【4611号】教区コラム 京都教区

宣教連帯の再構築を目指して

望月修治

今「宣教連帯」のあり方をめぐる再検討が京都教区の大きな課題の一つとなっている。京都教区に
属する七六の教会・伝道所の中で、地域の過疎化、高齢化による会員の減少、また教師が高齢となり退任した後、後任の教師を招聘することが困難な状況に立ち至っているところがいくつかある。
この夏、教区三役でいくつかの教会を問安した。ある教会では「この前の日曜日の礼拝出席者は五名、そのうち三名は牧師と妻そして母でした」との話を聞いた。「教会員の人数は少なくなってきており、教会を維持すること自体、困難を覚え始めている。しかしこの地域には他に教会はなく、この教会がなくなれば礼拝をする場がなくなってしまうから、私がここにいて灯火を消さないことが大事だと思っている」との教師の言葉が重く響いた。
このような状況に教区はどのように連帯していくのかが問われている。京都教区は一九九二年に「宣教連帯(教職謝儀補助)」(デナリオン献金運動)システムを発足させた。これは「京都教区宣教基本方策・方針」に基づき、教区内の全信徒・全教師が祈りと献財をもってこの運動に参加し、教区内のいずれの教会・伝道所の使命と宣教の炎も消すことがないように、互いに支え合い、協力することを目途としたものである。この基本精神に立った宣教連帯の再構築のために、何より七六の教会・伝道所が互いに今の課題や状況を知り合うことが求められている。
(京都教区総会議長)

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