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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4603号】宣教協力実質化は信頼関係構築から 在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会

2006年5月27日
在日大韓基督教会と日本基督教団との宣教協力委員会が三月二二日から二三日にかけて、「両教会の宣教課題と宣教協力」とのテーマのもとに山梨県の石和で開催された。宣教協力委員会は毎年開催されており、今回で第四二回となる。両教団の役職(在日大韓基督教会五名、日本基督教団八名)が集い、宣教の課題を協議するのである。開催のお世話役は交互にしており、今回は在日大韓基督教会が担当している。 開会礼拝では李聖雨総会長が創世記26章のイサクの井戸掘りから、与える余裕を示し、「在日大韓基督教会は日本基督教団から多くを与えられていたが、いまや与える教会になろうとしている。余裕とは多くあるというのではなく、共に生きようとする姿勢である。そのことで神の前に有益な教団となることができる」とメッセージを述べた。 第一日目の夜は三月に神戸で開催された宣教方策会議について岩﨑隆宣教委員長が報告を行った。続いて山北宣久議長が……

【4603号】「奄美伝道50年」主題に研修会 九州

第56回九州教区総会は、五月三~四日、福岡市の九州キリスト教会館を会場に開催された。 総会前日二日夜には議員研修会を開いた。「奄美伝道50年」を主題として、西畑望九州教区議長の発題、奄美地区の議員による教会紹介をおこない、九州教区にとっての奄美伝道がどういうものであったかを話し合う時が持たれた。 総会開会礼拝の説教は小久保次郎牧師(久留米櫛原)により「成り立たない状況に立つ神」と題して行われた。 宣教協力している在日大韓基督教会西南地方会、宣教協約を結んでいる韓国基督教長老会群山老会の皆様と聖餐式を共にできたのも喜びであった。 礼拝後、正議員二五〇名中一九四名、准議員二一名の出席が確認され、開会が宣言された。 議案では次の二件が可決された。①受允者承認に関する件。議場での承認後、四名の准允式が執行された。 ②次期九州教区宣教基本方針に関する件。来年の教区総会に向けて、宣教基本方……

【4603号】祈り合い支え合いつつ歩む 四国

第64回四国教区定期総会は、四月二八日から二九日まで、高知教会を会場として開催された。議員一五四名中一二一名(開会時)が出席した。 開会礼拝・組織会の後、議長メッセージがなされた。野村忠規議長は、教区各教会は大変厳しい現状の中で伝道の歩みを進めているが、このような時こそ、祈り合い支え合いつつ歩む教区の取り組みを進めていかなければならないと述べた。 第一日目は主に昨年度の報告がなされた。その中で、新たに発行される各教会を祈りに覚える冊子「祈ろう四国教区の教会」について説明がされた。また、質疑の中で、昨年度の教区謝儀規定付表と付表の基となる公務員給与表の間に齟齬があったことについて丁寧な報告を求める意見が出され、互助の実施等でどの様な影響があったかを確認し各教会に報告することとなった。 第一日目の議事の後、「祈り合う群れとしての教区」との主題で、協議会が行われた。高知中村教会(互助を新た……

【4603号】「宣教連帯」で協議会、具体化へ 京都

第70回京都教区総会は、五月三・四日の両日、洛陽教会で正議員一五七名中、開会時一一三名が出席して開催された。 佐原英一議長が三月、健康上の理由から辞任したため、望月修治副議長が議長代行として議事を進め、議長報告を行った。教区の抗議と要望に対して教団常議員会が無視するという、強権的な姿勢に対抗し、昨年に引き続き、今総会も教団問安使を拒否したことが報告された。また、議長報告の質疑から、山北宣久議長の教区総会への挨拶の(2)「正しい聖礼典の執行」、(3)「合同のとらえなおし」を巡って、厳しい抗議が出され、抗議文を作成し教団宛てに送付する事が常置委員会に付託された。 議長、副議長選挙が行われ、議長に望月修治氏(大津)、副議長に井上勇一氏(洛南)が選出された。書記には、大澤宣氏(紫野)が選任された。期間は、残任期間の一年。 今総会の重要案件の一つとして、常置委員会に付託となっていた「宣教連帯(……

【4603号】荒野の声

▼右肘痛で苦しんでいる。利き腕だから、日常のあらゆる所作で悲鳴を上げる。それ程に痛い。寝返りを打つ時に、自然、布団を持ち上げる、その度に激痛が走る。当然目が覚める。目が覚めると、自然、いろいろとよもやまごとを考えて寝付けない。当然、寝不足になる。困ったことだ。▼ビンのふたをねじっただけで激痛。そこで工夫をする。左手を支えに、右手でねじる。痛い。逆にする。もっと痛い。意外な発見をする。誰もが、利き腕ではない方で支え、利き腕で細工する。ところが、利き腕よりも、そうではない方に力がかかっているのだ。▼ここまでパソコンを打っていたら、右手に激痛、ところで…左手は別に痛まない。と思った瞬間、左手の肘に違和感が。▼当たり前のことだが、左右の肘のどちらがより重要ということはないだろう。互いに支え合い、協力し合い…あまりに当たり前過ぎて、理屈にもならないか。▼ところで、何故右肘だけが痛むのか、右肘だけを酷……

【4603号】憲法第9条『改正』反対建議採択 大阪

第51回大阪教区定期総会は五月三日(水)~四日(木)にかけて、大阪女学院ヘールチャペルにおいて開催された。三日の開会時には正議員総数二九〇名中二三五名の出席があり、教区規則第十八条に従い総会は成立した。 今総会において承認、並びに可決された主な議案は次の通りである。第一日目。「二〇〇五年度決算承認に関する件」、賛成多数で承認。「二〇〇六年度予算案に関する件」、賛成多数で承認。「三号議案に関する件」、継続審議。「『大阪教区に提出された訴願の取り扱いに関する内規』に関する件」、賛成多数で承認。「負担金算定基準変更に関する件」、賛成多数で承認。第二日目。「日本基督教団と沖縄教区との関係回復に関する件」、質疑の後採決され、議員数一五五名中賛成九一名で可決。また、総会第一日目に「大阪教区第51回総会は日本国憲法第9条『改正』を反対する」が建議として提出され、建議請願審査委員会において審査された後、……

【4603号】「連帯」への祈りのうちに 北海

五月二日・三日、札幌教会を会場に北海教区第66回定期総会が開催された。 「実を結ばせる枝として」と題する説教に導かれた開会礼拝において、清水信浩(名寄)、三浦亮平(栗山)両教師の按手式と梅田憲章(札幌中央)、中田美歌(滝川二の坂)両教師の准允式が執行された。 開会礼拝に引き続き、西東京教区との宣教協約締結式が行われた。これは、昨年の両教区の総会において第五期協約(二〇〇六~二〇一〇年度)締結が可決されたもので、これまで四期二〇年間にわたって取り組まれてきたものである。道北地区オホーツク伝道圏(興部伝道所)伝道支援とワークキャンプをはじめとする交流が続けられてきたことの豊かな恵みが、吉岡光人西東京教区議長と小山哲夫興部伝道所信徒から証しされた。 四年の任期を終えた山本光一教区幹事が再任された。広大な地域に六五教会(内一教会休止中)が点在し、牧師招聘が困難な小規模教会の多い北海教区にとっ……

【4603号】教区総会報告① 北海・大阪・京都・九州・四国

光は、闇の中に輝き出で 日本全土を覆う暗雲が、教団の頭上でより濃いものとなり、逼塞感が私たちを捕えている。闇の中、足下を確かめつつ一歩ずつ歩むのが精一杯で、将来を展望すると不安になる。しかし、一方では、各教区の真摯で具体的な取組が始められている。効果が見えるのは随分先のことかも知れないが、「あなたの光は、闇の中に輝き出で…イザヤ58:10」、この御言葉が成就する日を待ち望むのみ。

【4601・02号】日本宗教連盟

2006年4月29日
離脱していた「日本キリスト教連合会」に印紙税問題を機に復帰、再加入したが、この度、そのつながりで日本宗教連盟の理事長に教団総会議長が就任することとなった。 日本宗教連盟とは日本キリスト教連合会のほか「教派神道連合会」「全日本仏教会」「神社本庁」「新日本宗教団体連合会」が加盟して構成している。 任期一年にて五つの団体が輪番制で責任を担っている。以前はカトリックの白柳誠一枢機卿が理事長をつとめられた。 昨今の公益法人制度改革に伴う宗教法人への影響、不活動宗教法人問題、環境問題、生命倫理や青少年問題、さらには宗教と教育の諸問題を日本宗教連盟としてシンポジウムや講演会などを開催しつつ取り組んでいる。 日本宗教連盟の構成団体からして天皇制、日の丸・君が代問題、靖国神社問題や歴史理解が右寄りで大丈夫なのかとの心配もあろうかと思う。 こうした問題の論議は当然のことながら緊張にみちたものとなるが……

【4601・02号】人ひととき 嶋崎紀代子さん

ハンセン病患者救済に携わって60年 嶋崎さんがハンセン病救済に目覚めたのは、医学生時代、多摩全生園を見学したのがきっかけだった。「こういうところで働きたい」と強く思ったそうだが、第二次大戦中、社会の偏見差別が強かったころで、周囲からも反対があったと、嶋崎さんは淡々と述懐してくれた。 自ら、そこで働くことを断念した代わりに、嶋崎さんは、医業に専念した六〇年ほど前から、一九二五年に賀川豊彦牧師らが設立した組織(七二年、現在の日本キリスト教救癩協会に改組)に関わって救済事業に取り組み始めた。医師としての激務、子育ての中で続けられたのは、三年前に亡くなった医師の夫君ら「家族や教会の友人が愛と祈りで応援してくれたから」という。嶋崎さんは六六年から評議員、理事を務めた後、九〇年に第六代理事長に就任した。 協会は七三年から韓国のハンセン病患者救済に乗り出し、これまでに五三棟の老人ホームを建設し……
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