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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4738・4739号】信徒の戒規について答申 第4回信仰職制委員会

2011年12月20日
第37総会期の第4回信仰職制員会が11月7日(月)~8日(火)に、委員7名全員の出席のもと教団会議室で行われ、以下の一つの諮問に答申が出された。 【諮問】 信徒の戒規における教区常置委員会の審判の効力について 戒規施行細則では、教師の戒規については第6条で、「審判委員若干名を挙げ、之を審判させるものとする。審判委員において審判したるものは、最終決定とする」とありますが、信徒の戒規については、第11条で「教区常置委員会の議を経て、之を審判するものとす。」とあるのみで、最終決定については触れられていません。信徒の戒規における教区常置委員会の審判と、戒規を執行した教会役員会とは、戒規の最終決定に関してどのような関係にあるのでしょうか。 【答申】 信徒を戒規に附することが出来るのは、その信徒が属する教会の役員会のみです。これは教規第102条(6)および戒規施行細則第9条、第10条が明示して……

【4738・4739号】宣教師と教団との関係強化を 第1回宣教師支援委員会

第37総会期第1回宣教師支援委員会が、11月7日(月)教団A会議室において開催された。 委員長・横山良樹、書記・上田容功、荒川朋子、シュー土戸ポール、ボルスター相良スーザンによって組織された。海外からの受け入れ宣教師支援が委員会の役割である。 初めに、前回宣教師支援委員会議事録が承認され、事務局より、世界宣教委員会、海外からの震災救援募金についての報告を受けた後、旧CoC(宣教協力協議会)、宣教師支援委員会の沿革、新任宣教師オリエンテーションについての説明がなされた。 新任宣教師オリエンテーションは2004年まで毎年、主に東京に集まって開催されたが、現在は加藤誠幹事が着任した宣教師を個別に訪問している。旧CoC解散後、宣教師と教団との関係は希薄化の傾向がある。事務的な手続は教団を通して行われているが、具体的なお世話は受け入れ先が行っている。今後、宣教師と関係を深め、各々の状況を把握す……

【4738・4739号】合同メソジスト教会よりエマオ石巻に専従者 第2回宣教師人事委員会

第37総会期第2回宣教師人事委員会が、11月16日(水)、教団会議室において開催された。 まず初めに、現在日本国内で活動している宣教師の近況が紹介された。闘病中の一宣教師が無事に帰国できるよう恢復を願う。 また、近年、北米主流派教会の教勢が退潮傾向にあり、財政難の故、宣教師の支援体制に支障をきたしていること、日本から宣教師を引き揚げる方針の教派があることを確認した。 宣教師の受け入れに関しては、アジア学院(関東教区)に新たにレイチェル・ブラー宣教師が派遣される。さらに、東北教区の東日本大震災被災者支援センター・エマオ石巻の専従者を合同メソジスト教会より受け入れる予定である。現在、2名の派遣希望者があり、時期を違えて迎え入れる。 今回、特に協議がなされたのは、「外国人教師に関する規則」(案)が事務局より提示された今後の宣教師受け入れ体制の整備に関してである。その内容は、宣教師でない外……

【4738・4739号】荒野の声

▼120年以上の歴史を持つ、東北の小さな教会、その創設期の話。未だ数人しかいなかった教会員の幼い娘が亡くなった。鰻と梅干しの食い合わせによると、記録にはある。食い合わせの真偽はともかく、幼い娘は菩提寺の先祖の墓に葬られた。当時のこと、勿論土葬だ。▼住職は極めて寛容だった。しかし、神聖な場所に耶蘇の娘を葬るとはと、町の青年団から異論が出た。彼らは酒の勢いも借り、気勢を上げて墓地に押しかけ、ついには、娘の墓を曝いた。▼乱暴にも、棺の蓋をこじ開けた青年たちの目の前に、棺一杯に咲く菊の花が現れた。埋葬の時には未だつぼみだった花が、丁度満開になっていた。そして、朽ちるどころか、微笑むような娘のあどけない顔、それは、全く満ち足りたような表情だったと、これも記録にある。▼彼らは、この圧倒的な事実の前に、非を悟り、再びその場に埋葬した。この青年たちの中から信仰に至る者があったかどうかは記録にない。▼お経は……

【4738・4739号】「宣教基礎理論」改訂進み委員会案提出へ 第5回宣教研究所委員会

第37総会期第5回宣教研究所委員会が11月17日に開催された。 これまでの宣教研究所委員会では「宣教基礎理論」の改訂に鋭意取り組んできた。今回の委員会では、作業部会で作成された改訂素案を検討し、本文部分においては委員会案として提出できるまでに作業を進めることができた。残る作業は、引用聖句の確定、用語集の作成である。 改訂作業を終えた本文部分は、A4版で19頁ほどの分量である。目次だけを紹介すると、第一章「三位一体の神の招き」、第二章「宣教の主体であられる神」、第三章「宣教の内容」、第四章「宣教の対象」、第五章「宣教の方法」、第六章「宣教の目標」である。 宣教基礎理論というのは、宣教研究所が1963年に発表したものを指す。50年ほど前なので当時の経緯は文献によるしかないが、日本基督教団史資料集によると、最初に宣教基本方策が作成され、これが1961年第11総会期第6回常議員会で承認された……

【4738・4739号】全教団的取り組みを推進すべく 教区議長会議開催

11月29日、教団会議室にて、第37総会期教区議長会議が開催された。出席者は、教団三役と各教区議長(またはその代理者)16名(沖縄教区は欠席)と、内藤留幸総幹事ほか幹事4名であった。 初めに、石橋秀雄議長が、本会議は教規39条(2)に基づいて開催したものであり、今期三役において本会議の開催を検討していたところ、東日本大震災が発生し、この度は主にその対応と今後の支援を協議し、全教団的取り組みを推進したいと願っていると述べた。 出席者が自己紹介をした後、まず東日本大震災による被害状況について被災三教区(奥羽、東北、関東)の各議長が報告した。 続いて、各教区における支援内容として、教区内に支援委員会を立ち上げて献金や物資支援の呼びかけをしたこと、ボランティアの派遣をしていること、被災教区の議長や教師を迎えて報告会を開催したこと、定期的に祈祷会をもっていること、被災教区との交流のための委員会……

【4738・4739号】《公募》

①東北教区被災者支援センター(通称・エマオ)有償ボランティア(要面談) ◎人数 1名 ◎期間 1月10日~ 3月31日 ◎資格 教職(含む隠退教師) *但し引継ぎ業務のため事前(年末)に5日程度現地に滞在できる方 ②救援対策本部室(通称・11号室)有償ボランティア(要面談) ◎人数 1名 ◎期間 1月10日~ 3月31日 ▼公募期間 ①②とも12月22日迄 ▼申し込み先 海外献金プロジェクト小委員会救援対策本部(11号室) 担当/白鳥 ℡03-3205-6088 e-Mail kyuen11@uccj.org

【4738・4739号】クリスマスメッセージ 主のもとに連れ帰られる

場面ごとに聖書の言葉が 神よ、わたしたちを連れ帰り 御顔の光を輝かせ わたしたちをお救いください。(詩編80編4節) クリスマスをどのように迎えようとするのか、今年は特別の期待を抱きながら、しかし思いが定まらないままで迫っている。震災の日から、時も心も途切れ途切れに過ごすことばかりになってきてしまった。まとまったこと、積み重ねて筋道が立っていることより断片的なところに立たせられる。突然に表れる現状の重さ、思いもよらない変化、喪失と出会い。確信より、戸惑いの中で断片の生き方を重ねながら、今日の日にたどり着いているように思う。つなぎ目や脈絡ができていることは何かに包まれていてできたことのように思う。散乱した部屋で、なくしたものと、もう前とは同じように収まらないものを抱えて立ち尽くしているようである。 しかし、あの日から、場面ごとに与えられ、支えられた聖書の言葉があった。 停電し、ま……

【4737号】救援のために "喜んで献げよう"

2011年12月10日
新共同訳聖書では、ローマの信徒への手紙12章1~8節は『キリストにおける新しい生活』という小見出しが付けられて、神への献身である真の礼拝を守るようにと勧められています。端的に言えば、主キリストを信じて新しくされた者の生活の基本は生涯を神に捧げる喜びにあり、それが主日礼拝を中心に据えた教会生活であるというわけです。 さて、その献げる喜びの具体的証しとして、現在、日本基督教団では東日本大震災救援対策本部を設置し、被災教会会堂再建をはじめ被災地域の復興のために、懸命な救援活動に励んでいます。そのために10億円を目標にして国内全教会に募金協力を呼びかけています。現時点では約2億円が献げられ、2015年3月末までにはなんとかして目標額が達成されるようにと願っています。本部会議での報告によると、被災3教区に直接献げられた献金も多く、それを合計すると現在、約3億5千万円になっています。それに海外諸教会……

【4737号】人ひととき 相馬 洋子さん 一つところに留まりながら

1939年、東京生まれ。碑文谷教会員、全国教会婦人会連合文書委員。 相馬さんが教会につながったきっかけは、お母さんである。父がニューギニアで戦死した。母は夫の戦死をなかなか受け入れられなかった。母に生きる道を開いたのは、クリスチャンであった母の妹、相馬さんの叔母さんが母を教会に誘ったことにある。最初、教会の敷居は高く教会員宅で開かれていた家庭集会に出席した。牧師の語る言葉に励まされ、父を失った娘3人を連れ碑文谷教会の礼拝に出席するようになった。相馬さんが小学校3年生のときである。 5年生のとき、母が受洗するのに連れられて相馬さんも洗礼を受けた。受洗の自覚も、信仰告白の志も無かった幼児洗礼であった。相馬さんが改めて信仰を自らに問うたのは高校2年生のとき。当時、教会が越谷教会と合同で開催していた夏のキャンプで思いがけず、これまでの教会とのつながりを証ししたことが背を押し、その年のクリス……
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