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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4736号】牧会者と家族のメンタルケアを支える態勢を 第2回「障がい」を考える小委員会

2011年11月26日
2011年10月4日(火)~5日(水)、日本キリスト教会館A会議室にて、第37総会期「障がい」を考える小委員会第2回委員会が開かれた。 前日から開催されていた宣教委員会において、W・ジャンセン氏(東京神学大学教授)、石丸昌彦氏(精神科医)を迎えて「牧会者のメンタルケアの課題」について講演があり、本委員は陪席をした。 神学生に対してどのようなケアが行われているか、牧会者に対してどのようなストレスがかかってくるのか、その問題を共有することができた。 特に、牧会者の仕事は、目に見えない「感情労働」が多く、そのストレスから燃え尽き易くなる。さらに、それが感情障害やうつ病などの発症へとつながることも多い。このための対策は、教団としても早急に考えて行かなければならないと考える。この問題は、「障がい」を考える委員会において5年にわたって取り組んできた課題でもあるので、宣教委員会のもとに「牧会者と家……

【4736号】伝道局設置の可能性を検討 第3回伝道委員会

第37総会期第3回伝道委員会が9月26日(月)~27日(火)、蕃山町教会にて開催された。 26日(月)夜は、教団伝道委員会主催の伝道講演会を諸教会にご案内して開催した。 北紀吉教団伝道方策検討委員長により「魂の叫びをききたもう神-一教会の伝道を通して-」との題で講演がなされた。 伝道について具体的示唆を得る講演で参加者が熱心に聴き入った。出席は15教会、32名。 「『農』に関する協議会」については、2012年2月28日(火)~29日(水)、日本基督教団松山城東教会と道後友輪荘を会場にして行うこととした。主題は「農村地方において伝道の幻に仕える」。講師は塩入隆氏(長野本郷教会信徒)で、講演は「賀川豊彦における農村伝道」。四国教区内より農関係者による発題を受ける。 「教区伝道委員長会議」については、2012年6月25日(月)~26日(火)、日本基督教団西千葉教会を会場にして行うことと……

【4736号】牧師のメンタルケアを巡る講演会 第3回宣教委員会

第37回総会期第3回宣教委員会は10月3日(月)~4日(火)、早稲田奉仕園セミナーハウスにて開催された。加藤幹夫委員司式による開会礼拝で開始。 教師委員会、教師検定委員会、信仰職制委員会の委員長と書記をメンバー構成とする、教団教師養成制度の検討開始が報告された。 台風12号被災地である和歌山地区を覚え、総幹事名で大阪教区へ教団から50万円の見舞金が届けられた。 統一原理問題全国連絡会から、統一協会の会員が「まじめで熱心なボランティア」として受け入れられていることへの警告、「統一原理問題」に関する大韓イエス教長老会(統合)との、より緊密な情報交換をはかるための提案については、張田眞委員長、大三島義孝幹事が窓口となることが報告された。 伝道方策検討委員会から、教団の現状データに基づく分析と、教団内において具体的に伝道に取り組んでいる団体についての、調査を進めていることが報告された。 そ……

【4736号】神の恵みにゆだねられて  使徒言行録13・1~3、14・21~28

アンティオキア教会は、サウロとバルナバを福音宣教者として出発させた。宣教師を遣わす業は、キリスト教会の本来の働きに与ることである。その源泉は、「彼らが主を礼拝し、断食していると、聖霊が告げた」と記されているように、礼拝における主の臨在であり、その体験の中に聖霊が働くことにある。 「さあ、バルナバとサウロをわたしのために選び出しなさい。わたしが前もって二人に決めておいた仕事に当たらせるために」。人の決意が業を生み出すのではない。しかも、遣わされる本人ではなく、礼拝共同体、即ち教会自らがその言葉を聞くのである。遣わす者も遣わされる者も、共に御言葉に聞き、聖霊の働きに感謝して与ることが大切である。 後にパウロと呼ばれるサウロも、バルナバも、アンティオキア教会にとっては、欠くことのできない御言葉の教師たちであった。彼らを送り出すことは痛手であると言ってよい。しかし、聖霊は、あえて、教会の最も有……

【4736号】大韓イエス教長老会へ宣教師 日韓の宣教協力に画期的な一頁が

日韓教会交流から東北アジア伝道協力の幻も 10月18日、第37総会期第4回常議員会の日程を終えた教団会議室で、引き続き宣教師派遣式が行われた。教団から大韓イエス教長老会(PCK)への最初の派遣宣教師となる洛雲海(ナグネ)宣教師の長老会神学大学教師就任によるもので、既に、PCK総会に於いて調印式が持たれた。地理的にも歴史的にも、最も近い関係にあり、様々な恵みと幾多の悲惨な出来事をも共有して来た両国宣教史に、画期的な一頁が加えられることとなった。日韓教会交流から東北アジア伝道協力への幻が育まれようとしている。 洛雲海(ナグネ)宣教師派遣式にいたる経過 病気療養をかねて渡韓し、ソウルでの生活を始めた洛雲海教師(当時は大山和至)を米倉美佐男牧師(現在札幌教会)と共にお訪ねしたのは1999年の1月のことでした。 5階建ての小さな雑居ビルの6階(すなわち屋上に建てられたプレハブ倉庫……

【4735号】人ひととき 成井 透さん 真理を伝える課題と向き合う

2011年11月12日
1932年生まれ。79歳。玉川教会員。 小説『夢の中の狂宴』(『たね』39号所収)で、2010年度全作家文芸時評賞を受賞した。「物語によって真理を伝えたい」という課題を自らに課しつつ「キリスト者以外に認められるキリスト者の文学」を目指してきた。今回の受賞は、その目標達成に関わる出来事だ。 青山学院大学卒業後、石油会社に入社した。三重県四日市で勤務していた時、公害問題が起きた。8百人が死亡し、大気汚染とぜんそくの因果関係が裁判で争われたが、その過程で、被害者の苦悩や利潤のみを追求する企業姿勢を知り、小説『透明な霧』を発表。結果、信仰的な決断をもって退職。その後は、外資系の物流会社に移り、海外出張で多忙の傍ら、それでも、創作活動は続けてきた。 四日市時代に、佐古純一郎の講演を通して「たねの会」と出会う。椎名麟三を中心とした、数少ない、日本におけるプロテスタント作家たちの集まりだ。……

【4735号】磐城教会 特別伝道礼拝 震災から7ヶ月、再創造の期待を持って

東日本大震災から7か月を過ごした私たちは、特別伝道礼拝を迎えた。特別伝道礼拝は、レクリエーション(再創造)、神が私たちをこの礼拝から新しく創造してくださるという期待を持って祈り、計画を始めた。特別伝道礼拝は、当教会の恒例行事であったが、今年度は、やはり大震災を踏まえずには何も考えられない。具体的な計画を始めたのは震災から半年が経とうとしていた時であり、改めてこの半年間の変化や兆しを問われる機会も少なくなかった。 大震災以来、私たちの礼拝の歩みは痛みの中にあった。4月、着任したばかりの礼拝で、聖壇から見る幾人かのお顔には涙が流れていた。何とかしてこの痛みを取り去り、慰めの言葉を語らねばならないと躍起になった。しかし、6月に参加した聖学院主催の教会と学校との懇談会で講演と報告を伺い、礼拝に向かう姿勢を根本的に問い直された。7月から、礼拝で嘆きの詩編を祈り続けた。この月、一人の兄弟が病に倒れ、……

【4735号】大韓イエス教長老会へ 初の宣教師派遣 第2回世界宣教委員会

第37総会期第2回世界宣教委員会が9月16日、教団会議室で開かれた。前回委員会後に東日本大震災が起こり、世界宣教担当の加藤誠幹事、高田輝樹職員が教団の救援対策を兼任することになった。このために、被災現地に赴き救援活動の立ち上げなど多忙を極めた。その上、海外の教会からの問い合わせと救援や献金の受領、現状視察の来訪者への付き添いなどが相次ぎ、ほとんどパニック状態に陥るなかで働きが続けられてきた。委員会ではこの間の来訪者や派遣宣教師の消息、傘下の各委員会の活動の報告を聞き、それぞれの働きを確認した。 その中で、教団より初めて大韓イエス教長老会への派遣宣教師となる洛雲海(ナグネ)宣教師が長老会神学大学の教師としての就職が決定、PCK総会で同教会総会議長、神学校総長と石橋秀雄議長との間で調印式を行い、教団としての派遣式を10月に行うこととなったこと、また、今年7月に予定していたスイス、韓国、教団の……

【4735号】2011年度 西中国教区 部落解放現場研修会

台風12号のもたらした湿気が残る9月4日~5日にかけて、山口県宇部市にある宇部緑橋教会を主会場にして、西中国教区・部落解放現場研修会が開催された。 4日は18時から、教区・部落差別問題特別委員会委員長である東岡山治牧師(上下教会)による開会礼拝に続いて、部落解放同盟山口県連合会書記次長・川口泰司さんによる、「山口県の部落問題の現状について」の講演を聞いた。川口さんは、『朝日新聞』夕刊の連載コラム「人脈記・差別を越えて②」(10年1月)でも取り上げられていたので、ご存知の方も多いと思う。 講演では、山口県内の被差別部落の実態から始まり、この5・6年の間に山口県内で起きた差別事件、更には、人権意識の啓発を旨とすべき市町村の公的機関が犯す差別事件について、具体的な事例に則して、詳しく解説された。 その中でも特に、中学生が同じ高校を目指す同級生に対して、入試競争を有利に運ぶために、自らも、そ……

【4735号】多彩な青年会活動の現状を報告 第2回青年担当者会

9月21日、第2回青年担当者会が教団会議室で開催された。青年担当者会は、教会教育の現場において特に「青年」に対象を絞った活動が各教区でどの様に展開されているか情報交換をすることと、また全国の青年活動にネットワークができることを願って、前総会期に第1回目が開かれた。今回はその2回目になる。台風が迫り来る天候下であり、また葬儀など教会の事情で集まることのできない担当者もあったが、全国16教区と東京教区の5支区から11名の参加者があった。 岸憲秀教育委員長により開会礼拝、担当者会の趣旨説明がなされた後、参加者の連なる各教区での青年会活動の現状報告がなされた。 以下、幾つかの報告を記すと、青年会活動が教区や地区で行われているところ、自主団体に委ねられているところなど活動の形態は様々である。ワークキャンプや修養会を続けているところもあれば、かつては行われていたところもある。地区の持ち回りで修養会……
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