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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4734号】荒野の声

2011年10月22日
▼殺人罪を犯し裁判に掛けられた男が、真に改悛したというよりも、少しでも刑を軽くして貰おうと判事に訴える。慈悲をいただけたら、聖職者となって余生を送るつもりだと。判事は答える。「彼が神の道を説くには長期間の修養と、読みたりない聖書をちゃんと読むのに適した、どこへも逃げ出せない場所が必要であろう…文春文庫『少年時代』ロバート・R・マキャモン」。勿論、刑務所のことだ。▼この号で教師検定結果が報告されている。教会から祈りによって送り出されて来た人を、同じ教師が試験し判定する重圧を、委員長は吐露している。そうだろうなと共感する。この重圧だけが、検定委員たる資格と言えるかも知れない。▼そもそも判定を受けるまでもなく、自分は教師にふさわしいだろうか、その資格はないのではないかと、自問自答する。これは試験に合格した後々まで、20年30年後までもつきまとう。そういう意味では、未だに試験を受け続けている。試験……

【4734号】仙台・盛岡で委員会、被災地の現状を視察 第3回社会委員会

9月12日~14日、第37総会期第3回社会委員会が開催された。前回委員会における東日本大震災関連の協議を受けて、委員会を、東北教区センター(12日)、仙台~盛岡フィールドワーク(13日)、奥羽教区事務所(14日)で開催した。 委員会は森田恭一郎委員の司式による礼拝をもって開会した。12日は、業務報告、常議員会報告、東日本大震災関連の諸報告を、大三島義孝幹事より添付資料に基づいて受けた。 続いて、日本キリスト教社会事業同盟総会報告を森田委員、原田史郎委員より受けた。それぞれ報告を委員一同承認した。 協議事項として、社会福祉施設援助金への推薦のお願い、長期療養教師調査についてのお願いを教区に配布することが協議を経て承認された。また、社会事業奨励日のメッセージの担当を決めた。 13日は、石巻栄光教会、エマオ石巻、新生釜石教会を訪問した。また、石巻から釜石への移動の車中からであったが、震災……

【4734号】教区格差を是正する配分案を模索立案 第4回教区活動連帯金検討委員会

第4回教区活動連帯金検討委員会は9月12日(月)教団会議室にて開催された。 まず、前回議論された日本基督教団伝道資金構想の基本構想について内容の確認と意見交換を行った。 この機構の主眼を伝道活動活性化のための物的・人的・経済的支援に置くことで、現状維持から、将来展望に基づいた、より積極的な伝道支援へと資金が用いられることを目指すこととした。 また、教区間格差を是正するための配分について継続して検討した。 現行の可住面積を係数に入れた算定に代わるものとして、教区格差の実態を表し得る係数を検討した。 その地域の民度の比較、一教師あたりの信徒数、礼拝出席者数と教区負担金の割合等を検討したが、根拠のある客観的な数値を挙げることが困難であった。また計算によって機械的に再配分することについて意見を交換した。 以上の検討の結果、格差は各教区の伝道に必要としている支援のニーズであり、それぞれの……

【4734号】支援額決定のための基準作成へ 教団救援対策本部第5回会議

9月9日、教団会議室にて、教団救援対策本部第5回会議が開催された。 開会の後、救援対策委員会会計の収支計算書が報告され、これを承認した(緊急救援募金総額については前回会議で報告済み)。 また、救援対策本部関係の報告として、東日本大震災救援募金が、8月31日現在で4、668万2、772円となっていること、および本部会計の中間収支計算書が報告され、これを承認した。 さらに、海外からの献金は、8月31日現在で1億1、624万3、692円となっていることが報告された。 活動報告としては、東北教区被災者支援センター「エマオ」の活動について、教団派遣専従スタッフの桑満欣教師と野田沢教師より詳細な報告がなされ、同センターの働きが教会の働きであることをあらためて明確にしていくことを確認した。 続いて、教団救援対策本部事務局(通称「11号室」)報告として、加藤誠幹事より、石巻での炊き出し支援、会津……

【4734号】講 評

教師検定は、日本基督教団が主と教会に仕える教師を立てる業の中で、試験という形で大切な部分を担います。 働き人をお召しになる主のご支配の下で、受験者を送り出す教会の祈りをひしと感じつつ、押しつぶされそうな重圧の中で、祈りつつ結果を出しました。 秋の試験は正教師の受験者が多くなりますが、その結果は厳しいものでした。試験を終えた時点で、正教師の合格者は半数に過ぎず、二割近くの受験者が不合格判定となったのです。 不合格となった方々は、この結果を神からの問いとして謙遜に受け止め、献身と学びの姿勢を整え直して、春の試験に臨んで頂きたいと願います。 また合格した方々も、日々、御言葉に仕えるための絶え間ない研鑽と精進に励みながら、生涯、召してくださった方への忠誠を貫いてくださるようにと願います。神の憐れみと祝福を祈りつつ。 第37総会期教師検定委員会  委員長 東野尚志

【4734号】2011年秋季・正教師検定試験問題

教憲教規および諸規則・宗教法人法(60分) 次の2題に答えてください。 1.「教憲教規および諸規則」が示す教会のあり方とはどのようなものでしょうか。 2.教会が基本財産の一部を処分する場合に為すべき手続きを、「教憲教規および諸規則」と「宗教法人法」に沿って、すべての手続きが完了するまでを順序正しく述べてください。 旧約聖書神学(60分) 次の2題に答えてください。 1.旧約聖書における「自然観」について、述べてください。 2.ヨブ記の神義論について、述べてください。 新約聖書神学(60分) 次の3題のうちから2題を選んで答えてください。 1. マタイによる福音書の特質を、マルコによる福音書と内容が共通する記事を選び(複数可)、比較しつつ述べてください。 2. パウロ書簡における罪とその救いについて、述べてください。^n 3. R・ブルトマンの神学と、それが与えた影響……

【4734号】2011年 秋季教師検定試験 正教師受験11名不合格、厳しい結果

結果を神からの問いとして謙虚に受け止めて 2011年秋季教師検定試験は、9月13日(火)~15日(木)、大阪会場(大阪クリスチャンセンター)において行われた。 今回の受験者総数は78名。その内訳は正教師58名(再受験者3名を含む)、補教師19名(Aコース再受験4名、Bコース再受験3名、Cコース12名)、転入1名であった。 正教師の合格者は29名、不合格者は11名であった。残る18名は保留となっている。 また、補教師の合格者は7名、不合格者は2名であった。2名が保留、さらにCコース受験を継続する者は8名である。教師転入者1名は合格であった。 学科試験の得点が合格点に少し足りなかった受験者については即不合格とはならず、判定が保留される。その場合、レポート課題が与えられ、後日その提出物によって合否の再判定を受けることになっている。 検定試験第1日目、東野尚志委員長の司式により開会……

【4733号】教師検定試験公告

2011年10月8日
2012年春季教師検定試験を左記の要領で行います。 一、受験要綱の申し込み 受験要綱と教団指定の願書用紙は160円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。 なお、正教師受験志願者は「教師検定規則第12条②」によるものに限ります。 二、受験願書の提出 受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。 ①教区締切 2011年11月14日(月) (教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください) ②教団締切 2011年12月5日(月) (各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です) *受験料は正教師1万3千円、補教師1万円 三、補教師について ①「説教」「釈義」の課題テキスト 旧約 列王記上 8章27~34節 新約 ヨハネによる福音書 11章17~27節……

【4733号】人ひととき 渡辺多恵子さん 全国教会婦人会連合中央委員長に就任

東京都生まれ。十貫坂教会員。本年6月、第22期全国教会婦人会連合中央委員長に就任。 婦人会連合の力を改めて認識させたのは、09年6月、千葉・幕張メッセで開催した40周年全国集会に1、155人の出席者を集めたことだった。 超教派で行われた日本プロテスタント伝道150年集会は別として、近年の教団主催の一集会の出席者としては、記録的な人数である。 さる'69年、全国教会婦人会連合が誕生したとき、第1期中央委員長に就任したのが、渡辺さんの母、故林敏子姉だった。40数年の歴史を経て、母娘2代目の中央委員長が誕生したことになる。 教団の状況を反映して、九州・西中国2教区が、全国婦人会連合から離脱したままだが、特徴的なのは、03年以来9年連続で教団問安使を拒絶し、「教団と距離」を置き続けている沖縄教区が、婦人会連合だけは組織に留まって活動し続けていることである。渡辺さんは、「婦人会連合が発足……

【4733号】第18回「全国牧師夫人の会」開催

共に歩む幸い 試練が恵みに変わるとき 第18回「全国牧師夫人の会」が、8月23~25日、2泊3日で、鎌倉教会を会場、KKR鎌倉わかみやを宿泊会場にして開催されました。 12教区45教会から、子ども6名を含めて、92名の参加者が与えられました。 今回は婦人会連合の協力を得て、全国牧師夫人だより「道のり」で、この会の案内を、全国全ての教会に届けましたが、東日本大震災もあり、参加出来なかった方が大勢おられました。 2年に一度開催のこの会は、15~17回のテーマを踏まえ、「共に歩む幸い」という大きな主題のもとに、「試練が恵みに変わるとき」のテーマが与えられました。講師は近藤勝彦東京神学大学学長。 東日本大震災からの復興の祈りで始まった開会礼拝では、篠田真紀子牧師は、自らの辛い体験をもとに、「二度と講壇に立つことが出来ないと思った者が、今この場に立ち、神の御言葉に触れ、恵みが与えられた……
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