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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4606号】「同志社神学協議会2006」

2006年7月8日
■主 題 「ルーツからヴィジョンへ~合同教会における会衆主義の課題と可能性~」 ■と き 2006年8月28日(月)~29日(火) ■ところ 同志社大学今出川寒梅館1階(旧学生会館)および関西セミナーハウス ■講 演 原   誠さん(同志社大学神学部) ■発 題 西岡昌一郎さん(旭川六条教会) 菅根 信彦さん(神戸教会) 小西 望さん (仙台北教会) ◎案内、申込書を必要とされる方は、下記実行委員会までご連絡ください。 ◎参加申し込み〆切:7月29日(土) 〒621-0803 京都府亀岡市河原町165-2 丹波新生教会 竹ヶ原政輝気付 「同志社神学協議会2006」実行委員会 TEL:0771-23-0596 FAX:0771-23-2475

【4606号】「監獄法」から「新法」へ宗教教誨の問題と課題 教団全教誨師協議会・教区代表者会

去る六月二日、教団教誨事業協力会による教団全教誨師協議会・教区代表者会が開かれ(於高輪教会)、各地から三八人が参加した。例年は一泊研修会だが、今年は前二日間「全国教誨師連盟創立五〇周年記念大会」があり、それに引き続いての会合である。 「記念大会」には各教宗派教誨師が千人余参集した。教団山北宣久議長も、日本宗教連盟理事長として来賓祝辞を述べた。キリスト教教誨師はカトリックを含め諸教派から約百名が参加し、一夜「全キリスト教教誨師連絡協議会」も持たれた。 一九〇八年に制定された「監獄法」が百年ぶりに改正され「刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律」となり、今年五月に施行された。新法は、宗教教誨の意義や教誨師の立場が明確にされたもので、時代に即したものとなったが、実際の運用や行政のあり方など、今後の課題もある。 教団では現在八〇余名の教誨師が各地の刑務所、拘置所、少年施設などで被収容者の宗教……

【4606号】牧師のパートナー

50年、共に生かされて 斎藤 潤 (水元伝道所会員) 私ども夫婦は、今年、結婚五二年になる。そのうちの四〇年は東京・葛飾の堀切教会に仕え、その後の十一年は、同じ葛飾区内でも北東端の水元の地で、自宅を開放して開拓伝道に従事。昨年、近くに小さな新会堂を与えられたばかりである。 しかし、改めて「牧師のパートナー」と言われるとちょっと考え込んでしまう。そもそも私は、結婚後の六年は学校の教師として、途中の二〇数年間は教会と同じ構内にあった社会福祉法人立の保育園の事務職員として勤務していたので、週日の教会の奉仕はほとんど出来なかった。加えてオルガンは弾けず、お花は活けたことがなく、料理は苦手で、「牧師の奥さん」に必要と昔だれかから聞いた条件(?)を今に至るまで何一つ満たしていない。ただこの五二年、牧師である夫の一番身近にいて、一緒に生きてきた、いや生かされてきたというだけである。 私ども……

【4606号】消息

小澤一雄氏(隠退教師) 五月一日、逝去。八〇歳。神奈川県に生まれる。一九五一年日本基督教神学専門学校卒業後、伊東教会に赴任。五三年から六六年まで三崎教会牧師、六九年から八六年まで米国、カナダで日系教会宣教師として務め、八七年から九二年まで旭川豊岡教会を牧会し隠退した。遺族は妻の芳子さん。 佐々木忠一氏(別帳教師) 五月五日、逝去。九〇歳。福島県に生まれる。一九四一年青山学院神学部卒業、四二年同志社大学神学科卒業後、洛西教会に赴任。その後洛陽教会を経て五一年から五七年まで石神井教会を牧会した。遺族は妻の喜代子さん。 鵜飼 勇氏(隠退教師) 五月一九日、逝去。八三歳。東京都に生まれる。一九五二年日本基督教神学専門学校卒業後、鎌倉教会に赴任。五六年から九八年まで銀座教会を牧会し、隠退した。遺族は妻の栄子さん。

【4606号】「キリスト教と人権」と題して発題 第19回神学校等人権教育懇談会

第十九回神学校等人権教育懇談会が六月五日午後一時より教団会議室で行われ、土井健司(関西学院大学神学部)、黒田裕(聖公会神学院)、横山義孝(東京聖書学校)、鈴木脩平(日本聖書神学校)、孫裕久(農村伝道神学校)、柳時京(立教大学チャプレン)、竹前昇(日本基督教団総幹事)、宮田誉夫(部落解放センター運営委員)、大久保正禎(日本基督教団王子教会)、東谷誠(部落解放センター)、西村篤(同志社大学神学部)の十一名が参加した。 礼拝を大久保牧師が担当し、その後「キリスト教と人権」と題して小柳伸顕部落解放センター活動委員が発題を行った。「人権教育とは何か」ということに「歴史教育」「平和教育」「感性の教育」の三点から焦点をあて、歴史教育では田中正造をとりあげた。田中正造が日本キリスト教史の中で注目されることがなかったことを指摘しつつ、どのような信仰者であったかを説明。また平和教育では阿波根晶鴻氏、ハロルド……

【4606号】関東教区の熱心の分かち合いを 第9回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会

第九回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会が六月六日教団会議室において開かれた。 (1)事務局報告 ◎献金累計額(六月五日現在)九六、二七二、五三三円。このうち、四月一日以降の増加額は四、四三九、九四〇円。一六六件。 ◎ 栃尾教会外壁工事費用一三六、五〇〇円を送金した。 ◎ 「支援ニュースNo.5」を各教会、各教区総会に向けて送付した。 (2)関東教区報告 村田元中越地震被災教会・被災地支援センター統括主任から被災教会の現況について報告を受けた。 ①長岡教会=会堂、牧師館、教会墓地の修繕が終わり、新しい思いで、希望に満ちて二〇〇六年度を歩みはじめた。②栃尾教会=教会の内壁、外壁、基礎部分の修復工事がおおむね終わった。③十日町教会=牧師館の取り壊しを昨年末に実施、近く建築が始まる。牧師館建築後会堂の補修、十日町幼児園、山本愛泉保育園の補修・改修工事の予定。④見附教会=……

【4606号】三宅島伝道所集会の現状は いつでもどこでも思いは同じ

先ずは、避難中のご支援に、お礼を申し上げます。ありがとうございました。いろんな意味でとても励まされました。 二〇〇〇年の三宅島雄山の噴火によって、三宅島伝道所集会も泥流と一緒に流されてしまったと思っていました。 とても素直でない自分がいました。避難して二ヶ月程過ぎた頃に、山田牧師が避難先まで訪ねてくださいました。とてもうれしかったはずなのに、あの時の驚きと感動はどこかへ行ってしまって、空回りし、ただ右往左往していました。昨年二月、避難解除になったときも、夫は「帰る」、私は「帰らない」と、意見の対立。帰島の手続きをしてしまった夫に従うしかなく島に戻りました。帰島しても自分の家はガス高濃度地区なので今も仮住まいです。が、帰島して一年と一ヶ月。今はその夫に感謝しています。 噴火前、避難中、そして帰島後の集会をさらに支えてくださっている先生方、教会員の皆さんのお心に触れて、主の影を感じていま……

【4606号】この春新島教会に赴任して 課題は若い人達への伝道

新島教会に赴任して、早一ヶ月半になろうとしています。まず、新島教会について紹介します。新島教会は伊豆諸島の新島にある教会です。新島には教会が一つしかありません。現在の会堂は一九六七年に献堂されまして約四〇年の歴史を経ています。新島特産であるコーガ石を使った立派な会堂です。屋根の上には十字架がそびえ立っていて、礼拝堂に入りますと礼拝堂の正面に十字架が見えます。以前の会堂の床柱で作られたそうで、四〇年前の伝道の熱気が伝わってきます。その当時活躍された教会員の方々は、九〇歳以上になられまして、元気な時に礼拝にみえます。教会員は八名、客員は二名で礼拝を捧げています。年齢構成をみますと九〇代が三名、六〇代が二名、五〇代が二名、八〇代が一名です。ここ新島でも、教会員の高齢化がみられます。 教会学校は時々四名程度の子ども達がきます。教会員であり元音楽の先生が子ども達に歌の指導をし、その子ども達が教会学……

【4606号】願い・幻を共有する交わり 100年を超えた伊豆諸島伝道

第39回伊豆諸島連合修養会 伝道の幻を熱く語り合う時 伊豆諸島には、大島・新島・三宅島・八丈島の四島に教団の教会・伝道所が五つある。宣教が開始されてから百年を超える島もある。大島元村教会と新島教会は今年創立九五周年を迎えた。 伊豆諸島連合修養会は始め、他の教会と交わることの少ない島の教会が、互いに励まし合うために会場を持ち回りにして行われてきた。しかし、二三年前の三宅島の噴火以来、東京教区・東支区で島の教会を支える気運が高まって、会堂を失った三宅島の伝道再開のために三宅島伝道委員会が設置された。一九八六年には伊豆諸島伝道委員会と改称されて、教区と委員会主催のもとに伝道協議会や連合修養会が、都市部の教職や信徒たちも加わって開催されるようになった。近年はことに教区や支区の婦人部の参加・協力が大きく、今回も島外参加者の65%を占めた。 今回の修養会は、大島元村教会(大森清一牧師)……

【4606号】荒野の声

▼トルストイの『人生論』冒頭。粉ひきの男が、効率を良くしようと水車の手入れをする。そのために、水車の構造を調べ上げた。やがて、根本は水車を回す水にこそあると考えつき、彼は川の研究に没頭する。そして、いつの間にか、彼の水車は、回らなくなり、用をなさなくなってしまう。▼私たちは、聖書を読み、神学を論ずる。しかし、何のためにそれをしているのかを忘れると、水車が回らなくなるように、私たちの信仰も枯渇してしまうだろう。ゲーテはファウストにこう言わせている「無駄とは知りつつ神学までも」。▼各教区総会宛ての挨拶文で、山北議長が『正しい聖礼典の執行』を強調したことが波紋を呼んでいる。▼表面的なことに留まるのではなく、そも聖餐式とは何かという一番重要なことで議論し、ここから、当然ながら、十字架の贖罪のことに展開し、更に、キリスト論へと議論が深められるならば、無駄ではないだろう。大いに聖書に聞きながら、徹底的……
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