1月23日(月)~24日(火)、教団A会議室にて、第37総会期第5回伝道方策検討委員会が開催された。
今回の委員会では、主に常議員会への提言を取りまとめる作業を行った。最も重要な提言は「『伝道推進室』設置」である。教団が伝道体制を整えるため、伝道委員会のもとに伝道推進室を設けて具体的な伝道の取り組みをなす。伝道のための予算を持ち、更に長期的な研究や計画を作成し実施できる、権限と責任、そして継続性をもつ部署の設置である。
次に「教師の人事の強化」である。教勢分析をし、今後地域の中核を担う教会の教師人事が大切であるとの認識に至った。教団四役のもと相談室を設け、積極的人事を進めることを目指す。
次に「教会関係幼稚園・保育園の支援体制構築」である。幼保一体化をはじめ様々な課題に直面する教会幼稚園・保育園を支えるため、責任を担う者のスキルアップのための研修の継続的実施、相談窓口の設置、更に乳幼……
1月23日~24日、第37総会期第4回社会委員会が開催された。
新保能宏委員の司式による礼拝をもって開会した。23日は、業務報告、常議員会報告、東日本大震災関連の諸報告を、大三島義孝幹事より添付資料に基づいて受けた。続いて、原田史郎委員より、日本キリスト教社会事業同盟2011年度第3回理事会議案書に基づいて報告を受け、委員一同承認した。その他の報告として、第3回九条アジア宗教者会議(2011年10月5日~7日 沖縄開催)に出席した芳澤信委員より報告を受けた。
協議事項として、37総会期全国社会委員長会議(2012年7月23日~24日開催)に関する件が協議された。主題を「3・11 日本基督教団 祈り」とし、被災地で支援活動をしている教団教師の方々に発題を依頼することとした。その他、プログラムの詳細について確認をし、担当者を決定した。
社会委員会は、東日本大震災の初期対応として、被災地の……
第37総会期5回教師検定委員会が2012年1月23日(月)、24日(火)の2日間、教団4階会議室において行われた。出席は委員7名全員と担当幹事、担当職員各1名。東野尚志委員長はヨハネ福音書11・25~27を朗読し、「わたしは復活であり、命である」との主の御言葉に基づいて奨励をした後、開会の祈りを献げた。
2012年春季教師検定試験《学科試験2月28日(火)、面接試験2月29日(水)~3月1日(木)東京会場》を控えての委員会であり、議事の中心は提出された釈義・説教、論文の採点結果の確認と学科試験問題の作成である。
今回願書を受け付けた受験志願者は補教師受験者が58名(Cコース12名、Bコース14名、Aコース32名)、正教師受験者が9名であった。各々の受験資格について審査し、全受験者に対して受験票を送付することを可決した。
教師検定規則第4条3号(学部を経ないで大学院入学した神学校卒業予……
▼30年以上親しくしている家の長男が、地方公務員試験に合格し、役場に採用されて、故郷・福島の村へ帰ることになった。この村は周辺に比べて異常に放射線値が高い、所謂ホットスポットにある。▼家族は複雑な思いで長男の帰郷を受け止めるが、百件ばかりの集落の人々は、大喜びだ。何故なら、この家は、集落で唯一のお寺さん、ここに跡継ぎが帰らなければ、地域は限界集落となってしまうのだ。村人にとって、僧侶の跡継ぎの帰郷は、正に、復興への第一歩が見えた思いなのだ。▼教団は議長を筆頭に、直ちになすべきこと、今出来る限りのことをして来た。今、少し先のことに目を向けた時に、これまで押さえられてきた議論が、頭をもたげてきたように思う。「地域の復興なくして教会の復興なし」「教会の復興こそが地域の復興に」▼本当は、両者の間に矛盾も、境目もない。教会もお寺と同じ、地域を限界集落にしてはならない。信仰・魂の過疎地にしてはならない……
第2日目午後は、午前より継続した救援対策本部報告関連以外では、主に次の議題が扱われた。
第38回教団総会開催に際して議案整理委員会を設置することが可決された。同委員会は、37教団総会でも設置され今総会も同様となる。総会に提出された議案を整理し議長の議事運営を助けることを委員会の設置目的としている。同一趣旨の議案、教憲・教規に抵触する議案が上程されて議場が混乱することを防ぐため、議案整理を前もって行い議長に提案をする。
議長は、この提案を総会にて議場に提示し、議場の承認を得て、議案の分割、一本化、廃棄を実行する。
次に、予算決算委員会関連では、11年度第2次補正予算を可決した。主な補正は東日本大震災対応関連の項目で、補正額も大きくなっている。
負担金収入は、関東教区の減免額増加に伴い17万5千円減となる。東日本大震災救援対策委員会会計に前期繰入れた5千万円の戻し入れ、同救援対策委員会……
宣教研究所委員会より第4回常議員会にて報告された「『宣教基礎理論』改訂のためのガイドライン」が、前回の意見を踏まえて、今回、改めて提出され議論された。本ガイドラインは、1963年に採択された宣教基礎理論を改訂するための方向性を示そうとするものである。
宮本義弘宣教研究所委員長は、「ガイドラインを読む上でのキーワードは『喜び』、『礼拝』である」とし、この点に留意して議論することを望んだ。
また、委員長は、宣教研究所発足が1953年の宣教会議にて教団の福音把握の不徹底が自覚されたことにあったのを示して「この福音把握の課題は現在もなお続いている」とし、改訂の必要性を述べた。
ガイドラインは、「Ⅰ.宣教とは何か」、「Ⅱ.宣教の必要性」、「Ⅲ.宣教の可能性」、「Ⅳ.宣教の内容」、「Ⅴ.宣教の方法」の5つの標題を掲げ、それぞれをさらに数項目にわけてテーゼを示し、また必要な聖書箇所を引用している。……
救援対策本部報告の件では、雲然俊美書記から、報告書に沿って、まず概略の説明があった。
主な活動として次のものが読み上げられた。対策本部ニュースと緊急シンポジウム記録集の発行。救援対策本部事務局(通称「11号室」)室長として長崎哲夫教師を選任。海外献金プロジェクト小委員会委員として石橋秀雄議長を補充。現地専従者の人選・面接・会議における提案。「被災教会支援金配分要綱(案)」の作成。
加藤誠担当幹事は、特に放射能汚染から福島県下のこどもたちの命を守るための「こひつじキャンプ」第2回が、3月9日~10日、妙高高原YMCAにおいて開催される旨を報告し、このキャンプの定期的な開催を推進していくこと、幼稚園や保育園との担当者会を今月中に設け情報交換をし、偏りのない手厚い支援を実施していきたいと述べた。さらに11号室室長との会議は少なくとも10日おきに行い、現地のニーズに応えていきたい。「3・11祈……
「センター明確化」「伝道資金」具体案継続審議
第37総会期第5回常議員会が、2月13~14日、教団会議室で開催された。
恒例となった開会礼拝では、岡村恒常議員が、ローマの信徒への手紙8章26~30節を解き明した。
『万事が益となる』という言葉は、悲惨な現実の前では、偽善に陥りやすい、むしろ無力な言葉なのか、と問題を投げ掛けることから説教は始まり、献身前に、死に瀕した兄弟への聖餐に共に与った体験から、それが神の国の食卓であると実感したこと、その体験が聖餐のありように拘る理由となったことが述べられた。
また、膵臓癌で余命半年を宣告された実母と過ごした体験から、救いの確かさの根拠が神にあることを教えられたと語り、私たちが神を探し出し救いを見出すのではなく、神が私たちを探し出し救うことを実感したと結論した。
常議員はインフルエンザで教職1名、葬儀列席のため信徒1名が欠席した他は全員出……
日時 2012年3月5日(月)14:00~
6日(火)15:00
会場 鳥居坂教会
(東京都港区六本木5-6-15)
主題
《伝道と伝道協力》
〈副題:共通理解と協働を求めて〉
主題講演Ⅰ『伝道とは何か』
神代真砂実(東京神学大学)
主題講演Ⅱ『伝道と伝道協力』
平井 章(日本キリスト教
社会事業同盟)
発題
『伝道協力について』
宣教協力学校協議会、伝道方策検討委員会、東北教区、四国教区
日本基督教団宣教委員会委員長
張田 眞
鎌倉市生まれ。藤沢教会員。エマオのボランティアから2011年7月、救援対策本部スタッフ。
前北さんが東日本大震災に遭遇したのは、千葉・八千代台の自宅だった。
震度5強、家具が散乱する恐怖を味わった前北さんは、テレビの映像を見て凍りついた。海抜50㎝の江の島で生まれ、津波の恐怖を子どもの頃から感じて育ったからだった。
教会の祈祷会で「被災地のために私に出来ることがあれば」と祈って帰宅した前北さんに、教会から「東北教区のエマオ・センターがボランティアを求めている」との連絡が入り、即、参加を決断した。
4月、被災地入りして惨状を一目見た時、前北さんは、「定期的に何度も通おうと決意した」という。
ご本人の言葉を借りれば、「重度のエマオ病(リピーター)」となって被災地通いを繰り返すうち、災害担当の加藤誠幹事に見出されて、7月発足した教団救援対策本部のスタッフとなった。
ボランティアと……