1937年生まれ。日本キリスト教協議会議長。教団常議員、東京教区常置委員、新島教会牧師。
いわゆるクリスチャンホーム育ちではない。故郷の開拓伝道の教会に出会い、キリスト者となった。
導かれて献身、同志社神学部に学んだ。母教会を振り出しに、牧会歴は50年になる。
東中国、京都、北海、中部、神奈川、東京の6教区6教会を歴任。教会規模、歴史、伝統、環境など、全てが違う様々な教会を経験した。霊南坂教会を辞した後、縁あって、現任の新島教会に着任することとなった。離島の教会に横浜から船で通いながらの伝道牧会は、未経験の形であるが、導かれて現在に至っている。
教団では、常議員を20年近く続けている。総会書記、中越地震被災教会会堂等再建支援委員長などを務めた。現在は、在日韓国朝鮮人連帯特設委員長、在日大韓基督教会との歴史共同研究委員などを務めている。
東京教区では、常置委員、また、伝道部委員長として「東京教区の伝道」方針樹立に、伊豆諸島伝道委員として、四国教区の「さぬき四島伝道」との交流に、それぞれ意欲を燃やして取り組んでいる。
日本キリスト教協議会(NCC)との関わりは、今まで一度総会に出た程度で、殆ど縁がなかったが、この度の総会でいきなり議長に選出され、いささか面喰らっている。まるで浦島太郎、それも、玉手箱が開いた後のお爺さんである。だが、徐々に理解を深めつつ、与えられた任務を担って行きたい。
教団から送り出された議長として「伝道に熱くなるNCC」を目指しつつ、まずは、エキュメニカル震災対策室(JEDRO)室長を兼務し、教団をはじめ各教派・各団体としっかり連携して「東日本大震災救援」に取り組みたい。
重大な問題であればある程「一致」が大切である。「一人の百歩より、百人の一歩」をモットーにして、「焦らず、諦めず、主による希望を抱いて」、活動を進めて行きたいと願っている。