第37総会期第4回宣教委員会は3月6~7日、鳥居坂教会・東京さぬき倶楽部を会場に行われた。
今回は通常の委員会に先立って5~6日の日程で「宣教方策会議」が同会場で開催された。「伝道と伝道協力」を主題に、副題として「共通理解と協働を求めて」を掲げた。自主参加を含む84名が参加。
石橋秀雄教団議長の説教による開会礼拝に始まり、主題講演Ⅰ「伝道とは何か」(神代真砂実・東京神学大学)を聞き、講演を受けて4名のパネラーによる協議がなされた。夕食後、主題講演Ⅱ「伝道と伝道協力」(平井章・日本キリスト教社会事業同盟 十字の園)を聞いた。
2日目は「伝道協力について」の(宣教協力学校協議会、伝道方策検討委員会、東北教区、四国教区による)発題がなされた。
その後、8組に分かれて分団協議が持たれ、その上で全体協議が行われた。
全体協議においてフロアーから「3・11」東日本大震災から1年を迎えようとする中で関係者の声を聞くべしと高橋和人東北教区議長、邑原宗男奥羽教区議長の報告に耳を傾けた。具志堅篤宣教委員会書記の説教による礼拝で会を閉じた。
6日の午後、田中かおる委員による開会礼拝をもって通常の委員会を開会した。常議員会、常設委員会、自主活動団体の諸報告を受けた。
「障がい」を考える小委員会の加藤幹夫委員長より「牧会者とその家族の相談室」設置のための要望について説明を受け、宣教委員会から常議員会へ「相談室設置」の件を提案することになった。
その後、「宣教方策会議」の評価と反省を協議した。今回の会議は公同教会の教団としての伝道のあり方を確認する良き機会となった。元来、我が国の伝道は教育、社会事業との連帯があった。今後、伝道協力に向けた具体的な一歩が求められる。しかし、教会の現状はかなり疲弊が進んでいる。今回は基礎的な「伝道論」が語られたが、「教会」が見えてこなかった。
今回の評価と反省は十分とは言えず、協議の継続が求められている。
次回委員会日程7月2~3日を確認し、石井錦一委員の祈祷により閉会した。
(具志堅篤報)