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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4742号】短期保養プログラム「こひつじキャンプ」 放射能から子どもの「命」を守る

2012年2月18日
富士・山中湖畔に福島の子どもたちが 東京YMCAの協力のもとに 放射能から子どもの「命」を守るプロジェクト、短期保養プログラム第1回「こひつじキャンプ」が、東京YMCA山中湖センターで、1月13日(金)から15日(日)まで行われました。岡本知之救援対策本部副本部長が企画したもので、福島県内の親子を対象としています。 このキャンプでは主催を日本基督教団救援対策本部とし、共催として会津放射能情報センター、東京YMCAの協力のもと実施されました。7組24名が申し込み、当日は5組17名(キャンセル2組)の参加者が与えられました。 キャンプリーダーには、東京YMCA南コミュニティーセンターの館長松本竹弘氏が中心となって、3名の経験豊富な方々がつき、教団からは、救援対策本部より前北未央が参加致しました。3日目には東京から東京YMCA副総主事・本部事務局長の本田真也氏も駆けつけてくださいました。……

【4742号】『現代日本の危機とキリスト教』出版

8月末に銀座教会で行われました緊急シンポジウム「現代の危機とキリスト教」が本になって出版されました。私たちは何を聞き何を語るか、この本に、いっぱい詰まっています。 身近な方々へのご紹介を是非お勧めします。 《発売日》 12月19日 《価 格》 1,995円(内150円は救援募金) 《内 容》 教会は神からどのような問いかけを聞くのか、それに答えて何を語っていくのか、東日本大震災と原発事故を、信仰者としてどう受け止め、何を語るか。 教会、神学、キリスト教教育、キリスト教社会福祉の4つの視点から考える。 【はじめに】 石橋秀雄 開会礼拝説教 「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ」(北紀吉) 教団総会議長挨拶 「神の迫り」(石橋秀雄) 発題1 キリスト教学校の視点から 「何を学び、何を作りだしていくか」(中山昇) 発題2 神学者の視点から 「なぜ神は『悲しみの……

【4742号】『東北教区3・11東日本大震災1周年の集い』~祈りを合わせ 復興を求めて~

◎日時 2012年3月20日(火) 10時30分~15時40分 ◎場所 仙台青葉荘教会とエマオ 入場無料(支援のための席上献金あり) ◎目的 震災から1年を覚え、主にある慰めといやしを祈る。それとともに神の御心に沿った真の復興とは何かとみんなで問い、語り合い、祈り合い、ここから主にあるところの希望ある将来への足がかり、また出発点とする。 ◎内容 前半は真の復興とは何かをふまえ、向かうべき将来の教会および伝道の形についてシンポジウムを開き、全体で意見交換していく。後半は具体的に教区各委員会と教団救援委員からのメッセージ。その後、東日本大震災のこと、また何よりこの時がレントの期間中であることを覚え「灰の礼拝」と題する礼拝と祈祷の時をもつ。 ◎問合せ 東北教区宣教部中村英之(0233-22-5733 新庄新生教会)

【4742号】初動支援から長期支援へ 大震災発生一周年を前にして

地域の人々の救いに仕える教会再建を 総幹事 内藤留幸 東日本大震災発生から、間もなく1年が経とうとしている。初動の緊急支援から、教団も教区・教会においても、精一杯の救援活動を行うことができたことを改めて、主に感謝したい。 教団の支援体制は今、瓦礫撤去に象徴される初動支援から、『会堂再建』を中核とした『教会再建』という長期支援に移行しようとしている。 『教会再建』は単に教会のみの事柄ではなく、被災した地域社会の復興に仕えるための土台となることなのである。 そこで今までの教団の救援活動をふりかえり、今後の救援活動を推進するために役立てたい。 Ⅰ.大震災翌日の3月12日(土)、内藤留幸総幹事のもとに『救援対策委員会』を設置し、救援活動を開始した。 この委員会設置は、第37総会期第1回常議委員会で可決された『救援対策基金に関する運用規定』に基づいている。 直ちに実行したことは、 ……

【4741号】お互いの労苦を覚え 祈り合う

2012年2月4日
「雪国にある教会では、冬の期間は、日曜日の朝に教会の玄関を開けて、それで礼拝を始める、というわけにはいかないからね」。ある先輩牧師の言葉であった。 確かにその通りだ。まず除雪をしなければならないからだ。東京での神学生時代、冬でも日曜日には教会の玄関を開け、ほうきで掃き、それで教会学校の子どもたちを迎えることができた。けれども、雪が降る地域では、土曜日に何時間もかけて除雪をしても、日曜日の朝に雪が積もっていれば、また、時間をかけて除雪をしなければ礼拝を始めることができない。もちろん、ストーブを点けたり、そのための灯油の手配や給油も忘れるわけにはいかない。冬期間、被災地である岩手・宮城沿岸地域の寒さは特に厳しいことを思う。 正直なところ、「この除雪の時間を聖書研究や説教の準備に使えたら…」と思う。けれども、雪国では誰もがその労苦を担いながら生活をしている。除雪をしていると、道行く人が「ご苦……

【4741号】人ひととき 田坂 興亜さん 有害化学物質対策に使命を覚え

1940年生まれ。元アジア学院院長、元国際基督教大学教授、牛込払方町教会員。 熱心なクリスチャンの家庭に生まれる。言論統制下の戦時中、教師だった父は子供たちに事実をありのままに作文させる「生活綴り方運動」に加わり、雑誌に軍部批判を書いたために捕まったこともあった。父が獄中にあり、母は勤労奉仕の間、一歳に満たない田坂さんは、松の木に括り付けられていたため低体温になった。そのため母から、繰り返し、「一度は失いかけた命を助けられたのだから、神様から任された使命がある」と言われて育ち、大学3年で受洗。幼い頃の母の言葉が、信仰を与えられる素地となったと振り返る。 大学では、有機リンの化学を専攻。松本サリン事件の際には、最初にサリン説に言及し、マスコミで注目されたこともある。1970年に国際基督教大学の教員となってからは、自然界に放出された有害化学物質を調査することに専念。カネミ油症事件で問題……

【4741号】《教会事務主任募集》

◎年齢・性別を問わず ◎パソコン・経理事務経験のある方 ◎その他、給料・社会保険等委細面談 ◎必要書類等=履歴書、所属教会牧師の推薦状 ◎募集期間=2月末まで ◎書類提出先=〒145-0071 大田区田園調布3-4-6 日本基督教団田園調布教会(牧師・田村博)

【4741号】消息

大野 昭氏(隠退教師) 11年11月12日逝去、84歳。広島県に生まれる。'50年日本基督教神学専門学校卒業、'55年呉山手教会に赴任、佐世保教会、三原教会を経て、'69年より'93年まで香貫教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・大野かをるさん(隠退教師)。 宮本信一氏(隠退教師) 11年11月16日逝去、85歳。愛知県に生まれる。'51年中央農村教化研究所卒業、同年志布志教会に赴任、髙鍋教会、有田教会、羽犬塚教会、唐津教会、別府野口教会を経て、'90年より'99年まで瀬高教会を牧会し、隠退した。遺族は、妻・宮本惠さん(隠退教師)。 小田部俊夫氏(隠退教師) 11年11月21日逝去、75歳。茨城県に生まれる。'63年関西学院大学大学院神学科修了、'64年西淀川教会に赴任、大牟田正山町教会を経て、'81年より01年まで大阪東十三教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・小田部三恵子さん……

【4741号】牧師のパートナー 初心者マークをつけ、県境を越えて

新保 恵子 (萩教会担任教師) 私の牧師のパートナーとしての始まりは、伝道師として萩教会に就任した年と重なります。神学校を卒業して、遣わされた教会が、山口県の萩教会です。今年の春で7年目になります。 イエス様に寄りすがるしかない弱い私が、牧師として用いていただいているのは、イエス様の導きと、教会員の皆様はじめ、周りの方々に許されているためだと感謝しています。神奈川県の川崎市出身で、そこから一度も出たことのない私は、萩で体験する一つひとつが貴重な学びです。 そのような中、山口教会と島根県の津和野教会から萩教会に代務の依頼がありました。そこで、萩教会から夫が山口教会に、私が津和野教会へ代務者として派遣されることになりました。昨年の4月から二人で3つの教会に仕えています。 山口も、津和野も、萩から山を越えて車で約1時間かかります。バスや電車の便も限られます。午前中に山口教会か萩教会で説……

【4741号】2・11メッセージ

昨年の10月に在日大韓基督教会の総会にお招きを受けた。その時、同教会憲法規則集をいただいた。 同教会憲法第4条がわたしの心を刺した。 憲法第4条「信徒が自己の信仰を捨てるか変更するように強要を受ける場合、信仰を捨てて転向したふりをして自己を欺瞞する行為は、神の前ですることはできない。信仰は絶対の境地を持っており、そのような虚偽の生活をするより、むしろ良心に従って殉教するのが当然である」。この憲法4条について「日帝時代の信仰の闘いから出来たものだ」との説明を受けた。 心が痛む。日本基督教団の負の歴史を見つめざるを得ない。 「信仰を捨てるか、変更するように強要され」、それを拒否したものが弾圧され、殉教した信仰者の断固たる信仰の告白の土台の上に教会が立てられている。 フィリポ・カイサリア地方で主は「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか」と問われ、ペトロは「あなたは、メシアです……
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