【4757号】荒野の声

▼詩人金子光晴は言った。「本当に詩を書きたいと思うならば、良い詩を書いてはならない。間違っても、人を感動させる詩を書いてはならない」。勿論、多分に逆説的だ。深く感動させられた金子光晴の詩は、一つや二つではない。▼彼の信仰については何も知らないが、この言葉は、私たちの祈りに全く当て嵌まるように思う。「本当に祈りたいと思うならば、良い祈りをしてはならない。間違っても、人を感動させる祈りをしてはならない」。マタイ6章にも符合する。▼また説教にも全く当て嵌まると思う。「本当に御言葉を宣べ伝えたいと思う者は、良い説教をしてはならない。間違っても、人を感動させる説教をしてはならない」。「人を感動させる(ための)説教」、(ための)を補った方が、穏当だろうか。▼詩人リルケは『若き詩人』に次のようなことを言った。良い詩をいかに書くかと考える前に、「本当に書かなくてはならないものがあるのかを見詰めなさい」と。▼まじめに仕事をする牧師ならば、まるで流行作家並みに、日々締め切りに追われつつ、原稿を書かなくてはならない。「良い説教を」「人を感動させる説教を」と悩む以前に、どうにかして枡目を埋めることに汲々としているのが、現実かも知れない。詩人ワイルドは言った。「現代では学ぶことを止めた人々が教えはじめている」。▼御言葉の宣教は、語る行為である前に、聞く行為でなければならないと思う。

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