語り続けよ。黙っているな。
東京信徒会講演会は、東京教区伝道委員長小橋孝一先生を講師に迎えて、2012年1月21日(土)富士見町教会で開催された。
冷え込んだ雨の日、会場は「伝道に熱くなる教団」さながら、熱心に聞き、祈り、語り合った。
講演中に2時46分を迎え、中断して東日本大震災を憶えて《11246の祈り》を捧げた。
講演は、パウロのコリント伝道の始まりから説き起こされた。伝道の幻を使徒たちの時代に遡って共有する想いで迫った。
あのパウロでさえ、「私は衰弱していて、恐れに取りつかれ、ひどく不安であった」と書いている。
主は幻の中でパウロにいわれた。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな」それは、「私があなたがたと共にいる」「だからあなたを襲って危害を加えるものはいない」「この町には、私の民が大勢いるからだ」。
「語り続けよ。黙っているな」これは、現代の私たちへの主のご命令であ……
石橋由美子 (越谷教会員)
私のパートナーは牧師であり園長です。私の理想とする牧師像をことごとく打ち砕かれてきたので、42年目に回想することは意義深いと思い、筆をとりました。
1970年に、私たちは結婚し、鴻巣教会に着任。当時は、子育て真只中、6年目に義父の介護のため夫の両親と同居となりました。
二人して、日曜日は勿論ですが月曜日から土曜は附属幼稚園に出勤し、様々に、問題が起きれば、まず夫に相談しました。元来、結婚願望の無い私でしたが〝イエス様の喜ばれる生き方〟を切望していたので、全ては〝イエスのように〟と思い働きました。
1981年に夫は、越谷教会に招聘され、私も転会しました。そのうちに、持病の慢性中耳炎が悪化したため、手術をしましたが、回復せず両耳補聴器をつけて現在に至っております。
それにしても、しいられた恵みというべきか、キリスト教保育の業を通して幼子達から〝神の愛〟……
WCCボランティア
◎WCC中央委員会
クレタ島(ジュネーヴで事前研修)
8月下旬~9月上旬
30歳まで
◎自己負担 往復旅費
◎応募期限
3月15日(必着)、書類選考・面接あり
◎問合先 国際関係委員会(℡03-3202-0544)
花盛勲一氏(隠退教師)
11年11月4日逝去、84歳。宮崎県に生まれる。'60年日本聖書神学校を卒業、同年新宿伝道所に赴任、北立川伝道所、祖師谷伝道所を経 て、'91年より'99年まで馬見労祷教会を牧会し、01年に隠退した。遺族は妻・花盛音羽さん。
加邊永吉氏(隠退教師)
11年12月1日逝去、81歳。群馬県に生まれる。'56年同志社大学大学院修了、同年久万教会に赴任、兵庫教会を経て、'67年より'95年まで明石教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・加邊美智子さん。
中村 暉氏(隠退教師)
11年12月10日逝去、75歳。東京都に生まれる。'64年日本聖書神学校を卒業、'67年久ヶ原教会に赴任、大村教会、浅草教会、本郷中央教会を経て、'97年より05年まで諫早教会を牧会し、隠退した。遺族は妻・中村和子さん。
美藤 章氏(近江八幡教会 主任担任教師)
11年12月24日……
第6回教区活動連帯金検討委員会は、2012年1月19日教団会議室において開かれた。
今回は、先に提案した仮称「伝道資金機構」について、全国財務委員長会議、常議員会等で寄せられた意見を真摯に受け止め、整理検討することとした。
「伝道資金機構」の骨子は以下のとおりである。
全教会経常収入の1%について、その3分の1は各教区に留保し、残りの3分の2を分担金として拠出する。拠出された半分は、ニードの大きい教区へ伝道交付金として交付する。残りの半分は、教会土地取得のための貸出、伝道推進室活動資金など。
委員会は、更なる詰めを行うために、2人の委員が発題の形で意見、質問の吟味と精密なシミュレーション、問題点、教勢、数値的検証等を行った。先ず、提案に対する否定的な意見を要約すれば、教区活動連帯金にこだわりがあること、格差是正の枠組みからの転換を望まないこと、負担増に対する警戒感があること等に集約……
第37総会期の第5回信仰職制員会が1月6日(金)に6名の委員出席により教団会議室で行われた。
最初に宣教方策会議へは菅原力委員長が、本委員会を代表して出席することを承認した。
今回、一つの諮問に対して答申が出された。要旨は以下のようなものである。
【諮問】 沖縄教区の教区規則変更申請について
この度沖縄教区より、教区規則変更承認申請が出されました。その内容は、教区総会議員について、「教会および伝道所の役員たる信徒各教会および伝道所につき一名」とし、伝道所からも信徒議員を選出できるように変更しようとするものです。
この度の沖縄教区の教区規則変更案は認められるでしょうか。
【答申】
教規は、第4章第1節で教会、第2節で伝道所を規定しており、教会と伝道所を区別しています。その上で、教区総会の信徒議員の選出については、教規第61条①(4)に「教区内における教会の役員たる信徒各教会につ……
1月10日、教団会議室にて、教団救援対策本部第8回会議を行った。
震災から10カ月が経過し、厳しい寒さの中で生活している被災者のことを覚える石橋秀雄本部長の祈りをもって始められた。
まず、1月5日現在での、国内募金総額が2億1273万1987円、海外からの献金総額が2億117万3258円となっていることが報告された。
続いて、海外献金プロジェクト小委員会および救援対策本部事務局(11号室)から、仙台エマオ、石巻エマオ、遠野自殺防止センター、福島の子どもたちの短期保養プログラム等の活動状況の報告がなされた。
その中で、釜石における自殺防止センターによる仮設住宅戸別訪問活動について、同市社会福祉協議会との意思疎通に行き違いがあり、釜石での同センターによる活動を一旦休止せざるを得なくなったことの報告を受け、協議の結果、同センターの活動に関しては、新たに次の計画を練ることとした。
続いて……
▼過去に赴任した4教会中3教会で、計5回泥棒に遭った。その内1回は空き巣ではない。学校から帰った娘が、玄関で見知らぬ男に、「こんにちは」と挨拶して、階上の牧師館に入った。その男こそが、泥棒だった。事務室から、現金数万円と数百万円の通帳が盗まれた。通帳分は直ぐに停止し、被害はなかったが。▼教会に出入りを始めた男(求道者?)が、CS生徒の女子高校生に、最高で一日30回電話し、とうとうその子の母親が、娘が教会に通うことを禁じたという出来事もあった。そも、その人は所謂ナンパを主目的として礼拝に出ていた。開かれた教会であるために払わなければならない犠牲は、多大だ。▼お寺、それ以上に神社は、伝統的に地域社会に開かれている。特に境内地のことだ。賽銭泥棒があっても。しかし、一方では、一般は絶対に入ることの出来ない聖域をも持っている。100年に一回しかご開帳にならないご本尊もあるし、誰も一度も見たことのない……
富士・山中湖畔に福島の子どもたちが
東京YMCAの協力のもとに
放射能から子どもの「命」を守るプロジェクト、短期保養プログラム第1回「こひつじキャンプ」が、東京YMCA山中湖センターで、1月13日(金)から15日(日)まで行われました。岡本知之救援対策本部副本部長が企画したもので、福島県内の親子を対象としています。
このキャンプでは主催を日本基督教団救援対策本部とし、共催として会津放射能情報センター、東京YMCAの協力のもと実施されました。7組24名が申し込み、当日は5組17名(キャンセル2組)の参加者が与えられました。
キャンプリーダーには、東京YMCA南コミュニティーセンターの館長松本竹弘氏が中心となって、3名の経験豊富な方々がつき、教団からは、救援対策本部より前北未央が参加致しました。3日目には東京から東京YMCA副総主事・本部事務局長の本田真也氏も駆けつけてくださいました。……
8月末に銀座教会で行われました緊急シンポジウム「現代の危機とキリスト教」が本になって出版されました。私たちは何を聞き何を語るか、この本に、いっぱい詰まっています。
身近な方々へのご紹介を是非お勧めします。
《発売日》 12月19日
《価 格》 1,995円(内150円は救援募金)
《内 容》
教会は神からどのような問いかけを聞くのか、それに答えて何を語っていくのか、東日本大震災と原発事故を、信仰者としてどう受け止め、何を語るか。
教会、神学、キリスト教教育、キリスト教社会福祉の4つの視点から考える。
【はじめに】 石橋秀雄
開会礼拝説教
「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ」(北紀吉)
教団総会議長挨拶
「神の迫り」(石橋秀雄)
発題1 キリスト教学校の視点から
「何を学び、何を作りだしていくか」(中山昇)
発題2 神学者の視点から
「なぜ神は『悲しみの……