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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4740号】被災教会牧師を問安、生活状況を把握 第3・4回教師委員会

2012年1月21日
教師委員会は神学校と教団のパイプ役として、総会期初年度は、教団立及び認可6神学校を問安することになっている。 今総会期においても、10月3日に同志社大学神学部、関西学院大学神学部を、11月22日に東京神学大学、農村伝道神学校を、11月29日に東京聖書学校、日本聖書神学校を問安した。 各神学校独自の課題もあるが、共通していたのは学生数(特に若い献身者)の減少、教師として立てられてからの継続教育(メンタルケアも含めて)であった。教会が献身者を送り出し、大学が神学生を育て教会へ送り、牧師と信徒によって伝道の業がなされて新たな献身者を生み出す。このサイクルをいかに構築していくかが、明日の教団の大きな課題である。 また教師委員会として東日本大震災を覚え、震災を受けた教会教師を問安した。これは、震災の結果として教師謝儀の減額などが懸念されており、それに対して教団は現在のところ対応していないなどの……

【4740号】入園・保育料の減免分支援等決定 教団救援対策本部第7回会議

12月2日、教団会議室にて、教団救援対策本部第7回会議を開催した。限られた時間の中で、被災地支援活動、教会再建・復興に向けての支援の検討など、多くの案件を取り扱った。 開会の後、国内募金総額が1億8、288万2、056円、海外からの献金総額が1億8、362万4、064円となっていること、および、救援対策本部会計が資料により報告された。 次に、前回委員会において立ち上げた海外献金プロジェクト小委員会より、仙台エマオの専従者公募、エマオ石巻の専従者候補の検討、自殺防止センターの活動支援、会津放射能情報センターへの活動費援助等のことを扱った報告がなされた。 続いて、教団救援対策本部事務局(通称「11号室」)より、西南ドイツ宣教会(EMS)からの指定献金の使途に関する提案(放射能被害を受けた教会付属幼稚園・保育園の入園・保育料減免分の支援など)や、ボランティアが滞在するためのアパート契約の提……

【4740号】闇の中を歩む民は、大いなる光を見 福島県の被災地域にある教会のクリスマス

主に思い起こしていただく役目の者よ 決して沈黙してはならない  …イザヤ62:6 2011年のクリスマス、東日本大震災の被害を受けた諸教会は、どのようにこの時を過ごされているのかと、心配しないキリスト者はなかったと思う。教団新報では、紙面の都合もあり、この度は、福島県内の数教会を対象に、左記のように、簡単なアンケート調査を行って、近況をお知らせいただいた。 ①2011年クリスマス礼拝での特徴的な出来事。②2011年クリスマス礼拝出席者について(人数を含め、構成等)。③「教団新報」を通じて、アピールしたいこと等。 回答を頂いた5教会のクリスマス模様を、報告する。 原町教会・朴貞蓮牧師 ①特別に礼拝で特徴的と言えるようなことはありません。 例年通りのクリスマス礼拝を捧げることが出来たことが私たちには何よりすばらしい出来事でした。 礼拝を捧げ、愛餐会を行い、保育園の職員で……

【4740号】荒野の声

▼D.R.クーンツが、小説『オッド・トーマスの救済…ハヤカワ文庫』で、歌舞伎に触れている。…この場面は日本のきわめて様式化された演劇、カブキを思い起こさせた。現実離れしたセット、凝った衣装、大胆な化粧、かつら、大げさな感情表現、俳優たちのいかにも芝居がかった身振りなどは、アメリカのプロレスと同様、日本の伝統的演劇にも滑稽な印象を与えてしかるべきだろう。ところが、なんらかの神秘的な効果により、カブキは知識の豊富な観客にとって、親指をすぱっと切る剃刀(かみそり)のごとく現実的なものになるのだ…。▼歌舞伎の知識はほぼ皆無だし、クーンツがどれ程歌舞伎に通じているのかも知らない。しかし、この表現には惹かれるものがある。▼教会学校で聖劇が上演された。例年にない演出上の工夫もあったが、毎年似たようなものだ。観客は、筋書は勿論、この次、誰がどんな台詞を言うのかまでよくよく知っている。意外性は全くない。しか……

【4740号】新春メッセージ それでもわたしは断固たる告白へ!

それでもあなたは 2012年新しい年の歩みが始まった。 わたしたちは、年の初めに、新しい一日の始めに、全ての業の始めに「わたしたちの助けは天地を造られた主の御名にある」(詩編124編8節)との御言葉が響きわたりその確信の中で歩みだすことが出来る。 3・11・246 この時を忘れることが出来ない。 あの巨大地震とその地震がもたらした凄まじい津波の破壊と二次災害としての福島原発の事故は、日本社会を揺り動かし続けている。 地震直後、被災地の教会を問安した後に教団議長声明を出した。その冒頭に掲げた御言葉が、詩編124編8節の御言葉である。 大船渡に住む越谷教会の信徒から津波の直後に電話をもらった。「神のなさることは凄まじい」と、すぐに「それでは何故、教会に行っていますか」と衝撃を受けている信徒に言ってしまった。 「神のなさることは凄まじい」すべては主の主権のもとにある。この信仰……

【4738・4739号】その町の子どもたちのために

2011年12月20日
9月に秋田の湯沢教会54周年礼拝に説教の奉仕をさせていただいた。 豪雪地帯の教会だ。 「この地域では牧師が腰を痛めたら伝道できません」(田谷元義牧師)の言葉に、この豪雪地帯で腰をすえて伝道する伝道者の姿に敬服させられた。 この湯沢の地で熱心に礼拝を献げ懸命に伝道している教会に触れて感動した。 しかし、最も心が熱くさせられたことは、大人の礼拝の前にもたれている教会学校の礼拝だ。 教会学校の礼拝の時間に来て欲しいと言われ、用意してくださった旅館を出た。 教会学校の礼拝は司会者の教師と田谷牧師とわたしの3人だけの礼拝であった。 子どもが一人もいない教会学校の礼拝だ。しかし、田谷牧師は教会学校で準備をしっかりされた説教をされた。 子どもが礼拝に来なくても、湯沢の町の子どもたちのために礼拝が献げられている。 湯沢の子どもたちのために祈られている。このことに大きな意味があるということ……

【4738・4739号】人ひととき 北尾 伸哉さん ただ一筋に主に仕える

1971年生まれ。奈良高畑教会員。 東京の世田谷にある大学に進学して、上京。大学の近くの梅ヶ丘に住み、梅ヶ丘教会に出席した。初めて出席したとき、青年会がとても活発で楽しそうに見えた。学生も社会人も集い、皆、CSの教師の務めも負っていた。その交わりに入りたいと強く願ったとき、受洗すればいいんだと思ったことが動機となって、植松英二牧師から洗礼を受けた。 卒業後、奈良に戻り就職。両親が所属し、自身も高校まで通った奈良高畑教会に戻る。今青年会員、またCS教師として、年に2回、近隣の子供たちを教会に導くための「教会であそぼう!」というプログラムを担っている。楽しいチラシは自作である。 サラリーマンであるなら、一度くらいは転職を考えるものかもしれない。北尾伸哉さんも仕事がおもしろくなく、転職を考えたことがある。そのとき、奈良高畑教会の湯谷忠興牧師によって示された聖句がある。コリントⅡ6章2節……

【4738・4739号】出版局ニュース

http://www.bp.uccj.or.jp ★新刊から ◇CDで聴く日本の説教《第3回配本》『竹森満佐一』加藤常昭:監修 聖書学者であり、神学教育者であった竹森満佐一は、何よりも教会の礼拝を通してみ言葉を語り続けた説教者であった。吉祥寺教会の礼拝で語られた代表的な説教の録音を二枚のCDに収録。《好評発売中》『島村亀鶴』『榎本保郎』各3570円 ◇さんびかものがたりV 《全5巻完結》『平和の道具と 信仰生活の歌』川端純四郎:著 「讃美歌21」の430番以降の信仰の歌の中から、「神はわが力」「山路こえて」「あめなるよろこび」等の歴史的讃美歌、また「球根の中には」等の新しい歌まで、37曲の誕生のドラマを紹介。賛美する喜びがさらに深められるシリーズ。待望の完結。各2520円。 ◇『東日本大震災を通して問われたこと 現代日本の危機とキリスト教 東日本大震災緊急シンポジウム』日本基督教団……

【4738・4739号】牧師のパートナー 間近に見ることができた恵み

釜土 蘭子 (七尾教会員) 1985年、七尾教会に転入会した時にわたしは一番若い現住陪餐会員でした。自分に一番近い教会員でも10才以上離れていました。礼拝出席者も20人に満ちません。東京生まれの私にとっては、都会とは全く違う様々な状況に驚かされる毎日でした。 人口5万人ほどの七尾市。住んでいる人々はお互いのことをよく知っています。教会に新しい来会者があると、それが七尾在住の方であれば、その方がどなたであるかだいたい分かります。匿名の信仰生活などない社会です。 小さな教会は、一つの家族のようです。互いのことをよく知っています。その中でそれぞれが自分の役割を担っています。家族の中でキリスト者は一人だけという状況で、教会の礼拝に集っています。家族の顔色をうかがいながら、教会の奉仕をしています。 牧師のパートナーといっても、一人の教会員にすぎません。教会としてすべきことがあり、誰かが……

【4738・4739号】消息

田中美彌子氏(隠退教師) 11年3月20日逝去、64歳。東京都に生まれる。'82年東京神学大学大学院修了、同年東村山教会に赴任、鎌倉雪ノ下教会を経て、'84年より08年まで浦賀教会を牧会し、隠退した。   金光賢一氏(隠退教師) 11年10月10日逝去、83歳。長崎県に生まれる。'52年日本聖書神学校卒業、'53年水戸自由ヶ丘教会に赴任、富田林教会、美陵教会を経て'65年より'99年まで富田林教会を牧会し、00年隠退した。遺族は息・行田建さん。
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