪があったのです。この働きがいつでもスムーズに行ったわけではありません。紆余曲折を経、あるいは単独の方がどんな……

【4710・11号】年金局より訂正・お詫び

 4609号『年金特集』6面、2009年度受給者氏名「多芸潔氏」を「多芸正之氏」にお詫びして訂正いたします。  
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan