1924年生まれ。社会福祉法人愛隣団・財団法人共愛館理事長、キリスト教社会事業同盟顧問、頌栄教会員。
終戦間もないある日のこと「教会ではパンと葡萄酒が出て、歌も歌える」と聞き、仲間を誘って4人で出掛けた。パンと葡萄酒はダメだったが、気分よく讃美歌を歌えた。みんな優しくて、居心地がよくて、教会に行くのが楽しくなった。生齧りの信仰だったが洗礼も授けられ、念願のパンと葡萄酒に与れた。日曜学校の小学科を担当し、開拓伝道にも参加した。
1949年、大学の建築科に進むと決めたころ、ボランティアを頼まれて行ったのが社会事業施設の愛隣団。創立者のサンビー宣教師が、奉仕によって主に仕える「日本のウェスレーの騎士団」になぞらえて命名した。意義深い働きだが、自分の人生とは別の世界だと感じていた。
そのとき「上野で収容した浮浪児たちが、ベッドの上でなく下に潜って寝ている。そのほうが安心して眠れるという。……
第37総会期第3回年金局理事会がさる1月27日(金)教団会議室で開催され、教区代表理事、東京教区支区代表を含め23名(沖縄教区は欠員)が出席した。
謝恩日献金1億1千万円を含む「2012年度年金局財務計画」、および2008年7月に承認・改正された「教師退職年金等規則」により、反映される「教師退職年金審査会規則」と「退職年金等規則施行細則」の条文番号を訂正すること、同時に名称「退職年金等規則施行細則」を教師退職年金等規則施行細則」に変更する2議題を討議し、承認された。この議題は2月開催の第37総会期第5回常議員会に提議され、承認を求めるものである。
謝恩日献金の状況は昨年同時期より減少傾向にある。各教区代表理事が教区の状況を報告した。大震災の影響、高齢化、人口減少等で教会員、教会、教区の財政も苦しいが「必要な物は神様に献げるという素朴な思いで謝恩日献金に祈りをもって努力する」とある教区代……
わたしは福音を恥としない
高原教会牧師 大坪 直史
私たちの教会、日本基督教団高原教会は、1918年、米メソヂスト教会婦人部が派遣した婦人伝道者の開拓伝道により、日本メソヂスト泡瀬教会として創立されました。その後、日本基督教団、沖縄キリスト連盟、沖縄キリスト教会、沖縄キリスト教団、再び教団所属の教会として歩み、名称は、立地の移転に伴い、三浦教会、桃原教会と改称し、1952年には、現所在地である沖縄市高原(旧・美里村字高原)に落ち着きました。
戦中、教会堂と牧師館が焼失しましたが、信徒たちは山中にて礼拝を守り続け、戦後は米軍払下げのコンセット・ハウスを教会堂として用い、それが台風によって倒壊するという困難にも見舞われましたが、度重なる危機的状況の中、神は、その都度、高原教会をお支え下さり、伝道のともしびが絶やされることはありませんでした。こうして私たちの教会は今年94年目の歩みを迎えさ……
『2012日本基督教団年鑑』の正誤表(A5判1ページ)が出ました。ご希望の方は年鑑をお求めになった書店または事務局まで直接お申込み下さい。
日本基督教団事務局総務部〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-3-18(03-3202-0541、FAX 03-3207-3918、E-mail:somu-b@uccj.org)
森里忠生氏(隠退教師)
12年2月16日逝去、97歳。兵庫県に生まれる。'37年関西学院大学神学部を卒業、同年芦屋教会に赴任、京南教会、八幡浜教会、豊中教会を経て'73年より'86年まで豊中いわお教会を牧会し、隠退した。遺族は息・森里信生さん(関西学院教会主任担任教師)。
高橋久幸氏(隠退教師)
12年2月18日逝去、86歳。東京都に生まれる。'62年東京神学大学を卒業、同年芝教会に赴任、池袋西教会、辻堂教会を経て、05年まで金沢八景教会を牧会し、隠退した。遺族は息・高橋潤さん(神奈川県在住)。
2月2日(木)~3日(金)、教団会議室において第5回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は陪席者をあわせ延べ25名。
今委員会でも多くの議事の審議や報告が行われたが、特に各教区の取り組み報告時に、それぞれの教区での働きを振り返りつつ「運営委員の役割」を朗読して共有し、思いや抱えている課題、悩みを語り合った。運営委員会を通して各教区での取り組みが支えられることを願ってやまない。また、前回委員会に続いて東京電力・福島第一原発事故による放射能差別についての報告がなされた。
活動献金の目標額は昨年に引き続き700万円、また各教区の活動献金目標額も昨年と同額とすることが承認され、2012年度の予算が承認された。
中間決算報告が行われたが、厳しい財政状況が続いている。活動献金の目標達成に向けて呼びかけていくと同時に、組織や活動の見直しが進められている。センターの機構や活動の「みなおし委……
昨年秋に委員2名、幹事1名で、東北教区(相双・宮城地区、福島地区、いわき・郡山地区)内の13教会を問安したが、被災教会問安が急に決定したため、委員全員は参加できなかった。そのため第5回教師委員会を2月2日(木)~3日(金)、郡山教会で開催した。
第1に、昨年秋に教団立及び認可6神学校を問安したが、その問安報告に従って、現在の課題や将来への展望などについて協議が行われた。第2に、教規が定める職務に従事しない教師(無任所教師)に関して、堀眞知子委員より発題があり、協議した。第3に、教師のメンタルケアでのサポートに関して、吉澤永委員より発題があり、学びを深めると共に意見交換を行った。第4に、2012年度新任教師オリエンテーションが、6月18日~20日、天城山荘において開催されるが、主題と主たる講師の依頼について協議した。第5に、事務局報告があり、特に「被災教会・伝道所担任教師健診(人間ドック)……
1月31日から2月1日にかけて第4回予算決算委員会が開催された。
最初に、内藤留幸総幹事より東日本大震災救援献金の状況、今後の見通し、計画、現地の活動等について報告を受けた。他に、NCCの予算に関して再検討が必要な状況となっていること、センター明確化に伴う会計基準案の検討等の報告を受けた。
続いて、計良祐時財務幹事より、常任委員会報告に関連して、教区活動連帯金検討委員会報告に関して色々な意見が交換されており予算決算委員会においても引き続き検討してほしい旨、報告を受けた。
次に、予算決算委員会関係の議事録の確認が書記の交代などのため、遅れていたので、あらためて書記が読みあげ、議事録を確認した。その中で、負担金検討委員会報告の資料に基づき、負担金算定のための様々な計算方式について意見が交わされた。その結果、現行の計算方式以上に、地方教区の負担を軽減する方式は見出せておらず、全教区において……
1月27日、齋藤篤宣教師派遣式が、秋山徹牧師による司式、木下宣世世界宣教委員会委員長の、マタイ福音書11章25~30節に基づく説教によって、日本聖書神学校において執り行われた。
齋藤宣教師は、ドイツ、ケルン・ボン日本語キリスト教会に、林原泰樹宣教師の後任として、4月より赴任する。
同教会の前身は、1977年に歩み出した、ボン大学神学部の「ボン聖書集会」であり、後に礼拝場所をケルンに移し「ケルン・ボン教会」となった。2007年には創立30周年を迎えた。
1980年に、同教会は、日本基督教団と当時のドイツ福音主義合同教会(EKU)との協約に基づく教会となり、現在、リンデンタール地区にあるボンヘッファー教会で礼拝を持ち、デュッセルドルフ、ケルン、ボン近郊の日本人伝道を担っている。
これまで、日本基督教団とラインラント州教会が、同教会の財政を支援してきたが、昨今のドイツ教会に共通する財政逼……
第37総会期、第3回台湾協約委員会が、2月26日(木)14時より、教団小会議室において行われた。
田中文宏委員長の開会祈祷の後、今回の主要課題である「台湾基督長老教会と日本基督教団との教会協議会」についての話し合いがなされた。
最初に、今協議会のテーマを、「震災の痛みの共有と、地域・教会の復興への歩み」とすることが確認された。
台湾基督長老教会(PCT)も、2009年に起きた大水害(八八水害)において大いなる痛みを負い、そこからの回復期にある。また教団にとって、台湾はこの度の東日本大震災における最大の支援国であり、PCTは最大の支援団体(献金総額約6、300万円)であることから、日本基督教団としても、今回の協議会において、最大級の謝意を示したいと願っている。
その後、協議会の具体的な内容について話し合われ、互いの震災とその対応についての発題に充分な時間を取ることとし、教団からは震災……